ごきげんよう。模造紙です。
相変わらずの映画を見ているかの如くの映像の秀麗さとテンポ良く魅せる物語で、あっと言う間の30分でした!
シナリオ的には今回のお話で一区切りついたようで、話の構成として最後までシリアス路線なのかなと思ったら意外にコミカルなまとめ方をしていたので、次回以降は花丸のようなほのぼの日常回がもしかすると増えていくのかもしれませんね。
3話は何といっても部隊編成を組んでいたもののどこかチームとして機能出来ていなかった刀剣男士たちが、現地の人との関わりや自身の立ち位置を再確認することで一歩踏み出し、本当の部隊としてスタートした記念すべきお話と言えるでしょう。
それでは今回も腐れ目線での考察・感想で推して参ります!
スポンサーリンク堀川の器用さと有能さ
花丸での堀川と兼さん(和泉守)と言えば「夫婦」という表現が非常にしっくりきましたが、活撃の堀川はまさしく信頼に足る相棒であり助手です。
そのパートナーとして兼さんを支える有能な手腕が今回余すことなく発揮されており、初陣にも関わらず軽やかな立ち回りに溜飲が下がりました。
兼さんのコントロールが上手いのなんの(笑)本当にLv.1なのか甚だ疑問です。
堀川の凄いところは、あくまでも脇差としての自分をメタ認知してサポートに徹し、円滑に周りを生かすために機転を惜しみなく利かせるところですよね。
その機転が今回の蒸気船爆破後のむっちゃん(陸奥守)と兼さんの一触即発の緊迫状態での「兼さんが追うと火に油だから、自分が陸奥守を追いかける」と言う部分や、
浪人の潜伏する拠点で「自分の洋装姿は外国人のいる場所でも容易く潜入できた」
と言ってのける立ち回りに現れていましたね。
これまでは、兼さんがメインで助手の堀川は出陣の際の力関係としては下に感じていましたが、今回の有能な堀川回(笑)で一気に2人は対等以上の関係でなんなら言葉巧みに周囲も操作・誘導してるんじゃないのか…?と思うようになりました。(しかも本人無自覚で計算ではないという)
兼さん大好きで尊敬していて本当にいい子ですね。
むっちゃんのような衝突せずにはいられない(同族嫌悪?)相手と同じ部隊になっても、堀川が潤滑油になり部隊の癒し要員になってくれるという。めちゃめちゃ有能やないか…!
スポンサーリンク薬研藤四郎は安定のツンデレ
前話までの塩対応はいろんな場所をざわつかせ物議をかもしていましたが、とうとう薬研殿が心を開いてくれたようです(笑)
前回までの冷たい薬研さんの理由としては、第2部隊の面々をまだ仲間として認めていなかったことや、共闘して自分の背中を預けるだけの力量が彼らにあるのか図っていた、実は薬研以外は二降り目で過去に辛い別れを経験しているため馴れ合いを嫌っていた、そもそも人見知り(笑)とか色々妄想は尽きないのですが、3話の刀剣男士たちは「友情・努力・勝利」というバトル物の鉄則を素で行っていたので、今後は各々が協力して時間遡行軍と闘う流れになっていくのでしょうね。
薬研さんは賢く医療の心得もあり、身軽で強く、ビジュアルからの予想を裏切る低音ボイスでしかも太ももという腐れ女子歓喜の要素が多分に含まれていて、私も大好物なので、今後の活躍が楽しみ過ぎて仕方ありません…!!
タイトル「主の命」の意味
主(あるじ)の「いのち」なのか「めい」なのか。
前話で次回予告された時から気になっていましたが、結論から言うと両方の意味を丁寧に織り込んでいました。
「主の命令ならば従うのみ」と言う薬研
「刀はいのち」と言う浪人
刀剣は、主の命令によって働く「もの」であると同時に、持ち主の「いのち」そのものである。
「命」という同じ漢字から深い哲学が感じられました。
歴史改変を阻止するために未来から送り込まれた刀剣男士たちですが、歴史を守ること=人命を救出することではないということにジレンマを感じ、自分たちは主により魂を吹き込まれ人のカタチを得たのだから、「もの」として主の意志に従うのみである。
そのように割り切っていたものの、過去の時代の浪人の口から「刀はいのち」と聞かされたことが、主や元の持ち主から受ける想いとはまた違う感慨深さを得たのでしょうね。
第3者から刀剣への想いを聞くって凄く新鮮で良いシーンでした。
さすが龍馬の刀というか、どの刀剣男士よりも人間味溢れるむっちゃんが「刀はいのち」の言葉を聞いて、後世は刀を捨てなければいけない時代が来ること、開国が日本の未来であることを知ってはいるものの目の前の浪人たちも純粋に国のために動いているのを肌で感じ、歴史を変えないために救いたいけど救えない辛さと、彼の優しさは見ていてとても胸が苦しくなりました。
「歴史を守るにはこうあるべき」と言葉にするのは簡単だけど、実践するのはとても心が痛くてえぐられること。
刀剣という「もの」である自分と、人間の身体を与えられた「ひと」としての自分。
真っすぐな彼がその狭間で悩み葛藤し、刀剣としての自身の在り方を整理し「もの」だと割り切って考えることが時には必要だと再認識するお話だったのでしょうね。
スポンサーリンク活撃 刀剣乱舞3話感想
様々な想いの変化と新たなスタートという、非常にすっきりとした幕引きで密度の濃い第3話でした。
兼さんとむっちゃん似た者同士ケンカップルや、ちょいデレが発動した薬研さん。
そして顕現してから湯舟に浸かったことがない蜻蛉切さんなど、細かい部分で楽しめる要素が盛りだくさんで見ていてとても楽しかったです!
あまりにも綺麗にまとめていたので、もしや次回から第一部隊のストーリーに切り替えか…?!なんて思わなくもないのですが、鶴丸が登場してないのでそれはないか。
というか、3話でもまだ出てこないってどういうことなんだ…(しょぼん)
三日月さんもそろそろ登場して頂きたく…!!第一部隊の編成については随所で確定報告がされていますが、何やらめちゃめちゃレア度も練度も高そうなので早くこちらの動く男士たちも見たいものです。ワクワク!
にしても歴史抑制力のパワーが凄すぎて、大抵のことは元通りにしちゃうのかと驚愕!
蒸気船爆破で結局何人なくなったのか明かされませんでしたが、弱腰外交と歴史抑制力の合わせ技で歴史は守られたようで一応は大団円のようです。
時間遡行軍が意外に頭脳戦で斬り込んで来ることにビックリなのですが、物理的な力だけでねじ伏せることは難しそうですし、今後はさらに堀川の機転と兼さんの冷静な判断や分析力が問われる流れになりそうですね!
それではまた次回!
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