こんにちは! ウシロー です。
今季夏アニメも、そろそろ折り返し地点にきましたね。
どの作品も、これから徐々にクライマックスへと向かっていくことでしょう。
さて、メイドインアビスもかなり話の本質に近付いているように感じます。
前回は、オーゼンがリコの出生についてぶっちゃけトークをし、レグをフルボッコにした回でした。
で、第8話ではそこから一転し、オーゼンがデレまくってきましたね。
究極のツンデレ(笑)。
また、オーゼンとライザの過去も明らかにされましたね。
今回の考察では、ライザの心情と、ライザとレグの関係性について考察していきます!
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全てを失ったライザにとって、リコはかけがえのない存在
今から約12年前、深界4層にある『時を止める鐘(アンハードベル)』回収のミッションの時のこと。
ライザはたくさんの「大切なもの」を失いました。
- 夫のトーカ
- 探窟家の仲間たち
- 出産の失敗
これまで身の回りにいてくれた大切な存在と、これから一緒に生きていくはずだった命(リコ)が、ほぼ同じタイミングで消えてしまいましたね。
この時のショックは、計り知れないものだったと思います。
蘇ったリコには、何があっても生きてほしかった
ただ、そんな絶望の最中にも小さな希望はありました。
それは、「呪い除けの籠」により、リコが蘇ったこと。
正確に言うと生き返ったのではなく、また「動き出した」だけなのですが。
オーゼン『それが邪魔くさいからこの中に突っ込んだら、なんと動き出したのさ』
それでも、一度は失ったと思っていた命が動き出したという事実は、ライザにとって唯一の救いだったことでしょう。
夫・トーカの「忘れ形見」であるリコには、ちゃんと育ってほしい……そのためには何をすればいいのか?
考えた結果、たどり着いた答えは『これからも探窟家として生きていく』でした。
スポンサーリンク『このまま一緒にいたら私はリコから冒険に挑む権利を奪い、そして私もアビスから離れてしまうだろう』
『そうなる前に私は行くよ。あの子がどんな道も選べるように』
リコが奈落の底に来ることは「100%確定した未来」だった
「呪い除けの籠」に入れた生き物は、必ずアビスの底に向かって動き出します。
この原理はリコにも当てはまりました。
オーゼン『昨日懐かしくなって試しに晩飯に使う肉を入れてみたんだけどさ。それが走り回って逃げるんだ。しばらくしたら動かなくなってさ。半身の方はまだ動いてたとはねぇ…』
オーゼン『それとさ、あの時動いた君も昨日入れた肉も何故かアビスの中心に向かおうとしたんだよね』
リコが育って探窟ができる年齢になった時、ライザと一緒にアビスの底へ行くことは出来ます。
が、ライザはその道を選ばなかった。
それは何故か?
答えは、リコと『共依存』になりたくなかったから、ではないでしょうか。
ライザは白笛であることに「誇り」を持っている
国を代表する探窟家としても、一人の人間としても、ライザは白笛であることに「誇り」をもっています。
国の財政難をしのぐためにも探窟の仕事は続けるべきだし、何よりライザは探窟が大好き。
だからライザは、どんな事情があっても探窟家を引退するだなんてことは考えなかったはずです。
リコと一緒に暮らすことで「危ない事件」に巻き込む可能性があった
「殲滅のライザ」として恐れられている彼女は、他国にたくさんの敵を作っていたことでしょう。
そうなると、リコを危険な目に合わせてしまう可能性は、とてつもなく高いです。
オーゼン「お前さんの娘だと割れたら潜ってる隙にならず者に攫われて、よくて人質、悪けりゃ…」
リコをそういった危険な目に合わせないためには、やはり離れて暮らすしかありません。
ライザはリコの「道先案内人」になろうとした?
