寒くなってきました!いかがお過ごしですか?
キノの旅担当・monyoです。
雪が降る季節になりましたねぇ・・・。寒がりな私にとってはとても辛い季節・・・。
こういう時期は鍋に限ります。基本的に鍋料理が好きなので、年中鍋を食べていますが、この時期は結構頻繁に鍋が出てきます。モツ鍋や野菜鍋、キムチやチーズなど・・・。
考えただけでよだれがでてきそう・・・。
食欲の秋はとうに過ぎ去りましたが、寒さによって食欲が高まっているわたしです。
私の食の話はこのぐらいにして。
1人の旅人と1台のモトラドが各国を旅するハートフルストーリー・キノの旅。
今回は短編集でした!いろんな人が出てきますよ!!
それでは、まいりましょう!!
スポンサーリンク目次
第9話 「いろいろな国」 山賊達の話 ~Can You Imagine!~
この物語は、旅行く人たちを観察して、襲えそうなら襲い、無理なら見逃すということを繰り返しているある山賊たちのお話。
彼らは、襲う気はあるみたいですが、中々行動に移らない。
山道を通るキノやシズたちを見て、若者は早く行きましょう!というが、長老の答えはNO。
彼らの外見を瞬時に観察、分析していきます。
☆シズたちの場合
若手の場合→決行
・バギーの型が古く、高く売れそう ・腕はたちそうだが、剣に弾丸は勝てない
・犬と女の子は無視してよい
長老の場合→見送り
シズ→刀を所持している、かなりの腕前の持ち主であると予想
陸→犬だから鼻が利く ティー→片手に手榴弾を持っている
☆キノの場合
若手→決行
・女子だから襲っても大丈夫
長老→見送り
女子1人で旅をしていくからこそ、それまでいろんな経験をし、困難をくぐり抜けてきた。だから、普通の女子ではない。
という風に。
長老がこんなに警戒するには、とても苦い思い出がありまして。
若いころ、ある旅人に奇襲をかけたところ、返り討ちにあったとか。
それがトラウマになり、長老はとても慎重になっているらしく。
返り討ちにした旅人ですが、犯人は師匠たちです。
師匠たちの性格上、むやみやたらに人をコ口すとは思わないので、
山賊たちがなにかいたらいことをしたのでしょう。
師匠さんたちだったら、とても納得がいってしまう。そんなお話。
「Can You Imagine!」=「想像できますか」
という意味なのですが、まさしく山賊たちのことですね。
旅人を観察・分析して、襲えるか否か想像する。
結果、無理という答えに行き着いてしまうのですが、あまり想像に頼るのも考えものですね。
「まぐれ」で勝つこともこの世の中にはあるので!
スポンサーリンク徳を積む国 ~Serious Killer~
キノたちが訪れた国は、“よいことをすればポイントが溜まる国”でした。
誰かが何かすばらしい行動をしたら、その人にポイントが与えられる。
しかし、悪いことをすればポイントが減る。
罪を犯し、ポイントがマイナスになれば、刑務所に服役することになる。
しかし、マイナスにならなければ、服役することはない。
キノとお話していた老人は、かつてその国の大統領だった人でした。
彼は、“誰かをコ口したがって”いました。
人1人コ口せるポイントは溜まった。だけど、“コ口す人間が思いつかない”。
大統領とは、国民のことを1番に考え、国を動かして行く人。
彼にとって、国民はとても大切な存在なのでしょう。昔も今もこれからも。
そのため、国民にサツ意がいくことはない。
だからこそ、キノをコ口そうとしたのでしょう。
しかし、コ口せはしなかった。
キノはこの男性が自分をコ口そうとしていることをわかっていました。
だから、警戒し、ずっと自分の武器に手を置いていた。
最後は根負けしたんだと思います、キノに彼が。
キノは最後、彼と見つめあったとき、初めてサッ気を出したのでしょう。
自分へのサツ意が明確になったとき、初めて。それに対して彼はおびえてしまった。
初めて向けられる感情に負けてしまったのではないでしょうか。
最後の汗ばんだ顔は、恐怖からだったと思います。
キノと別れた後、彼は国民から生まれた赤ん坊に祝福をくださいと頼まれます。
自分がしらない子なら、コ口してもっと思いましたが、彼は出来なかった。
最後に彼は赤ん坊にこういいました。
「未だ人生を知らぬ子よ・・・君は幸せになるんだよ。
私のようになるなよ・・・
私のような・・・人生を失敗した男には。」
彼にとっての失敗は、「人をコ口せなかったこと」。
そのためだけに生きてきて、国に尽くしてきた。
