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少女終末旅行12話(最終回)の感想・考察!ヌコたちがきた理由とは?

こんにちは、哲太です。

2017年の各秋アニメが最終話を迎えていく中、ついに『少女終末旅行』もラスト放送となりました。

う〜ん……、わかっていたことですけど、やっぱりさびしいですね。

ただ本当に最初から最後まで面白くて、3ヶ月間通して楽しく考察ができました。♬

この作品に出会えたこと、そして本ブログに目を向けて下さった方々がいてくれたことへの感謝の思いを胸に、これまでのストーリーを振り返りつつ考察を進めていきたいと思います!

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相変わらず緩急をつけるのがうまい!

まずは、チトとユーリの今日のおやつは何でしょう?のコーナー。♬

少女終末12話①

© つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

7話でレーション作りに挑戦したほか、新しく発見した食べ物を二人が美味しそうに食べるシーンはこれまでにもたくさんありましたね。

https://animedeeply.com/tetsuta/girls-last-tour/9339/#i-5

その最後となる今回は、保存用のチョコレートを食べていました。

少女終末12話②

© つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

よく見ると、袋には“高カロリー”の文字が。

チョコレートは糖分を多く含んでおり、疲れた時や登山する際に重宝されると言われています。

今回は潜水艦の中で見つかったので、海の生活用の非常食として保存されていたのかもしれませんね。

さて、ここまではほんわかした雰囲気だったのですが、この後カメラの映像が大画面モニターに映されたことで転機を迎えます。

少女終末12話③

© つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

いろんな人の過去が記憶されていた、カナザワのカメラ。

そのカナザワ自身にも恋人らしき女性と映っている写真があり、彼女の安否が気になるほか、国の惨事にまつわる映像もあって……。

少女終末12話④

© つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

少女終末12話⑥

© つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

少女終末12話⑤

© つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

あ、OPのチトとユーリのダンスだ。笑

そんな和みの瞬間も交えつつも、ところどころに……。

少女終末12話⑦

© つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

様々な映像が流れる中、私が気になったのは「隣国に宣戦布告して━━」というアナウンサーの一言。

と言うのも、“宣戦布告”ということは争いを先に仕掛けたのは自国である可能性が大いに高まってしまったから

続く映像から、その戦いには勝利したようですが、それから「電磁波爆弾」なんて言葉も飛び出し、最終的には窮地に立たされてしまったことが窺えます。

二人の立っている場所=二人の生まれた国、とは限りませんが、彼女たちの母国がもしかしたら悪因を作ってしまった可能性も出て少し寂しい気持ちになりました。

そしてこの最終話にて、初めて二人のおじいさんの声も聞けました。

(おそらく)ケッテンクラートの鍵を渡すその声は、どこか悲しげなものに聞こえてきました。

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別れと旅立ち

いろんな人たちの過去を見た影響か、夢の中で過去を思い出し涙を流すユーリ。

少女終末12話⑧

© つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

目を覚ました彼女の目に映ったのは、大きくなったヌコ、ではなくヌコと同種の生き物の存在でした。

その後、そのヌコの仲間の口から自分たちの存在について色々と説明があったのですが、結構難しい話でしたね。笑

少女終末12話⑨

© つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

不安定な物質を取り込み、安定した生に変えると言うの分かるものの、そこと地球が滅んでしまう問題とらへんとの結びつきについて私は「ぐぬぬっ」と思ってしまって……。

あくまで個人的な予想ではありますが、いろんな映像が流れたシーンのこの一枚に注目して考えてみました。

少女終末12話⑩

© つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

宇宙から何かが降ってきているように見えます。

最後にヌコたちは空へと羽ばたいていったこともふまえて、人類によって地球が危機の状態に陥ったことを知ったヌコたちが、せめて安らかに眠れるようにと悪い物質を取り除きにきた、と結論づけて見たのですがいかがでしょうか。

それだとヌコは地球外生命体になっちゃうのですが、色々な力を持っていることや、本作のテーマであり終盤にユーリが呟いた“絶望と、なかよく”という言葉が地球の危機との関連性でつながる気がしないでも、ない?笑

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少女終末旅行 感想

最後の最後でちょっと自信なさげな感じになってしまって申し訳ないなと思いつつ、(勝手に)気持ちを切り替えて本作全体の振り返りにいってみたいと思います。

序文でも書きましたが、やっぱり「面白かった!」という一言に尽きると思います。

シリアスな情景とほのぼのした日々が全く違和感なく融合していたこと、映像も演出も音楽も胸に刺さったこと、そして風の吹く方向に向かう終わり方は第一話の地下を抜け出すストーリーともリンクしていたことなど、たくさんの魅力がありました。

予想をはすしてしまったところもありましたが、色々と考えさせられてしまうストーリーだった分、見応えも十分!

