はいどうも! ロシアスキーでございます!
今回、Netflix配信作品『日本沈没2020』の記事を担当させていただくことになりました!
こちらの作品はNetflixにて2020年7月9日より配信が開始されました!
ここでは最終回までの物語のあらすじと感想や考察などを書いていこうと思います。
細部において、原作小説との共通点などがございますが、基本的にはオリジナルの作風となっております。
こちらの記事ではネタバレなどもございますので、記事を見る際はご注意くださいませ。
『日本沈没2020』ネタバレあらすじ
まずはこの日本沈没2020のあらすじを軽くまとめていきたいと思います。
陸上の練習中だった歩は、突然の大地震に襲われることになる。
恐怖と混乱により、とにかく自宅へ向かう歩。だが、自宅は地震によって崩壊してしまっていた。
近くの避難所で家族を探す歩だったが、家族の姿は無い。
だが、近くの神社が父である航一郎の手によってライトアップされていたことにより、歩は無事に家族と再会することができた。
当初その神社は安全かと思われたのだが、神社に向かって水位が上がり、歩たちは神社を後にすることになる。
歩は、父・航一郎、母・マリ、弟・剛の他、先輩である古賀 春生。近所に住む三浦 七海と行動を共にすることになる。
道中、西に行くか東に行くかを選択する際、神社に居た他の避難者は東へと向かうことを選択する。
だが、歩たちは、剛が入手した情報を元に西へ向かうことにし、一行は道を違えることとなる。
トラブル続きの道中、些細なことから、航一郎と七海が命を落とすことになる。
しかし、そんな一行は有名ユーチューバーのカイトと遭遇。
サバイバル知識にも長けていたカイトの導きで、とあるスーパー跡地へとたどり着く。
そのスーパーの店主である疋田 国夫とも打ち解けることができた、と思った矢先。
一向はまた大きな地震により、移動を余儀なくされる。
国夫が『いい場所を知っている』という情報をアテに、移動を続ける一行は、道中でダニエルという大道芸人をピックアップ。
ヒッチハイクをしていたダニエルもまた、国夫の言ういい場所……。
通称『シャンシティ』というコミュニティを目指す人間だったのだ。
シャンシティに到着し、やっと休息が取れる一行であったが、そこで奇妙な話を耳にする。
なんと、コミュニティのリーダー的立ち位置の室田 叶恵は、タヒ者の声が聞こえるというのだ。
当初、父の声を聞くことを躊躇っていた歩だが、次第に考えを変え、マリに父の声を聞きたいと申し出る。
その考えを否定するマリは歩と衝突してしまうが、それぞれの気持ちを分かりあい、二人は和解する。
シャンシティでの生活の中、歩は医療施設に入院していた人間から、モールス信号で大きな地震が来ることを教わる。
その人間こそ、以前から日本のこの災害について予見していた小野寺 俊夫であった。
小野寺の情報どおり、大規模な地震が再度発生し、混乱に陥るシャンシティ。
歩たちは車で脱出することにするが、国夫、ダニエルは自分の意思でシャンシティに残ることを決める。
二人の犠牲と共に、無事にシャンシティから脱出した歩たちであったが、たどり着いた港ではまた選択を迫られることとなってしまう。
国外への脱出船には、当選した人間しか乗れず、一行の中ではスポーツ選手の特別枠が用意されていた歩しか乗船が出来ないという状況であった。
マリに説得された歩は乗船を決意するが、すんでのところで船を降りる。
歩は、事前のマリとの触れ合いで、マリが心臓の手術を受けていることに気づいたのだった。
一行の状況を他所に、脱出船は出港しようとするが、そのタイミングで富士山が噴火。
それに伴い、大規模地震が発生し、一行は港から逃げ出すことになる。
長く続く逃避行の中、一行はまた別の港で、脱出しようとするメガフロートを発見する。
それに搭乗しようとする一行であったが、『純粋な日本人以外は乗船を認めない』という乗員の過激な思考により、乗船をあきらめることになる。
万策尽きた、と思われた時。一行は地元の漁師である曽根の船に乗せてもらうこととなる。
船で海を進んでいると、先刻のメガフロートが座礁するのを目撃する。
そのメガフロートの爆発により、曽根の船は損傷し、一同はイカダで脱出する羽目になる。
イカダへ乗る直前のトラブルにより、一行は離れ離れとなってしまう。
