その差を埋めるもの。
どうも、ロシアスキーでございます!
『デカダンス』、衝撃の5話の放送が来ましたね!
ある意味予想通り。ある意味予想外。
そんな恐ろしいまでのインパクトのあったエピソード。
色々と語っていくと致しましょう!
デカダンス 第5話 あらすじ
作戦のカギとなる、霧を生じさせるガドル=アルファの撃破へと赴くナツメたち第6部隊。
しかし、遭遇したガドル=アルファはこれまでのガドルとは別物と言っていいほど強い個体であった。
大量のギアをも倒すそのガドル=アルファに無謀にも突撃するナツメであったが、危険な所を先輩であるミンディに助けてもらう。
かろうじてミンディは命は無事であったが。ナツメはミンディの負傷により冷静さを取り戻し、ガドル=アルファに一撃を見舞う。
しかし、ガドル=アルファは思考能力、再生能力共に優れており、決定打にならない。
絶体絶命の窮地に陥る第6部隊。しかし、そこにカブラギが到着し……。
といった感じで……。
今回はこのガドル=アルファとの戦いを基点とし……。
カブラギとナツメにとってとてつもなく大きな出来事へと到達する回でございましたね。
正直、見ててイベント盛りだくさん過ぎて。
『凄い速度で物語が進んでいるのに早すぎると感じることなく、なのに終わったとき、恐ろしいまでの満足感と同時に早いよスレッガーさん! という気分になる』という。
なんとも良く分からない満足感に襲われてしまいましたw
ではでは。そんな衝撃的5話。
要点を語ってまいりましょう!
今後の展開予想
さて、まず語りたいのはこちら。
『今後デカダンスはどのような展開を見せるのか!?』ということでございます。
まぁ私の記事ですと、この項目っていうのは大抵記事の最後に持ってきていたのですが。
今回はもう、コレがメインと言ってもいいです。
なにせ、ダブル主人公の一人であるカブラギが……。
実際のところは不明ですが。少なくとも『カブラギのギアは消滅させられた』と思しき描写がされてしまったわけなのですから……!
いやぁ、まぁ確かにこの『フギンによりカブラギが処罰される』ってのは、ありえるとは思っていたんですよ。
ただそれがこんな早い段階で。しかもあっさりと描かれてしまうなんて誰が予想するでしょうか!
……と、盛り上げるような書き方しましたけれども。
実際のところ、こういった展開を迎える作品っていうのは過去になかったわけでもありません。
(有名どころだと、グレンラガンのカミナが8話で離脱している、というのが似ているかもしれませんね)
ここで私が言いたいのはカブラギがリタイアした、という事実の重大さもそうですが。
『今後の展開予想が思いっきり覆された』ということが言いたいのですよ!
私が1~3話のまとめ記事で予想していた展開。
『カブラギとナツメが軸となり、人類がサイボーグの支配から脱却する』という展開なのですが。
……まぁ、最終的にそうなるんではないか、とは思ってはいるのですが。
そこにたどり着くまでの道のりが、かなりのワインディングロードになってしまったと思うんですよね。
なのでまぁ、ここでは改めて。
この後のデカダンスの『直近』の展開を予想してみよう! という感じで語っていきたいと思います。
1:茫然自失となったナツメが世界の真実を解き明かす
まず素直に考えた予想はこちら。
『師匠を失い落胆するナツメだが、一人世界の真実を解き明かしていく』パターン。
まぁありえそうなのはそんな感じではないか、と思ったのですが。どういうことかと言いますと。
『師匠不在により落ち込んだナツメは、違和感からこの世界には真実が隠されていることに気づき』……。
『一人ひそかに、世界の真実を暴こうとする』という感じで。
その途中で、またカブラギと再会したりする、とかだとかなりエモが凄いのかなぁ、なんて思うのですが。
たとえば、ミナトがカブラギが気にかけていた存在、としてナツメに接触する、なんていう展開とか?
クレナイがナツメに協力しようとするけれども、親しい人を失うのを恐れたナツメが拒絶する、とか?
