どうも、寒いのは大嫌い! ロシアスキーでございます!
つい先日どこぞの報道番組にて、『沖縄が梅雨入り 例年よりも一週間近く早い』だなんて聞いてびっくりです。
そっかぁ……どうりでこっちも強くて長めの五月雨が猛威振るってるわけだわ……(雨でビショビショになったベランダの洗濯物を見ながら)。
とまぁ、じめじめ気分なご挨拶はここまで!
ここからは……先立ってアップした、『A.I.C.O. Incarnation』の解説・感想編の記事の対となる記事!
そう、考察編のスタートでございます!
↑『A.I.C.O. Incarnation』の解説・感想編記事はこちらから! ネタバレ要素もありますが、重要な設定などをがっつり説明させていただいております!
この作品は基本的にムダなシーンは一個も無いというくらい、みっちりとシナリオが詰まってるし練られてるし、という作品です。
1話冒頭から最終話のEDまで徹底的に作りこまれたこの作品において、説明の大きな過不足というものはほぼほぼ無いと言ってもいいでしょう。
ですがそれでも痒い所に手が届く……というか届いて欲しい点も無かった訳でもありません。
なのでこの記事では、そう言った細かな部分に関しまして考察を行っていこうと思います!
解説・感想編と同様。最終回まで見た方にも楽しんでいただける様な考察をお見せしたいと思いますので。
お付き合いいただけたら幸いでございます!
スポンサーリンクグミちゃんがアイコちゃんを復元させた仕組み
まず第一の考察ポイントは、作中最終盤のワンシーンから。
プライマリ・ポイントでの手術が終わり……消滅するかに見えた人工生体のアイコちゃんがグミちゃんによって世界に再誕することが出来た。その仕組みについてでございます。
そもそもグミちゃんはアイコちゃんのお父さんが働いていたホロス・ハビリスという会社で開発された『ホロスタイプ』という『体全てが人工生体』という存在です。
つまり人工生体のアイコちゃんとは非常に近しい存在である、と言うことができます。
さてプライマリ・ポイントでの手術の際、人工生体のアイコちゃんは消滅する運命にありました。
正確に言うと人工生体のアイコちゃんの身体はマター化しているので……そこに人工生体の脳が戻れば、少なくともアイコちゃんはそれまでのアイコちゃんという存在でなくなるということを意味しています。
肉体として考えたときマター化している人工生体の身体は正しい脳を手に入れたとしても、既に変質してしまっている。
つまりまったくの別物と化していると言ってもいい状況にあります。
そんな中神崎くんは手術を成功させてアイコちゃんの身体を元に戻すと言います。
ゆで卵は生卵には戻らない、なんて言葉もあります(なんか最近どこかの研究施設でゆで卵を生卵に戻せたらしいですけれどw)
変質・変化したものは基本的に戻らないんですよね。細胞とか、たんぱく質とかそういうものは。
それでも神崎くんは何とかするとばかりに宣言するわけですが……。
さてさて手術直前にグミちゃんはアイコちゃんを守るように肉体を変化し、手術用カプセルの中に一緒に入っていきました。
そして無事手術が終わった後に人工生体アイコちゃんの肉体はマター化したままなにやら変質をしていきました。
赤主体だった色味は緑色になり、なんだか硬質化している様に見えたのですが詳細は不明ですね。
その次の瞬間、マターの中から新たな生命体の様なものが生まれ……更に、まるで蝶が蛹から出る様に。人工生体のアイコちゃんが肉体を再構成されて出てきました。
ここで神崎くんが『グミがアイコちゃんの生体情報を保存していた』ということに思い当たります。
ここ。ここがキーです。
グミちゃんはアイコちゃんの身体を保護するために包み込んだりしており、その際に生体情報を保存していた。
ここまではいわゆる事前準備段階です。ここからが私が推理した結論になりますが。
グミちゃんも人工生体。人工生体アイコちゃんの身体もマター化しているとはいえ元は人工生体。
つまりグミちゃんとアイコちゃんの肉体は基礎が一緒な訳ですね。
ならば、グミちゃんがアイコちゃんの生体情報を『設計図』の様に使用すれば……アイコちゃんの肉体を再構成することも可能だったのではないでしょうか。
