BEATLESS5話の感想・考察・解説!ケンゴがhIEとアラトを嫌う理由

どうも、BEATLESS担当の汐川です!

いやはや~、4話はケンゴがまさかのテ口参加!っていうところでヒエーッとなって終わりましたが……今回5話は色々と考えさせられる回となりましたね……。

BEATLESS(ビートレス)の感想・考察・解説記事まとめ
はじめまして!今期より参加させていただきます、汐川です。 BEATLESS(ビートレス)を担当させて頂くことになりまし...

うーん、現実にありえないとは言い切れない部分もたくさんあるのがこの作品の怖いところなので、視聴しながら複雑な気持ちがじわじわと……。

今回は用語的な難しさとは違って、世界観から人間とモノとを考えるっていうような奥深さが重要だったと思うので、そのあたりをじっくり振り返ってみようと思います。

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抗体ネットワークの理念

BEATLESS 抗体ネットワーク

©2018 長谷敏司・redjuice・monochrom/KADOKAWA/BEATLESS製作委員会

抗体ネットワークを組織したのは誰だ?って考えたいところですが、こうなると紅霞が組織したと言ってしまっていいのかなと思いました。

さて、人間を尊重しよう、そのためにhIEは排除すべきっていうのが基本的な考え方である抗体ネットワーク

人間を守るっていうのは、人間が築いてきたものすべてを大事にせないかん!ってことなわけですが……なるほど、その考え自体はおかしくない。

こういう世界ですから、そういうふうに考える人間もいていいと思います。

ただ、この理念に従って行動している人間たちですら、hIEである紅霞に指揮されてるんだからおかしな話になっちゃうんですよね。

前回も言いましたが、主張そのものは分かるんだけども、実現するための行動をhIEに託している時点で破綻してしまっているという……。

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スノウドロップの能力

スノウドロップの能力といえば、機械をおかしくさせるものでしたよね。

BEATLESS スノウドロップ

©2018 長谷敏司・redjuice・monochrom/KADOKAWA/BEATLESS製作委員会

ところがどっこい、この能力はもっと奥が深そうだったぞ!

どうやらhIEを自分に取り込むことができるようで、警備用hIEをカスタマイズ()してました。

とりあえずhIEとしましたが、機械を操れるわけですから、ありとあらゆる機械を取り込んじゃえるのかもしれないですね。

スノウドロップは「進化の委託先」としての道具とされているので、この取り込んでカスタマイズしちゃえる能力っていうのはスノウドロップが一度自分に取り込む(委託されて)新しいかたちにできるっていうことなのかな……?と思いました。

う~ん、どうでしょう?

ケンゴのhIE嫌いの本質

ケンゴはやっぱりhIEのことが嫌いでしたが、それはただhIEを受け入れられないというわけではなかったですね。

BEATLESS 村主ケンゴ

©2018 長谷敏司・redjuice・monochrom/KADOKAWA/BEATLESS製作委員会

hIEが嫌いというよりも、人間が好きだからhIEの存在を受け入れられないというほうが正しいと思います。

「人間の方が好き」という発言からも、hIEがどうのというより、人間側の心構えというか、受け入れ方に問題があるっていう考え方。

フランスの思想家・パスカルの言葉に、『人間は考える葦である』というものがあります。

さら~っと説明すると、人間って存在としては弱っちいけど考える力っていうすごい能力を持ってるんだぞっていう意味です。

ケンゴは人間には考える能力があるのに、その能力を使わずに思考停止してhIEに全部任せてるのが信じられん!考えろよ人間だろ!!って思ってるわけですね。

なので、なんのために戦ってるんだって聞いてきたアラトに「オメー嫌いなんだよ!!」って言ってたのは、アラトがhIEを尊重する態度を何度も見せてきてたからでしょう。

BEATLESS 遠藤アラト

©2018 長谷敏司・redjuice・monochrom/KADOKAWA/BEATLESS製作委員会

最終的にアラトが「友達の命の重さ」と言ってケンゴの手を離さなかったことがケンゴの胸を打ったのは、もしかしたら自分もタヒんでしまうかもしれないのに、hIEに任せることなくアラト自身が手を差し伸べたことかな?と思います。

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紅霞がケンゴをオーナーに望む理由

BEATLESS 紅霞 村主ケンゴ

©2018 長谷敏司・redjuice・monochrom/KADOKAWA/BEATLESS製作委員会

紅霞はほんとケンゴをオーナーにすることちっとも諦めないぜ!

というのも、ケンゴの考え方の根本が明らかになったところでちょっと納得。

ケンゴはhIEの支配下に置かれている人間たちへの嫌悪感を持っていますよね。

これを理由に、圧倒的多数の人間たちと戦うという意思があるから抗体ネットワークに参加している。

この戦う意思というのが重要なのでは?

