こんばんは。眼鏡は顔の一部じゃない、全部だ! ライターの雨琴です。『Sonny Boy』を担当しています。
前回はフリーズ事件の調査を通して、新たなこの世界のルールの発見に至りました。
明星がこの事態を予め知っていたことや、瑞穂が漂流以前から能力を使えていたことなども明らかにされました。
続く今回はモンキーリーグ。サルゲッターなるアイテムを使うことで可視化される、猿たちの野球です。
長良はサルゲッターを賭けてエースと野球対決をしました。
長良の能力が”ワープ”的なものであることが明かされ、一同は帰還できることに期待しますが、まだ条件としては不完全なようです。
そこへ突然現れ暴言を吐く白衣をまとったあき先生。
今回も気づいたこと感じたこと思ったこと考えたことをふり返っていきたいと思います。
長良の能力
長良の能力は、自分を含め周囲の人間を転移させる能力であることは間違いなさそうです。
行き先を決められないのはそういう仕様なのか、長良がまだコントロールしきれていないのかはわかりません。
希の能力がコンパスという名称なのを考えると、希によって指針を示されることが必要なのかもしれません。
転移が長良の能力によるものだとしたら、最初の漂流も長良によるものだったのかどうかが問題になってくると思います。
意図してのものかそうでないかによらず、長良がやらかしたとなると他の生徒たちから批難を浴びそうで、他人事ながら胃が痛いです。
前回ポニーが拾った暗幕のことを考慮すると、他のこの世界を見つけていたのは長良の能力による転移だったのか、それとも場所に依存した扉によるものだったのか判断に迷います。
野球とベースボールショウ
キャップの語るモンキーリーグ伝説の試合。
完全試合のかかった局面での球審の判定。
ここに世界のズレというこの作品独特の要素が関わってくるのがややこしいですが。
ルールに従ってボールと判定する球審と、抗議するブルーや観客の猿たち。
そもそも野球というのはとてもルールの複雑なスポーツです。
加えてスポーツというものの本質はルールがあるというところにあります。
審判がルールを無視して情に流された判定をしていてはスポーツのスポーツたる意味がなくなってしまう。
故に希の台詞につながるわけですが。
みんなが求めている判定はそんなものじゃない、これはベースボールショウなんだというブルーの発言にも一理あります。
観客は別にスポーツを求めていない。野球が好きなんじゃなくて、それをだしに騒ぎたいだけだったのかもしれません。
野球場を整備するキャップの台詞が重なります。
才能のあるなしとか進学のためとか、別に野球が好きなんじゃなくて、それをだしにして評価をする周囲との摩擦に悩んだ跡が見えます。
プロ野球選手になれなきゃ野球をやる意味はないのか。
それはつまりお金を稼ぐということであり、進路の話です。
行き先を選べない能力を持った長良もまた、キャップと同様モラトリアムの中にいます。
あき先生とは何者か
長良の能力による帰還に失敗した折、この世界に初めて生徒たち以外の人間が現れました。
「あき先生」と呼ばれているところと服装から、彼らの学校の養護教諭と推察します。
バイオレンスな台詞からして普段の彼女の雰囲気と同じなのかは判断がつきませんが、少なからず事情を知っている風ではあります。
注目していたのは明星のリアクションですが、表情から察するに虚を突かれている・意外に感じている風にもとれます。
事前に知っていたわけではないのでしょうか。
よもや、あき先生が”救うもの”なのでしょうか。
『Sonny Boy』4話感想
ついにはやと以外の眼鏡キャラが登場しました! ではなく長良の能力が明かされました。
転移にまつわる能力だが行き先は選べないというのは予想の範囲内でしょうか。
彼が自分の意志で日常に戻りたいと思うまでは帰れない、というのは納得的ですが、みんなを巻き込んでいるのは疑問であります。
それにしても上海はまったく日本語しゃべれないのでしょうか。
キャップの言い淀んだ能力については公式サイトに載っているけど、それだけが全貌じゃないのかもしれませんね。
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