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賭ケグルイ5話の感想・解説・考察!夢子とめありのチップのトリック

皆さんこんにちは。ウロコです。今日も元気にセミが鳴いております。

「賭ケグルイ」第5話は前回のつづき。

債務整理大集会、その名も「借金付け替えゲーム」。

二枚インディアンポーカーのゲームが続いています。

前回、木渡が見抜いた通り、蛇喰夢子(じゃばみ・ゆめこ)早乙女芽亜里(さおとめ・めあり)はお互いの2枚めのカードを教え合っていました。

何故、木渡にそれが分かったのか?答えは簡単、木渡も同じことをやっていたから。

如何にも数合わせのためだけにいますよ、という顔で、何の説明もなくゲームに参加していた青いチップの女子生徒、蕾奈々美(つぼみ・ななみ)

実は彼女は普段から木渡に被支配者として使われていて、今回のゲームでもイカサマに協力させられていたのでした。

前回、五十嵐清華(いがらし・さやか)が宣言した通り、イカサマは仕掛けられた側(つまり騙された側)からの申告がない限り生徒会は関知しません。

それは即ち、生徒会がイカサマに気づいていても、仕掛けられた生徒が申告しない限り見て見ぬふりをするという事でもあるのです。

木渡は夢子とめありがお互いのカードを教え合っていた事を見抜きましたが、木渡自身が同じ手を使っていたことを、先に夢子たちは見破っていました。

その上で先手を取って「イカサマを指摘しない」ことを夢子が宣言したため、木渡は夢子たちのイカサマも放置せざるを得なくなる。

結果的に両者の条件はイーブン。全員が、自分の手札を(そして自分の相方の手札も)分かった上で勝負が続行されます。

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二枚インディアンポーカーの勝負

ゲームのルールと第4ターンまでの経過は前回をご参照ください。

賭ケグルイ4話の感想・考察・解説!2枚インディアンポーカーのルール
皆さんこんにちは。お暑うございます。ウロコです。 世の中の学生さんたちには、待望の夏休みが始まりましたね。 「賭ケグ...

第4ターン終わった所で、それぞれの手持ちのチップは多分こうなってるはずです。

夢子:赤6枚・青1枚・黄1枚・黒4枚(19,700)
めあり:黄7枚・青1枚・赤1枚・黒3枚(7,100)
木渡:黒3枚・青4枚・赤3枚・黄2枚(11,400)
:青4枚(800)

()内の数字はチップの金額の合計で、単位は万円です。
この金額は、赤=3,100 黄=500 黒=100 青=200 として計算したものです。
詳細は後ほど。

第5ターン

夢子:黒4枚→マーク(勝ち)→赤6枚・青4枚・黄2枚・黒7枚(21,100)
めあり:フォールド→黄6枚・青1枚・赤1枚・黒3枚(6,600)
木渡:黒1枚+黒1枚・青2枚→ブタ(負け)→青2枚・赤3枚・黄2枚(10,700)
:フォールド→青3枚(600)

第6ターン

夢子:フォールド→赤5枚・青4枚・黄2枚・黒7枚(18,000)
めあり:黒3枚→ブタ(不戦勝)→黄6枚・青3枚・赤2枚・黒3枚(10,100)
木渡:フォールド→青1枚・赤3枚・黄2枚(10,500)
:フォールド→青2枚(400)

第7ターン

夢子:フォールド→赤4枚・青4枚・黄2枚・黒7枚(14,900)
めあり:フォールド→黄5枚・青3枚・赤2枚・黒3枚(9,600)
木渡:フォールド→赤3枚・黄2枚(10,300)※参加費:青
マーク(不戦勝)→青3枚・赤1枚・黄1枚(4,200)

第8ターン

夢子:フォールド→赤3枚・青4枚・黄2枚・黒7枚(11,800)
めあり:?→ペア(勝ち)→黄7枚・青4枚・赤3枚・黒3枚(13,900)
木渡:黄1枚→?(負け)→赤3枚(9,300)※参加費:黄
:フォールド→青2枚・赤1枚・黄1枚(4,000)

