あけましておめでとうございます。熊人です。
年明けてから寒さが一段と厳しくなって布団から出られません。
そんなわけで青の祓魔師 京都不浄王篇が始まりましたね。
私自身は原作は未読で、アニメもリアルタイムで一度視聴したきりなので、若干ストーリーを忘れ気味です。
……というか、ほぼ完全に忘れておりました。
一話を見てなんとなくこんなのあったなぁ……って感じで、ちょっと一度復習しなきゃですね。
てか一期が六年前と結構前だから、少しくらい前回までのあらすじとか入れてくれたら良かったのに……
それでは考察・解説をさせていただきます。しばしお付き合いください。
スポンサーリンク奇妙な編成
そもそも1期が放送されたのは2011年4月でした。実に六年もの間が経過しているので、アニメのみの視聴者の多くが置いて行かれたのではないでしょうか。
しかもさらにこれを難解にさせた原因にアニオリの存在があります。
一期は全25話でしたが、実は18話から先はアニメのオリジナル展開だったのです。
そしてこの京都不浄王篇は原作準拠のストーリー展開となっておりますので、実質一期の17話からのストーリーなのです。
……ややこしい。
いろんな事情があったのでしょうが、それにしても不親切だなぁ。
ちなみに一期は原作では4巻までの内容だったそうです。その原作は今は18巻まで出ています。
改めて六年という歳月の長さを感じますね。
スポンサーリンクひび割れた友情
前回でサタンの息子だとバレてしまった燐。
それによってそれまで仲が良かった友人たちとの間に軋轢が生じてしまいました。
作中では青い炎はサタンの象徴であり、それを受け継ぐ燐の存在は恐怖の対象でしかないのは納得できる気がします。
他のところで感想を見ていると
「助けてもらっておいてあれは酷い」
みたいなのをよく見ます。
しかしよく考えてみてください。
時系列的にはまだ夏。
つまり燐たちが正十字学園に入学してからまだ半年も経っていないのです。
それくらいしか時間が経っていないのに、同級生相手にそこまで信用できるでしょうか?
しかも青い炎によって家族を失った勝呂たちにとっては、サタンは親兄弟の仇でもあるのです。
そんな彼らが、よりにもよって仇のサタンの息子である燐にそれまで通りに接することができるでしょうか?
つまりベタで王道ですが、京都不浄王篇は燐がサタンの息子だとバレたことによりひび割れた友情を、取り戻す物語なのでしょう。
兄へのコンプレックス
兄の燐よりもエクソシストとしてずっと格が上な弟の雪男ですが、その根底にはずっと燐に対する劣等感を抱えているように見えます。
それがサタンの青い炎を受け継いでいるかもしれないという疑念が混ざり合い、複雑な心情を抱えています。
雪男の悩みは楽観的な燐を見ることにより苛立ちに変わってしまう。だから普段クールな彼は兄に対してだけは感情的になってしまうのです。
もしかしたら既にサタンの青い炎を受け継いでいるとわかっている=自分がサタンの息子かどうか悩まなくてもいい燐が、心のどこかで羨ましがっているのかもしれませんね。
青の祓魔師 京都不浄王篇1話感想
とりあえず一話が終わりましたが、京都と不浄王の目を舞台に、燐たちの友情が試される物語のように見えました。
そして弟である雪男の自分がサタンの息子かもしれないという恐怖との戦い、兄に対する強烈なコンプレックスもバッググラウンドで同時進行していく。
少なくとも雪男はあまり燐の対人関係の方に関わってこなさそうですね。
不浄王の目に関してはまだ情報が少なすぎるので、ちゃんとした解説・考察はまた次回以降にでも。
とりあえずOPの映像のカッコよさや、一話時点での作画の安定さから、これから先の戦闘描写が楽しみで仕方ないですね。
そんなわけで熊人でした。
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