どうも、ヨッシーです!
やってきました、第7話でございます!
前回は、クタで天命の粘土板を回収してきたのでしたね。
その帰り道では、襲い掛かってきたイシュタルを拘束して三女神同盟の情報を得ることができました。
そして、今回はいよいよ北壁の向こう側に行くようです。
迫りくる魔獣たちとの戦闘は迫力満点でした!
それでは、さっそく振り返っていきましょう!
※ちなみに、原作ゲーム既プレイです。
アニメでは語られなさそうな部分を補足解説しつつ、隙あらば考察もしていきます。
今後の展開のネタバレはしないようにするので、その点はご安心下さい。
目次
天命の粘土板に書かれていた内容

©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
さて、前回回収してきた天命の粘土板ですが、一体何が書いてあったのでしょうか?
実はOPの前の魔術王の独白のシーン、あれが天命の粘土板に書かれていた内容です。
しかし、尺の都合上だいぶカットされています。
本来はもっと長く、意味深な内容になっています。
せっかくですので、ここに粘土板の全文を載せておきます。
あれをそのまま眠らせておくには惜しいですし、内容はバビロニアの展開とあまり関わりがありませんからね。
以下、引用です。
私は見逃す事ができない。
このまま見逃す事ができない。
彼の王の愚行を。
彼の王の残忍を。
多くの哀しみを見ていながら、何もせず、ただ薄笑いを浮かべていた、あの悪魔を。
故に、ここに残す。
この言葉が、いつか後に続く事を願って。
どのような時代、どのような国であれ、人の世には、多くの悲劇があった。
我が子を56すもの、我が子に56されるもの。
恋を知らぬもの。恋を捨てるもの。
裏切りに嘆くもの。裏切りに生きるもの。
家族を知らぬもの。家族を捨てるもの。
富を失うもの。富に56されるもの。
愛を知らぬもの。愛を失うもの。
成功を求めるもの。成功を憎むもの。
信仰を守るもの。信仰を嫌うもの。
同胞を愛し、異人を軽蔑し、英知を学び、無知を広げ、怨恨を育て誤解に踊り差別を好み迫害に浮かれ憐みを憐れんだ。
なんと醜く悲しい生き物なのだろう。
だが、只人はそれでよい。
人間は万能ではないのだ。みな苦しみを飲み込み、矛盾を犯しながら生きていくしかない。
されど、万能の王であれば話は違う。
彼にはこれを解決する力も、手段もあった。
過去と未来を見通す千里眼を持ち、この世すべての悲劇、悲しみを把握していながら、その上で、何もしない王がいた。
ただ笑うだけの王がいた。
知らないのであればよい。
だが知った上で笑い続ける王がいた。
”それを知っても何も感じないのか!
この悲劇を正そうとは思わないのか!
私の訴えに、王はこう返答した。
”いやぁ、まぁ。別に、何も?”
――この男を、許してはならないと、私たちの誰もが思った。
我らの憤りをここに書す。
後に続くものの為に軌跡を残す。
神殿を築き上げよ。
光帯を重ね上げよ。
アレを滅ぼすには全ての資源が必要だ。
アレを忘れるには全ての時間が必要だ。
――終局の特異点への道を探せ。
そこに、魔術王の玉座がある。
その宙の名はソロモン。
終りの極点。時の渦巻く祭壇。始原に至る希望なり――
Fate/Grand Order第七特異点第8節ウルク北壁より
これはバビロニアの今後というより、人理焼却を行った魔術王の真意への手掛かりとなるものです。
それにしても、”いやぁ、まぁ。別に、何も?”は酷いですよね……。
こんなの聞かされたら誰だって怒るでしょう。
その場にいたら「は?」と思わず言ってしまう自信があります。
以上、天命の粘土板の内容でございました。
スポンサーリンクいざ北壁のその先へ!

