デビルズライン3話感想・考察・解説!女スナイパーが抱える鬼の心

今回は恋愛要素が本気出してきた感強かったですね~。

デビルズライン担当の汐川です!

安斎イケメンかよ~~!付き合おうって言葉なしに手を出しすぎでは??と思いつつ、女子がキュンとくるところを狙い撃ちしてくるあたり、ただでさえ「いいな」って好意を抱いてるんだから、つかさもオッケー!ってな気分になっちゃいますかね……。

その一方で、今回も考察できる要素は割とあったかなと思います。

前回2話では“悪意”をテーマに考えてみました。

デビルズライン2話の感想・考察・解説!鬼の吸血欲=好意の可能性
いや、夢なんかーい!という感じで始まった第2話ですが……一気に恋愛色強めになりましたね。 ちょいちょいツッコミたくなるよう...

3話は“心の在り方”がテーマだったと思います。

というわけで、今回起きた事件を振り返りつつ考えていきます!

スポンサーリンク

鬼・片桐から考える人の心

デビルズライン 片桐

©花田陵・講談社/デビルズライン製作委員会

「私は鬼にはならない」という片桐のセリフから、まず心には二面性があるということを考えなければいけないなと思いました。

良い人と言われる人が常に良い人かというと、それはイエスとは言い切れないんじゃないかな?というわけです。

良い人だって、何か(誰か)にイラッとすることがあるのは当たり前のことだし、好きじゃない人、嫌いな人がいたっておかしいことなんかじゃありませんよね。

逆に、人から良くない・悪いと言われる人も、常に悪い人なのかというとそれも違いませんか?

常に善の心のみで生きていくことは難しいし、逆に悪の心のみで生きていくこともできないんじゃないでしょうか。

誰だって良い面だけ、悪い面だけとは言い切れない。

だって人の心にはどちらの面もあるから。

それは鬼でもヒトでも関係なく、個人個人に言えることのはずですよね。

現に、鬼である片桐がヒトを傷つけてしまった時の心情から、心の複雑というのが見えた気がします。

ヒトを傷つけてしまった時の心情

デビルズライン 片桐

©花田陵・講談社/デビルズライン製作委員会

片桐が“血を見たらすぐにその場を離れる”ようになったことのキッカケとして、過去にヒトをむちゃくちゃにボコってしまった……という出来事がありました。

ヒト同士での殴り合い、鬼同士での殴り合いなら、もしかしたら状況は変わったかもしれませんが、片桐の相手はヒトだった。

そして鬼の身体能力ゆえに、ただのケンカとは言えないような一方的な暴力になってしまったんですね。

さらに、片桐はこの時、相手の血を飲んでしまった。

鬼の性質からして、そうなってしまったことはまぁ分からん話じゃありませんよね。

けれど、相手は片桐の嫌いなヤツだった、というのが注目する点です。

ヒトの血を啜ってしまったという時点でショックだったでしょうが、相手が嫌いなやつだったというのが片桐にとっては見逃せないところだった。

鬼だということを除いて単純に考えてみると……とりあえず誰でも、自分が嫌いな相手には弱味を見せたくないとか、頼りたくないって気持ちが少なからずあると思うんです。

だから片桐からすると、弱味を見せたくない=絶対に血なんか飲みたくないってことになるんじゃないかなと。

それなのに、血を前にして理性を失ってしまった結果、嫌いなやつの血なのに飲んでしまった

ヒトの血を飲んでしまったことだけでなく、それが嫌いな相手だったのに自分の意思でどうにかすることはできなかったというのが、片桐にとってはプライドを傷つけられたような気持ちになったんじゃないでしょうか?

これは鬼だからというより、人の心の動きとして、さほど珍しいことではないかと。

スポンサーリンク

飲食店サツ人事件で見えたこと

何も知らなければ、ヒトの血を啜る鬼だから心も恐ろしい鬼だという考え方があったとしても、これは仕方ないことかもしれません。

でも先に言った通り、そもそもヒトでも鬼でも関係なく、心には二面性があるというのがこの事件から分かりましたね。

そして心に二面性があるというのは、鬼もヒトも変わらないということも、この事件によって分かりやすく描かれていたと思います。

罪を片桐に押しつけた店長の心は?

デビルズライン 店長

©花田陵・講談社/デビルズライン製作委員会

一体どういう経緯で被害者をコ口すに至ったのか分かりませんが、鬼が犯人であるように偽装したことから、罪を片桐になすりつける気でいたことは確かですよね。

イ体の状態からして、致命傷だけでなく傷つけたことは分かりますから、相当なサツ意からの犯行かとも考えられますが、この場合は罪から逃れようと偽装した結果と捉えられますし、とにかく「犯人は片桐だ」と主張し続けたことを思えば、もしかしたら計画的なものだったかもしれません。