歩はなんとか、剛、そして曽根と一緒のイカダに乗ることが出来る。
漂流状態となってしまう歩と剛。頼みの綱の曽根も命を落としてしまい、二人は、懸命に励ましあいながら漂流を続けていく。
疲弊しきった頃、マリと春生に発見され、ようやっと合流を果たす四人。
カイトと小野寺の不在を気にしつつも、小野寺の残していた情報である座標を目指す一行。
目的地は岡山方面。四人は船で移動を開始する。
しかし、道中、船に何かが引っかかり、移動が不可能になる。
状況改善のため、ムリをして水中にもぐり、船からワイヤーを引き剥がすマリ。
しかし、肉体は限界を超え、海面に浮上すること間に合わず、意識を失う。
歩たちによって助け出され、心臓マッサージを繰り返されるも、マリは目を覚ますことはなかった。
大きな喪失感を抱いたまま、三人は更に道行きを進み、カイト、小野寺と合流する。
座標の指定位置にたどり着き、小野寺と共に進むカイト。
小野寺、そして小野寺の仲間でもある田所が蓄えたデータ。それを統合するためカイトはデータのダウンロードを急ぐ。
だが、その途中、更に地震が発生し、カイトは慌てて小野寺と共に洞窟を脱出することになる。
しかしその脱出の際、小野寺は自己を犠牲にし、こん睡状態になる。
だが、カイトの必死の救助活動もあり、小野寺はギリギリのところで息を吹き返す。
次の瞬間、一行を高波が襲い、カイトが懸命に回収した端末は波に飲まれ、地形の間で漂うこととなる。
いつ海に流されていくかも分からない状況。春生とカイトは、波の周期が10秒おきだということに気づく。
メンバーの中で、一番走力が高い春生は、端末回収の役目を買って出る。
不安に思う一同に明るく振舞って見せ、春生はスタートの姿勢を取る。
極限状態。最高のスタート。上体が起き、トップスピードに乗る春生。
歩も驚く速度で端末を回収し、折り返しに入る春生。
陸上をやっていたときのような感覚に包まれ、最後まで走りきり。
春生は、歩へ端末をパスし、波に飲まれていく。
最後の希望をつないでもらった一行は、とある地点へと向かう。
カイト曰く、問題のデータは沈没した日本の隆起するポイントを示したものだという。
たどり着いた場所こそ、その第一隆起地点だというカイト。
だがカイトは気球を復活させ、一人だけ空へと飛び立ってしまう。
残され、呆然とする歩と剛だが、その後に、カイトのスマホが反応を示すのに気づく。
カイトは一人脱出したのではなく、気球を使い、ネットワーク回線を確立するために。
防寒装備もない軽装で空へと旅立ったのであった。
カイトの命がけの行動により、歩と剛、小野寺の元に救援のレスキュー隊が訪れる。
無事に救助された三人であったが、歩は足の傷が悪化し、気を失ってしまう。
目を覚ました歩は、傷が化膿性骨髄炎を発症させていて、助かるためには足を切断する必要があると言われる。
陸上選手としての夢をあきらめなくてはならなくなり、落胆する歩であったが。
カイトが事前に仕込んでおいた誕生日を祝う動画の中にある仲間たちの姿を見て、涙を流す。
自分に向けられた祝いの言葉に、声を上げて泣く歩。
それから8年後。
未曾有の大災害から、日本という土地はすこしずつ復興の兆しを見せ始めていた。
剛は夢であったeスポーツでのオリンピック出場を果たし。
歩もまた、義足でありながら、世界一を決める舞台へと歩んでいく。
さまざまな人の支え。さまざまな出会いと別れ。在りし日の美しき日本。
沈んだ太陽がまた昇るように。きっと日本が美しき姿を取り戻す。
そう信じ、歩は、大きく跳躍するのであった。
というのがあらすじになりますね。
では続けて語ってまいりましょう!
日本沈没2020の感想
さてまずは日本沈没2020の感想なのですが……。
……まず率直に一つ言わせていただくとすれば。
『これ、賛否両論だろうなぁ……』
ってところですかね。
まぁ、賛否両論の理由に対してはこの後語るといたしまして。
本当に個人的な感想としては『見て良かった』っていう感想が出てくるんですけれども。
ただそれに次いで『おすすめしづらいし、面白いとも言いにくい』っていう言葉も出てくるんですけれどもw
まぁまずそもそもテーマがテーマなので。
『爽快感』だとかそういう前向きな物由来の『面白さ』はないわけですよね。
後はテーマの重さ的に『オススメできます!』とはちょっと、ねぇ……?