しかし、尽くしていくにつれて、国民に対して情が生まれたのでしょう。
恨むものもいない、幸せになってほしいがために、自分は頑張った。
だからこそ、誰もコ口せない。
自分の望みのために生きてきて、それをかなえることができなかった。
それが、彼の失敗であり、コ口すことができない原因なのです。
「Serious Killer」=「真面目はサツ人者」
まさに彼のことだと思います。
コロシアムにいけば、おのずと人間をコ口さないといけないので、
彼の望みも叶うと思いまずが、彼はコ口す前に、コ口されそうですね。
コロシアムについては、こちらから↓↓
料理の国 ~Orignal~
ある国の料理人たちが、
“どんな食材でも絶品料理にしてくれるさすらいの料理人”
が自分達の国に来ると騒いでいました。
その料理人は、作った料理が満足いくものならレシピを置いて行く方らしい。
騒がれるのがいやで素性を隠しているが、国民情報によると枯葉色のコートの旅人だとか。
そこにタイミングが良かったのか悪かったか、その国に通りかかってしまったキノ。
「料理を作ったら、食べれますよ」という言葉につられ、作りに言ったキノですが、
エルメス曰く、キノの料理は壊滅的だとか。
作っている本人はそうは思っていないそうですが、師匠が食べてタヒにそうになったそうで。
キノは満足。
国民にも浸透しつつあるらしいですが、食べた人間はとてもひどくなんとも言えない顔に・・・。
キノの「満足してくれたと思う」という言葉を即答で否定するエルメスでした。
その後、その国に訪れた旅人がキノの料理を食べ、料理を作り変えレシピを置いていったとか。
それが、とても美味しかったとのこと。
もう見ているみなさんはわかりますよね。
この旅人こそが、“さすらいの料理人”だったのです。
その証拠に料理は美味しいし、レシピ置いていってくれている。
騒がれるのが嫌いなその料理人にとって、
キノが目立ってくれていたから、とても楽だったでしょう。
結果的に、キノの料理は本人が作ったから「オリジナル」、
料理人が作ったものは、味のインパクトはオリジナルに劣るが食べやすいことから、
「マイルド」という名で、店頭に並びます。
そして、そのあとに現れるシズたち。
料理の中にキノの名があり、食べてみて思うでしょうね。
キノの料理が壊滅的であるとこを・・・。哀れ・・・キノ・・・。
ティーの願い ~Get Real!~
シズたちの訪れたある国では、
“願い事を紙に書き込み、ある像に張って飾ると願いが叶う”
という言い伝えがあるとのこと。
ティーは、その紙に「ここにあるみんなの願いが叶いますように」と書きます。
国民のみなさんは、その願い事に対して大喜び。
それは、なぜか。
国民の人たちは、「紙に書いた願い事が叶う」ということを信じきっているからです。
信じきっているということは、みんなの願いが確実に叶うと思っているということ。
ティーは、本当にそう思って書いたのかというと、そうではなく。
陸が聞きました。「なぜあのような願いを?」と。
ティーは一言。
「どうせこんなの役にたたないから」。
実際、シズたちの目的が叶ったかというと、その国では移民がNG。
「移民を受け入れてくれる国が見つかりますように」とお願いしても、結果叶わなかった訳でして。
ティーは幼いながらもそれがわかっていたというわけで。
シズもわかっていたと思います。
「願う前にまず行動」といって、役所にむかいましたから。
まぁ、誰でもわかりますよね。かなわないことぐらい。
紙に願い事書いてはるだけで、願いが叶うなら、人間苦労しません。
「Get Real」=現実的に考える
まさにそのとおりですね。偶像崇拝ではないですが、言い伝えにすがってないで、
現実をみて頑張りなさいといいたかったのだと思います。
美しい記憶の国 ~Beautiful Memories~
師匠に話を聞かせてもらいとても印象に残った国があるキノ。
その国を目の前にしたキノは、とてもウキウキしていました。
ただどんな国なのかは一切分からないという。
師匠も「私の旅の中であの国のことは忘れようとしても忘れられない」とのこと。
いったいどのような国なのか。キノはウキウキしながら入っていきました。
しかしその数分後、シーンはその国をでた小道に。
国の内情は一切語られず、キノは普通に出てきました。
そして、キノもびっくり。国に入っていったのに、気がつけば国の外。
混乱していると、エルメスが事情を説明してくれました。
