過ぎたるは。
どうも、ロシアスキーでございます!
今回『デカダンス』は9話目の放送でございましたね~。
話数的にも内容的にもクライマックス感が出てきておりますが……。
今回も衝撃の展開でございましたね!
なので、しっかりと語っていくといたしましょう!
デカダンス 第9話 あらすじ
一同は改めて作戦を確認し、いよいよ計画を実行に移す。
クレナイをはじめとする『かの力』たちがガドルと戦っているスキを突き、カブラギとナツメはガドル生産工場へと向かう。
一方、バグ矯正施設でもガドル生産工場に対しての妨害工作が開始される。
しかし、そちらを先導していたターキーと、サポートのサルコジ。
二人の裏切りにより、バグ矯正施設にはゲーム警察の鎮圧の手が回る。
同時刻、ガドル生産工場に侵入したカブラギとナツメの前には、待ち伏せしていたフギンが姿を現す。
正面衝突するカブラギとフギン。仲間たちの倒れる姿に苦悩するサルコジ。
ガドル生産工場攻略作戦は成功するのか。世界の真実の一片を知ることになるナツメの運命とは……?
といった感じで……。
今回は久々にバッチバチのバトル描写もありましたし、次回以降がどうなるのかという引きもバッチリの回でございました!
……けれども、なかなかにダメージのある衝撃展開も……!
とはいえ、あまりダメージを引きずってもいられませんでねぇ。
切り替えて、今回の要点を語ってまいりましょう!
サルコジの最期に見る色々
まず語りたいのはこちら。
『サルコジの最期から見えるあれやこれ』ということで。
まず気になったのはこちらのシーン。
負傷したサルコジに対して、ターキーの言った一言が気になったんですよね。
「どうせくだらねぇ一生だったろ」というこの言葉。
ここで『人生』って言わないあたり、この作品ではサイボーグたちは。
『自分たちは人ではない』ってことを強く自覚していて、それが常識である、っていうのが見える部分なんですよねぇ。
とはいえ、サイボーグだって無敵の存在ではない、っていうことの証明でもありますし。
こういう細かいところから、『あぁ、この世界では本当にサイボーグが世界の中心なんだな』ってのが感じられますよね。
まぁ、だからこそサイボーグたちは人間(タンカー)を見下してる……というか。
人間たちを同格とは見ていないんでしょうけれどもね~。
それともう一つ、気になった点としては……。
サルコジが影響を受けたカブラギの言葉が気になりましたね。
これは言葉自体が、ということではなくって。
『マイキーからカブラギ、そしてサルコジへとその言葉が受け継がれていった』ってことが大事かなぁ、なんて思ったりしております。
コレに関して思うのは、言葉を継承したマイキー、カブラギ、サルコジの共通項として。
『それぞれがシステムにバグ持ちだと認識されている』っていう部分があるのではないか、と。
(マイキーだけはバグ認定されていなかったかもしれませんが、リミッターオフに執着してた辺り、バグ認定されてもおかしくないと思います)
サルコジも小物ではあるものの、バグ矯正施設にいたってことはバグ認定されている訳でしょうし。
要するにですね、『システムの命令などに従わない=バグ持ち』だと仮定すると。
『バグ持ち=自由意志を持ちそれを尊重しているサイボーグ』ってことにもなると思います。
つまり、マイキー・カブラギ・サルコジの三人は『自分の意思をしっかりと持っている』という共通項がある。
それは更に踏み込むと、『ただのサイボーグではない』ということの証左ではないかと思うんですよね。
ただ命令に従っているだけのサイボーグとは一線を画した存在。
もしかすると、この『限界まで足掻く』という言葉や意思は。
クライマックスの展開において、サイボーグたちのあり方に変革をもたらす一言になるのかもしれませんね!
なので、この言葉は重要キーワードとして今後も注目でしょう!
パイプはどうなったか
続いて語りますはこちら。
『GGSの発動により、パイプはどうなったか』についてですが。
まず今回、カブラギとナツメは見事当初の目的であるGGSの発動に成功。
これにより、すでに生産されていたガドルは次々に消えていくことになりました。
ここについてはちょっと謎もあるのですが。
まぁ恐らくはガドルには生産時点でGSSにより遠隔操作で消える機能が組み込まれているんでしょうね。
これに関しては、万が一のガドルの暴走などに対しての準備であった、というあたりは考えられるので。
GGSという仕組み自体には、不自然ななところはないかと思われます。
(まぁ、ネーミングセンスについてはどうかと思いますけれどもw)
ただそうなってきますと気になるのはパイプの存在……。
今回のアバンでのカブラギの表情は、GGSについて知っているからこその表情だったと推測されますが……。
当然ではありますが、パイプもまたガドルであるのは間違いありません。
つまり、パイプもまたGGSの効果によりその存在が消えてしまった可能性があるのですが……。
ここで私が気になったのは、パイプもまたバグ認定される存在なんですよね。
パイプがバグである、とされる部分についてはカブラギの言葉。
『他者への攻撃反応が無い』というものでありましたが……
ここで合わせて考えたいのは、カブラギ・ナツメ両名においては。
『バグと認識された現状、チップが存在していなかった』という共通点があるんですよね。
双方共にチップを所持していない状態だからこそ、ガドル生産工場に侵入できたわけなのですが……。
その定義が当てはまるのであれば。
そして、ガドルであるパイプの『攻撃衝動』の欠落というバグに『チップの異常』が関わっている、と仮定していき……。
GGSの発動にはチップが関わっている=ガドルにもチップが存在しているとすれば。
バグであるパイプにチップが無いのであればあるいは、パイプは生存していてもおかしくないのではないか、と。
私としてはこういう結論にたどり着いたのですが……。
まぁ、実際これは仮定に仮定を重ねた推理ですので!
