ごきげんよう。模造紙です。
食欲の秋ですね。
スーパーに買い物に行くと、秋仕様の限定デザインのお菓子が量産されていて、ついつい手が伸びてしまいます。お財布の中身も体重の増加も悩ましい秋です(笑)
さて活撃とうらぶ11話、なんとも全国の審神者の心臓を抉るキチクな引きでしたね…!!
そこで終わっちゃうの?!という。
ここ何話か見ていて感じていましたが、活撃とうらぶはかなりキャラの性格設定がガバガバなんですよね。
11話だと、土方組が相棒・パートナーを強調する割には堀川くんが家出したことに一晩気付いていなかったり。
そもそも堀川くんが不穏になるのが急展開過ぎると言う。
最終的には、とうらぶ花丸と同じ流れに行きそうですが、結局のところ活撃とうらぶの主題はなんだったのか。
超個人的な推測がメインですが、活撃とうらぶのテーマは幕末刀剣組のサクセスストーリーだと感じたので、それにについて考察したいと思います。
スポンサーリンク幕末刀剣組の成長物語
第二部隊は六振りの男士で構成されていますが、そのなかでもフューチャーされていたのは和泉守兼定・堀川国広の土方歳三の刀であった二振りと、坂本龍馬の愛刀の陸奥守吉行。
物語は佳境に入ってますし、このまま土方組の気持ちのズレと確執でひと悶着あり、そこに喧嘩両成敗よろしく陸奥守が間に入って大団円…となるのが綺麗な終結の仕方です。
尺の足りなさが一番の問題だと考えられますが、あとの三振り、薬研藤四郎と鶴丸国永、蜻蛉切の扱いがあまりにも軽んじられていて、全体を通して少々残念な物語の構成ですよね。
メインの三人は満遍なく動向を汲み取られていますが、残り三人は今なにしてるの状態な部分も多く、「ここは任した」的に都合のいいように使われているのも解せないですね(笑)
幕末刀剣が三振りいる時点で、半強制的に肝となる舞台は固定されるわけですが、正直、兼さんと堀川くんの土方組の仲違いは見たくなかったので、11話の展開は心底見ていられないを痛感したシナリオでした。
スポンサーリンク陸奥守の成長
刀剣男士でありながら人間寄りの思考が強くて、当初はもっとも闇落ちしそうな雰囲気を持っていたむっちゃん。
ですが、実は一番目まぐるしいスピードで成長を遂げていた男士に感じられます。
がさつで大らかなイメージが先行していますが、やはり龍馬譲りの人を見る目と機微に長けた部分を受け継いでいるのでしょう。
世の不条理に悩んだり、運命に抗いたいと思いながらも、実のところは割り切ると決めたらすっぱり決めて、精神的にめちゃめちゃ大人なんですよね。
今回の、兼さん本人も気付いていなかった「和泉守の涙がきっかけ」を指摘したことや、薩摩藩邸を振り返って「声が聴けてよかった」と呟くシーンなど、活撃とうらぶが開始した時点の彼からは想像できない姿です。
和泉守は成長過程?
隊長という責務に捉われているのか、本来の自分の考えと部隊長としての形を混同しているように見えます。
建前と本音をすり合わせて生きていくのが大人になるとも言えますが、どうにも兼さんはそれがお上手ではない(笑)
助手の堀川が立ちまわってサポートすれば部隊とては上手く機能していくのでしょうが、肝心の堀川くんがああなってしまっては余計に兼さんの中途半端な状態が浮き彫りになってしまっています。
きっと、それを他の男士たちもわかっていて、だからこその龍馬のことは任せて堀川の捜索へ…の件りなんでしょうが、見ている側としてはもどかしいのなんのって。
江戸無血開城の任務でへこんだのちに、心機一転して幸先のいいスタートに思われましたが、実のところ彼単体としては足踏みしている状態なのかもしれませんね。
堀川国広の成長、それこそが裏テーマ?
部隊に入って日が浅い堀川国広。
元の主と邂逅するのも、部隊で経験を積んで高レベルになったのちであれば、陸奥守のように問題なくやり過ごせるのかも。
きっと相棒の兼さんがいない状態で元の主の土方と会っていたなら気持ちを抑え込むことも可能…だったのかもしれません。
ですが、陸奥守が指摘したとおり兼さんの涙を見たことで、鉄の掟で自分自身も縛ってしまった土方や、刀剣時代に離れた和泉守兼定のこと、土方の最期を共にした刀剣の自分のことが一気に去来して衝動を止められなくなったのでしょう。
良くも悪くも、堀川くんは優等生タイプに見えます。自分の立ち位置や周囲の評価に敏感で、本人も意図せずに誰かが望む自分であろうとしたのかなと。
集団においての自分の役割を認知して、それを全うしようとする。まるで元の主が鉄の掟を守ることに身命をかけたのと同じように。
そして、部隊長という枷のある兼さんに代わって救えなかった土方を救うことを決断したとしたら…泣くしかないですね…。
スポンサーリンク活撃 刀剣乱舞11話の感想
今回の記事は放送内容を掘り下げず活撃とうらぶのテーマについて考えてみました。
アニメにしろ小説にしろ、物語の大きな主題は登場人物の成長物語かと思うのですが、活撃とうらぶは幕末刀剣組、なかでも堀川国広の成長に重きをおいているように感じます。
原作がありつつ未だ明確になっていない部分もありますし、それぞれの本丸のそれぞれの審神者と刀剣男士として様々な解釈と設定を加えられるのが、刀剣乱舞の最大の持ち味でセールスポイントとも言えます。
私は活撃視聴からスマホアプリで原作を始めたにわか審神者なので、さほど活撃アニメについても違和感を感じていませんでしたが、ヘビーユーザーの方の中には結構辛辣な意見をお持ちの人もいらっしゃる様子。(初期の頃から原作好きの知り合いに聞いたら、特に活撃審神者の無能っぷりがやばいらしい)
もしかしたら、私のようなアニメで入ってから原作プレイ組がもっとも心に波立たせず見ていられる物語なのかもしれませんね。
ともあれ、結局のところ、兼さんは堀川くんを折っちゃうのか、それとも真横をかすめる定番のやつなのか…また一週間ドキドキしながら次回を待つことになりそうです。
それにしても土方さんの中の人、小野Dじゃなかったですね!(笑)めっちゃ渋くて美形で美しかった…!!
そして予告の蜻蛉切さんと鶴丸が今回最大の癒しでした←
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