やっぱり飛田マッドサイエンティストがやらかしに来たーー!!!笑
という予想どおりのクラルヴァインの行動に、謎の安堵を覚える天狼Sirius the Jaeger担当の模造紙です。
これはエフ様の命令なのか、それとも上司の意図を汲み間違えた部下の暴走か…?(果てしなく後者だと思うけど←)
物語の最終決戦地へ主要人物が集結しはじめた感が強い天狼9話…。
分かり易すぎる重要な伏線も飛び出し、次回以降クライマックスを迎えそうな気が!
それでは今回も気になった点について考察を進めて参ります。
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シリウスの匣に集う関係者たち
シリウスの匣の在り処と、ユーリィ&ミハイルの父・アレクセイの犠牲によって匣に封印が施されてしまったことは、詳細も含めて今回で確定しましたね。
シリウスの匣を求めるのは、当初はヴァンパイア勢だけかと思いきや、日本軍を始め、なんと欧米列強の諸国も水面下で探し回っていたという衝撃の事実。
おそらくは、外国がシリウスの匣を探しているという情報を入手し、日本軍は後から匣争奪戦に参戦したのでしょう。
聖櫃なんて眉唾物とはいえ、もしもの事態に備えて敵諸外国の手に渡るよりは確保しとくべしって感じなんでしょうね。
取引材料としても効果を発揮しそうですし。(実は意外と天狼の日本軍部って有能に描かれていますよね…アニメや漫画では珍しい描写では。けっこう上層部はポンコツに描かれがちw)
赤坂大尉が守り続けた約束
樺太に隠れ住んでいた赤坂大尉でしたが、その真実はユーリィの父・アレクセイとの約束を守るために、自ら行方不明になっていたというものでした。
▼パパ、初お目見えですがイケメンですよね…!!!ユーリィはママ似かな?

© Project SIRIUS/「天狼 Sirius the Jaeger」製作委員会
守り人を頼まれたとか、シリウスの匣の封印を解く何かを託された…とか王道展開かと思っていたら、「もう来るな」「誰にも言うな」という、心の声が聞こえ約束を真摯に守っていたという真相…。

© Project SIRIUS/「天狼 Sirius the Jaeger」製作委員会
▲この手の痣?を見たところ、赤坂大尉はシリウスの聖地に立ち入って封印を解きアレクセイを助け出そうとしたようです。
樺太に留まり続けたのは、彼なりにアレクセイを守り続けていたんですね
単に仕事を通じて知り合った間柄なら、きっとここまで一生を捧げることはできなかったでしょう。
最初は日本軍人として、上司の命令のままにシリウスの匣を探していた赤坂大尉もアレクセイという人物の生き様に魅力を感じ、目を背けられなかったからこそ、軍人の地位を捨ててまで、ずっと樺太で友人を守っていたんですね。
今回、友人の息子のユーリィと後任の伊庭が訪ねて来たことで、赤坂大尉を縛っていた業から解き放たれたようでした。
ユーリィたちの去り際、軍帽を被り敬礼する赤坂大尉。

© Project SIRIUS/「天狼 Sirius the Jaeger」製作委員会
おそらく本土に戻って軍に復帰も可能でしょうが、きっとこのままシリウスの聖地の傍で過ごしていきそうな気もします。
この敬礼は、赤坂大尉の軍人としての最後の敬礼だったのでしょうね。
スポンサーリンクシリウスの匣の封印を解くカギとは?
多大な軍事力を誇る欧米列強諸国や、ヴァンパイアなどの人外に匣を渡さないため、そして家族や同胞を危険にさらさないために、アレクセイただひとりが犠牲になり、シリウスの匣に封印を施しました。
ただ、封印には解除が付き物です。
古文書にはおそらく解除方法も記されているはずで、ドックヴィルに立ち寄ったヴィラードたちの目的は解除方法に通じる何かかもしれませんね。