この予想通りに話が進むとはハッキリとは申し上げられません!
ですが、予想がすべてスムーズに通ったのであれば……。
あるいは、パイプは生存しているのではないか、と。
私はそう予想しております!
ナツメは今後どうなるのか
次に語りますはこちら……。
今回の、というよりは今後のキーになるであろう『ナツメの今後』について、再度語っていきたいと思います。
前回時点ではナツメはガドル生産工場に侵入することにより……。
世界の真実の、一片に気づくくらいで止まるかな、と思っていたのですが……。
なんと今回ラストでカブラギはこの世界が作り物である、ということを告白してしまいます。
いやぁ……ターキーサルコジコンビの件といい。
私が『ラスト間際まで引っ張る』と思っていたネタを今回一気に片付けてきてびっくりしましたよねぇ。
で、問題の告白を受けたナツメなんですが……。
現在ナツメはカブラギのことを信頼しているので、ガドルネスト攻略の時よりも。
カブラギの言葉を信じるという部分が大きくなってきていると思います。
なので、カブラギの告白を否定する、っていう流れにはないと思うんですよね。
そうなってくると問題はその先。
『その告白を受けたナツメの反応とそれに伴う行動選択』がキーな訳ですよね。
前述の通り、ナツメはカブラギのことをかなり信頼しているのは間違いないでしょう。
だからこそカブラギを嫌ったり憎んだり、ってのは無いと考えられるのですけれども。
ただ前回の記事で書いたとおり、ナツメは父をガドルによって奪われているという事実があります。
そこと『大きすぎるカブラギへの信頼』が結びついてしまった場合。
化学変化が起きて、『信じていたのに!』っていうマイナスへの感情の大きなブレが生じる可能性はあるんですよね。
残り話数から考えようにも、残りの話数はわずか3話。
今回、ガドルが消えるのを見てミナトが苛立った様子を見るに……。
恐らくはカブラギは本格的にソリッドクエイク社から敵認定されることでしょう。
そうなってくるとこのデカダンスの物語の最終局面は。
『チームカブラギVSソリッドクエイク社』という形になるのは明らかです。
その決戦に話数を使うことを考えると……どうだろう……。
ただやはり、ここでナツメとカブラギの関係においてもう一度くらい衝突があったほうが盛り上がるとは思うんですよね!
なので、私の予想といたしましては……。
『次回、ナツメはカブラギと決別してしまう』という方向性で予想していきたいと思います。
具体的には、信じていた人に裏切られたと思ったナツメは戦場に立てなくなってしまい……。
そんな中、大きな戦いの最中に、もう一度立ち上がるという王道展開!
そこでキーになるのがクレナイとかなんじゃあないかなぁ、と私は読んでおります。
なにせクレナイはナツメの憧れの人ですから。そういう時に導く役になるのではないか、と!
……まぁ、あとはクレナイが凄い勢いでフラグを立てていたってのもありますしw
まぁそういうことですので。次回あたりはちょっと心が痛む展開になるかもしれませんね!
これもまた、注目でしょう!
デカダンス 第9話 感想
さて、ここまで9話について語ってまいりましたが。
その9話の個人的感想といたしましては……。
くぉぉぉぉ、そっから先が気になるんだよぉぉぉぉ!
って感じで、見終わった後に身悶えしてしまいましたねぇ!
個人的には結構長く引っ張るのかな、と思っていたガドル生産工場攻略編があっさり終わったのは拍子抜けですが。
これにより物語がいよいよ最終局面へ動くぞ、というドキドキ感!
さらに、このタイミングでナツメにカブラギが真実を打ち明けるという、いいタイミングでの引き!
これはもう、否応なしに次回が気になるってもんです!
今のところ、クライマックスがどのようなものになるのか。
そこについてはまだまだ予想できずにいますが……。
今回ガドル生産工場が攻略されたことにより、物語が大きく動くことになるのは間違いないでしょう。
カブラギ率いるサイボークチームの思惑。
そして今回痛手を負ったからこそ強烈に反撃してくるであろうデカダンス運営≒ソリッドクエイク社とシステムという敵。
更に、それらに巻き込まれていくであろうタンカーたちの生き様。
登場人物全員がそれぞれに思いを抱いている中、どんな規模の戦いが巻き起こるのか!
そういった部分が非常に楽しみとなる。本当にイイ引きをしてくれる回でございましたねぇ……。
後は、久々にバトル描写が多めだったのがちょっとうれしいポイントですね~。
フギンの強さはびっくりしましたが、やはり動きのいい・動きの大きいバトルシーンってのはいいもんです。
その辺りも含めて、次回以降の『映像』についても、これはもう注目でしょうね!
以上、ロシアスキーでした! 次回もよろしくお願い致します!
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