この国は、国の内情を外に知られたくないらしく、
出国する際に、滞在時の全ての記憶を消す薬を飲むことをお願いしているとのこと。
しかし、旅人には快適に滞在してほしい。
なので、“記憶を消すことを条件に滞在を楽しんでもらう”ということを長年続けているとのこと。
そして、キノはその事に同意。記憶がないということです。
エルメスには、ちゃんと記憶が残っています。
モトラドですから、薬飲めませんし、記憶を消すとなれば壊すぐらいのことをしないと。
しかし、キノがどんなに問い詰めても口を割ろうとしないエルメス。
「あの国の人と約束したからね」
約束は守らないとですね。
師匠さんが言っていた「忘れたくても忘れられない」とは、
その国がすばらしかったということではなく、
その国の処置により何も覚えていないからこそ、国の内情が気になって忘れられない
ということだったと思います。
「Beautiful Memories」=「美しい思い出」
キノは忘れてしまいましたが、とても素敵な国だったんだと思います。
その証拠に、唯一許された絵に残されていたのは、
とてもいい笑顔で並んでいるキノと国の人たち。
国を出た旅人達にとっては、とても不完全燃焼なのでしょうが、国がそう定め、
旅人たちがそれに同意しているのだから、仕方がない。諦めるしかないのです。
アニメなあとがきの国 ~Atogaki of Anime~
びっくりしましたね。
あとがきがアニメになっている・・・。
そして、キノはそのあとがきのためだけに走らされている・・・。
キノにとってはどの国よりも不思議な国ですよね。
だって、キノが巡っている国の中にはない架空の国といっても過言じゃないですから。
原作の時雨沢先生の頭の中にある話なので、キノの国ではありますが、
国民もいない、建物もない、ただただ時雨沢先生の思いだけで作られた国。
ちなみに、あとがきの内容はこちら↓
スポンサーリンク『キノの旅 - the Beautiful World – the Animated Series』をご覧の皆様こんばんは!
そうです、私が原作者の時雨沢恵一です!
アニメを視聴してくれて、本当にありがとうございます!
そしてこれが、”アニメ版のあとがき”です!
「あとがきのアニメ化が夢です!」なんて、『キノの旅Ⅶ』で書いたのは2003年!
それは、そう!前のTVアニメ化の放送中に出た本!そして今、十四年の時を超えて……。 あとがきが、TVアニメ化したのです!なんでも言ってみるものですね!
みんな、夢を諦めるな!ドリームを諦めるな!
重要だから二回言った!みんな!夢があったら語ろう!
語って、口に出して、言葉にして、そしてその実現のためにコツコツと、
できるところから頑張っていこう!
いつかどこかで、多くの人間の理解と力を借りて、その夢がポン!と現実になることだってあるっ!皆さんがいま見ているものが、まさにその証拠なんですっ!
とまあ、そんなちょっと教育的に良さげなコメントをもって、
私からのアニメのあとがきに代えさせていただきます。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
キノの旅第9話感想
いろんな国を見れて、面白かったというのが、率直な感想です。
いろんな国があって、いろんな国があって、その国によって制度も暮らしも考え方も違う。
それだけでも面白い。
自分的にちょっと得をした気分です。
いうて、フォトとソウ以外全員出てきましたしね。
アニメなあとがきの国は、本当にびっくりしました。
時雨沢先生の夢が叶ってよかったと思いながら、普段と違う絵のタッチに惚れ惚れしてました。
字のフォントや、絵のタッチ・空気感が私の好みだったので。
みなさんは、今回の短編、どの国が好きでしたか?
それでは、今回はこの辺で!
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コメント
>師匠たちの性格上、むやみやたらに人をコ口すとは思わないので、
山賊たちがなにかいたらいことをしたのでしょう。
いや、師匠も弟子も盗賊や山賊の類いは普通にコ口しまくりますよ
そもそも師匠は弟子に出会った時に当時の弟子がいた山賊団を弟子以外は皆ゴ口しにしてます
師匠は、キノにも自分の命を狙う者は容赦なく撃ちコ口すように教えてます
7話で死人を出さなかったのは相手がまがりなりにも警察だったのと目的が金をふんだくる事だったからです