© Project SIRIUS/「天狼 Sirius the Jaeger」製作委員会
もちろん、過去の罪と向き合うこと、そしてシリウス一族の弔いも目的には含まれているでしょうが。
▲涼子お嬢さまがシリウスの匣のカギなんじゃないか?と、事前記事やらその後の記事でも書いていたのですが、お嬢さまのキャラwと立ち位置的には微妙なヒロイン力を発揮したままで終わりそうですね 笑
素直に、ヴァンパイア化して封印が解けなかった兄に代わり、弟のユーリィが封印解除する流れが可能性としては大でしょうか。
しかし、シリウスひとりの命を捧げた封印をそんな簡単に破れるのか?っていう疑問を残ります。
タヒんでいるか生きているかわからない?
赤坂大尉が言った言葉ですが、アレクセイはシリウスの匣と共に眠っているだけ=封印と考えるなら、タヒんでいないってことになりますよね。
心の声が聞こえて「近づくな」「誰にも言うな」と言われたと言っていますし、匣を封印する代償に存在が消滅したわけではなさそう。
お約束展開な、肉体はなくとも思念体だけが残っているとか、封印したと同時に肉体の時の流れも止まって仮タヒ状態にあるとか…そして親子の感動の再会…!!!を期待しています。
スポンサーリンクヴァンパイアを襲うタヒの病とは
ヴァンパイアの若き王・エフグラフが固執するシリウスの匣――。
彼がシリウスの匣を欲して止まないのは、ヴァンパイアに蔓延する病気を収束させるため。
「タヒの暗晦」とエフグラフも言うくらいなので、治療法がなく放置すると一族滅亡しちゃうっていうのは決して大袈裟じゃないのでしょう。
切羽つまった感を全く見せないエフグラフですがかなり焦っている…のかも?
同じ飛行船内で、しかも給仕をさせる程度の近い距離にいた眷属が発症したくらいなので、空気感染するなら普通に他のヴァンパイアたちにも伝染していそう。
なぜ主人の命令を聞かなかったのか?
さて今回、流行り病を発症して暴走したヴァンパイア。
ミハイル兄さんの今後を示唆する大きな伏線でしたね。
この病はいきなり吐血して自我を失い、最終的にはタヒに至るってことみたいですね。
そして問題なのが、血の盟約を交わした主の命令が効かなかった点です。
▼ミハイル兄さんも「今のは一体…」ってなっているので、不可思議なことに気付いた様子。

© Project SIRIUS/「天狼 Sirius the Jaeger」製作委員会
近距離であれば、主の命令に力づくで従わされることは前回のミハイル兄さんで確証されています。
件の病を発症したヴァンパイアに主であるタマーラの自害の命令が届かなかったのは、血の盟約を交わしていたとしても流行り病による暴走時なら、支配や洗脳が適用されないってことでしょう。
つまり、上位種のヴァンパイア――ミハイルにとってはエフグラフに逆らう唯一の手段が、タヒの暗晦とされる流行り病だと考えられます。
タヒの間際ならエフグラフの支配から抜け出すことが可能であると気付いたであろうミハイル兄さんが、どんな選択するのか…もはや言わずもがなですが、同時に行きつく先はタヒであることも明示しています。
刺し違えても弟とシリウスの匣を守るために…!!!って考えていそうですよね。
やはり、EDのような幸せな結末は無理なのか…(震え)
スポンサーリンク天狼9話の感想
ユーリィは本当に幸せな子…。
シリウス一族最後のひとりと言いつつも、父親代わりだった敵サイドの兄さんからはあからさまwに守られているし、実の父以外にも養父(ウィラード)からも大事に想われている…。
、
ウィラード組が家族みたいに見えてくるんですか私だけですかね…ドロテア姉さんとかめちゃめちゃ理解ある長女って感じで 笑
そして数奇な巡りあわせ(?)で樺太に来ちゃった涼子お嬢さま! 笑
追っかけてきた直江父に見つかりそうになって伊庭少佐を追ったら樺太に…ってコントか!wしかも父は娘のいないロンドンに行ったとか気の毒過ぎる。
終盤になって、一気に伊庭少佐の見せ場も増えそうで黒髪切れ長イケメンが好きな私としては、彼の動向に大注目しています!

© Project SIRIUS/「天狼 Sirius the Jaeger」製作委員会
お嬢さまの「さすが帝国軍人さん!」には全文同意。さすてい!!www
それではまた次回記事でお会いできますように!
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