こんばんは。眼鏡は顔の一部じゃない、全部だ! ライターの雨琴です。『Sonny Boy』を担当しています。
漂流物プラス異能力物ということで、初回から既に漂流が始まっておりました。
明星はじめ生徒会の面々を中心に秩序が作られた初回を経て、学校は大海に浮かぶ南の島のような世界に漂着しております。
何やら他にも世界は存在しているようですが、人の生存に適している世界はあまりない様子。
謎の出火事件の真相も、ラジダニの調査と瑞穂の協力によって、この世界のルールであることがわかりました。
ラジダニの発明した通貨によって火災を未然に防ぐことが可能になりましたが。
依然として元の世界へ帰る方法はわからないまま。
今回も気づいたこと感じたこと思ったこと考えたことをふり返っていきます。
世界にはルールがある
公平な取引きによって得たものでないとその品物が発火するというルールが判明しました。
前回もルールを破ると罰が与えられる描写はありましたが、あの能力も個人に発現したものではなく世界のルールだったのでしょうか。
ラジダニによって通貨がもたらされ、炎上騒ぎはひとまず解決です。
しかしお金が介在することで、また新たな問題が起きる可能性もありますね。
電気や水道、非常食料など学校内のインフラが無限に使えるっぽいことや、怪我などもいつのまにか治るということで、かなりの問題を回避できそうではあるのですが。
それ故に”どうせ治るんだからいいじゃん”的に刹那的なトラブルが起こりそうです。
電気やスマホが使えることによって、通貨の概念を導入できたのは、漂流物として斬新な展開になりそうですね。
南の島の生き物
南の島や海には生き物が存在しました。植物が生えていることは明らかでしたが、希がカニを捕まえたり、校舎に海鳥が飛び込んできたりしました。
最後に植物ごと島が修復されたことを考慮すると、これらの生き物は漂流してやってきたわけではなさそうです。
生き物を手がかりに、希の示す元の世界へ戻る出口に行くことはできそうにありません。
漂流した日の朝、長良が鳥を見過ごしていたエピソードが希から語られました。
野鳥、特に露骨に元気のない個体は鳥インフルエンザなど、細菌やウイルス感染している恐れがあるので、あまり触らないほうがいいです。
漂流以前
漂流以前に瑞穂とポニーの間にいさかいがあったことが判明しました。
長良の家庭の事情といい、漂流前の出来事が現在へ少なくない影響を与えていることがわかります。
漂流以前から異能力を発現させていた者がいたとして、学校の漂流と異能力の発現に加えて世界のルールの設定を一人で行ったとみるべきでしょうか。
長良のモラトリアム気質が無意識にこの世界を作ってループさせているというのは解釈としてベタ過ぎますし。
中学生1クラス丸ごと転移してループさせる目的ってなんでしょう。
瑞穂の件で責任をとって退職した教師が、「瑞穂が子供から大人に成長すること」を期待して転移させたのでしょうか。
長良の能力に関して
現状目立った能力が発現していないとされている長良ですが。
頭が燃えていても平気だったり、他の世界への扉を発見したりと、まったくの無能力とも思えません。
燃えているのが平気だったのはラジダニから深刻な害はない旨を聞いていたから我慢していただけかもしれませんが。
必要のない描写は省いているっぽいのでこの辺りは想像で補う範囲ですかね。
むしろ他の世界への扉を発見したのが長良である件は、希のコンパスと合わせて、元の世界への帰還につながる前フリな気がします。
ここじゃないどこかを願う二人が、元の世界を志向したとき、帰還が叶うのかもしれません。
明星の能力
公式サイトによると明星の能力はイメージを具現化できる”Hope”とあります。
作中でも祈るようなポーズをとると相手に物騒な幻覚を見せられるような描写があります。
でも具現化できるというわりに瑞穂が見た光景をポニーが認識していないことから、対象の相手を任意で選択できるようです。
だいたいが恐怖によって相手を従えたいときに使っているようですが、かなり活用できる能力のように思えます。
故に温存している意図もありそうです。
ヴォイスの正体は
2話までの時点で3度登場している大川透氏演じるヴォイス。
明星の台詞と思しき場面で登場しているようですが、この意図は何でしょう。
明星自体、応用の効く能力や、上級国民と揶揄される出自。そして野心家な性格からして、漂流の根本的な部分に関わっているのかもしれません。
元の世界への帰還や、救助されることに積極的に協力している素振りも少ないですし、確実に裏があるキャラクターと思われます。
世界のルールに抵触するような内容を明星が述べるときにヴォイスに切り替わるのかと思いましたが、1話を見返すとそうとも言い切れません。
『Sonny Boy』2話感想
怒って帰っていく瑞穂の後ろ姿といい、やたらカリカチュアしている描写と、リアル志向なキャラデザのアンバランスさに興味をひかれます。
どうしてもメインキャラクターは中学生にしては大人びた性格の人間になりがちな中、はやとのボンクラ感は信頼できますね。
中学生ならこれくらいうかつなやつもいるよなって感じで。
転校生である希だけが脱出に直接関係のある能力ですし、漂流には漂流以前の出来事が関係していそうです。
現状まだ情報が少ないので、動機がありそうな人物にこじつけて予想するしかないですね。
▼Sonny Boyの記事はこちらにまとめてあります
▼当サイトでは他にも多数のアニメを考察しています!
最新情報をお届けします
Twitter で2017春夏秋冬アニメ考察・解説ブログをフォローしよう!
Follow @anideep11