そういう展開が主となってくる、いわゆる『心が痛い!』展開になってくるのではないかなぁ、なんていう予想ですね。
これはまぁ、今回のカブラギに起こった出来事を考えるに。そういう暗い展開が続いてもおかしくないのではないかと。
いわゆる5話までが日が昇る状態なら、ここからは日が沈む展開。そして最後にまた日が昇るための暗い展開はあるんじゃないの~?
っていう私の予想でございますね。
2:カブラギが即帰還するものの、今までのカブラギとは違う
次に考えましたのはこちら。
『カブラギはすぐにデカダンスに帰還するものの、記憶を奪われたりして別人みたいになってしまっている』パターン!
これもこれでかなりキツい展開ですが、ありえるとは思うんですよね……。
要するに、カブラギ(本体)が処罰されて、ナツメのこととかを忘れてしまっていて。
ナツメはそんなカブラギを元に戻そうと奮起する、という展開ですね。
この展開の場合だと、心へのダメージはもう毎話毎話加速していくと思うんですけれども。
ただだからこそ、カブラギとナツメがまた信頼し合える形になったとき、カタルシスが生じると思うんですよねー!
また、カブラギがナツメとの会話やガドルとの戦いなんかで少しずつ記憶を取り戻していく、とか描かれると。
これまたエモの嵐だと思うんですよね~!
ただその場合ですと、恐らくはカブラギの周辺に監視役のサイボーグが配置されそうなんですよね……。
恐らくはこのナツメ・カブラギすれ違いパターンですと、そうとう長く話数を使うことになってくると思うので。
その間はかなりやきもきする展開になりそうなんですよねぇ……。
だとすれば、私の心は耐えられるのか!?w
っていうかこっちの展開だとクレナイが変わってしまったカブラギを見てショック受けそうだぞ!w
ただ昨今のアニメ業界ではこのタイプの展開って結構ありえるからなぁ!w
十分にありえるぞ! 一応心構えしておこう!
3:物語は一気に数年後の世界に
そして私がもう一つ考えたのがこちら。
『舞台は数年後の世界になり、ナツメも成長している』パターン!
これはもう完全に私の好みが反映されている予想なんですけれども。
いきなり数年後の世界になってて、ナツメがクレナイに次ぐ強い戦士になっていて。
ナツメはカブラギを師匠として心の中で想いつつも、目の前の日々をただ過ごしていく。
そんな中で、カブラギらしき人物を見かけて……。
なんていうパターンもありえるんじゃあないかなぁ、と予想だけしてみました!
このパターンですと、かなりの衝撃度の展開となるのですが。
さまざまな物が一気に変わってしまうと思われますので。展開についていけなくなるリスクもあるかなぁ、と思ったり。
たとえば、5話時点からの数年間の間の出来事とかどうなってるの? とか。
人間はまったくもって状況に進歩無く、デカダンスに囚われたままなの? とか。
そういうところで説明が必要になってくる部分もあると思うんですよね。
なので、展開速度が遅くなる恐れがあるのですが……。
でも個人的には成長したナツメの姿が見てみたい! ってのが非常に大きいです。
戦士として一人前になったナツメ、なんて見れたら。感慨深いですなぁ。
……と、ここまで3パターン予想してみたのですが。
個人的にはどれもありえるのではないか、と思いつつも!
あるいはこれらの予想から大外れな展開が来る可能性もありますので!
次回はこれは必見ですね!