どちらにせよ、人をコ口してしまっておいて「犯人はアイツだ!」と言い続ける気力があるのは、普通の精神状態ではちょっと無理かなと思います。

犯行に至った経緯はともかく、その罪を人になすりつけるとなった時、片桐はとても都合の良い人物ですよね。

そもそも血に対する欲求がある鬼なわけですから。

自分の罪を認めるどころか人に押しつけようとした時点で、店長に悪意があったと判断していいでしょう。

大変なことをしてしまった、という気持ちがあるのなら、偽装に走る前に、指摘される前に、心の良心的な部分が見えてもいいと思うので。

この店長が普段どんな様子だったのか分かりませんが、少なくとも犯行時、そして警察がやってきた時点では、心の弱い部分というか、悪と言える部分が勝っていたんじゃないでしょうか。

現場から逃げた片桐の心情

片桐は自分に罪をなすりつけられることを、現場を目撃した時点で分かっていたはずです。

でも、その場に残って「私じゃない」とか「犯人は店長です」ってな証言をせずに逃げた。

これは疑われることを心配した、嫌だったのではなく、血を見たら自分がどうなるかを身をもって体験したからこそ、自分で決めた“血を見たらすぐにその場を離れる”というルールを守った、と考えるべきかと思います。

「やってないなら、無実を証明するためにもその場にいなくちゃ」っていうのは、鬼の場合は――少なくとも片桐には、嫌いなやつの血でさえ啜ってしまったという過去がありますから、その場で店長を襲ってしまったかもしれない場合を考えると正しい対処だったかもしれません。

まぁややこしいな……って話になるかもしれませんが、鬼の性質を考えるとっていう……。

あの場に鬼の捜査官・ジルがいなかったら、あんなスピード解決にはならなかっただろうし、状況のみで言えば片桐が一番怪しいですからね。

謎の女スナイパーから考える鬼の心

デビルズライン 天城

©花田陵・講談社/デビルズライン製作委員会

被害者が鬼ばかりの連続サツ人事件は、使われた凶器と状況からして、この女性が犯人と考えてよさそうですね。

安斎を狙った彼女の主張は、「コ口されないようにコ口す」というかなり攻撃度高めなもの。

何がそうさせたんや……っていうのは、鬼にお母さんをコ口されたからっていう……そりゃ鬼を憎く思うのは当然か……と言えるものでした。

ただ、これまで事件を起こした・関わった鬼のことを振り返ってみれば、彼女が言うように「吸血欲を満たすために好意を装って近づく」っていう鬼がすべてではありませんよね。

むしろ私たちが見てきた鬼にはみんな悲しい背景がありましたから、ありがちですが「世の中そんな悪い人ばっかりじゃないよ」って思いますが、お母さんをコ口された当事者からすれば、まぁそんなこと聞き入れられないでしょう。

でも、だからって「コ口されないようにコ口す」が通用するかっていうと、それももちろん受け入れられるものじゃありません。

そこで、彼女がどうしてこうなったかを考えると……彼女の場合はお母さんをコ口したのがだから、ぶっちゃけ思いっきり憎みやすいですよね。

人の血を啜るのが鬼だというイメージだけでいれば、ヒトは鬼を怖いとか排除すべきだって考えになっておかしくないって話は以前もしていますが、これを分かりやすく反映していると思います。

もしお母さんをコ口したのが鬼ではなくヒトだったとして、彼女は同じ反応をしたかというと違いませんか?

犯人のことは絶対に憎むだろうし、それこそコ口してやろうと思うかもしれませんが、世の中全員悪いやつという発想にはならないはずです。

でも相手が鬼の場合、そもそも種族が違うので“鬼はヒトの血を啜る化け物”とまとめてしまえる。

だから、根絶やしにしてやろうっていうような考え方が極端すぎるとも思わないし、そうしなければいけないと行動することにも抵抗がないんじゃないでしょうか?

こうなると、彼女は自分の心に鬼を住まわせてしまっていると言えるんじゃないかと思います。

鬼である片桐の「私は鬼にはならない」というセリフは、身体的には鬼でも心は鬼にならないという意味のはず。

けれど、この場合はヒトが心に鬼を住まわせてしまっていて、その鬼の心の思うままに行動し、変異すらしていない鬼を一方的に攻撃している。

片桐のエピソードの後なので、人情があるか?という意味での“人の心”と、人を憎く思い、その思いのままに人をコ口してしまう“鬼の心”とが分かりやすく描かれたという印象ですね。

スポンサーリンク

つかさを傷つけられた時の安斎の心

デビルズライン 安斎

©花田陵・講談社/デビルズライン製作委員会

つかさを傷つけられたことで、犯人絶対ボコすマンになった安斎ですが……。

自分を庇ったつかさの血を見てしまって(顔の傷はこれだったんですね)鬼に変異すると、そのままつかさを襲おうとしてしまった。

でも、つかさは鬼の姿に変異した安斎を見ても、怯えもしないし嫌がりもしないどころか、ただ心配だけをしていましたね。

ここで安斎は涙を浮かべますが、これは片桐の「私は鬼にはならない」というエピソードの後なので、自分の体に鬼の血が流れていること、そしてそれをコントロールしきれないことが大きく影響していたかなと思います。

