十二大戦6話の感想・考察・解説!それぞれの獣石所持数と敗因

ごきげんよう。模造紙です。

2週連続で敗走者ゼロという、奇をてらった展開に視聴者を驚かせた十二大戦。6話の今回は巻き返しを図ったというか予想通りと言うか、一気に脱落者が3名も!

前話の回想担当だった必爺【未】に至ってはAパートでやられちゃうという、なんともあっさりした幕切れでした。

砂粒【申】は相当腕も立つようだし、敢えて干支逆順に脱落するであろう法則性を無視し、イレギュラー的に最後まで優勝争いに残るのかと思いきや、そこはパティーンを崩さずに彼女も脱落してしまいました。

残念ながら、個人的に押していた迂々真【午】も様々な要素が重なって不遇の結末を迎えてしまいました。

今回は、【未】【申】【午】の3戦士それぞれの敗因ポイントは何だったのかについて、考察を進めて参りたいと思います。

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必爺【未】が負けた理由

己のランキング付けを過信した故の油断

未は、人を欺くことに長け、弁が立ち、観察力、洞察力は若い戦士と比較すると遥かに優れています。

十二大戦 必爺

©西尾維新・中村 光/集英社・十二大戦製作委員会

経験の積み重ねと老練さが、彼の最大の能力と言えるでしょう。

前回5話の未の回想でも、他の戦士は若いというだけで戦い抜くスキルは老いた自分よりも上位にあり、単純に、戦闘能力のみで若者に勝つことは難しいと分析していましたね。

その上で、他者にはない歳を重ねた自分だからこそ獲得した力で、戦闘を有利に進めようと思案を巡らせていました。

彼は、客観的かつ冷静に十二支の戦士のランキング付けを行っていましたが、寅に対して用心深さが足りなかった、そして若い女性という見た目と、酔っぱらっている様子から、集中力が削がれ油断してしまったことが、敗れてしまった大きな原因であると考えられます。

十二大戦 妬良

©西尾維新・中村 光/集英社・十二大戦製作委員会

視覚から獲得する情報というのは、他者の印象付けにも大きく役立っており、寅は弱そうで若くて女という外見と、酔っぱらって隙だらけという、おおよそ牙をむいて噛みつきそうではないというイメージを植え付けることに成功したわけですね。

相手が寅だから簡単に負けた?

これが寅ではなく別の男性の戦士であれば、もう少し慎重に行動し、油断はしていなかったと思います。

未のような高齢者世代が持つ好ましい女性像(女は慎ましくあるべき、肌の露出はおさえるべきといった)から寅が悉く逸脱していたため、さげすみや嫌悪の感情も手伝い、冷静な判断力が欠けてしまったのでは?

そして、酔拳の使い手とは想像しがたい外見、「能ある鷹は爪を隠す」が一瞬頭をよぎりつつも、自身が判定した最下位ランクに一切疑問を持たなかったのは、やはり浅慮であったとしか言いようがありません。

十二大戦 妬良

©西尾維新・中村 光/集英社・十二大戦製作委員会

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砂粒【申】が敗けた理由

平和主義を突き進めてしまった

彼女の大きな敗退理由――平和主義者であるからこそではないでしょうか。

十二大戦 砂粒 憂城

©西尾維新・中村 光/集英社・十二大戦製作委員会

相手をコ口さず、生け捕りにして、そこから平和を説いて停戦に持ち込むことが、彼女の戦いの下地にあるため、出せる力の全てではなく、どうしても手を抜いて(コ口さないように)戦闘することになってしまいます。

そして、単体での卯の戦闘能力はイマイチであると、彼との手合わせから感じ取るわけですが、これが更に手数を押さえて、思考へ力を注ぐ割合を増やすきっかけになったと考えられます。

平和主義者の砂粒は、共闘が無理な相手だから排除することはしません。

力半分でも相手の攻撃をさばき切れるから、何とか上手く彼の暴走を止められないだろうかと考えたのですね。

卯の異常性を見誤った

十二大戦 砂粒

©西尾維新・中村 光/集英社・十二大戦製作委員会

砂粒は終始有利な態勢でしたが、卯はネクロマンチストで操作した巳の頭部の視覚情報により、本来なら見えていないはずの砂粒を、背中を向けた状態で貫くことに成功します。

とんでもない達人技なわけですが、背後を預けるお友達がいることで完成する技。

奇異の塊であり、こちらの投げかけた言葉に反応を見せない卯が、まさか頭を使った妙技を仕掛けるはずがないという油断一対一なら負けないという己の体術への過信が、身を滅ぼす結果になってしまいました。