カブラギとリミッターオフについて
次に語りますはこちら。
『カブラギとリミッターオフについて』でございますね。
まぁこれに関してはある程度は予想通り、といいますか……。
以前書いた1話~3話のまとめ記事でも言いましたが。
やっぱりカブラギはリミッターオフをしていたようですね。
ただコレに関しては『以前からリミッターオフをしていた』のか。
それとも『今回急遽リミッターオフをしたのか』までは不明ではあるんですよね。
ただ、落ち着いて考えるにですね。
『ナツメの出撃を知ってから、慌ててリミッターオフを行う』っていうのは、ちょっとムリがあるのではないか、と思うんですよ。
自然に考えるのでしたら、やはりカブラギは『ギアとしてランカーだった全盛期からリミッターオフに手を出していた』と。
そう考えるのが自然ってことになるでしょう。
……ただそうなりますと。また違う疑問が浮かぶんですよね~。
というのは、『カブラギはリミッターオフをしながら、ランキングトップではなかった』んですよね。
2話時点の映像では、カブラギはランキング5位(ドナテロが3位、ターキーが2位)でした。
その後カブラギは3位まで浮上(ドナテロは5位に浮上、ターキーは7位に下降)……。
更にその後はカブラギは5位に戻ってしまい(ドナテロが4位に浮上、ターキーが10位に下降)……。
(個人的に気になるのはカブラギのベストランク3位の上に見える、タウロ、っていう名前が気になりますが)
このように。カブラギが以前からリミッターオフをしていたのだとすれば。
ランキングトップになっていないのがちょっと気になるんですよね。
まぁコレに関しては『あまり目立てばリミッターオフについて疑われるからちょっと手を抜いていた』のか……。
あるいは、『リミッターオフを使っても、カブラギの実力ではトップになれなかった』のかの二択だとは思うのですが。
しかして、カブラギの強さに関してはリミッターオフを使っていたということなら納得が出来るんですよね。
……そして、そうだとすれば、マイキーを救えなかったことに関して。
カブラギが他のメンバー以上に責任感や罪悪感を感じてもおかしくないとも思えるのですよね。
なので、とりあえず私の予想と致しましては。
『カブラギは以前からリミッターオフを利用していて、しかもそれを感づかれないように上手く利用していた』
という予想を立てておきたいと思います!
ナツメの戦闘力について
つづいて語りますはこちら。
『ナツメの戦闘力について』でございますね。
いや~……4話の時点でも思ったのですが。
ナツメはかなりの成長を見せておりますねぇ。
なんでナツメがこんなに強いのか、という部分についてちょっと考えてみたのですが。
まぁまずはそもそもの師匠であるカブラギがトップランカーでございますからね。
そんな人物から直接指導を受ければ、そりゃあまぁ成長著しくもなろう、っていうものでございますよね。
後は、やっぱりモチベーションでしょうかねぇ……。
ナツメは一度、『かの力』に入る夢を絶たれておりますから。
その夢を叶えるため、となれば。モチベーションはかなり高いでしょう。
なんでもそうですけど、目的意識、モチベーションの類は、成長というものには欠かせないものです。
あまりにも高すぎると空回りに繋がりますが、やはりモチベーションの高さはナツメの成長に繋がっているのは間違いないでしょう。
そして、個人的にはここが大きいのかな、と思っている部分なのですが。
ナツメの右腕。これがその強さに直結しているのではないか、と思うんですよね。
というのは、ナツメの右腕は義手な訳で、カブラギの改造により、針を装填し、打ち出せる機構が付いております。
これが対ガドル戦闘においてかなりのアドヴァンテージになっていると私は見ております。
どういうことか、といいますと。普通のギアやタンカーですと。
針はそれを射出する装置に装填し、それを手で持って使用することになります。
つまり針と腕は『直結』されてはいないわけですね。
針を敵に命中させるには、手に持った装置を敵に向けて撃つ、ということになります。
その場合に装置と腕の間には手首があり。完全な意味での直線にならないんですよね。
それに対して、ナツメの腕はまさしく。完全な一直線。
腕を伸ばせばその延長がそのままターゲットへのエイムに繋がっているんですよね。
すなわちナツメは敵に攻撃する際、ダイレクトに狙いを付けられるんですよ。
これがまた地味に戦闘力の向上に繋がっているのではないか、と私は見ております。
……まぁ結局のところ、何が言いたいのか、といいますと。
『別段ナツメは素質があった、のではなく。たゆまぬ努力と準備によって戦闘力を向上させた』のではないか、と言いたいわけです。
……というか、才能だの素質だのという話であれば、むしろナツメは才能が無いほうだったと思うんですよね。
それをカブラギの指導の元、とにかく根性と努力で鍛え上げ続けた、と。
私としてはそう思うんですよねー。
なので、逆を言えばこれから先更にナツメは努力次第で強くなれるのではないか、とも私は見ております。
この辺り、ナツメの成長についても注目でしょうね!
