こんにちは!『終末トレインどこへいく?』担当のTKJohshiro(てぃーけーじょーしろー)です。
久々の投稿となってしまい申し訳ございません…
ここ最近体調不良が続いており、少し心身を休める時間をとっていましたが…気がついたらもう最終回!
時間の早さというのは恐ろしいものです。
とはいえ、ほったらかしにするのもあれなので、最終回くらいはキッチリまとめておこうと思いこの記事を書いています。
さて、終末トレイン本編の話になりますが。
まぁ~いろんなことがありましたねぇ笑
個性豊かな西武池袋線沿線の住人たち、明かされた葉香の現在の姿、そして物語のラスト。
どんな結末を迎えたのか、早速振り返っていきましょう。
目次
超ざっくり後半部分のおさらい
期間が空いてしまったので、まずは後半何があったのか軽く見ていきたいと思います。
最低限の情報のみ記載しているのでご了承ください。
現在の葉香の姿
7G事件以降、行方が分からなくなっていた葉香。
7Gのボタンを押した後、髪がのび、記憶を失い、逆らう者を茶碗蒸しにしたり…と、池袋の魔女王として君臨していました。
しかし、記憶をなくしてしまったからか、表情は暗く、楽しそうな感じではない様子。
池袋に到着した静留たちは、なんやかんやありながら葉香の洗脳を解くことに成功。
が、記憶を取り戻した葉香は、やっぱりというか、静留に自身の夢を馬鹿にされたことについては根に持っている様子でした。
それでも仲直りをする覚悟ができていた静留。
何とか説得して無事に仲直りすることができました。
世界を元に戻す方法
葉香がボタンを押してしまったことで一変してしまった世界。
「再びボタンを押せば世界を元に戻すことができる」と、善治郎さんと吾野に到着することができたマコトに告げられました。
てかマコトさんよくあのサイズで吾野までたどり着けたな…
池袋に到着後、ボタンを発見。押しますが…変化はなし。
その後、最初に7Gのボタンを押し、世界を変えた張本人である葉香がボタンを押すことで元に戻るということが明らかに。
そして、上述の通り葉香を説得し世界を変えることができた感じですね。
ただ、ボタンを押した後も完全に元に戻ったわけではないみたいで、吾野の住人なんかは頭だけ動物のままという状態になったみたいです。
ポチ(人間)の正体
9話で初登場後、葉香のボディーガードとして活躍していた人間ポチ。
葉香がボタンを押し新たに世界が作られた中で、その正体がカラスであることが判明しました。
人間ポチもカラスも目が赤かったので間違いないかと思われます。
で、このカラス、コメントやらで初めて気が付いたのですが、1話冒頭の段階で葉香のすぐそばにいたみたいなんです。
きちんと目が赤いですね…!
初めから葉香の様子を見てたってことですね。
作品のテーマについて
ここからは作品のテーマについて考えてみたいと思います。
まず最初に気になったのは、世界やら人間関係やら、何かしらの崩壊。
7Gによる世界の崩壊をはじめ、静留と葉香の喧嘩別れ、キノコを抜いた後の晶、詳しくは言及されなかったものの撫子の両親の離婚などが挙げられますかね。
そして、これらのほとんどに共通して言えるのが、「完全に元に戻ったわけではない」ということ。
世界については元の世界から微妙に変わってるみたいだし、マコトさんは逆にデカくなったり、ポンタローは茶碗蒸しになったり。
キノコを抜いた後の晶についても、水島監督がXにて言及していました。
ただ、静留と葉香は仲直り出来たり、晶の件でも水島監督が「修復された」というワードを使っていたりするのを考えると、完全には戻せないけど、元に近い状態にすることはできるということかもしれません。
なので、「一度壊れたものは元に戻すことはできない、けど元に近い状態にはできるかもしれない」みたいなのが本作のテーマの一つと言そうです。
残された謎
物語の方は完結しましたが、個人的に気になった部分を少し挙げていきたいと思います。
葉香はなぜ「池袋」に来たのか
1話冒頭から気になってたところですが、結局解決しないまま謎として終わってしまいましたね。
静留とケンカ別れをして、逃げるように吾野を出ていった葉香。
最終回でその道中と見られる、電車に乗った葉香が描かれていましたが…
また、3話の回想で「池袋に行きたい」とも発言していましたが、これについても明らかにされず。
池袋に宇宙関連の施設でもあるのかなと思ったけど調べた限りではそれっぽいのもなし。(せいぜいプラネタリウムくらい)
なぜ聖地を「池袋」にしたのか。ちょっとモヤモヤが残る結果となりました。
