今回、第3話からなのですが「クズの本懐」の解説・考察を担当させて頂くことになりました!
自他ともに(主に後者)認めるエリートクズな私ですので、このタイトルを初めて目にした時から疼いておりました。
全国のクズのみなさんに恥じぬよう心して書かせて頂きますので、どうか、よろしくお願い致します!
※原作未読です※
ということでクズの本懐3話、徐々にこの世界に染まってきました!
正直、1話視聴時点では「思ってたより自分好みの作品ではないかな?」と偉そうに評していたのですが、どっこい4話が待ち遠しい!こわいけど。
穢れを強烈に描くことによってむしろ無垢さを浮彫にさせる展開といいますか、各キャラクターの心情がほとんど筒抜けなので考察には向かないとも考えたのですが、極めて根源的な欲求を真正面から描いているので、その心情を踏まえてさらにもう一つ奥まで考えられる、考えがいのある作品だと改心致しました。
基本的には小太りうすら禿げの私が考えても百害あって一利なしの案件なのですが、ゲェゲェ吐きながら書いていきたいと思います。
記事構成としましては、今作は、力のある言葉が毎話出てくるので前半は私が特に印象に残った言葉をいくつかまとめ、後半は考察パートにしていきたいと思います。
今回の考察は、「皆川茜」と「早川芽衣」に焦点を当てて書いていきたいと思います。
それでは、よろしくお願いします!
では早速、第3話の私的印象に残った台詞をまとめていきたいと思います。
前回第2話では、「興味のない人から向けられる好意ほど、気持ちの悪いものってないでしょ?」というデスワードが飛び出しましたが、今回も、そこまでとは行かなかったですが、かなり胸をえぐってくる言葉がいくつも登場したので、書いていきたいと思います。
花火が、えっちゃんこと絵鳩早苗に告白された次の日に路上を歩きながら心で言った台詞です。
今回の話の中でもとても重要な台詞だったと思います。
恋愛に限らずですが、こと恋愛に関しては特に、注意力が散漫し視野が狭くなるため当たり前のようにしていた事・思っていた事が後々考えてみると誰かを傷つけていたなんてざらにあります。ブーメランだらけです。
でも、それを繰り返して少しずつ大人になっていくんですよね。
あ、妄想で話してます。
これは麦が早川芽衣との秘密の関係を回想する中で言った台詞です。
抽象的な台詞なので解釈は様々だと思うのですが、麦にとって早川芽衣の存在、というか早川芽衣に向けられる自身の感情があやふやになっていた事が感じられます。
秘密を作るという事は、不可侵領域を作るということですから、弱い自分を隠すには最適ですよね。
私なんかもクズの上にくそザコですのでおじさんになった今でもしょうもない秘密ごととかつくりますしおすし。
このシーンは夕焼けに染まる水面が幻想的で、この他にも様々な印象的な台詞がありました。
「思春期、付き合わせてごめんね」― 早川
「思春期のオモチャだね…おれって」― 麦
などなど。
これはもう、
「クズの本懐」
これにつきますね。
すっげぇいいシーンでした。
っるっっせぇぇぇえええええええ!!!!!!
それでは、皆川茜先生について思うところをまとめていきたいと思います。
3話にしてラスボス感フルスロットル(笑)
良ヒールキャラを期待しちゃいます。
いやまず、くそ男でしたけどね(笑)
もう少し選べよとはね。あれか、なんか色んな味を楽しみたい派なのか。
後に花火に問われた際にはっきりと彼氏ではないと言っているので、本当に遊びなんでしょうね。
そこが花火や麦たちとははっきりと違いますね。
花火や麦は、クズですけど、本気でどうにもならないことをお互いに支え合っているように思います。
本気で好きなわけではないけど、遊びで付き合っている訳ではない。
ので茜先生は、クズっていうか、ゲスですね。
あそばれてぇ
ここですよね。
茜先生は「恋愛を遊ぶ女」恋愛巧者なイメージが強いのでそう考えると気付いているという結論が普通なのですが、なにせファミレスで遭遇した時に麦に対してノーリアクションでしたからね。
あえてそうしたとも考えられますが、にしても描写として本当に何も描かれてなかったので、私としては「いまのところ麦の気持ちには気づいていない」とさせて頂きます。
続いて突如あらわれた麦の初代代替彼女(?)早川芽衣先輩。
まず造形がいいですよね。
謎多き薄幸の美少女感(笑)
真意、感情の変容はともかくとして、麦にとっては代替彼女(?)だった芽衣。
芽衣にとって麦はどんな存在だったのでしょうか?