この辺り詳細な解説がないので。恐らくは、という範囲を抜け出せないんですけどね……。
建築や料理なんかと同じ考え方でいいのかなと思います。
設計図があって材料があって……それを扱う存在がその材料のプロであるなら。
あとは設計図に従って構築してやればいい、という訳ですね。
スポンサーリンク伊佐津恭介が植物状態になってしまった理由
第二の考察ポイントもまた最終話から。
物語終盤、伊佐津恭介は娘である伊佐津柚葉の複製体を操りアイコちゃんたちの邪魔をします。
柚葉ちゃんの複製体は伊佐津恭介が意識を取り戻さないままの柚葉ちゃんをなんとか救おうと用意したものなのですが。
残念ながら伊佐津先生には神崎くんこと由良俊英の様に完全な人工生体の人間を作り上げることは出来ませんでした。
それでも諦めずに行動し続けていたあたり、伊佐津先生の娘への思いの深さが分かりますね。やり方は別にして。
少し話が逸れましたね。問題点はその複製体を操っていた伊佐津先生なのですが……。
残念なことに神崎くんの手術を妨害成功することなく、のみならず植物状態になってしまいました……。
ポイントは『なぜ伊佐津先生は急にそんな状態になってしまったか』という点ですが。
これも勘のいい方、あるいは科学的現象に強い方なら「ははぁん、アレやろ?」と分かると思うんですけど。
明確な理由の描写が無いので、宙ぶらりんな感じなんですよねー。
なのでここはズバリ私の辿りついた結論を。
伊佐津先生が植物状態になった理由、それは……『多数の柚葉ちゃんの複製体との接続を外部から切断された』ことによるものだと思われます。
1つは一樹くんが伊佐津先生操るマターに手を突っ込んでアンチ・セル・アセンブラを発動させようとしたシーン。
そしてもう1つが、黒瀬先生が伊佐津先生の部下を説得して伊佐津先生の複製体への接続を切断したシーン。
一樹くんが行おうとしたのはアンチ・セル・アセンブラをマター内部で炸裂させようという作戦なのですが……。
解説編でも書きましたが、セル・アセンブラは細胞分裂、新陳代謝を促す物。
その反対たるアンチ・セル・アセンブラをくらわせる事で伊佐津先生操るマターの動きを阻害しようとしたのでしょう。
細胞分裂を抑えられれば、マターの物量も怖くないわけですから。
しかしそれだけで伊佐津先生が植物状態になるとはどうしても思えません。
自然に考えるのならば……黒瀬先生の行動の方がきっかけになると思うのです。
無数の複製体と繋がっていた伊佐津先生。その脳の負担は相当だったでしょう。
そこで外部から接続を強制的に切断されてしまえば……更に強烈なフィードバック、バックファイアによって脳が深刻なダメージを受けてもおかしくはありません。
正当な手順を踏まずにPCの電源落としちゃいけないのと同じです。
恐らく伊佐津先生の脳はその負荷に耐え切れず……植物状態になってしまったのでしょう。
娘の柚葉ちゃんがしっかりと目を覚ましたことを考えると、ちょっと哀しいですね。たとえ行いが『悪』と呼べる様なものでも……。
彼は父親たらんとしていただけなのでしょうから……。
世界はどう変わったか
第三の考察点はずばり、『作中の世界はその後どうなったのか』という点です。
この物語では最後は断片的にしかその後の世界については描写されてはいません。
ですがその情報を集めてみればある程度の推理はできるかな、と思います。
まず分かるのは、ラストエンディングにおいてマターは完全に描写されていないという点。
恐らく日本からはマターは完全に消滅したということが窺えます。とはいえ結晶化したマターは見えているので……。
本当の意味での完全な消滅・除去はされていないみたいですけどね。
次に一樹くんのシーンでは人工生体のパーツがショーウィンドウに並んでいるのと、車椅子の少年が描かれていました。
未来科学の象徴たる人工生体はどうやら完全に人々の生活に受け入れられて義手や義足として流通しているようです。
政府のお偉いさんたちが話しているようなシーンでは山岳部の様な地形がモニターに映っていました。
これは恐らくバーストの後の事故復興について会議しているのではないでしょうか?