ソリッドクエイク社の狙いとは?
続いて語りますはこちら。
『結局のところ、ソリッドクエイク社の狙いとは何なのか?』ということでございます。
……いやぁ……とにかくフギンに対してのヘイトが凄いのでございますが。
今回ラスト、戦い終えて一息ついたタンカーたちの前で新たな敵の姿が見えた部分を見ていてですね。
改めて、ソリッドクエイク社の狙いとは何なのか? という疑問が湧いてきたんですよね。
そもそも、ソリッドクエイク社はデカダンスを娯楽施設として運営しております。
ですがそこにおいて、『タンカー』と呼ばれる、人間たちをデカダンスの中で管理する必要はまったくないと思うんですよね。
いやむしろ、管理の手間を考えれば人間たちはデカダンスの中に取り込まないほうが楽、まであるでしょう。
なのになぜソリッドクエイク社は人間たちをデカダンスの中に住まわせているのか。
そしてなぜソリッドクエイク社はデカダンスでゲームという形で娯楽を運営しているのか。
これがもう完全に『繋がらない』んですよね。
理由が分からない。意図が分からない。意味が分からない。
前も書きましたけど、娯楽施設である意味が無いと思いますし。
娯楽施設にしては、そのシステム自体が重々しすぎるんですよね。
……で、それらを踏まえて考えるに、ですが。
ソリッドクエイク社は『人間とサイボーグを支配する』という目的を持っているのではないでしょうか?
そこを基点に考えると、ある程度のことに納得できる気がするんですよね。
たとえば、デカダンスの新イベントが今回のカブラギのようにイレギュラーな存在で『失敗』したとしても。
ただゲームとして運営してるだけなら、謝罪メッセ出して詫び石でも配って次のイベントに備えればいいと思うんですよ。
後は、ゲーム報酬で高級オキソンとかを貰えるっていうのも、人間に置き換えると……。
ゲームの報酬で、高級レストランの食事をもらえる、みたいな感じなんでしょうけれども。
それだってちょっとおかしいと思いませんか?
サイボーグにとってオキソンって燃料ですよね。それをプレゼント、って。
いわば射幸心めちゃくちゃ煽ってますよね?
後は、ただの娯楽施設だというのに、ルール違反したサイボーグは『スクラップ』にするだの、『バグ修正施設』へと送るだの……。
もう、どう見てもタダの娯楽施設だとは思えないんですよね、っていうか。
むしろこのデカダンスを見て『なるほど娯楽施設だね』って思うほうがムリがあるんですよ。
……ってなると、やっぱりソリッドクエイク社はサイボーグや人間を支配しようとしてる、って考えるほうが。
よっぽど自然だと思うんですよね~……。
……ただ、そうだとすると。その目的、ってのがまだ不明なので。
その辺り、ソリッドクエイク社の動向には目を光らせておきたいですね。
デカダンス 第5話 感想
さて、ここまで5話について語ってまいりましたが。
その5話の個人的感想といたしましては……。
おぉぉぉ……おぉぉぉ……。
もうなんていうか、キツい……キビしい……!
やっぱり、私は年齢的にもカブさんに共感をしてしまうんですよ!
ダブル主人公として、ナツメの傍にいたカブさんのことを気に入ってこのデカダンスを追ってきて……。
そして5話にしてこの展開……!
なんたる、なんたる無慈悲かぁぁぁぁ!
……っていっても、まぁこの展開もやむなしだよね、っていう気持ちもあるにはあるんですけれどもw
ただ本当、この爆弾は5話で爆発させるにはかなりの火力のある爆弾。
今後の展開もまったくもって予想できないような形になってしまっているんですが。
この後ちゃんと物語の風呂敷はたたまれるのか!
っていうかまずカブさんに懐いていたナツメとクレナイ、そしてパイプはどうなってしまうのか!
もうやきもきしまくりの状態なのではございますが!
今はただ、次回を待つしかないって感じですねー!
……このシーンは、本当に『グッ』と来たぁ……。
以上、ロシアスキーでした! 次回もよろしくお願い致します!
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