ゴーヤの成長速度
続いてはゴーヤの成長速度。
つるは線路を通じてずっと繋がっていて、最終的にはモールス信号に代わる通信手段として使用されましたが、2話で化け物が宿ってるんじゃないか?と感じるくらい、恐ろしいスピードでゴーヤが成長していくシーンがありました。
ここについても特に言及されず、気になりました。
ゴーヤの成長速度は速いと聞きますが、それにしても早すぎるんだよなあ…
もしかしたら気のせいだったのかもしれません。
西武池袋線以外の路線は消えたのか
2話でスワン仙人から話がありましたが、こちらも詳細は言及されず。
あくまで今回の主役は西武池袋線であって、脇役にしても使いづらいから消した方がめんどくさくないよね、みたいな考えがあったのかもしれませんね。
地図の記号の違い
これについても特に言及なし。
丸・四角・ひし形とありましたが特にひし形は全然わからず。
9話で登場した改訂版でいくつか更新があったみたいですが、ヤギの武蔵横手がひし形になってたり、内臓の入間市が四角になってたり。
ますますわからずな状態でした。
ただ、当の静留たちはあまり気にしてなかったみたいなので、特に意味はないのかなあ、とも思ったり。
静留・玲実のちょっとした変化
静留が吾野を出発する際に微妙な食料ばかり持ってきてしまったり、玲実が最近になってゴーヤをおいしいと感じるようになったり。
似たような事象で、撫子が急に銀梅花を欲しくなったことについては一応最終回で言及がありましたが、上の二つは特に言及はありませんでした。
まあ、これについては当初から気のせいという可能性も考えてはいたのですが…裏はなかったですね。
撫子の両親について
超カオスだった8話のネリアリ回でサラッと言及された、撫子の両親は離婚しているという情報。
結構重そうな背景がありそうですが、本作とはあまり相性が良くないのかそれっきりでしたね。
撫子がケンカ嫌いになった原因っぽいですし詳細が知りたかったところです。
続編の可能性
最後に続編の有無について考えていこうと思います。
物語は全12話で綺麗に着地しましたが、本編で描き切れなかった駅についてや、静留たちの帰り道など詳細が気になる部分もあり、また水島監督もどこかで描写したいとポストしています。
やむを得ず飛ばしてしまった駅や、これから吾野へと向かう道のりを、どこかで描写できたらと心から願っています。
引き続き応援をよろしくお願いします。 #終末トレイン— 水島努 Tsutomu Mizushima (@tsuki_akari) June 24, 2024
制作陣の意欲はあるようにも見えますが、近年勢いが落ちつつあるオリジナルアニメということもあるので、続編の企画が通るとは考えにくいんですよね。
あるとしてもOVAとか、コミカライズとかに留まるかと思っています。
アニメの最終回後の展開をコミカライズで描くという作品も過去にはあったので、どこかで見れると信じて待ちましょう!
終末トレインどこへいく?12話感想
いやあいい最終回だった
静留と葉香がなんとか最終回で仲直りすることができたし、世界の変化についても単に元に戻ったわけではなく、また新しい世界として描かれていた点についてはまた新たな旅を予感させていて、帰りはどんな旅になるんだろうと想像を膨らませることもできそうです。
全体の感想としては、友達とは何なのか、ケンカ別れしてしまった場合でも友達と呼べるのかと考えさせられる場面もありながら、クセの強すぎる道中で時に笑い、時にぶつかりあう少女たちのロードムービーが見られたと思います。
8話のネリアリ回、10話の椎名町の回は特にカオスでしたねぇ。
各駅の色んな個性も堪能できました。
ただ個人的には、当初は終末という題材なだけにシリアス色が強い作風だと思っていましたが、いざ見てみるとカオス要素の方が圧倒的に強かったのはちょっと解釈違いかなと感じました。
私が以前考察を担当させていただいた『天国大魔境』みたいな感じでギャグもあればシリアスもあり、出来ればシリアス強め、的な感じだったらもっと私好みな作品だったかなと思います。
せめて1話くらいはガチシリアス欲しかったなー。
とはいえ、カオスも好きなので個人的には十分楽しめました!
水島横手コンビの作品、また見たいです!(まずはSHIROBAKOを先に見ろ)
ということで、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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