そうやって「今自分にできることは何か?」を考え続けた結果、ライザはアビスの底に潜ることが最善の策だと思いついたのではないでしょうか。
自分がアビスの底までの道を開拓し、アビスの謎を明らかにすれば、リコの旅路の危険性がぐっと下がる。
リコが無事にアビスの底までたどり着けるよう、ライザは「道先案内人」になろうとしたのかもしれませんね。
レグを地上に行かせたのはライザの意図か?
ライザがアビスの謎を解明したとしても、それでも懸念材料として残るもの。
それは、リコの体がアビスの底まで持ちそうにないこと。
アビスの呪いへの耐性だけでなく、アビスに住むモンスターから捕食される危険性もある。
そうなるとやはり、リコを守ってくれる「ボディーガード的存在」が必要になります。
そこで適材だったのが、レグなのではないかと。
ライザとレグはアビスの深層で一緒に過ごしていた?
ライザの封書によるとレグ(らしきもの)に遭遇したのは、深界7層を間近にしたところです。
『7層を間近にしたところで遭遇、正体不明の人型の影。先程から私を観察している。バカめ、お前も私に見られているのだよ。大きさは人の子供くらい、成れ果てとは違う空気を感じるがひょっとして人ではないのか…そもそもどこから来たのか分からない』
深界7層の「間近」ということは、あの封書を書いた場所はまだ深界6層の領域内だと思います。
深界6層といえば『還らずの都』。
この都に、レグは住んでいたのかもしれません。
ライザは、地上の様子をレグに言い聞かせた?
これまでの歴史の中で、「人間」が還らずの都に来たのが初めてだったとしたら。
「この人間はどこから来たんだ?」とレグが疑問に思うのは、わりと自然なことだと思います。
で、レグからの質問に答える過程で、ライザは地上のことを話したかもしれません。
- 地上には街があること
- リコという娘がいること
- リコがアビスの呪いにかかっていること
他にも、アビスでの冒険譚なども話し聞かせた可能性もありますね。
そして、色んな話を聞くうちに、レグが地上に興味を持ち始めたんじゃないかと思います。
レグは色んな人から”頼られる”存在
これまでのお話の中で、レグは色んな人から頼られやすい存在です。
- リーダー
- ナット、シギー
- ハボルグ
なので、ライザもまた、レグを頼ったのかもしれません。
実際、ライザは信頼できる人(オーゼン)には、リコの今後について頼んでますからね。
ライザ『ふっ。なぁオーゼン。再びリコが地の底を目指してあんたの前に立ったら教えてやってほしい』
ライザ『どれだけの奇跡が君を動かしてきたのかってことと、その先で待つ素晴らしい冒険への挑み方を』
『もしリコがアビスの底に行くと言い始めたら、その時は一緒にいてやってくれないか。』
こういうセリフを、ライザがレグに言ったんじゃないかなと思います。
じゃあなぜ、レグが記憶喪失になったのかという疑問は、今の段階では考察が難しいですが。
スポンサーリンクメイドインアビス第8話の感想
第8話にして、ようやっとライザの顔が見えましたね。
今までずっと横顔しか見てなかったので、どんな顔なんだろうと気になってました。
ぼくの、ライザの第一印象は「目がでか!目ヂカラありすぎ!」でした(笑)。
そして、リコの父であるトーカの顔も明らかにされましたね。
こちらの第一印象は「え?ホントに男?」でした。
マルルク並に中性的で、性別の判断が難しかったです(笑)。
豪快で男勝りなライザに、草食系男子っぽいトーカ。
まぁ、結婚するにはかなり相性が良さそうですけどね!
それにしても、オーゼンの顔なんなの!嫉妬してるのかな(笑)。
さて、来週はいよいよ深界3層の「大断層」に突入しますね。
シギー曰く「大断層」はかなり危険な場所なので、リコとレグの先行きが不安です。
「深界3層大断層。立ちはだかるのは4000mを超える垂直の崖」
オーゼンとの修行の成果を生かせるのか。
リコとレグの旅路から、ますます目が離せませんねー!
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