こんにちは! ウシロー です。
読書が大好きなぼくは、ここ最近「依存症」についての本を愛読しています。
で、意外にも今回のメイドインアビスでは、この「依存症」の考え方が当てはまるなぁと感じました。
と、その前に前回のおさらいです。
第11話では、ナナチのつらい過去や友人ミーティとの関係性について明らかにされました。
そして第12話では、アビス深界にある「呪い」及び「上昇負荷」の仕組みが解明されましたね。
今回の考察では、探窟家がアビスに依存していて、更に重度の「アビス依存症」に陥っている疑惑について書いていきます。
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全ての探窟家は「アビス依存症」に陥ってしまっている
探窟家を惹きつけてやまない「大穴アビス」。
アビスに惹きつけられるあまりに、オースへと拠点を構える冒険者もたくさんいます。
更に、白笛の連中に至っては、アビスの深界で生活していますね。
では、なぜ彼(彼女)らは、そこまでしてアビスにこだわるのか。
これはもう、「アビス依存症」としか言いようがありません。
そもそも「依存症」とは?
さて、そもそも「依存症」とは、どういった状態のことを指すのでしょうか?
「依存症」とは、日常生活に支障をきたしているにもかかわらず、お酒や薬物の使用・ギャンブル・買い物などにのめり込み、それがやめられず、自分の力だけではもうどうにもならない状態を言います。
引用・依存症治療の専門病院 大石クリニック
ざっくりまとめると、「それなしでは生きていけない状態」のことを、依存症と解釈できます。
アビス依存症とギャンブル依存症との共通点
アビス依存症を考える際に一番イメージしやすいのは、「ギャンブル依存症」です。
ギャンブル依存症になる原因として考えられているのが、少額で考えてもみなかった大金を手にしてしまう事で、その瞬間の興奮や高揚感を忘れることができず「また大金を手にすることができる」または「勝てる」と考えて、ギャンブルを継続するのが原因の1つです。
引用・こころナビ
ギャンブルに勝った時の刺激は、本人にしか分からない特別なもの。
- 勝った時の喜び
- 大金を手にした快感
- 自分の才能への自惚れ
某ギャンブルマンガの主人公『カ◯ジ』が何度もギャンブルに挑むのは、こういった快感を得るためではないでしょうか。
白笛の探窟家は完全に「アビス依存症」だ!
以前、オーゼンが言っていたセリフで、とても興味深かったものがあります。
『奈落の底は未知だからこそ、恐れられるからこそ神たりえるんだ。簡単に行って帰って来れたら遺物の価値もアビスの信仰も足元から揺らぎかねないのさ』
アビスの深界は、いつどこで命を落としてもおかしくはない危険な領域。
それでも、探窟家たちがアビスに挑むのは、「強烈な快感」を求めているからです。
- 誰も発掘したことがない遺物
- 上昇負荷を回避するスリル
- 色笛というステータス
他にも色々あると思いますが、地上では絶対に味わえない快感を得るために、アビスに潜っているのは確かです。
白笛に近づけば近づくほどに、アビス依存症からは逃れられないでしょう。
スポンサーリンクアビスの呪い(上昇負荷)は、依存症の探窟家を逃さないためのトラップ
ナナチがレグに、呪いの仕組みを教えましたね。
ナナチ「触れても感じず、見えもせず、オイラたちが動けば合わせて動き、息をしただけで流れができる」
レグ『そ、それに触れるとアビスの呪いにかかるのか?』
ナナチ「そんなことはねぇ。触れても撓むだけだ。ちょうどこの布みたいにな」
仕組みとしては、薄い膜状のものが「地上への上昇」を阻止している、という感じでしょうか。
その膜が、人間の頭や心臓など「血流が激しいところ」に作用し、出血や五感の麻痺等を与えると。
まぁ、早い話が「来る者は拒まず、去る者はとことんまで追いまくる」ってシステムですね(笑)。
アビスは、遺物という「エサ」で探窟家をおびき寄せ捕食する
ほとんどの探窟家は、遺物を回収するのがメインの目的で、アビスに潜っているかと思います。
なぜなら、遺物回収が国の仕事だし、お金にもなりますから。
また、まだ誰も回収したことがない「レアな遺物」を発見できたら、自分のキャリアアップにも繋がります。
そういった、野心のある探窟家たちを遺物というエサでおびき寄せ、捕食するのがアビスの狙いかもしれません。
アタリのない「テキ屋のくじ」に大金をつぎこむのに似ている
話は少し脱線するのですが、夏祭りなどでくじ引きを出店しているテキ屋では「アタリ」が入っていないらしいですね。
皆さんも子供の頃はよくやったのではないでしょうか?
300円~500円位の投資で特賞がプレステーションやセガサターンだったり。
あれは箱だけで中身は空です。
また特賞の当たりはありません。テキ屋歴30年Bさん63歳によると・・・
箱は飾りだとか又30年間特賞なんか出たことないとか引用・Middle Edge(ミドルエッジ)
結局、世の中の大半の人たちは「カモられている」わけです。
搾取する側が巧みに仕掛けた罠にまんまとはまり、捕食される。
弱肉強食の世界なんですよ。
アビスは、人間を捕食し続けることでのみ生きられる「巨大生物」なのかも?
話を、メイドインアビスの世界に戻します。
アビスの構造は、本当に複雑なものです。
ただ、ぱっと見だと「大きな口」のようにも見えるんですよね。
だとすると、もしかしたらアビス自体が1つの「巨大生物」なのかもしれません。
深界1~6層までが「アビスの口」だったりして。
アビスも、自分自身が長く生きつづけるために、人間の探窟家を食べてるんじゃないでしょうか。
スポンサーリンクメイドインアビス第12話の感想
今回の話もまた「うつ展開」で、若干どんよりとした気持ちのまま視聴しました。
アビスの呪いが膜状のもので、地上に「上昇」しようとする人間に作用することが分かったわけですが。
じゃあなぜ、レグには呪いが作用しないのかが気になりますね。
まさか、あのカブトが膜を突き破ってる、とかなんでしょうか(笑)。
もしくは、レグは人間じゃないから、体内に血管とかがないのかな。
だから、上昇による出血や感覚麻痺などの影響を受けないのかな。
考えるほどに、謎が深まります。
また、ナナチがミーティの処分を願った動機も気になりますね。
あれは、本心から言っているのか。それとも、単に弱音を吐いただけなのか。
ミーティは、もう元には戻らないのかなぁ。
さて、次回は1時間スペシャルでの放送回ですね!キター!
「挑む者たち」というサブタイから察するに、リコのリベンジが始まるんじゃないでしょうか。
そして、ナナチが仲間に加わり、下層を目指す展開になりそうだなぁ。
となると、やはりミーティは処分されるのか……。
ミーティに、慈悲をかけてあげてほしいと願いながら、次回を見届けたいと思います。
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コメント
民衆の生活に潤いを与える「仕事」である探掘家は依存と真逆だと思います。
名無しさん
コメントありがとうございます!
確かに、仕事として携わることは、依存とは真逆です。
しかしそうなると、国の財政がアビスの遺物に依存しているようにも思えます。