正ヒロインの破壊力えっぐ……!!
こんにちは! サマータイムレンダ担当、和歌山出身の模造紙です。
褐色ヒロイン澪ちゃんの健気な愛らしさに悶絶してた私ですが、潮の見た目と行動のギャップの面白さに全て持って行かれてしまいました。海と花火を背景に告白ってそんなん反則でしかないわけで……!!
はぁぁぁぁこんなカワイイ告白ある…??
前半の「こんな青春送りたかった」感満載の内容に対し、Bパートは心拍数上昇必至の重苦しいバイオレンス展開。この温度差を1話の中にギュっと濃縮した神構成は素晴らしい。
ではでは今回も諸々気になったポイントについて考えていきたいと思います!
目次
サマータイムレンダ4話おさらい
前話に引き続き、ループ3周目7月24日の夏祭りの神社が舞台。
祭り会場で見た潮を追いかけ海辺に来た慎平。
目の前の潮は生前と変わらぬ姿。
「―――騙されるな」
潮はタヒに灰になったのをこの目で見ている。生き返ることはない。つまり眼前の彼女は影という結論を出します。
ただ奇妙なことに潮自身は自分が影である自覚はなく、海難事故で命を落とした事、影の病に関する記憶が不自然に欠落していました。
ひとまず潮を隠し、澪らと合流した慎平。
窓の澪への告白イベントが失敗した場面に潮が現れ騒然とするも、突然の姉と思しき人物の登場に澪は顔を歪め「化け物」と言い放ちます。
潮を拘束し「離さん」と慎平の様子が豹変。
実は境内に向かう途中で、澪(影)と慎平(影)の襲撃を受け、影と入れ替わっていたのでした。
痛めつけられピンチの慎平の前に現れたのは、フェリーで出会った女性――南方ひづるでした。
1話内に盛り上がり要素詰め込みすぎ。お腹いっぱい(褒め言葉)
今回の要点としては、
- 再会した潮は自覚のない影
- 潮(影)は他の影から「裏切者」と呼ばれている
- 慎平の影が存在、記憶を更新されループ能力を把握される
- 影らが呼ぶ「おかあさん」の謎
- 救世主・南方ひづる登場
でしょうか。
敵陣営の情報をこちらが知るだけではなく、切り札的な秘密を序盤の段階で敵に把握される展開は面白いですね。
主人公の影がいると情報戦略的に不利だし、周回を経て慎平をコピーさせない状況に持って行く流れだと推測します。
潮(影)について
会うはずのない潮との再会という、圧倒的引きの強さで締め括られた前回。
肝心の潮はやっぱり影なの? いやワンチャン本物って可能性も……!!と困惑の連続でしたが……
予想通り、潮の正体は“影”でした。
▲ 潮の天真爛漫で愛嬌のあるキャラすごく可愛い……!!
何らかのタイミングで本物と影が入れ替わりタヒんだのはの影の潮説も挙げられますが、そんなことする理由が謎だし、潮が今まで身を隠していたのもおかしい。しおり関係や影に関する記憶がすっかり抜け落ちているいるのも不思議。
意表をつく展開もあり得なくはないけども、ここは素直に慎平の考え通りの“影の自覚がない”との認識で良さそうです。
自分が本物か偽物かなんてそもそも本物なら考えるわけもないし、本来、自信を持って自分は本物だなんて認識は当然過ぎる故に持ちません。
考えること自体ナンセンスだし疑う余地がないから。だからこそ今回の潮の反応は逆に本物っぽくも感じられます。
ただし、棺に納まり灰になった姿を目のあたりにした慎平からすると、元気な潮が存在するのは在りえない現実であり、影だと思っていない影と見るのが信ぴょう性が高いわけです。
なぜ自覚がないのか?
影の自覚を持たない潮と、彼女を裏切り者と呼び忌み嫌う影たち。
自らが影である認識を持ち、確固たる目的と志を持ち動くのが彼らの行動理由なのでしょう。
影の行動原理に囚われず、“本物と入れ替わる”ことを放棄した潮(影)は仲間からすると異分子で排除すべき存在であると。
前話で危険を予知したのかスマホを慎平に託した潮の行動や、慎平の夢に登場し「澪を守って」と言う件などからも、本物の潮は影の病についての事情や秘密を知っており動いていた(いる?)と考えられます。
潮の目も何かの能力持ちと思われますし、影の潮が自覚がないことも能力に起因するのかもしれません。
他の影たちも何故潮の影だけが行動原理に支配されないのか分からないが目的の妨げになる(計画を邪魔する)イレギュラーな存在なので排除したがっているというところでしょう。
特異な存在として描かれている潮。(本物も影も)彼女が本作品のキーパーソンになるのは確定っぽいですね……!!
