正解するカド7話の感想・解説・考察!サンサの効果と高次元の感覚

こんにちは。「正解するカド」担当のウロコです。

いつでも会えると思っていたときは、目を合わせずに通り過ぎていたのに。もう会えないと知った途端に恋しくなるのは何故なの、カールおじさん…!

ちなみに私は関西在住なので、今後も買おうと思えば買えるはずなのですが、気づくとコンビニの棚から姿を消していました。

今度見かけたら、その有り難みを心に刻みつつ味わいたいと思います。

さて、「正解するカド」です。

「ワム」騒動に一つの区切りがつき、カドの移転作業も無事終了。

これは同時に、カド=ヤハクィザシュニナとの付き合いが今後も続くことを示唆しています。

その影響か、新たな動きが水面下で勃発。眠れない夜はまだまだ続きます。

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「ワム」の次のフェーズ

今回、スポットが当たったのはテレビ局のジャーナリスト・言野(ゴンノ)

序盤から登場していて結構重要な役割を果たしている割に、今まで他の主要な登場人物とほとんど絡んでいなかった彼が、文字通りの突撃取材を敢行します。

まずは冒頭、彼の「勘」という形で、「ワム」をめぐる一連の騒動にピリオドが打たれます。

まだ「正解」は出ていない。

けれどその「問題」は、もう最先端ではない。

では、最先端はどこにあるのか?

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「国家」の次の担い手

ここで新たな人物が登場します。

SETTEN CEO アダム・ワード。

彼に引き抜かれたことで、言野はこれまで以上に積極的に「カド」にアプローチすることができるようになりました。

この新たな人物の登場は、「カド」からの新しい贈り物に対して、それを受け取って運用する人類側の担い手も変質していることを示しています。

ワム

「ワム」が人類にもたらされたとき、それと相対したのは、日本政府をはじめとした「国家」でした。

エネルギーの問題は、内では国の政策と密接に結びつき、外に出ては国同士の駆け引きの中で取り沙汰されてきたものであることを、ヤハクィザシュニナは知っていたのでしょうか。

サンサ

新たに「サンサ」という贈り物が提示されたこのタイミングで現れたアダム・ワード

彼はインターネットによって国家の枠を超え、グローバルに情報を共有する国際企業の代表です。

NNK

言野の元の職場「NNK」のモデルは恐らく「NHK」

日本の公共放送を担うメディアとして、あくまで日本政府の意向に沿った取材・報道が行われてきました。

尤も、ヤハクィザシュニナが情報の開示に積極的だったこともあり、これまで報道陣と国家との間で目に見える形での軋轢は起きていません。

言野も常に、政府関係者から怒られないギリギリのラインを見極めながら攻めていて、そこを超えることはやってません。

今回アダムが彼に目をつけるきっかけとなった、「カドの最初の映像」。

あれも「報道規制が敷かれる前に」と撮影されたものでした。

規制が敷かれたらおとなしく引っ込むつもりではあったんですね。

しかしだからこそ、「やるなら今しかない」で得体の知れないものに迷わず突撃して行くプロ根性をアダムは高く買ったのでしょう。

SETTEN

一方、カラフルなロゴのデザインから察するに、「SETTEN」のモデルは多分「Google」

インターネットの発達により、誰でも簡単に国を超えた情報共有が可能となった現在。

ネットの世界は、現実の地球の至る所に出入り口を持つ、いわばもう一つの地球です。

その世界の中で、常に中心にあり続けるのがGoogle…ではなくSETTENだとするならば。

もう一つの地球・サイバーワールドの「盟主」ともいうべきアダムが「カド」に興味を示して日本に乗り込んで来る。

これは人類側による新局面です。

「サンサ」を受け取るのは「国家」ではなく、よりダイレクトに個人に届くものであることを、彼は体現しているのではないでしょうか。

アダム・ワードという名前も意味深ですね。

アダムはご存知、聖書の最初の男。好奇心に負けて「知恵の実」を齧ってしまった張本人。

聖書では、「知らない方が良いことを知ってしまったために、人類は楽園を追放された」というお話になっていますが、さて、この作品ではどうなるか。

そして「ワード」「言葉」「言野」「言」と同じ意味なのは、何か理由があるのでしょうか?

彼ら二人の共通のキーワードとして「知りたい」という欲求を前面に打ち出しているのも気になるところです。

禁断の果実を齧る気満々ですね。

「眠らない」しくみ

アダム・ワードの依頼を受けた言野の独占取材に応じ、ヤハクィザシュニナは新たなる異方のアイテム・「サンサ」を提示します。

第6話のラストに出てきた、人間の脳に似ている物体ですね。

私はてっきりこの機械で、真道の脳に何か機能的に手を加えたと思っていたのですが、どうやらそうではなかったようです。

「サンサ」の機能

今回初めて本格的に登場した「サンサ」

「眠らずに済むようになる」というのは副次的なもので、サンサそれ自体の機能は、「高次元の感覚を理解できるようになる」ということでした。

しかも、見るだけでOK。昔のホラー映画の見てはいけないビデオみたいですね。

あの映画が流行った当時、ビデオデッキをテレビにつないでテープを入れなければ「映像」を再生することはできませんでしたが、今なら電車で隣に座ってる人のスマホから貞子が登場しても不思議ではありません。