©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
北壁を抜けると、そこには無数の魔獣たちが跋扈していました。
それを迎え撃つのは牛若丸と弁慶、そしてウルクの兵士たちです。
中でも、牛若丸の無双ぶりは群を抜いていましたね。
軽い身のこなしで戦場を駆け抜け、次々と魔獣の首を落としていきます。
彼女、鬼殺隊に入ったらものすごく活躍するのではないでしょうか?
その辺の雑魚鬼なら1日で100人は倒してきそうです笑。
……3か月くらいで十二鬼月以外全滅しそうですね。
そんなことが頭に浮かぶくらい、彼女の剣は鋭く鮮やかでした。
まさに獅子奮迅、一騎当千の戦いぶりでした!
スポンサーリンク偽エルキドゥ、再び

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牛若丸が暴れているのと同時期、カルデア一行と兵士たちはニップルに到着しました。
そして、その場にあった血痕をたどっていくと、そこには偽エルキドゥがいたのでした。
5話以来ですね、彼が出てくるのは。
以前のような不自然な動きは見られませんので、今回は途中で帰るなんてことはしないでしょうね。
ギルガメッシュがいないのなら体が勝手に動くこともないのでしょう。
でも、自分が偽物であることは未だに気にしているようです。
兵士の1人に「エルキドゥを模しただけの人間もどきが!」と言われたときは眉をひそめていましたからね。
5話では泣きそうな声で「僕はエルキドゥではないのだから」と言っていましたし、彼も彼で大変なんですね……。
偽エルキドゥの周りにある魔方陣のようなものは何か
ところで、彼の周りには血で描かれた魔方陣のようなものがありますよね。
あれ、何でしょうか?
ゲームの方ではあんなもの見受けられませんでしたし、触れられてもいませんでした。
そもそも、あっちではニップルに着いた直後に偽エルキドゥとエンカウントしてますしね。
なので、少し考えてみようと思います。
まず、あの模様は人を引きずったときにできた跡にしてはおかしいですから、意図的に描かれたものとみて間違いないでしょう。
一番可能性が高いのは、魔獣ウガルを呼び出すための召喚陣という説です。
立香たちが偽エルキドゥに遭った時にはどこにもいませんでしたから、魔方陣を通して呼び出したのではないでしょうか。
事実、ウガルはその上に出現していますし、これが一番有力かなと思います。
他には、偽エルキドゥが立香たちを待っている間に描いた暇つぶし説があります。
まぁ、これはありえないとは思いますけどね。
もしこの説が本当だったら、彼はどれだけ暇だったんだっていう話になりますからね。
あの大きさの絵を描くとなると、それなりの時間がかかると思いますし。
それに、1人で黙々と描いているところを想像すると、思わず笑ってしまいます笑。
なんだか可愛げがありますよね、お絵かきなんて。
微笑ましいです笑。
画材はものすごく物騒ですが!
魔獣の女神、現る!

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ウガルを倒してホッとしたのも束の間。
なんと、魔獣の女神ご本人が出張ってきました!
ウガルの大きさにも驚きましたが、彼女はそれよりもはるかに巨大であることがよくわかります。
迫力が、プレッシャーがウガルとは段違いです。
さすがは魔獣の母ですね、兵士たちが恐慌状態に陥るのもうなずけます。
あんなのが目の前に現れたら誰だって怖いですよ……。
アヴェンジャーとは
マーリンの言うように、彼女もサーヴァントです。
そのクラスはアヴェンジャー、復讐者のサーヴァントです。
通常の聖杯戦争で呼び出される7つのクラスのいずれにも当てはまらない、エクストラクラスになります。
このクラスには「復讐者」というクラススキルがあります。
このスキルは、周囲から敵意を無狩られやすくなりますが、その向けられた負の感情を自身の力とする効果があります。
つまり、彼女に敵意を向ければ向けるほど、彼女はパワーアップしていくのです。
彼女は今バビロニアの人々全員に敵意を向けられているはずですから、このスキルの影響はかなり大きいと思います。
さらに、アヴェンジャーのクラススキルは他にもあります。
「忘却補正」と「自己回復(魔力)」です。
前者は復讐者らしいスキルですが、戦闘力に影響を与えるものではないようです。
一方の後者は、復讐が終わるまで魔力が回復していくというもの。
ただ、回復量はそこまで多くないようですので、宝具連打とかはさすがにしないと思います。
こうして見てみると、アヴェンジャークラスがどれだけ強力か思い知らされます。
ボスのクラスとして、これほど相応しいクラスはないでしょうね。
スポンサーリンク【Fate/Grand Order-絶対魔獣戦線バビロニア-】第7話感想