実際私は3・11の地震の時に東北にいた人間なので。
見ててツラい部分も多かったのですが。
ただそういった部分を差し引いても、この作品の魅力というものに関しては陰らないと個人的には思うんですよね。
全10話ということもあり、展開が速い部分は気にはなりますが。
スタートからラストまで、作風はブレなかったですし。
独特な映像表現は堪能できましたしね。
ただやっぱり気になるのは展開の速さですよね……。
かなりの速度でさまざまな出来事が起きるので、若干の超展開っぷりすらあるんですよね……。
自分としては気にはならなかったんですけれども。
多分見る人によってはその展開の速さについていけない可能性もあるんですよね~……。
その辺り、やっぱり12話は欲しかったなぁ、っていう感じですかね~。
でもまぁ逆に言うと10話できっちりまとめてきた、ってのは素晴らしいことだとは思いますけれどもね!
総じて言いますと、本当に『きっちりかっきりまとまった小粒の良作』ってことになりますかねぇ。
まぁだからこそ自分としては好ましい作品である、とも言えるのですが(大作あんまり好きじゃない中年)
逆に大作が好みな人にはちょっと不満があるかもしれませんねぇ。
(個人的に、一番お気に入りのシーン。ここでの春生の『胸を張れ、腿を上げろ、勝ち取れ命!』というセリフは、本当に胸に刺さるものがある……)
と感想をまとめつつ、気になる部分についても語ってまいりましょう。
賛否両論の理由について考える
まず私が語りたいのはこちら。
『賛否両論のその理由』についてですね。
まぁ~……ネット上での評価なんかもかなり二分されておりますねぇ。
面白い! っていう人もいればクソだ! とまでいう人もいる。
もうハッキリと評価が分かれていて、私としては非常に面白く思っておりますが。
じゃあなんでそんな極端に評価が割れたのか、という部分についてちょっと考察してみました。
1:原作との違いについて
まず考えられる理由としてはこちら。
『あまりにも原作との違いが大きすぎるのではないか?』という部分ですね。
私は原作はちょろっとしか読んでいないですし、覚えてもいないのですが。
なにせ原作は1973年の小説ですからね。
今回のアニメの舞台は架空の2020年。テクノロジーも、想定される日本の風景や状況なんかも全然違うでしょうからねぇ。
(特に通信機器関連は、当時の人たちの想像の20歩先くらいには進んでるんじゃあないでしょうか)
それに伴う描写もだいぶ違ってくるでしょうから、そこに不満を感じる人も居るかもしれませんねぇ。
逆に言うと、原作小説を読んだことのない若い世代の人はそこを気にしないのではないでしょうか。
その辺りが明確な評価の差に繋がっている、っていうのはありそうですよね。
2:展開速度について
次に考えられる理由はこちら。
『あまりにも早い展開』も理由の一つなのではないか、と私は考えます。
この作品、とにかく展開は速いのですが。
逆にそのせいで本当に『超展開』と思われてしまうような感じにもなってるんですよね~。
コレについては、テンポヨシ! と見るか。
視聴者置いてけぼりにしてんじゃねぇよ、と見るか。
ここが結構な評価の差の理由になっているっぽいんですよね。
私的にはあまり気にはならなかったのですが。
まぁ実際展開速いなぁとは思ってはいましたけどね(特に2話)。
ただこういった作品で展開がスローだと……。
逆にフラストレーション溜まると思うんですよねぇ。
この速度での展開でも、歩たちって基本的に絶望的な状況にい続けた訳なので。
それでなおさら展開遅かったら、もう全編通してストレスフルになりかねないと思うんですよね。
なので個人的には問題なしだったのですが、人によっては大きなマイナスポイントになってしまったのではないか、と私は見ております。
3:全体的な説明不足感
続いて考えられる理由としてはこちら。
『全体的に説明不足感』があったのではないか、と思います。
これは展開速度の速さとも関わっているのですが。
特に各キャラの情報について、本編内では語られない部分が結構あるんですよね。
たとえば、国夫が学生時代に弓道の全国大会で優勝したことのある弓の名手である、とか。
七海の趣味が格闘技であるとか。そういった細かい部分って、公式HPのキャラ紹介のページには載ってるんですよ。
ですけれど、そういった部分が本編ではあまり明確に語られていないので。