第9ターン

夢子:黒1枚→マーク(負け)→赤2枚・青4枚・黄2枚・黒6枚(8,600)
めあり:フォールド→黄6枚・青4枚・赤3枚・黒3枚(13,400)
木渡:?→マーク(勝ち)→赤5枚・青1枚・黄1枚・黒1枚(16,300)※参加費:赤
:赤1枚→フォールド→青1枚・黄1枚(700)

第10ターン

夢子:青1枚+赤1枚→ブタ(負け)→青3枚・黄2枚・黒6枚(2,200)
めあり:赤3枚→フォールド→黄5枚・青4枚・黒3枚(3,600)
木渡:フォールド→赤5枚・青1枚・黄1枚(16,200)
:黄1枚→ペア(勝ち)→赤5枚・青2枚・黄2枚・黒1枚(17,000)

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めありの罠と夢子の「悪趣味」

第7ターン以降は完全なブラフ勝負ですが、木渡は夢子&めありの敵ではありません。

しかし追い込まれての第9ターン、蕾に無理やり出させた赤いチップが奏功し、一発逆転に成功。

そして迎えた最終第10ターン。

木渡は夢子たちにも逆転の目がある事に気づきます。夢子が2枚、めありが3枚の赤いチップを持っているので、これをどちらかに集中させれば木渡の赤5枚に勝てるわけです。

そんな時に、蕾に9-9のペアが出る。これに勝てるのは10-10のペアだけなので、ほとんど無敵と言って良いでしょう。これで夢子とめありのチャンスは確実に潰せるはずでした。

誤算だったのは、ここで夢子とめありが手元にある赤いチップを全て賭けたこと。

このまま蕾が勝てば、蕾の元に赤いチップが集まり、木渡をも逆転してしまう事になります。

1位狙いしか選択肢のない木渡にとっては、それも又不都合。

なので、蕾に命じてフォールドさせようとするのですが、夢子がそれを阻止します。

最終結果

【1位】蕾:赤5枚・青2枚・黄2枚・黒1枚→¥170,000,000
【2位】木渡:赤5枚・青1枚・黄1枚→¥162,000,000
【3位】めあり:黄5枚・青4枚・黒3枚→¥36,000,000
【4位】夢子:青3枚・黄2枚・黒6枚→¥22,000,000

こうなったはずでした。

が。

めありの罠

上にも書いた通り、これまでチップの金額は、赤=3,100 黄=500 黒=100 青=200で計算しています。

でもこれは、実は木渡くんの主観によるもの。上記の金額も木渡くんが計算したものなのです。

前回の記事に書いたとおり、このゲームのポイントは、借金の金額が自己申告によるものだということ。

木渡はこれを利用して架空の借金1,000万円を申告し、ゲームに参加しました。

同じように、夢子とめありもこれを利用。

夢子→3億1000万円の借金の内、5,000万円だけを申告。

めあり→5,000万円の生徒会からの借金に加えて、架空の借金2億6,000万円を申告。

こうして受け取った「5,000万円」「3億1,000万円」のプレートをあらかじめ交換しておく。

生徒会は夢子の借金を5,000万、めありの借金を3億1,000万としてゲームに参加させていますので、実際のチップの金額は、赤=500 黄=3,100 となります。

こうして算出された本当の最終結果はこちら。

本当の最終結果

【1位】めあり:黄5枚・青4枚・黒3枚→¥166,000,000
【2位】蕾:赤5枚・青2枚・黄2枚・黒1枚→¥92,000,000
【3位】夢子:青3枚・黄2枚・黒6枚→¥74000,000
【4位】木渡:赤5枚・青1枚・黄1枚→¥58,000,000