そして、穏やかな桜並木の風景……。
日本の四季、春の美しさの象徴でもあるそれは……この国が穏やかさを取り戻したことの現われのように感じます。
これらの情報をまとめますと……。
『バーストという痛ましい事故こそあったものの、日本はまた平和を取り戻した』
『その事故によって発展した技術は人々の生活を支えている』
『まだまだすべきことは山積みだけど、日々は一歩一歩進んでいる』
この三点で語れるのではないかと思いますね。
穏やかなBGMもあり。作中世界が平和になり……未来へと希望が持てる。
そんな『これからの世界』を予感させてくれていると私は思います。
スポンサーリンク最終話でアイコちゃんが迎えた未来とは?
そして最後に……これこそが私が考察を語りたい最大の部分となります。
物語が終わりを迎えますと、神崎くんとアイコちゃんの会話が聞こえてきます。
あの日常から1年もの月日が経ったという言葉。アイコちゃんをサポートしてくれていたダイバーの皆も新しい環境で生活しています。
『皆に会いたい』と言うアイコちゃんと『その時がきたら』と返す神崎くん。
ここでシーンが変わりアイコちゃんは転校生としてとある学校に編入し……自己紹介をしようというところでエンドロールです。
最後の情景の美しさと実に綺麗な終わり方でして……感動と余韻に浸ってしまうことでしょう。
だけれどもこのシーンにおいて明確な答えは描写されていません。
神崎くんが言っていた『人工生体のアイコちゃんでも存在していていい世界』という言葉。
アイコちゃんはその世界にたどり着けたのか? と考えてしまうと……いろいろな予想が出来てしまったのです。
ここでは最後の最後。アイコちゃんが迎えた未来についての考察を何点か……。
1:アイコちゃんは日常へとたどり着いた説
こうであってほしい……!
アイコちゃんは人工生体のままではありますが平穏な日常という世界にたどり着き、これから一人の人間として生きることになったという説です。
いくら神崎くんが凄い科学者でも世界は変えられない。だから1年の間アイコちゃんの身体をメンテナンスし続け……。
そうして人工生体ではあるが他の人にバレないようにすることができたから、アイコちゃんは学校に通えることになった。
いいじゃないですか! 幸せじゃないですか! 本当にこうあってほしいですよ!
というか多分これが正解だと思うんですけどね! 思うんですけど……!
2:ラストシーンは全て仮想現実であった説
こういう考え方もできちゃうのかな……って……。
捻くれ者の私の頭が囁くんです……。
最後にたどり着いた世界は、VR……仮想現実なんじゃあないか。
人工生体であるアイコちゃんは人の世界にとけ込めないから……。
だから神崎くんが、本当に『世界』を作ってあげて。そこでアイコちゃんは暮らしているんじゃないかって……。
もしそうだとしたら相当哀しいんですけどね……。
そのVRの中に居て、長期休暇の時期になるとログアウトして定期健診とか受ける、とか……。
そういう意味の会話だってことも十分ありえるんじゃあないでしょうか?
3:アイコちゃんは人間になった説
あるいは、こんな結末なのかもしれません。
神崎くんの言っていた『脳と体に異常なし』という一言。その意味は……。
人工生体のアイコちゃんの身体を、1年間の必死の努力で人間の肉体にしたのだとしたら。
前人未到の完全なる人工生体の作成に成功した神崎くんのことです。
アイコちゃんのためなら意地でそれくらいのことをしても何も不思議ではありません。
人間になったアイコちゃんが学校に通えるようになり……転校生として、初めて自分の名前を名乗る。
あ、アカン。涙出そうw
そんなことになったらアイコちゃん神崎くんにベタ惚れやろなぁ……。
4:結論として
上の説はどれも私の推測でしかありません。
しかもあえて答えを明示していないということは、製作サイドとしては多分『あなたの判断にゆだねます』って部分も大きいと思うんですよ。
でもあえて考察し語らずにはいられなかった! (考察! 書かずにはいられないッ!)
私個人としては1番か3番でお願いしたい! というかそうであって!
人に作られた存在である人工生体の少女。そんな彼女が一人の人間として生きることになる。
本物でなければいけないの? 偽物の命は存在していてはいけないの?
そんな部分にまで踏み込むこの作品だからこそ……最後の最後は掛け値なしのハッピーエンドであって欲しいのです。
もうこの部分に関しては私の希望と懇願も大量に入ってますけどねw
続編の可能性
オマケという訳ではないのですが。この『a.i.c.o. incarnation』という作品。
続編はありえるかどうかという考察をしたいと思います!
