こんにちは。くらむBONです。
「ひぐらしのなく頃に卒」アニメ「祟明し編・其の伍」のポイントを振り返りながら考察しますので、ネタバレを踏みたくない方はご注意下さい。
「祟明し編・其の伍」では祟明し編の終焉が描かれ、次のカケラ世界へのループが始まりました。
「ひぐらしのなく頃に卒」は惨劇としての謎の解明は今回でほぼ終了していて、後はストーリーの謎を残すのみとなっていくのでしょう。
今回は大石L5雛見沢症候群発症ルートを振りかえりまとめ、「こんな神楽し編はイヤだ(妄想)」について考えてみます。
キーワードは「やっぱり指パッチン?」です。
では、雛見沢の惨劇と謎について考察していきましょう。
目次
祟明し編のポイント:大石と鉄平の頑張り物語
「祟明し編」の物語は「沙都子を助ける」物語の裏側で、大石と鉄平のそれぞれの頑張り物語「雛見沢連続怪4事件」と、「姪との穏やかな生活」が進行する構造でした。
ストーリーのラインは「業・卒」あわせて3つあるので、脚本大変だったろうなあ。
まずは「祟明し編」のポイントを振り返ってみましょう。
・鉄平による沙都子への虐待が無く、北条家は穏やかな生活を送っていた。
・沙都子によるH173投与で大石がL5雛見沢症候群を発症。魔女(良心なし沙都子)の圭一への電話は偽証。
・大石の発言は正確に事件の概要をとらえていた。
・沙都子と魔女は分かたれた存在となった。
・祟騙し編の圭一と鉄平の事件は大石のイメージの中に存在する。映像による叙述トリックを狙っている?
主要考察内容まとめ
過去記事を振り返ってみると、記事毎の部分的なピースを組み合わせると一本のラインとして完成してくるので、面白いかどうかは触れませんが作品の脚本自体が良く練られた構成であることを実感します。
おおむね考察通りの大石L5雛見沢症候群発症ルートだったのでご紹介しておきます。
この記事ではネット上の考察などを入れない形で、あくまでも作品のみで考察を進めますので、考察部分に関しては個人的な意見としてとらえていただければ幸いです。
6話考察:大石L5雛見沢症候群発症ルート・大石の皮肉
7話考察:鉄平発症ルート・計画破綻説・沙都子覚醒ルート
10話考察:魔女の偽装考察
おそらく惨劇考察は今回でおしまいとなるので、画像のエウアのようにひと息ついて、のんびりお茶でも飲みたいものです。
では「神楽し編」について考察していきましょう。
梨花の覚醒を考察
「神楽し編」までの「ひぐらし卒」は一見すると沙都子・魔女のワンサイドゲームに見えるのですが、実は梨花にも有利な点があります。
梨花が記憶を持ち越せるようになったのは「猫騙し編」によって明らかで、梨花も沙都子と同じような状態になり「繰り返す者」の覚醒で能力が拡張されたことになります。
「猫騙し編」2話から梨花が指パッチンをする演出があるのを、皆さんは覚えているでしょうか。
「郷壊し編」沙都子の指パッチンと「猫騙し編」梨花の指パッチンは同じ能力なのでしょうね。
「ひぐらし業」のストーリーは「猫騙し編→郷壊し編」となっていますが、時系列では「郷壊し編」が「猫騙し編」の前になるので、梨花のほうが後に能力を獲得していることが分かります。
沙都子と指パッチン
「ひぐらし業」で話題となった、沙都子の指パッチンで何が起こっていたのかを、もう一度思い出してみましょう。
「郷壊し編・其の六」の神経衰弱で沙都子は能力を使って完勝するというズルをしました。
この時の沙都子のセリフ「梨花にもできましてよ」というのは、おそらくそのままの意味です。
梨花に勉強で引き離されてしまったことがコンプレックスなのか「梨花も同じ能力があるはずなのに」という思いがポロっと口をついてしまいました。
梨花「あらかじめ考えてあった」発言
「猫騙し編・其の四」で梨花は沙都子の誕生日を祝うために、前日の部活で行われたポーカーで大勝して「あらかじめ考えてあった」メモを部活メンバーに渡していました。
この場合、梨花がポーカーで勝つことを確信する指パッチンにはどういう能力があればよいのでしょうか?
