ごきげんよう。模造紙です。
バチ官1~4話までの雰囲気とはがらりと変わり、なんともほっこりする素敵な奇跡のお話でした。
まず画面が明るく見やすいことに感動し(相変わらず室内は暗めの演出でしたけどね!)腹に一物抱えてそうなジョン役の速水イケボにわくわくしながら視聴しましたよ!
実はこういうとある街の片隅で起こった奇跡みたいな1話完結もののほうが、すっきりしててアニメの構成的には向いているのかも。
1~4話は大がかりな事件過ぎて、それぞれ単体では面白い謎も集約してしまうと逆にとっちらかって何が何やらわからなくなってしまったので、それに比べると非常に単純明快かつ後味もさっぱりとした気持ちのいいシナリオでした。
それではバチ官4話「天使と悪魔のゲーム」の考察をしていきましょう。
スポンサーリンク平賀とローレンは光と闇の関係
今回はまだ情報局に入って日の浅い平賀と、倫理観が欠如した犯罪者としてバチカンに拘束されたローレンの出会いの物語です。
いわゆる過去回というやつですね。
宗教的指導と称して週に一度、神父との面談が義務付けられていたローレンが指名したのは、自分と対等に話をするに足る知能指数を持った平賀でした。
5話における平賀とローレンの2人のやり取りを見ていて感じたことは、2人が非常によく似た人物ということです。
ローレンも言ったように2人は万能型の天才で知能指数が非常に高く、常人よりも遥かに頭脳明晰で優れた科学脳を持っています。
ただ1点、明確に異なっているのは生い立ちと周囲の影響なのだと考えられます。
お互いが表と裏のような存在で、平賀も生い立ち次第によってはローレンのようになっていたのではないでしょうか。
アニメではまだ平賀の過去については語られていないので予想になりますが、彼の場合は周囲の人間や家族に非常に恵まれていたのでしょう。
類まれなる知能指数を持っているにも関わらず、ごく普通に育って惜しみなく愛情を注がれたことで純真でまっすぐ育ったのではと思います。
科学脳を持っていても「奇跡と出会いたい」という言うのが平賀の純粋さを全て物語っていますよね。
対してローレンは幼少の頃から能力値の高さ故に周囲に一目置かれ続け、家族や近しい人たちからも存在を疎まれていたのでは?
高すぎる知能は時として脅威で畏怖する対象になってしまいますが、ローレン自身がそれを認知して他人と一線を置きながら自分の能力を最大限に生かした結果、犯罪者として拘束されることになったのでしょう。
いくら知能が高い天才でも、周囲から愛情を注がれず愛を与える経験を持ち得なければ人としての倫理観は身に付かないのではないでしょうか。
立場と育った環境が違うだけで、平賀とローレンはとても良く似ています。まさに光と闇と言えるでしょう。
だからこそローレンも平賀にだけは心を許しているようにも見えますね。
スポンサーリンク副題の「天使と悪魔のゲーム」とはどんなゲーム?
わかっているのは白と黒の丸い駒を使って、直線状に自分の駒を並べることで勝利する五目並べに似たゲームということです。
始めは囲碁やオセロに似ているのかなと思いましたが
勝利の形がこのようになっているので、盤上に一直線に途切れることなく自駒を並べることが勝利条件なのかなと。
上部にあるループ状のものは盤上に端を作らないためなのかな。
平賀考案ゲームのようなので今後も物語中に登場しそうですし、詳しいルールや勝利条件が解明されると嬉しいですね。
ジョン・ブリ―ケット氏の正体は要人?悪魔との混血?
今回の奇跡の張本人であるジョン・ブリ―ケット(仮名)。
最終的に彼の素性を明らかにされないまま物語は終了しますが、平賀やローレンも知っている超大物の有名人で莫大な資産を持っているのは確かなようです。
また、ジョンは悪魔と人間のハーフという可能性もありますが、悪魔が人間と子を為すよりも、人間に憑依して操るか、入れ替わる方法のほうが現実的な気もします。
少なくとも悪魔はジョンが誕生した時点で父親として共にいたことから、どちらのニュアンスにもとれるのですが…。
しかし「人間が千の願いの祝福を得た時に、存在に値する存在であるか証明しろ」と悪魔が語ったことから、ジョン自身は悪魔の混血ではなく悪魔の祝福を受けて苦難を強いられる「人間」であると考えられます。
以上のことから、ジョン・ブリ―ケットは誰もが知る莫大な財産を所有する超有名な資産家や実業家で、父親は悪魔に憑依されていたか成り代わられていた…と考察しました。
そして、悪魔の祝福を受けたことにより理想の女性を創造し妻として迎えた、ある意味二次元嫁を愛してやまないオタクの憧れのような存在とも言えます(笑)
スポンサーリンクバチカン奇跡調査官5話の感想
なんだ1話完結で綺麗にまとめられるんじゃないか!
今までは本気だしてなかっただけ…?次回からは期待していいのでしょうか。
前回までは話数が進むごとに尻すぼみ感が否めなくて期待してただけに落胆していた部分もあったのですが、今回のような奇跡のお話ならもっと見てみたいのが正直なところです。
前回記事で「キリスト教ではなく架空の宗教でも…」と申し上げましたが、今回のように神の創造物として作った人間を神は愛したとか、悪魔の祝福に負けたと嘆くジョンに「あなたも神のような方だ」と語りかける平賀の姿は、やはりリアル宗教だから物語に厚みが生まれるしキリスト教や聖書そのものに視聴者が興味を持つきっかけになるので、架空の宗教を選択しなかったのは正解に感じました。
それにしても、ロベルトのことを語りだすと異様に饒舌になる平賀の姿に、推し作品の話題を振るとマシンガントークを繰り広げるオタクの姿を重ねた方は多いはず。
平賀はロベルトオタクなんだね!(笑)もはやただのノロケにしか聞こえないというwww
そしてその早口でまくし立てる平賀を見て、寂しそうで拗ねたような態度のローレンにムラムラしました←
ゲームに負けて約束どおり神を信じて聖書を読むローレンとか…かわいすぎかよ!
さて、次回からは再び大きな事件が始まるようですが…
舞台が変わり、また新たに登場人物を覚えることから始まりますが次こそは謎解きが楽しめるといいなぁ(切実)
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