麦曰く「先輩はすごくさみしがりだった」らしいので単にそのさみしさを紛らわすだけの相手だったのか?
それとも何か割り切れない特別な感情を抱いていたのでしょうか?
いずれにせよこの作品のキーとなる匂いがぷんぷんします。
ということで、私は真のラスボスは茜先生ではなく早川芽衣になるのではないかと思っています。
早川先輩との関係は麦にとって何かシコりとして残っている感じがしますし、ロックな生き方をして、様々な男と関係を持った芽衣がふと学生時代の青々とした麦との関係を思い出すなんてのも展開的に面白いと思うので!
そもそも「クズの本懐」において茜先生はラスボスとしては弱い気がします。
上述した通り茜先生はこの世界の「クズ」には当てはまらないというか…ゲスなんですよね(笑)
恋愛感情をうまくコントロールできない、恋愛が何かという事もまだ経験が少なすぎて分からない。
でもだからこそ或る意味最も恋愛をしている状態と言える花火や麦やえっちゃんや最可。
このキャラ達のさらなる炎上を願う意味でも、私は早川芽衣ラスボス説を唱えます!
つーか大人早川がみてぇ!!
クズはクズでも路肩のゴミクズであった私がここまで好き勝手書かせてもらいました。
なにせ恋愛アニメなので、恋愛についてのべるんですよね、当然。
書いててなんか、ほんと俺みたいなうすら禿げがなぜに美男美女の色恋を総括しているのだと…むなしくなりましたけども…
はい。(笑)
でも書きたくて書いているので…
…
いつにもまして御見苦しい記事を読んで頂き本当にありがとうございました!
次回4話は花火VS茜先生ということで、なにが起きるのか見逃せません。
そういえば今回のラストシーンの
て、演出込みでなんか良かったですよね。
詩的かつ自己陶酔的な演出…好きです(笑)
そう、演出いいんですよねクズの本懐!
好みの問題で、あーいうの嫌な人もいると思うんですけど。(実際その気持ちも分かります笑)
機会があったら是非かかせて頂きます!
それでは!
スポンサーリンク至急、「残機」の確認をお願い致します。
武器は十分でしょうか?この先、1UPキノコや薬草は落ちていません。あるのはただ、毒にも薬にもならない考察という皮をかぶった長すぎるツイートです。
猫も杓子も忙しいこの時期、何に時間を費やすべきか再度ご確認を。
賢明なるご判断を…
こんにちわ、「はじめ」と申します。
終盤10話からでしたが担当させて頂いております魔法少女育成計画が、最終話をむかえました。
まさかのベターエンド。
スノーホワイト闇堕ちか生存者なしオチかの二択だと思っていたのですが…
勝手に、私の中で「どこまで絶望感を味わせてくれるのか?」という欲望が出てきていたので、なにか肩を透かされた感もあったのですが、まずは正ヒロインに就任されたリップルさんご存命と言うことで、ほっと胸をなでおろしているところです。
隻眼隻腕。悲しい…悲劇です。
しかし、二次キャラとしてはアップデートと言って良いでしょう。いや、我々がそう肯定してあげなければ。失った部位の代わりとなり戦闘中から入浴中まで彼女の目となり手となり足となり身を挺(てい)して鼻と舌先を伸ばしたい!いや、伸ばすぞ!それくらいの気概を持ってリップルさんを迎えてあげなければいけません。はい。
今回は、
・スイムスイム対リップル
・結局、「まほいく」はどんな作品だったのか
主にこの二点に絞ってお話をさせて頂ければと思っております。
それでは、はじめます。
まずは魔法少女たちの最終決戦となったこの両者の戦いを振り返りたいと思います。
※ちなみに前回考察で最終決戦の顛末を私なりに考えました。ご想像通りほとんど合っていないので人のことを蔑むのが大好きな方、そのためならなんの苦労も厭(いと)わないという勤勉な蛮族の方はお進みください↓↓
https://animedeeply.com/hajime/mahoiku/523/
※黄色アンダー・・・スイムスイム(以下:スイム)攻撃
・リップル物理攻撃でスイムスイムと戦闘開始
・雨により出来た水たまりの中へ溶け込み奇襲攻撃
・手榴弾を使って応戦
・スイムに向かって投げた手裏剣に雷が(たまたま)落雷しダメージを与える
・再び水中に溶け込みリップルを奇襲。片目片腕を奪う
・近づいてきたスイムの目に自らの血を浴びせ視界を奪ったあと閃光弾(?)を放り込む
・人間化し倒れたスイム(坂凪綾名)の背中に泣きながら何度も剣先を突き刺す
リップル勝利
やはり何より印象的だったのはリップルがなりふり構わずカラミティ・メアリの遺品である4次元袋や銃器を使ったところでした。予想は出来ていましたが、いざその姿を見ると壮絶なものを感じます。
ある意味カラミティ・メアリによって引き起こされたとも言えるトップスピードのタヒ。
その相手の武器をためらいなく使い最大の敵と対峙するその姿は見ていて痛々しくもあり勇ましくもありました。
また、その宿命の敵がまだ幼い少女であることが分かってもなお、涙を流しながら命を執拗に奪うシーンでは、彼女の背負う決タヒの覚悟を感じさせられました。
自分のしていることが人の道を外れた行為だという事、自分だって本当はこんなことをしたかった訳ではないという彼女の心の叫びを、小さな背中にたなびく「御意見無用」とうい文字が「何も言わないでくれ」と悲痛気に物語っていると感じました。
僕はアリス派です。
良くも悪くも今期話題作の一つと言って差し支えない「まほいく」とはなんだったのか?