3つほど考えてみましょう。
1. 沙都子の誕生日会をするために自害を繰り返している。
2. 勝負開始前までの短期的なループを勝つまで繰り返す。
3. 羽入をスタンドとして召喚。時間を止めてカードをすり替えている。
魔女には梨花が自害もしくは56されないと、梨花のループのタイミングがわからない欠点があります。
梨花が積極的にループを使ったことは今までになかったので、「猫騙し編・其の四」で偶然に魔女のスキを突けたのでしょう。
「勝負開始前までの短期的なループを勝つまで繰り返す」が最も現実的なのかな。
能力の演出はこの為だけだったとすると、羽入の消失が少しかわいそうな気がします。
それ以外に沙都子がループ途中でエウアのいる世界に跳べることから、梨花も同じことができるのではないでしょうか。
こんな「神楽し編」はイヤだ
「神楽し編」の展開はどうなっていくのでしょうか?
残りの話数で「猫騙し編」の5つの惨劇の回答をされても今更感が強すぎて、作品として深堀があるとは思えません。
このため「神楽し編」は全く新しい編になると考えていて、展開としてこうあってほしくない「こんな神楽し編はイヤだ」というものを考えてみました。
この先は単なる妄想記事ですので、違った意味で閲覧注意です。
魔法少女オヤシロリカ
猫騙し編のエンディング後の展開が描かれて、エウアのいるカケラ世界に梨花と魔女がループ。
今までの登場人物の思いを受けた梨花が「妖戦し編 」の魔法少女オヤシロリカに変身。
魔女を倒して逃亡したエウアを追いかけ千年の旅に出る。
エウアを倒して概念となり、ベルンカステルという存在になって、梨花のいない幸せな雛見沢が誕生する。
「大空に笑顔でキメ」エンド。
鬼道舞闘伝
魔女と梨花の唐突な「オヤシロバトル」最終決戦展開に突入。
雛見沢の覇権をかけて、魔女のデビル沙都子細胞に侵食された沙都子を梨花が愛の力で取り戻し「鬼狩柳桜」を破片から復元。
「ラブラブ柳桜剣」という謎の必殺技でデビル沙都子細胞から解放して、雛見沢の未来に向かってレディーゴーする。
次回開催オヤシロバトル(六軒島)に向かって「俺たちの戦いはこれからだ」エンド。
ひぐらし:ゲート
猫騙し編に登場していないSSR鉄平がレベルアップして登場、リカにとっての赤坂のような存在になってUR鉄平に進化した。
UR鉄平は記憶の累積によってループの記憶(リーディング・シュ〇イナー)を所有している。
沙都子を取り返すために「鬼狩柳桜」とサブマシンガンを両手に持って、部活メンバーを引き連れて「雛見沢の祟りじゃ」と叫びながら、メイトリクス大佐のようなカチコミをエウアと魔女にかけた。
エウアが魔女を盾にしたので魔女が梨花よりもが先に4んでしまい、梨花が沙都子を救うために新たなループを行う「ひぐらし:ゲート」エンドで終幕。
3つの妄想を要約
あくまでも妄想なのですが、実際アニメ化されている実例があるだけにコワイ。
要約すると「梨花が雛見沢の神になる」と「雛見沢なんて六軒島への序章」と「再度ループエンド」というどこかで見た展開ばかりになってしまうので苦笑い。
打ち切り漫画のエンディングみたいな展開ばかりが浮かんでくるので、こういう展開はイヤですね。
「神楽し編」の名前の通り、楽しいハッピーエンドになって欲しいものです。
ひぐらしのなく頃に卒11話感想まとめ
ミステリー作品としてはク〇展開がありつつも、「祟明し編」はいろいろな意味で面白いストーリーでした。
賛否両論あると思いますが、救われなかった鉄平の人生に光が当たったり、沙都子の揺れ動く気持ちを描いたり、映像を使った叙述トリックがあったりと、面白いかは別にして新しいやり方になるほどと妙に納得。
「ひぐらし業・卒」では旧作で救いが無かった鉄平や鷹野などの憎まれ役にスポットが当たっているので、かつての雛見沢でまだ救いきれなかった人物たちを救うための物語なのかなと感慨がわきます。
「神楽し編」のストーリー次第では旧作を超える名作となるのか、単なるク〇展開ミステリとして終わるのかの分岐があり、今後のラストまでの展開にかかってくるのでしょう。
ではまた次回で。
ばいばい。
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