亜耶ちゃんの神樹信仰が想像以上でビックリした…!
こんにちは! 結城友奈は勇者である(ゆゆゆ)3期担当の模造紙です。
“信仰こそ人生”な大赦教育純粋培養みたいな子だったけど、やっぱり長年の洗脳は根深かったってことですね。
芽吹や防人との関わりでほだされたように見えても、宗教教育の賜物として叩きこまれた洗脳は一筋縄ではいかないと。
今回は亜耶ちゃん説得のくだり、麦化と消失の違いについて、その他気になった点について語って参ります。
アニメ勢への大きなネタバレを控えての記事となりますので、ご了承ください。
神婚の儀へ臨むそれぞれの意志
神婚の儀成立までの間、天の神の攻撃から神樹様を守るのが防人と勇者の任務として課せられました。
ようは神婚成立までの時間稼ぎなわけですが、勇者たちは仲間の犠牲を良しとせず友奈奪還を目的として動き、防人は神婚の詳細は知らされず秘密主義の大赦に不信感は募らせつつ勇者の援護を。
そして神婚の内容を知ってて“人類の救済”の儀式に挑む亜耶ちゃんはじめ大赦の人たちと、ひとつの目的に向かって働きかけているように見えて実際は三者三様でまったく別の方向に目を向けているのが印象的でした。
芽吹の亜耶への説得
今回注目したいのが、亜耶ちゃんの無垢さと大赦の宗教教育によって培われた狂信さ。
元々が良い子で天使のような心を持っていて、さらに閉鎖的で歪な神樹信仰を叩きこまれたとなると、信仰心が強いを通り越して狂信的な側面があってもおかしくない。
奉火祭の時も芽吹に生贄の件を伝えるかどうか迷っていたし、友達や家族を思う心や生きたいって気持ちは持ってたと思うんですよね。
けど、いざ神樹様の延命措置と人類救済を目的として神の眷属になるという事実を掲げられた時、不安や迷いもなくイエスの選択をしたとなると、宗教教育の根深さって恐ろしいなと思わざるをえません。
芽吹が説得するまで神樹様に逆らう選択肢がそもそも頭にないって感じだったし、神婚は大赦視点だと人類救済の至高の選択だけど真実は友奈が人柱として犠牲になって落命するわけで、それを受容してしまうってことは残念ながら亜耶ちゃんは“生粋の大赦の巫女”だと判断できてしまうんですよね…本当にすごく残念だけど。
▲実はちょっとサラッとし始めてた亜耶ちゃん…!
しかしながら、狂信性を見せつけて亜耶ちゃんがこのままじゃ麦化するのでは…!? とハラハラするからこそ芽吹の説得からの 「 生 き た い 」 に抜群に魅せられるのも確か。(当初は亜耶ちゃん自身も麦化を肯定してましたし)
神婚の儀時点で亜耶ちゃんがうどん粉になってしまう点は以前から原作勢の間でも不安視されていて、今回は答え合わせと言える回でしたが、説得場面を入れて根っこ部分に埋もれていた彼女の本来の気持ちを掬い上げたのは本当に素晴らしい流れだと思いました。
麦化と消失の違いとは?
天の神との交戦時、樹海化した中で勇者、防人、大赦の神官たちと各々が任務に当たっていましたが、
▼途中でいきなり消えたり
▼麦化(うどん粉化)するのが見ようによっては突飛なギャグで印象的でした。
麦化については2期勇者の章では神婚の儀最中で麦に変身する大赦の面々が描かれていたので、供物になったというわかりやすい印なのでしょう。
なんで麦かというとうどんの原料だからです(笑)
いきなりの消失と麦化の違いはおそらく、
信仰心が強い、戦意を維持、救いを望んだ → 麦化して神樹様の供物になる
と解釈しました。
消えたからって落命したのではなく、あくまでも樹海から強制退場させられただけ。つまり、勇者でいうところの変身不能と同じ扱いなのかと。
ただ、勇者は変身を解いても樹海を強制的に出ることはないから、システムのおかげかメンタルの強さも影響してそう。
麦化の条件に関しては書きながら結構シビアなのかも…と思っていて、強い信仰心を持ちつつ生への執着を捨てて尚且つ戦意を保つって厳しくないですか。
バチバチにヤル気満々だけど生きるのを諦めてなきゃダメで、けど気合入った神樹信仰は維持しなきゃならんって、なにその地獄っていう。
一瞬でも現状に不安を抱いたら一気に正気失って退場させられちゃう流れで救いがない気もするけど、最終決戦後の展開を考えると樹海から排除されたほうが結果的には生き長らえたってことになるんですよね。
園子と夏凛の合体攻撃
千景砲ことぐんちゃん砲からの園子&夏凛の合体攻撃、戦闘ともにめちゃくちゃアツかったですね!
前々から感じていたけど、園子は夏凛に対して銀の面影を重ねて見ている節があり、今は徐々に夏凛自身を見始めているって段階なのかなと思います。
銀の端末を引き継げること自体、夏凛が銀に近い特性を持っている裏打ちになるし、端末を受け継いだ夏凛に対して銀を重ねるのは致し方ないことなのかなと。
ただ、個人的には端末に魂そのものが宿るってのは違和感があるので、武器や魂の一部は眠っていて、今回の戦闘ではそれ(銀の斧)が呼び覚まされたって解釈です。
端末を受け継ぐことで銀の想いを継承してるのは間違いないけれど、あくまで主導は夏凛の意志であり、単純にバリア突破が必須の状況で端末に残っていた武器が顕現したのではないでしょうか。
銀だけじゃなく歴代勇者のサポートは次回の大満開時に期待したいですね!
結城友奈は勇者である(ゆゆゆ)3期10話感想
▲彼岸花の形をした千景砲はまるでぐんちゃんの意志を引き継いだようでグッとくるものがありました。
ゆゆゆは端々で先人の強い気持ちや意志を受け継ぐ描写があって、時代を超えて繋がる確かな何かに心を揺さぶられずにはいられませんね…!!
本文内で触れた銀の斧が顕現するシーンも紡がれて繋がって呼び覚まされて、そうやって人の強固な想いは受け継がれていくんだと改めて考えさせられます。
今回みたいな勇者たち、防人たち、亜耶ちゃんはじめ神官&巫女の大赦サイドが入り交じった多方面作戦って行動も思いもゴチャゴチャしたのが大渋滞してて単純に面白かった。
▲防人の場面でのいきなりのギャグもメリハリが感じられて個人的には好き。
園子&夏凛のバリア突破で事態は大きく動きとうとう次回は大満開だと思われますが、歴代勇者や関連人物たちのアツいサポートがどのように為されるのか…めちゃめちゃ楽しみです!
それでは次回もお会いできますように!
▼ゆゆゆ2期&3期の記事はこちらにまとめてあります
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