それが展開が急である、と思う部分に拍車をかけている感じがあるんですよね。
逆に言うと、公式HPでキャラについて知っていると、多少その印象が緩和されるかとは思うんですけれども。
……かといって、視聴者全員が本編視聴前に公式HPを見るわけでもないでしょうしねぇ。
その辺りもまた難しいもので。あんまりキャラの掘り下げに注力していると、展開が遅くなったりするんですよねぇ。
ただここに関しては、ある程度掘り下げ、ではないにしろ。
もうちょっと匂わせがあってもいいのかな、とは思いましたね。
そうすれば、視聴者の話の飲み込みもスムーズだったのではないか、とは思ってしまいますね。
とはいえ、そうなってくるとやっぱり話数がネックになってくるんですよねぇ……。
と、ここまで語ってまいりましたが。恐らくはこの辺りが賛否両論の理由になっているのかなぁ、と。
あくまでも私個人の考えですが、そう思いますねぇ。
……って言っても、そこを改善すれば評価が変わるか、というと。
そう単純に行かないのもアニメってもんですからねぇ……。
カイトの行動について
つづいて語りたいのはこちら。
『カイトはなぜ日本から脱出しなかったのか』という部分についてですね。
歩にこの件について問われたとき、カイトは「面白そうだから」と答えていました。
ですが、それにしたって極限状態にも関わらず、カイトは歩たちを見捨てることなく。
それどころか、最後は自分の命をかけて歩たちを救うということまでしていました。
そもそもカイトは本編を見てると分かるんですが、結構な皮肉屋ではあるものの。
根っこの部分はかなり優しい、というか。情に厚いタイプなんですよね。
ですので、この日本を離れなかった理由、っていうのも。
当然、別の理由があると見るべきですよねぇ。
……まぁ、コレに関してはあんまり難しく考える必要はないかもしれませんね。
ズバリ、カイトは単純に『日本が好き』だから離れなかった、っていうことだと思うんですよね。
っていうのも、私がそう思ったのは物語の最後の部分。
富士山にしかない『フジハタザオ』について語る幼いカイトの姿を見たときに。
その生き生きとした姿に、そう直感したんですよね。
カイトは、日本が好きだからこそ。
日本に残り、カイトなりに人を助けたり、日本を襲う災害をなんとかしたかった、っていう思いもあったのではないかなぁ、と。
私的にはそんな風に思いましたね。
ただカイトはツンデレっていうか、素直じゃない部分があるので。
そこのところ誤解されやすいキャラだとは思うんですけど。
なんだかんだ面倒見いいですし、優しい部分がありますからね~。
おそらくこの予想に関しては当たっているのではないでしょうか。
室田 叶恵の力について
次に語りたいのはこちら。
『室田 叶恵の力は本物か否か』についてなのですが。
実際のところ、叶恵の力に関しては明言はされてはいませんでしたが。
情報を総合すると、叶恵の『タヒ者の声を聞くことができる』っていう力は本物だとは思うんですよね。
カイトのブラフも情報ナシで見破りましたし。
国夫のお孫さんの言葉も、実に的確なものでした。
叶恵のその力自体がどうして身についたものなのか。そこに関しては不明ではありますが。
日本には古来より『イタコ』という存在もいますので、シャーマニズム的な能力などについては、そこまで超自然的というわけでもないと思うんですよね。
(イタコの真実などについては、諸説さまざま入り混じっておりますが、ここではその力については疑わないものとします)
恐らくは叶恵は昔から力があって、それを用いることで息子である大地の住みやすい世界を作ろうとしていたんでしょうね。
大地に関しては、しゃべったのを見たときに叶恵と修が驚いていたところを見るに。
恐らくは幼いころから喋れなくて、そんな大地を守るために二人はシャンシティを築き上げた、ということまでは考えられます。
そういうコミュニティを築き上げるとなると、やっぱりカリスマや不思議な力。
そういったものがあるとやりやすいでしょうし。
そうした時に、その力が『偽物』だったりすると露見した時に一気に瓦解しかねないですから。
そういう部分に関しても、叶恵は本当に力を持っていて、それを柱としてシャンシティを作り上げた、ってのが分かりますね。
……ただ、あえてツッコむのであれば、その叶恵の力があまり有効に物語に絡んでこなかった感じなのがもったいないかなぁ、とは思いますが。