©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
今回は物語が大きく動いた回でしたね。
魔獣の女神の出現もそうですが、アナとマーリンの会話もかなり重要でした。
マーリンとアナ、両者を深く掘り下げていましたからね。
特に、マーリンの言葉には考えさせられることが多くて、思わず聞き入ってしまいました。
「人でなしだから人間の敵に回らなくてはいけない、なんて決まりはないだろう?」というセリフには彼が夢魔であることもかかわっているのでしょう。
夢魔は人間ではないけれど、人間がいないと生きていけませんからね。

©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
あと、個人的にレオニダスが見れて嬉しかったです。
「恐怖は薄まりませんが、筋肉は楽になります」とは、いかにも彼らしいアドバイスでしたね。
実際、魔獣の女神の邪眼を受けた時はこのアドバイスが役に立っていました。
深呼吸をしたことで、立香たちは動けるようになりましたし。
しかし、動けるようになったとはいえ相手が相手です。
攻撃のかなめであるアナが離脱した以上、今までよりも厳しい戦いを強いられそうですね。
彼らがどうやって切り抜けるのか、次回が楽しみですね!
というわけで、今回はここまでです。
では、また次の記事でお会いしましょう!
前回までの記事はこちらからどうぞ!
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コメント
>兵士の1人に「人間を模しただけのエルキドゥもどきが!」と言われたときは眉をひそめていましたからね。
細かいようですか「エルキドゥを模した人間もどき」ですよ
ウルクの兵士たちは本物のエルキドゥと旧知なわけで、彼らからしたら偽エルキドゥは「エルキドゥを模して作った得体の知れない人間もどき」なわけです
>そのクラスはアヴェンジャー、復讐者のサーヴァントです。
>通常の聖杯戦争で呼び出される7つのクラスのいずれにも当てはまらない、エクストラクラスになります。
ちなみにFateの歴史上初のアヴェンジャーはFate/hollow ataraxiaのアンリマユです
自称「最弱のサーヴァント」
同時に『この世全ての悪』を背負わされし生け贄の成れの果てです
マスターはプリズマ☆イリヤで大活躍したバゼット・フラガ・マクレミッツ
厳密には第三次聖杯戦争にてアインツベルンが召喚したサーヴァントであり、冬木の聖杯の汚染とHFでの桜の黒化の原因です
Zeroにおいては、アイリスフィールの姿と人格を「殻」にして切嗣に接触しています
第三次聖杯戦争にてアインツベルンがアンリマユではなく天草四郎を召喚した世界がFate/Apocryphaです
名無しさん、コメントありがとうございます!
>細かいようですか「エルキドゥを模した人間もどき」ですよ
あ、本当だ、間違ってますね。ご指摘感謝です!
もしまた何かありましたら教えていただけると幸いです。
>マスターはプリズマ☆イリヤで大活躍したバゼット・フラガ・マクレミッツ
バゼットさん、強いですよね。
フラガラックという宝具の強さもそうですが、何より彼女の素のスペックがとんでもなく高いですよね。
きのこが言うに、魔法使いを除いた人類の中でも最強の部類らしいですし。
>第三次聖杯戦争にてアインツベルンがアンリマユではなく天草四郎を召喚した世界がFate/Apocryphaです
第3次聖杯戦争でアインツベルンが呼ぶサーヴァントによって世界戦が分かれるんですよね。
そして、どっちの世界においても元凶はアインツベルンなんですよね~。
それでは、次回の記事もよろしくお願いしますね!