えー、結論から言うと『正統な続編は難しい』けれど『スピンオフはありえる』のではないかと。
何せアイコちゃんの物語はこれ以上無いくらいに綺麗に終わっております。
この世界のマターだって消えましたし……無理に物語を再度動かす必要なんてないような状態です。
ですけれども! スピンオフとして『ダイバーの面々がダイバーになった経緯』とかの話はできるんじゃないかなーなんて!
というかやって欲しい! 是非に! バトルシーン多目で!
正直マターに対して効果のある弾薬などの調合を随時変更していたあの設定とか凄いときめきますしね。
男の子はそういう科学的根拠のあるバトルに弱いのです。
なので、スピンオフ、外伝は十分ありえるかなと思います。
現在は漫画版が連載されておりますが。その内マターとかバーストとか関係ないゆる~い4コママンガ始まってもおかしくないとも思いますよ!w
スポンサーリンク一連の考察を終えて
ここまで記事を読んでいただいた方、まことにありがとうございました。
正直この作品に対しての考察といいますともっともっと書きたいこととかもあるのですが……。
あまり私自身の考察を長く書いていても、この作品に触れた方々の思いや感情を濁らせるかな、なんて思いもあり。
今回は主要な考察を抜き出して書かせていただきました。
後は本当にこの作品が丁寧に作られていて、考察を必要とする部分が少ないというのもありましたね。
基礎がしっかりしているからこそ、作品世界に没入できるとでもいいましょうか……。
上の考察以外にも『これってどういうことだと思う?』なんてコメントいただけましたらば、私なりの意見を書かせていただきたいと思いますので。
ぜひともそういうa.i.c.o愛溢れる方のコメントお待ちしております!
今回この様な素晴らしい作品の解説・感想、そして考察を書かせていただき本当にもう感謝の気持ちしかありません。
今後も様々な作品に対して私なりの全力の記事を書きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!
以上ロシアスキーでした! もっともっと広まれ、a.i.c.oムーブメント!
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コメント
SFとはいえ、近未来で義手を使うようなレベルにもかかわらず
脳みそ+眼球+脊髄?の交換が数分で行われ、
しかも数億以上はあるだろう神経系の接続はもとより、
切り開いたはずの肉体と溶かした?髪の毛も再生しているというのは
ちょっとやりすぎだと思う。
交通事故で損傷したのをそのまま直せるじゃん、と思ってしまう。
脳みその交換はインパクトあるから、作家としては入れたいよねー、
というのもわかりますがでもハードSFを謳うのであれば、
取り込まれたアイコちゃんの救出とコピーアイコちゃんを戻して終了というほうが納得できるよね。
もちろん最終回まで「脳みそを交換した」という話はそのままでね。
あと、神崎君もユラ先生の脳みそを移植したというのではなく、
ユラ先生の脳みそのコピーをしていて、
神埼君の瞳にも製造番号?があるのがみんなにばれて怒涛のクライマックスへ
というのを期待したのに、本当に期待したのにこれはなかったね。
神崎君がコピーの脳みそが消えるときにどのようなことが起こるかを
話してましたけど、これこそ、神崎君が実際に経験したことであり、
その後にユラ先生の記憶が追加されたという過去だとより面白かったのに。
ということで、次の作品に期待してます!
通りすがりのさん
コメントありがとうございます!
自分はご指摘の部分に関しては
「現在の医学ではアイコちゃんの肉体を早期に治療できない。とりあえず人工生体と脳を交換して、時間稼ごう」
という感じだったのかと思っていました。
髪の毛とか切開跡が瞬時に再生したのはセル・アセンブラⅢのおかげで。だからこそそれを開発した由良先生スゲー、って思ってましたが。
確かに、あれだけの回復効果のある装置とかが出てきたのなら、アイコちゃんの治療が普通に行えてもおかしくないですね。
その辺、作中で明確に時系列と共に医師チームの努力と苦悩の描写があればわかりやすかったのかも?
神崎くん絡みのエピソードに関しては自分もちょっと消化不良感はありましたね。
神崎くんが実は由良先生でした、から波乱とか無く物語が進んでしまったので。
「あ、あれ? アイコちゃんに関しては掘り下げすごいしたのに……?」
って思いつつも、終盤の展開に引き込まれてしまい、とりあえず心の棚に置いた感じでしたw
その辺、ご指摘の通りのもう1アクションあると良かったのかな、と今さらながら思います。
ただ、良質の作品であるのは間違いないですし、スピンオフや続編。
世界観を共通とする別作品の誕生は私も期待しております!