夢子の「悪趣味」

このカラクリが明らかになって、初めて第10ターンの夢子とめありの会話の意味がわかります。

最終第10ターン。

めありが「黙ってれば勝てたのに」と言っていたように、夢子が少額チップ(最終結果から逆算しておそらく青チップ)だけで大人しく勝負していれば、こうなっていたはずでした。

第10ターン(仮)

夢子:青1枚→ブタ(負け)→赤1枚・青3枚・黄2枚・黒6枚(5,300→実は7,900
めあり:フォールド→赤3枚・黄5枚・青4枚・黒3枚(6,900→実は157,600
木渡:フォールド→赤5枚・青1枚・黄1枚(16,200→実は5,800
蕾:黄1枚→ペア(勝ち)→赤1枚・青2枚・黄2枚・黒1枚(4,600→実は7,100

木渡圧勝と見せて、実は最下位。めありと夢子でワンツーフィニッシュになります。

めありは当然これを狙っていました。

しかし夢子はそうではなかった。ゲーム中、蕾を完全に自分の道具として扱う木渡に、夢子が冷やかな視線を向けるカットが何度も挟まれています。

蕾に大きな役が来ていることに、夢子も気づいていたのでしょう(木渡は分かりやす過ぎだし)。そして彼女はゲームの中で、蕾に木渡への反旗を翻させることを選びました。

これにより、1位のめありと最下位の木渡の順位は変わらず。

ですが、夢子と蕾の順位が入れ替わります。2位2000万円3位5000万円

その差は3000万円

夢子は3000万円よりも、蕾の叛逆を選んだのです。

借金付け替えゲームの結果

【第1位】早乙女芽亜里:3億1000万円→1000万円
【第2位】蕾奈々美:2000万円→2000万円
【第3位】蛇喰夢子:5000万円→5000万円
【第4位】木渡潤:1000万円→3億1000万円

3億1000万円から1000万円の減額を勝ち取っためありですが、彼女の生徒会への借金は5000万。

残り2億6000万円は、鈴井くんからの借金として申告していたため、鈴井くんの元に生徒会から2億6000万円が届きます。

鈴井くんからの借金を生徒会が肩代わりして生徒会への借金とし、元の借金5000万円と合わせて3億1000万円。そのうち3億円が免除されて、生徒会への借金が残り1000万円。

鈴井くんに返して貰ったお金からこの1000万円を返済したとしても、残り2億5000万円が宙に浮きますが、果たしてどうなることでしょう。

「その気になればこの2億6000万、このまま懐に入れることもできる…」なんてことは全くカケラも考えず、あっさり小切手を差し出す鈴井に対するめありの気持ちも気になる所。

一方夢子は、自己申告5000万円が5000万円のまま。実際には生徒会に3億1000万円の借金があるので、結局はそのまま3億1000万円の負債が残っている形になりました。

奈々美の2000万円も変わらず2000万円のまま。

1000万円の架空の申告をしていた木渡は、3億1000万円の負債を負う形になりました。

多分、次は彼の元へ「人生計画書」が届くのでしょう。

生徒会の手に入れたもの

最後の清華のセリフで木渡が「県知事の息子」であることもわかりました。

自治体の首長としての権限と影響力、そして知事選で戦えるだけの政治基盤。

それを持つ父の息子の人生を借金によって支配下に置けるなら、これは3億でも元が取れる良いお買い物かも知れません。

こうしてみると、債務整理大集会を行う生徒会の目的も見えて来ます。

生徒同士の借金を生徒会が肩代わりすることで、その生徒の人生を支配する。

木渡のような利用価値の高い生徒を支配下に置くことで、めありが言った「政財界への影響力」を行使できるという訳ですね。

こうなると、お嬢様お坊ちゃまたちの道楽では済まなくなって来ましたね。

生徒会長、恐るべし。

しかし、だからこそ清華は夢子に対して危機感を募らせます。

蕾を木渡に勝たせたいという、ただそれだけの理由で3,000万円を手放す女。

3億1000万円の借金を背負っても、心までは支配されない彼女を、お金で縛ることはできません。

でも生徒会にもいましたよね。お金に執着がなさそうなメンバー。
次回、生徒会はどう動くのでしょう。

そして宙に浮いた2億6000万円の行方は?