紅霞は「人間との競争に勝つため」の道具ですから、ケンゴのこの気持ちを叶えるためのhIEとして彼をオーナーにしたいと思っているんじゃないかなと。

ミコトの発言から考える政治のマニュアル化

BEATLESS ミコト

©2018 長谷敏司・redjuice・monochrom/KADOKAWA/BEATLESS製作委員会

hIEは人間の望みを叶えるようにプログラムされているので、人間が思ったことに対しては自動的に「オッケー叶えるわ」っていうふうに行動してしまうわけですよね。

ミコトが言っていたように、もし戦争をするかどうか?となった時に人間たちの意見が「戦争する!」って大きくまとまった場合、本当に戦争する必要があるのかとか、もし戦争したらどうなるか?とかってことはまず考えないで、とにかく戦争をすることを目的にして行動してしまう。

政治家hIE・ミコトができることは、あくまでも人間たちの意見をまとめてその主張が通るようにするだけなので、それを叶えることによって起こる事態には責任を取らない。

これはどんなhIEにも共通していることですね。

責任はオーナーが取るっていう。

政治に本当に人々の意見が反映されるというのは良いことのように聞こえますが……収拾つかなくなるのは目に見えてますよね。

あらゆることをマニュアル化して、その通りに作業していくことは単純作業に当てはめれば効率は上がるし、失敗もないでしょう。

もし失敗があったとしても、それに対するマニュアルがあればもう同じ失敗は繰り返さないで済みます。

でも、たとえば政治のように絶対的な答えがあるものでない場合、その答えを出すまでの作業をマニュアル化することはできないですよね。

仮に無理に法則を作って当てはめたとして、その答えを出すまでにも複雑な過程を必要としているわけなので、予想外の例外に対応することはまずできないと思います。

ミコトはそういったことまで理解していたようですが、hIEはあくまでも人間の望みを叶える“道具”ですから、それから外れることはしなかったでしょう。

hIEは人間社会を便利にするだけの道具という考え方ですが、ここまできてしまったらアラトが言ったように便利という言葉で片付けられるような問題ではないですよね。

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BEATLESS5話の感想

ひゃ~~今回は自分の考えをまとめるっていう意味での難しさがありましたね……。

この作品の設定として、考えなくちゃいけないことではあるんですが……うまくまとめるにはものすんごく頭使います……。

ただ、ケンゴのhIE嫌いっていうのにはしっかりした意思があったのでよかったなと。

パスカルの言葉を出しましたが、やっぱり人間が人間であるためには、考えるっていう機能をきちんと使うことにあると思うので……個人的には、この世界観での思考停止状態の人間たちはそういう意味では“人間”とは言えないんじゃないかな?っていう気持ちがないこともなかったんです……。

でも、ケンゴの主張っていうのをちゃんと聞けたので、考えることを捨てちゃった人間だけの世界と言い切ったらダメだな、と考えを改めました。

一応ケンゴのことはひとまず解決として、別で動いてる遼の方はどうなるんだかな~?という。

遼も遼でこじらせてる感があるので……。

博多豚骨ラーメンズ(こちらも担当しています!)も新しい流れになってきているので、気持ちを新たにして頑張る所存です!

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話が進むごとに色んな方面に複雑化していますが、どちらも楽しく観れているので次回がすごく楽しみ……。

頭の中をうま~く整理していきながら、どんどん考察していきたいと思います!

それではまた、6話の記事でお会いしましょう~!汐川でした~~。

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コメント

  1. 名無し より:

    大量の情報を処理しきれなくなると思考力が低下する
    そんな時 機械は応答しなくなるが
    人間は与えられた情報をうのみにしてオウム返しをしはじめる
    思考を介さず パブロフの犬のように
    画一化されたテンプレートな回答を返すようになる

    現象として今 実感する このアニメにアナログハックされている

    • shiokawa より:

      名無しさん、コメントありがとうございます。汐川です!
      キャパオーバーの先にある思考停止、そこからのオウム返しというのは怖いですね。
      このアニメをどう捉えてどう観ていくか?という姿勢も大事だと思いました!

  2. ハーメルンのコメント書き より:

    このアニメが公式サイトや作者ツィッターで他のアニメより多くの情報を流していくスタンスなのは
    人は騙されたと気づくと怒り出す性質のためなのでしょう

    作家という職業はウソを語って収入を得るという側面を持ちます
    アナログハックという題材をあつかうため作品内では多くのウソが語られます
    情報の制限や偏向で思考を誘導しています

    フィクションを楽しむ作品において
    これらは不可分であり
    大きなマイナス要素であると思います

    多くの人が楽しくアナログハックされるよう私は希望します

    • shiokawa より:

      ハーメルンのコメント書きさん、コメントありがとうございます。汐川です!
      制作側に対する「なぜ?」を考えてみるのもおもしろいですね!
      もしかしたら私たちに訪れるかもしれない未来であるとすれば、今考えておくべきことを提示されているのかもしれません。
      楽しくアナログハックされながら学びたいと思います……。