コメント、ご指摘ありがとうございました!
たった今アニメを見終えて内容に??な部分もあったのでこの感想編と考察編でだいぶ頭の中がまとめることが出来ました!!ありがとうございます!
ひとつ疑問なのですが、エンディングの所でアイコちゃんが学校で挨拶してたのは普通にあのまま人工知能として入学したかと思ってました!
由良先生も神崎くんとしてアイコちゃんAのいる学校に来てたのでほんとに遠く離れた(青森とか笑)で入学したかと思ってました!
名前のとこがなかったのは橘愛子として入学するとさすがに変やもんなあーって思ってたのですが、どうでしょう?笑
後は、柚葉ちゃんとの複数の接続を解除しただけで意識戻るんかいとも思いました笑
流し見してて深く見れてなかったのでいや、間違ってますよ!ってところがあれば是非教えてください!
楽しく読みましたさん。
コメントありがとうございます!
ご都合主義を排除して考えますと、ラストシーンはアイコちゃんは人工生体のままというのは実に自然な結論だと思われます。
また、身元の問題などを考えますと、遠方の地に引っ越して、という風に考えるのが自然でしょうね!
名前のところが無い点に関しては、鋭い読みだと思います! 思わずなるほど、と口に出してしまいました。
名前もまったくの別名になってるとすれば、視聴者に対して「初めまして」と言ってる可能性もあるから二重の意味で自己紹介が意味を持ちますね!
柚葉ちゃんに関してはですが、あれはもともと、元の柚葉ちゃんの体に意識がしっかりと残っていて。
それを伊佐津先生が治療しようと、複製体につなぎ、そのままにしていたのが原因で意識が戻らなかったということで。
その複製体の接続が多いもんだから、柚葉ちゃんは元々の帰るべき肉体が分からなくなってしまったという状態なので。
複製体との接続を切ってあげれば、自分の体をしっかりと自覚することにより柚葉ちゃんは目が覚めた、ということだと思われます。
意識不明のまま無数の複製体につながっちゃったから「どの体で目覚めればいいか分からない」という状態に陥っていたのを解消してあげた、ということかと思われます。
まぁ、自分も自分なりの解釈を多めに含んでの結論なのでw 間違っている可能性はありますが……。
おおよそこんなところではないかな、と思います。
こんにちは。
最終回でアイコちゃんBがお母さんと弟くんに挨拶してからアイコちゃんAとすりかわる、というシーンがありました。あれは、Bちゃんの存在を知らせないという意味なんだと思いますが、Aちゃんは、助けてくれたBちゃんの存在を忘れたわけではないので、お母さんなどにはBちゃんのことを話すと思うんですよね。
話したとしても連絡が取れないように、北海道に行っちゃった、ということなんでしょうか。。
H.I.N.A.さん
コメントありがとうございます。
ご指摘の部分ですが、難しいですねー。
H.I.N.A.さんの読みの通りの展開もありえるとは思いますし。
BちゃんのことはBちゃんの為にも秘密にしておく可能性も十分にありえると思います。
ただBちゃんがもしも完全に遠方に行っていた場合。やはり自分から家族との縁から身を引いた、というのが自然かとは思います。
個人的にはAちゃんとBちゃんは互いにもう交わらないことを決めているのではないかと思いますね。
そうすることで互いの生活を守る、という感じで……。
コメントありがとうございました。
もうひとつ腑に落ちないことがあって。。
グミちゃんは、交通事故より前にお父さんの会社で作られたものですよね。
仮にお父さんがアイコちゃんのために作ったものだとしても
あんなひどいこと(バースト)になるとは予見していなかったと思うのです。
小さいけどけっこう知性が高かったし、アイコちゃんB生還の鍵(アイコちゃんの肉体情報の保持)にもなったし、アイコちゃんB生還後もちゃんといたし。
グミちゃんってなにもの?
H.I.N.A.さん
コメントありがとうございます。
グミちゃんに関してですが、これはもう完全な偶然の一致かと。
恐らくはバーストやその後の展開のことなんてまったく考えずに作られた、人工生命体……。
だったのが、怪我の功名。グミちゃんがグミちゃんであったが為にアイコちゃんの存在復元に一役買ったのではないかと思いますね。
これを運命というのかどうかは知りませんが。お父さんが作った物がアイコちゃんを助けるという引力を感じる偶然かと思われます。