それは、「夢と現実」これに尽きると思います。
ファヴという電脳妖精に誘(いざな)われ、凄絶な戦いを繰り広げた魔法少女たち。
それが示したものは、「夢」(願望)のもつ残酷なまでの力だったのではないかと思います。
それを証拠に、多くの方が気づかれていると思いますが、この物語の影の主役は、第一脱落者「ねむりん」です。
彼女がスイムにリーダー基いお姫様への道を指示し、トップスピードやスノーホワイト(以下:スノー)に影響を与えました。
彼女に「夢」(睡眠中みる現象)の中に入るスキルがなければ、彼女が誰からも愛される天真爛漫な性格じゃなければ、ここまで凄惨な戦いは行われなかったかもしれません。
この作品において
ねむりんは「夢」(願望)の具象だったのかもしれません。
そして、
「夢」というものは「呪い」とほぼ同義です。
願ってしまったが最後、努力、才能に関係なくその衝動は発現し、叶うか諦めるまで付きまといます。
この作品は、そんな「夢」の残酷さや尊さを現したものだったのではないでしょうか?
では、
幼き少女スイムが抱いた余りにも無垢な夢
幼さと大人さが同居するスノーが抱いた純真な夢
そこにどんな違いがあったのか?どこでスイムは失敗したのか?
この作品においてそれは、魔法少女になりたいという真意、そして、悩み考えたかなのではないかと思います。
その結果、よりその「夢」を真っ直ぐ捉え、たくさん悩んだスノーが生存しました。
スイムは迷いや雑念が無い分、行動力に長けてはいましたが、「夢」に対し思慮浅く愚直すぎたために目前で敗れました。
さらに言えばスノーは悩み苦しみながらも最後現場へと歩を進めました。
その結果、兎の足が発動しリップル蘇生という奇跡が起きました。
「悩んでいるだけではなく、行動をしたから奇跡が起きたのだ」と、熱いものを感じました。
「夢」というテーマを締めくくるため、スノーが発した言葉が以下のものだと思います。
小さな親切じゃ何も変わらない、見ているだけじゃ何も動かない。
もう後悔したくない、後悔する前に自分で選びたいから。
悩んだ結果、綺麗ごとだけではない、「夢」との向き合い方を見出したスノー。
そしてその「夢」の付き人を買って出たリップル。
※リップルは「夢」を半ばで諦める者、言うなればリアリティーラインとしてこの作品のバランスを取っていたと考えられます。
彼女たちの願う「夢」は、今後どんな世界を描いていくのかでしょうか?
てめぇの身の振り方を改めて考えさせられる、そんなラストシーンでした。
好き勝手やって参りました。
なんか後半変にちからが入っていつにも増して気色の悪い支離滅裂な文章になっている気がしますが、めんどくせえからそれも私の持ち味だと思って訂正は致しません。
スノーホワイトのごとく悩んだ結果の無修正です。無修正です。
魑魅魍魎の跋扈(ばっこ)するクソ怪奇文をくぐり抜けここまで辿り着いた安倍清明は一体何人いるのでしょうか?
暇人ですね。
第10話からでしたが初めて考察・解説記事を担当させて頂いた作品「魔法少女育成計画」は現在の私にとって、そしてきっとこれからの私にとっても大変思い出深い作品となりました。
万一、至らないこの文章を辛抱強く最後まで読んで下さった方がおりましたら、心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
これからも、書かせて頂ける限りは少しでもましな文章を書けるよう精進致しますので、
ご友人にドタキャンされ家のテレビが壊されネットがジャックされこのサイトしか閲覧できなくなった際はどうぞ、お引き立てください。
ありがとうございました。
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