「サンサ」の映像が公開されるということは、つまりそんな気軽さで「ヤバいもの」が拡散されるということなのですね。

「高次元の感覚」がもたらすもの

ヤハクィザシュニナの説明によると、「この宇宙」に顕在している「私たち」は、私たちの全体ではなく、「断片」に過ぎないようです。

実際には多次元に渡って存在していて、その全てが「自分自身」。しかし私たち自身の感覚は「この宇宙」に制限されているため、別の次元にある自分を認識することはできない。

そこで、「サンサ」です。

サンサによって高次元の感覚がもたらされることで、別の次元にある自分を、この宇宙にいる自分と同様に認識できる、ということのようなのです。

真道が眠らなかった理由

しかしこれでようやく、主人公・真道幸路朗(シンドウ・コウジロウ)が眠らなかった理由もわかりました。

別の次元にいる自分を認識することで、「別の次元にいる自分は眠っているけれど、この宇宙にいる自分は目覚めている」という状態を作り出せます。

「眠らなくても良い」のではなく、「目覚めていながら同時に眠る」ということが可能になったということみたいですね。

「汚れない服を手に入れた」のではなく、全自動洗濯機を手に入れたから自分は洗濯しなくて良くなった、みたいな話ですね。

しかしこの場合、自分が別のことをしている間、洗濯している洗濯機もまた自分自身みたいな謎の状況。

高次元の感覚がない私たちにはなかなか難解です。

今回、言野ら3人は「サンサ」によって高次元の感覚を手に入れた訳ですが、真道は「サンサ」を見るまでもなく、この感覚をすでに手に入れていたのではないでしょうか。

第6話でザシュニナが示唆したように、最初にカドから出るときに、彼だけは異方の感覚が残っています。

つまり彼は、最初にカドを出たときに、すでに「サンサを見た人間」と同じ状態になっていたと考えられます。

羽田空港ターミナルビルで、浅野さんや夏目さんと話していた時。

電波暗室で、御船先生が「何か」を感じていた時。

彼はすでに高次元の感覚を手に入れ、無意識に使いこなしていたのでしょう。

「眠らない」ことのメリット

「サンサ」によってもたらされる「高次元の感覚」にはまだまだ秘密がありそうですが、差し当たってはっきりと目に見える効果は「眠らなくても良い」ということ。

時間を惜しんで働く人たちとって、これが大きな恩恵となることを暗示するように、今回あっちこっちで「仕事が忙しくて寝る暇がない」人たちが登場しています。

花森くんとか。

自衛官さんとか。

言野さんとこのカメラ画美(エミ)くんも。

とはいうものの、いざ、「眠らなくても良いんだよ」と言われると戸惑いますよね。

家に帰れば眠るための布団とパジャマがあり、日帰りできない外出では、眠るための宿泊施設を確保する、それを当たり前だと思って来たのですから。

当たり前だったことが、当たり前ではなくなる瞬間。

果たして人類は、これをどう受け止めるのでしょうか。

真道が「まだうまく言えない」と言っていたのが、一体どんな事なのかも気になりますね。

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正解するカド・第7話「サンサ」感想

ヤハクィザシュニナが浴衣&お面装備で夏祭りに繰り出し、巻き添えでヒロイン・徭沙羅花(ツカイ・サラカ)も浴衣姿をお披露目と、まるでサービス回のような第7話。

しかし、夏祭りの夜に「真道さん、あなたと二人だけになりたかった」とまるで恋の告白のようなシュチュエーションから、カドへの「宣戦布告」とも取れるセリフへ持っていくあたり、一筋縄ではありません。

ヤハクィザシュニナを異方に返したい

「カドカステラ」「カドまんじゅう」と、「カド」のある現実を受け入れて順応して行っている人々がいる一方で、日照権を盾に取って「カド」を排斥しようとしている人も一定数いる。

そんな「人類」の反応を描写した上でのツカイさんのこのセリフ。

確かに彼女は、「カド」やヤハクィザシュニナの存在に対して、常に否定的な考えを示していました。

前からなんとなく感じてはいたのですが、この作品における「ヒロイン」の立ち位置は、「ヒーローの相手役」ではなく、「ヒーローと相対する立場」のような気がします。

パートナーではなく、いわばライバル

誰よりも真っ先に「カド」を受け入れ、ヤハクィザシュニナの協力者となった真道に対して、「カド」を受け入れることを拒否し、ヤハクィザシュニナと敵対することを選んだツカイさん。

その立ち位置が明確になった7話ラストでした。

次回8話から、この2人の対立構造が明確化して行くのでしょうか?

アダム&言野の動きと合わせて、注目したいポイントですね。

尚、今回個人的に萌えたのは、飛頭蛮みたいになったヤハクィザシュニナと、真顔で亀を花森班に加える真道さんでした。

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コメント

  1. ダイムラー より:

    幸福の定義がシンドウとナツメさんで異なっていることが気になります。ザシュニナにとっての最終ゴールはどこなのか、ツカイさんが頑なに変化を拒む理由は何なのか、眠らなくなった人類にザシュニナは何を教えようとしているのか、気になることが多すぎるアニメです。

    • Uroko より:

      ダイムラーさんこんにちは。コメントありがとうございます。
      確かに今回、夏目さんや浅野さんとの会話で、認識が十分すり合わせできていない所がありましたね。今後の展開にどう絡んで来るのか気になる所です。
      ツカイさんはある意味ブレてないですね。真道に真っ向から反対意見をぶつける人が他にいないので、彼女にその役目が回っているのかもしれません。
      そしてザシュニナの言動の先に何があるのか、先が読めないのが面白いところでもあり、難しいところでもあります。
      私の予想もいろいろ外れるかもしれませんが、最後までドキドキしながら見守って行きましょう。