というか、申さんは卯に負けちゃったから、ゾンビ化しちゃうの?それってやばいんじゃ……。

「初めて会った時から、君のことずっといいと思ってたんだ」の台詞が意味深ですよね。

結局、廃ビル会場で申の呼びかけに卯が挙手したのは、平和主義に賛同したからでなく、申に対して個人的に親密な関係を築きたいと思っていたからなのかな?

迂々真【午】が敗けた理由

肉体のみをひたすら改造してしまった

過去の苦い経験から、強さ=鉄壁の防御力という結論に達し、改造人間のごとく、ただただ己を肉体改造(物理的、薬の投与)し、何物にも貫かれない防御力を手に入れた午。

しかし彼のメンタルは弱いままだったようで、わけがわからない強さの丑に追い込まれて傷つけられたことにより、自信を失い戦意喪失して身を隠すことに。

「健全な肉体には健全な精神が宿る」という言葉はメジャーですが、それと似た「強靭な肉体には、強靭な精神が宿る」というフレーズを耳にしたことはないでしょうか。

これは、過酷な修練で鍛えぬいた強靭な肉体には、その厳しい鍛錬を乗り越える過程で身に付いた強靭な精神力も宿っているという意味があるそうです。

午の場合も、真摯に鍛錬を重ねて己を痛めつけた努力の末に、最高の防御力を手に入れたわけですから、相当の自信があったに違いありません。

これは考察にすごく悩むのですが、恐らく、超人的な強さの丑相手でなければ、こうも容易くメンタルがバキバキに折られなかったのではと思うのです。

相手が悪かったと言えばそれまでなのですが、午は元来、優しい性格の持ち主のように描かれていますよね。序盤は平和的で友好的な解決策はないだろうかと考えている描写もありましたし、自分の防御力をひたすら高めたのも、相手も自分も傷つけないためではと考えられます。

巳の強襲を押し付けられた午

また午は凄くお人好しで、とばっちりを受けやすい人物に見受けられます。改造人間化のくだりも、実のところ研究材料として利用された節もあるのでは?と穿った見方をしてしまいますね。

午を直接的に手にかけたのは、ゾンビ化した巳で、潜伏していた場所を炎上させて酸欠にしてしまったからなのですが、元々は巳に追われていたのは子です。午が隠れている場所に子が逃げ込み、上手く午に追手をなすり付けたということになります。

十二大戦

©西尾維新・中村 光/集英社・十二大戦製作委員会

このエピソードで、実に子の人物像が掴みづらくなってしまったのですが、意図的に追撃の手を他者に擦り付けたという解釈であってるのかな?

十二大戦 迂々真 午 寝住 子

©西尾維新・中村 光/集英社・十二大戦製作委員会

平和主義者の申が敗走し、自分ひとりで十二大戦を勝ち進む必要が出てきたため、他の戦士を利用してでも生き残るという戦法にシフトチェンジしたといったところでしょうか?

若いけど、子のほうが午に比べてメンタル強いですよね……ハングリー精神が備わっているというか。

生き残りたいという強い気持ちがあるからこそ、他者を切り捨ててでも自分が優勝者となる道筋を、何度も繰り返し求めたのでしょう。

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タヒに恐怖を感じ逃げを選択した午と、他人に迷惑をかけてでも生き残ることに固執した子。それがふたりの生タヒの分かれ目だったのかもしませんね。

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十二大戦6話感想

とうとう女子が寅さんだけに!

酔拳の使い手で爪で相手を攻撃するのは確かな様子。vs未だから今回の戦法は有効で勝利しましたが、今後は一筋縄ではいかず苦戦しそうな予感がします。

残る戦士は【子】【丑】【寅】【卯】【辰】の5人。

石を所持している数は、子が1個、丑が3個、寅が2個、卯が3個、辰が2個ですが、一発逆転がありそうなので、毒が身体に回るかどうかが重要なポイントで、所持個数はそこまで気に掛ける必要はないのかも。

午さんは建物炎上で酸欠タヒした様子ですが、石はゾンビ巳が回収したとして卯の所持個数にプラスされるのかな?

