ぐぐぐ、ぐんちゃん…!! 毎度ながら神作画で最期の顔までも背筋が凍るほどの美麗さとはこれいかに…!!
どうも、結城友奈は勇者である(ゆゆゆ)3期担当の模造紙です。
内容わかってても終始息を飲むストーリー展開で、若葉がアドリブで本心を訴えるクライマックス時点で涙腺決壊でした。
またしても“勇者とは何か?”を真っ向から突き付けた“郡千景は勇者だった”な7話、気になった点について語って参ります。
アニメ勢への大きなネタバレを控えての記事となりますので、ご了承ください。
目次
郡千景の結末
熱意のこもった若葉の訴えにより、ぐんちゃんの勇者除名処分については一旦保留ということに。
ぐんちゃんの一連の騒動は切り札の反動で精神的に蝕まれ、次第に人間不信に陥ったことよる悲劇。
当然ながら、これまでの活躍を大いに考慮して寛大な処置を…というのが人の心があるなら望んで然るべき処遇なのです。
しかしながら、蓋を開けてみると、ぐんちゃんが勇者であったことを否定する惨すぎる仕打ちが待っていました。
勇者であることに誇りを持っていたのはもちろん誰しも同じですが、ぐんちゃんは恵まれなかった生い立ちや環境も背景にあったことから一層矜持を持っており、役目を全うしなければという自負がありました。
さらに勇者に対して自分の唯一の居場所、心の拠り所と捉える部分もあり、それを命を落としたのちに奪われたとなると、郡千景という存在を真っ向から否定することに他なりません。
勇者の神聖性を汚したくない大社
前話の地元での事件を大社が問題行動と認識し、ぐんちゃんが勇者として不適格だという考えがそもそもあったにしろ、樹海化中の凶行や勇者システム強制解除に関しては居合わせた若葉が胸の内に秘めていたなら大社に知られることはないはず。
でありながら、大赦は事実を把握していた。ということは、勇者たちには知らせていない監視システムや、リアタイでは観測できないが後から確認できるアーカイブがあったということでしょう。(このへん原作ノベルで明かされていたのか覚えてないため推測ですが)
樹海化の渦中を観測するシステムを有しながらも、結局はぐんちゃんがそこに至った経緯はまるっと無視して、ぐんちゃんが命を落とす直前に神樹さまが見限ったという事実を大いに注視したのは安定の胸糞でしょう。
もし高嶋さんがあの場にいたなら…
最終的には若葉の言葉で自分を取り戻しており、心が壊れていても大切なものは見失わなかった点からも、もし勇者の力が解かれていなかったら退場することはなかったのでは?
また、大切な人=高嶋さんがあの場にいなかったのも悲しい結末に至った一因でしょう。
高嶋さんがいたら、ぐんちゃんは助かっていた可能性が高いため、運命のいたずら、理不尽にも程がありますよね…
勇者の章OPに見る西暦勇者
ぐんちゃんが勇者であったことを無かったとこにしないで欲しい…けど、勇者の章OPでは西暦勇者の絵巻物?が映し出される箇所で検閲されて彼女が描かれていなかったりと、
後世に残る史実としては存在を抹消されています。
(ただし、ぐんちゃんがいるであろう位置に“C”と読める記述があり芸が細かい)
しかしながら、くめゆで登場するゴールドタワーが大赦内で「千景殿(せんけいでん)」と呼ばれているなど、ぐんちゃんの生きた証、足跡は後世に継がれていることはせめてもの救いと言ってもいいのではないでしょうか。
残された3人の気持ち
今回、個人的に登場人物の性格や立ち位置の比較として興味深く感じたのが、ぐんちゃんの実家から戻った後の感情の吐露について。
報い必ず受けさせるマンで精神も肉体も清廉であろうとする若葉が、唯一、心の内を打ち明けて涙を見せられるのが幼馴染のひなた。
ひなたは巫女として、勇者をサポートする役割を担うゆえに、また元来の面倒見の良い性格もあり泣けない。
そして、2人と別れドアを閉めた途端に玄関で涙が溢れ止まらなくなる高嶋さん。
それぞれの心の在り方、性格が巧みに比較表現されているシーンだなと思いました。
14とかそこらの女の子って、だいたい寄りそって抱き合ってわーんみたいな流れですが(少女漫画だとテンプレ展開ですよね)、彼女らに関しては人生何周目?ってくらい感情のコントロール術が半端じゃなく、命を預ける仲間が当初の半分に減り心の均衡が崩れ精神的に脆くなっているのに、余計な心配をかけないよう周囲に配慮したり、爆発しそうな気持ちを抑制できるっていうのがとにかくスゴイ。
そうならざるをえない状況に追いやられているとは言え、心を強く持つことや感情を抑える事、周囲に喜怒哀楽を気取らせないスキルなんかも勇者適正に関わっているんだろうなと感じさせるくだりでした。
結城友奈は勇者である(ゆゆゆ)3期7話感想
▼初見勢には8話のネタバレになりますが、西暦勇者編のPV見て昂ぶったので布教させて下さい。
う…うわぁぁぁぁぁぁ!!!て感じなんですけど、映画の予告みたいで素晴らしい出来上がりなので是非ご覧いただければと…!!
というか、今回7話で大満開の章も折り返しスタート地点でしたが、もう5話しか残ってないとか信じられない…(ゴクリ)
最悪の地獄を見せられて泣かせる回想エピソードは挟みつつも、最終的に本当の意味で救われるのかと疑心暗鬼にならざるを得ません。
最終着地点は約束されていますが、肝心なのはおそらく11話12話で展開されるであろう“これから”の部分。果たして大団円に収まるのか否か…。
勇者たちだけじゃなく私たち視聴者にも試練が待ち受けているんじゃないかと不安でたまりません(笑)平和で平穏な日常を下さい。
予想に反し今回で西暦勇者編は終わらず次回に持ち越し。
予告を見る限りだと、Aパート西暦勇者最終章だとして、残りはくめゆ?か勇者の章のあの辺?っぽいけど…楽しみだけどしんどいです!
それでは次回もお会いできますように!
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