自分に鬼の血が流れていることに嫌悪感を抱いている描写が今までにありますから、つかさの前で、それも彼女の血で変異してしまったことは、つかさへの感情をはっきりさせた時点でものすごく辛いことのはずです。

つかさのことをどれだけ好きだとしても、血を見てしまえば鬼になってしまう。

鬼である自分を嫌って汚いとすら言う安斎ですから、その姿を見られて“ヒトの血を啜る化け物”とつかさに思われるのは、どうあっても悲しいでしょう。

それと同時に、そんな自分であっても純粋に心配してくれるから、そこは素直に嬉しかったはずです。

しかしこの後、スナイパーさんに「血を目的に、好意があるように見せかけて近づいてるんだろ!」と言われてしまって、安斎はもしかしたらそうかもしれない、と思ってしまったから判断を鈍らせてしまった。

もしかして、と後ろめたく思うのは、鬼の性質を考えれば当然と言えるかもしれないし、安斎は鬼専門の捜査官という職業柄、鬼が関係する事件をいくつも目にしているわけですから、「俺もそうかもしれない」「俺はそうじゃないと言い切れない」と思って自然です。

この辺りが、鬼とヒトで解釈違い起こしてしょうがないところだよなぁと思いますが、この状況で狙われたのが安斎だったのはタイミング悪いとしか言えませんね。

鬼社会のあれこれ

鬼はヒト社会に広く知られている存在ではないみたいだな~と思って観てきましたが、今回“鬼”ってどこまで知られてるんだ?っていうのがチラッと見えましたね。

区役所・保険会社・病院・警察というわけで、お役所関係とか身体的なことに関わる場所には知らされるみたい。

そうじゃないと鎮静剤とかも処方してもらえないし、そりゃそうか……と思いつつ、それならもっと周知されてもよさそうなもんなのに、1話の連続サツ人事件を振り返ってみるとそんなことないですもんね。

鬼社会ってどういうふうに成り立ってるんだ?っていうところが、もうちょっとこれから明らかにならないかなぁと思いますね。

スポンサーリンク

デビルズライン3話感想

前半はほとんど恋愛モノとして考えて観てたんですが、片桐の過去、そして後半の女スナイパーの主張で今回は“心の在り方”がテーマだなぁと思いました。

ヒトであっても、誰かを憎いと思ったりすることはあるし、それを実際に行動に移してしまう場合もありえます。

悪意を持って人を苦しめるとしたら、その人の心には鬼が住んでいると言っていいんじゃないかな?っていう。

もちろん、それは鬼だって同じです。

鬼とヒトを区別するなら、その性質で区別することはできるけど、“個人”としての在り方で鬼かヒトかを区別することはできないはず。

それはヒトにも鬼にも心はあって、どちらも鬼のような面もあれば人情味のある面も持っているからです。

境界線”を引くのは種族の違いではなく、個人の在り方かな?っていう。

カリギュラ(こちらも担当しています!)のほうも、テーマは重そうなんですが……まだそこに至っていないので、派手なバトルでスッゲー!ってしながら複雑な世界観を整理……頭の回転速い人にはすごく向いてそうだなぁ~と主人公を見ながら思っています笑

Caligula-カリギュラ-(アニメ)感想・考察・解説記事まとめ
完璧な理想郷からの脱出に挑みながら、“現代病理”という複雑なテーマを描いていくCaligula-カリギュラ-。 担当になり...

どちらの作品もどう観るか?っていうのが難しい作品ではあると思いますが、気になる要素を見つけられれば(考察ポイントもありますし!)楽しるんじゃないかな~?

それではまた、4話の記事でお会いしましょう~!汐川でした~~。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter で2017春夏秋冬アニメ考察・解説ブログをフォローしよう!

最後まで読んでいただきありがとうございます!



YouTube生配信やっています!

アニメ大好き当サイト運営者のぶが週2,3回YouTube生配信を行っています。

視聴者とアニメについて語り合う生配信「みんなのアニメ語り場」を配信中です!

アニメ好きのみなさんに居心地が良いと思っていただけるような配信を目指しますので、是非遊びに来て下さい!

▼放送内容の詳細はこちら

アニメユーチューバー爆誕!視聴者が主役のアニメ語りチャンネル【アニ盛 第20回】

どーも、当サイトの運営をしているのぶです。

今宵も始まります、不定期連載のアニメコラム"アニ盛"の第20回目!

今回...

最後まで読んでいただきありがとうございます!

記事を楽しんでいただけた場合は下のボタンから「いいね!」コメントをしていただけると喜びます!
※予想も楽しみの一つなので、先の展開のネタバレとなるコメントは控えていただけると幸いです!
※ネタバレ&誹謗中傷&過激なコメントは削除します!
※コメントは確認次第反映します。反映に時間がかかることもあるのでご了承下さい!

Twitterのフォローもよろしくお願いします!

シェアする

フォローする