十二大戦 迂々真 午

©西尾維新・中村 光/集英社・十二大戦製作委員会

考察部分でもチラっと書きましたが、戦闘能力の高い申がネクロマンチストでラビット一味に組み込まれたら、卯が優勝する可能性が格段に上がってしまうと思うのですが。

卯の単体ではそんなに強くなさそうだし、ゾンビと分断して叩けばいいんだろうけど、残るメンツで共闘作戦が出来る気がしないのでww多分わけがわからない強さの丑vs卯で、卯は退場する形なのかなぁ。

物語序盤は回想と語りメインで、アクション要素が少なめ?と思っていましたが、戦闘シーンが増えてきて純粋なバトルものとしても面白くなってきましたね!語りとアクションの配分が良い感じです。

今回の午の過去回想の戦闘シーンも、めちゃめちゃ動いていてアニメーターさんの仕事量半端ない!

作画と戦闘の両方が安定して作り込まれている点も。十二大戦の大きな魅力ですね。

それではまた次回!

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コメント

  1. より:

    肉体改造していたはずなのに、なんで低酸素や真空状態でも活動できるように特訓していなかったのかが不思議。普通、溶鉱炉のマグマに晒されても耐えられるんだったら低酸素や真空でも活動できそうだけど。

    • mozoushi より:

      > Nさん
      コメント有難うございます!
      午は肉体改造しまくっていたので、勿論、低酸素状態でも息を止めたり、肺活量を上げる特訓もしていたと思います。
      メンタル強化が不十分であったために、子の言葉に囚われ潜伏場所が燃やされていることに気付くのが遅れてしまい、強化された肉体でも突破が不可能だったのではないでしょうか?
      彼に少しでも前向きな思考が残っていて、逃げない生への執着があれば結果は違っていたのかもしれませんが……。
      丑に出会ってしまったことが、彼の最大の不幸でしたね。

  2. まい より:

    模造紙さんの感想・考察、いつも楽しく拝見させていただいてます!
    放送をみて、ここを読ませていただいた上で質問があります!
    子が羊を探している、と分かるシーン(午に所在を訪ねている)がありましたが、羊を探している理由はなんだと思いますか!? 羊は敗退してしまったので、子が会ってどうこうということはなくなりましたが..
    探している理由を 自分も色々考えて入るのですが、ぜひ模造紙さんの考えを聞きたいです!
    よろしくお願いしますm( _ _)m

    • mozoushi より:

      > まいさん
      コメント有難うございます!
      午が籠城中に、子が緊急避難してきたシーンですよね。
      さらっと未の所在を尋ねていましたが、これまでの繰り返してきた大戦中(寝住がループしてると仮定して)に子と未の間に特別な関わりがあったのかなと思いました。
      子本人は記憶持ち越しのように匂わせていますし、未のとる行動や安否が、十二大戦の結果(寝住が生き残れるかどうか)に大きく作用するとかでしょうか?
      今回は、申&子でタッグを組んでいましたが、過去に未&子で行動を共にしていたとしたら元カノが今何をしているのか気にする感覚のようにも考えられますよね。
      子が今のところ、拗らせている中二病みたいな性格に描かれているので、人物像が掴みずらくてまだまだ不思議な点が多いため、考察も悩ましい限りです。
      あまり参考にならない意見ですみません!

  3. 謎楽園 より:

    今回の話で申がやられたのがいちばん意外でした。
    卯とタヒんだ巳の連携プレーがその敗因だとしたら、恐らく丑と卯(が操る巳ら敗者)が残って最終決選になる(か、毒で共倒れ)と思いますが、いかがでしょうか?

    • mozoushi より:

      > 謎楽園さん
      コメントありがとうございます。
      そうですね。キャラクター的にも戦闘能力的にも、申がこの時点で退場というのは理不尽な気がします。
      最後まで、卯とお友達に生き残り組は苦戦しそうですね。
      最終的には、丑と子と卯の三つ巴ではないかと、うっすら感じていますが、まだまだ先が読めないです。
      続きが楽しみですね!