たとえばなのですが、やはり実際に航一郎の声を聞いて~……とか。
そういうのがあっても良かったのかな、とは思いますね。叶恵の力が本物ならなおさらに。
……結局のところ、その辺りもやっぱり説明・描写の不足って気はするんですよねぇ。
シーズン2製作の可能性について
さてここまで語ってきた日本沈没2020についてなのですが……。
ここでは『シーズン2製作の可能性』について語っていきたいと思います。
……さて。この作品を最後まで見た皆さんなら、お分かりかと思いますが。
この作品は全10話で、見事に完結しているんですよね。
もうこれ以上は何も付け足さなくてもいいよね! っていうくらいに。それはもう完全な完結なんですよねぇ。
(補足説明とかは欲しいかなぁ、とは思うけれども。物語が終わりを迎えたのにそれやったら逆に蛇足ですしねぇ)
いや、ホント『これの続き』って逆にどうすれば作れるのよ? ってレベルですらあるんですよねぇ……。
なんといいましょうか……正直、続編どころかスピンオフも作られないのではないか、という。
そんな風に考えてしまうほどなんですよねぇ……。
ただですね。この日本沈没という作品に関しては原作小説から派生した作品が非常に多いんですよね。
映画は2作、テレビドラマ1作、ラジオドラマ1作に漫画が2作。
そして今回のアニメ版、と……。
なのでもしかしたら、また別の切り口で、ということは十分ありえるかもしれませんね!
その場合、続編ということにはならないかもしれませんが。
ネッフリはドラマなんかも強いですから。また別の形で日本沈没が描かれることはあるかもしれませんね!
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コメント
賛否・・というか基本「否」しか無さそうです。
賛美と批判意見を両方見比べて見ましたが
批判側のコメントは内容をキチンと細かく語り特に厳しく時に面白く語っていましたが
賛美側の方はなんともアクロバティックな評価というか・・擁護を通り越して言い訳だらけだったり、監督の伝えたい思想が云々とか批判してる奴は右翼だ~とか何とも内容の話とかけ離れた内容
正直、真ん中の私から見てもこの作品は「反日」の為に作られた事を否定出来ないんですよね。
もうそれだけの為に、それも相当悪乗りして作っている。
映画好きさん
コメント、ありがとうございます。
正直な所を申しますと、かなり否側の意見の皆さんが多いなぁ、っていうのは思いましたね。
ただ、私としてはソレに関してはなんとも思わないのですが。
(そういうのに対して、『これのよさが分からぬとは~』とか言い出したら、それこそタダの信者でしかない、と思いますし)
ただ、個人的な意見を申しますと、この作品に関しては『反日』というよりかは。
『昨今の過度な日本肯定主義』と、同時に『過激な反日主義』の持ち主たち。
その両方に対しての、っていう作品ではないか、と思いました。
最終局面直前の温泉のシーン。あのシーンでの会話こそ、ある種監督の伝えたかったことの一番分かりやすいことなのかなぁ、と。
『日本がイヤなら日本から出ればいいじゃん』なんていう意見を出す人って結構見受けられますけど。
それって、そう簡単にできることじゃないよね? っていう部分。
かといって、じゃあ日本に住んでるなら日本を讃えなきゃダメなの? っていう部分。
そこに関して「いやいやそういうことじゃあないでしょうよ」と。そう言いたかったのではないかなぁ、と私は思ったんですよね。
まぁただ、それはあくまでも私の感想と気持ち、考察ですので。
当たってる当たってないであれば、そんな意味の無い話も無いですし。
というか、もっとハッキリ言っちゃえば、『この作品好き!』『この作品キライ!』『この作品おもしろい!』『この作品つまらない!』これだけでいいと思うんですよ。
ソレに対して、やたらに理屈をこねちゃうからムダに衝突が生じるんじゃあないか、と。
(ただ、批判するに当たり材料を用意するのはまた別だと思うんですけどもね~……)
あぁ、また文章がまとまらなくなってきてしまっていますね。
まぁ、結局言いたいこととしては。好きも嫌いも人それぞれ。
その相手の感情を否定するのはちがくないかい? っていいますか……。
(映画大好きさんのように。さまざまな意見を拾い集めて、考察していく。そういう風に出来る人がもっと増えればいいと思うんですけどねー)