話数を重ねるにつれてどんどん好きになって言ったよ、というお声もいただき、全く原作に携わっていない私なんかも勝手に嬉しくなってみたり。笑

放送は終わって寂しい気持ちはありますが、チトとユーリの旅はまだ続いていくラストも良かったですね。♬

少女終末12話11

© つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

あえて問題点を挙げるとすれば、その魅力を上手くまとめられていないここでの私ぐらいなもの。笑

ただ、『少女終末旅行』について皆さんと共に考えられたことは私にとっての大きな財産となりました。

3ヶ月という短い期間ではありましたが、お付き合いしてくださり誠にありがとうございました。

本サイトの『宝石の国』や、また別作品でまたお目にかかれる日を楽しみにしております。

それでは、また〜。

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コメント

  1. 竜鬚虎 より:

    個人的に気にかかったのは、イシイとカナザワの安否。
    エリンギ達が「生きている人間は、君たち二人しか知らない」という発言が、結構ショックだったな。
    迷子の仲間を、長く見つけられないぐらいの能力なので、単に偶然他の人間に遭遇しなかっただけかもしれないけど。

    こちらの記事で、滅亡の原因は、主人公達の母国では?という考察がありましたが・・・・・・そうなると日本国が、他国に戦争を仕掛けて、世界を滅ぼしたということに?
    千都・悠里・石井・金沢と、出てくる人は、皆日本人名だけど。

    • 哲太 より:

      竜鬚虎さん、コメントありがとうございます。

      確かにイシイとカナザワの安否は気になりますね。

      ご質問いただいた箇所についてですが、一つの争いに発端がチトやユーリが今立っている国だったら嫌だなっと思い、書かせていただいた次第です。
      二人の名前も公式HPだとカタカナ表記ですし、写真の映像の一つで掲げられた国旗は日の丸ではなかったので、本作では日本とかその他リアルな国とは違う概念なのかなと考えおります。

  2. くま より:

    よくみるとわかるのですが、金沢が3話で落としたカバンは、写真の女性が持っていたカバンと酷似していますね…おそらく遺品だったのではないかなぁと思います。こういうのをみると細かく作られているなぁと感じます。
    ところで、12話分の感想と考察お疲れ様でした!とても楽しく読ませていただきました。アニメは原作の1〜4巻まででしたが、原作はおそらく6巻で完結するかと思います。若干、アニメとは雰囲気や台詞回しも違い、何より作者のあとがきが良いので、気が向いたら原作も読んで見てください!

    • 哲太 より:

      くまさん、コメントありがとうございます。

      カバンの件、気づきませんでした。素晴らしい洞察力ですね。♬
      また作者の方のあとがきはとても気になります。

      こちらこそ、本ブログにお付き合いして下さいましたこと、改めてお礼申し上げます。誠にありがとうございました。

  3. 名無し より:

    エリンギ達は宇宙から何かを降らした相手に立ち向かって行ったのかな

    • 哲太 より:

      コメントありがとうございます。

      >エリンギ達は宇宙から何かを降らした相手に立ち向かって行ったのかな
      そうかもしれませんね。または、地球とは違うまた別の星を救いに行った可能性もあるかも。♬

  4. 名無し より:

    これだけの文明を築きながら人類或いは劇中の都市が滅亡の道を回避出来なかった原因が原作アニメともに描かれていないので考察のはばが広がるんですよね。最近は視聴者の知識や議論も深まってきているので滅亡にいたる詳細な設定はあえて描かないほうが劇中の雰囲気を味わえる気もします。
    それと、あんまり本筋と関係ない感想ですけど戦争については“宣戦布告”した側に原因が多くあるとは限らない面があります。私はアメリカを正しいとは思っていませんが、アメリカからしかけている戦争が数多く発生していて、それを国際社会に正しい(そうとは限らないが)と実質的に認めさせているように。日本の太平洋戦争なども日本により多く原因があったという見解は政府としては明言していないように。