影の計画と「おかあさん」
計画に関しては、正直現段階では何とも……って感じですが、本土と異なる風土や伝統が続く離島、漂着神信仰と漁業の神様らが考察において要になるかと思います。
外界と容易く分断されやすい島、土地独自の文化や風土病、漂着物を神様からの寄り物として捨てずに返す風習など、これらの全てが影の計画に関与している可能性が濃厚か。
特に今回気になったのが「おかあさん」と影らが呼ぶ存在です。
影の元締め、始祖、頂点に在る存在なのでしょうが、今はまだ眠っている様子。
おそらく黒幕でラスボスになりそうです。
「おかあさん」ってもしかして
嫌な予感がするのですが、澪(影)が「もうじきおかあさんが起きて来る」って台詞の時にわずかに頬を赤らめて嬉しそうにしているのですが、これ本当に澪や潮の実母のお母さんって線もあるのでは。
公式のキャラ紹介で、潮と澪の父・アランの欄に“妻は澪を出産後になくなっている”とあります。
出産時の母体のトラブルで命を落としたのか、産後の肥立ちが悪かったのかは不明ですが、澪を産んだことによりなくなったなら澪にとって母親の思い出が無いに等しいってことです。
まぁ、潮にとっても甘えたい盛りに突然母親がいなくなるわけですが、それ以上に澪にしてみれば母親の記憶もなければ世話してもらったこともほとんどないわけで、その事実からより母という存在に強い想いと執着心を抱いていてもおかしくないでしょう。
実母は普通の人間ではなく影の黒幕や始祖に近い存在で、2度の出産を経て力が枯渇し永い眠りに入ったとか? 無理やりが過ぎるかな。
ただ、漂着物信仰の件も考慮すると、影の病が日都ヶ島に根付いたのは発端の何かが漂着してしまったからなんじゃないでしょうか。
その漂着した何かが「おかあさん」で潮と澪の母親なのではと推測します。
母親が事件もしくは事故が理由で流れ着いた先が日都ヶ島で、実は異能力持ちや特異体質だった。そこに注目が集まり祀り上げられ利用された結果、出産の大仕事を終えてタイミングで力尽きた(休眠した?)とするなら辻褄も一応合うかなと。
でも眠りにつくのはお炊き上げ(神様に返す)とは違う気がするし解釈が難しいなー。
とするとアランも何かを知っている?
おかあさんが影の黒幕だとすると、当然ながら伴侶であるアランも何か秘密があるのかもしれません。
慎平らの味方なのか影に与する存在なのか現時点では定かではありませんが、個人的には事故で両親を失った慎平を養子に迎え支えてくれたことは純粋な善意だと思いたいし、今後味方として協力者になってくれたら嬉しいですね。
南方ひづるとの再会
澪(影)に襲われた慎平を救出したのはフェリーで出会った女性、南方ひづるでした。
迷いなく澪(影)の頭部を狙い撃つひづるは影の見分けや戦い方を知っている様子。
もしかすると「沼男」の作者である南雲氏の縁者か本人の可能性もあるので、今後の頼もしい協力者として期待できそう。
あと今回一人称が「僕」で男性口調でしたが、これまでは「私」と称していた記憶があるので二重人格的な可能性もあるのかな。
ひづるに協力を請い再びやり直しか?
澪らの前に姿を晒した慎平(影)により彼女たちはタヒに追いやられるでしょうから、慎平がやり直しを望み一旦リセットする流れになりそうです。
さらにループ能力の存在が敵陣営の知るところとなりコ口される確率が減ったことで、ひづるに自身の力を打ち明けて撃ってもらうのかも。
もしくは、OP最後のように銃で自分の頭を撃ち抜くのかもしれません。
慎平の影は本当に厄介で能力バレのすぐ後にコ口さないよう手を打つって頭の回転早すぎる。
いずれにせよ、ループ3周目は詰んだ感が強く、次回に新たに4周目に突入しそうですね。
サマータイムレンダ4話感想
案の定、潮は影だったかー。
スク水が本物ヒロインとかちょっとアレだから影であってと願ってたけど、影の自覚ないしどうなってるのこれ。
ビジュア予想を裏切る性格の潮(影)に和んだりキュンキュンしたり次回へ繋ぐ溜め回の予想を裏切りラストの怒涛の畳みかけが凄まじかったな。見応えあった!
周回繰り返して協力者増やして情報交換して力を蓄える展開っぽくて今後も続きが気になります!
挫折と後悔を繰り返して成長過程のドキドキを楽しむ作品は好き。あと、主人公を始め賢く冷静にしっかり物事を考えられる人物が多くて安心して見ていられる。
あとですね。話は変わりますが。
私事ですけども5月の連休ひっさびさに和歌山帰省したのです…これ言っていいのか……あの……和歌山ね、思ったよりサマータイムレンダで盛り上がってない印象でした……。
わざわざ中吊り広告を期待して電車で行ったのに、駅に宣伝ポスターや立て看板があると思ってワクワクしてたのに……何も無かった。え、探し方悪い??
これ私が勝手にハードル上げてたのか、それとも友ヶ島に行くローカル線は沸いてるってオチ?(今回は中心市街地のみの滞在でモデルの離島近くには行かず)
でも中心地の駅や近郊付近で何も宣伝物がないのは観光集客を収入源にしたい行政として詰めが甘いんじゃないのかなー。
あの事前特番のご当地アニメで町おこし的な宣伝は一体なんだったのか……??
地元とアニメ好きの盛り上がりの温度差に激しく戸惑ったGWでした。
それでは次回もお会いできますように!
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