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賭ケグルイ第5話「人間になった女」感想

ともすると「賭け事」という刺激的な味付けに気を取られてしまいがちな「賭ケグルイ」ですが、ストーリーの根幹は学園モノであり、(全然さわやかじゃないけど)青春モノなんだな、と思った第5話。

サブタイトルの「人間になった女」にかかっているのは、夢子でもめありでもなく、まさかの脇役・蕾さんでした。

さながら関ヶ原の合戦における小早川秀秋のようですが、不幸な結果に終わった秀秋くんに対して、大きな『何か』を勝ち取った清々しい表情が印象的でした。

百花王学園の異常さ

桃喰綺羅莉(ももばみ・きらり)率いる生徒会が支配する百花王学園。

その本当の異常さは、賭け事を推奨し、多額の掛け金が飛び交うことよりも、その結果で生徒を家畜化する「ポチ・ミケ制」の方にあるのではないでしょうか。

象徴的なのは第3話のラスト。一見大人しく親切そうなクラスの女子が、「ミケ」になった夢子に対して態度を一変させる場面です。

アニメ(原作は漫画)だからすべてのキャラクターがデフォルメされているだけとも取れますが、悪名高いスタンフォード監獄実験などを思い出すと、あながち実際に起こり得ないとも言えないのが怖い所です。

人間には、「与えられた役割に応じて、無意識に自分のキャラを変えてしまう」という習性があるらしいのです。生徒会のお墨付きで「ポチ」「ミケ」と呼ばれるようになれば、その生徒は卑屈になり、他の生徒たちは「彼らには何をしても良いんだ」と考えるようになるのでしょう。

単にお金を搾取するというだけでなく、それによって生徒の精神まで支配してしまうのが、きらり生徒会長の本当の恐ろしさなのかも知れません。

「人間になった女」は誰なのか

第1話以来、危機=スリルを快楽と捉える狂気をクローズアップされて来た夢子。

どんな危機的状況でも、それを楽しむことができるという意味では、心理的プレッシャーがかかる賭け事の世界では大きな武器になりますね。

そして今回、彼女の持つもう一つの武器が力を発揮しました。

それは即ち、言葉の力

巧みな言葉で相手の気持ちを揺さぶり、時には相手を自分の意図する方向へ誘導する。

第3話では西洞院百合子(にしのとういん・ゆりこ)の神経を逆撫でし、わざと怒らせてイカサマを誘導した夢子ですが、今回は逆に蕾の抑圧された本心を揺り起こし、奮い立たせて木渡に「反撃」させることに成功しました。

卒業するまで我慢すれば、木渡の支配からは逃れられるかも知れない。

でも、そこで身についた「自分は支配される側」という思い込みは、一生あなたに付きまとい、あなたの人生を支配しますよ、と。

それから逃れるには、「自分で戦って、自由を勝ち取る」成功体験を手にいれるしかない。

それは前回で語られためありの状況と同じです。

生徒会から一方的に言い渡された「人生計画表」によって支配される人生。

そこから自由になるべく、夢子を抱き込んで勝負にでためありと、今回木渡に反旗を翻した蕾が重なりあうように、今回の話は作られています。

そして実は夢子も同じ状況なのですが、そこは敢えて表立って描いてはいません。

なぜなら、形の上ではミケになっても、夢子は精神的には支配されていないから(自分からニャンニャン言って遊んでるのも、実はその表現だったんですね)。
敢えて描く必要はないということでしょう。

夢子・めあり・蕾がそれぞれ「家畜」の立場を脱して「人間」になる話。

でもやっぱり今回は、形の上ではミケのままでも、精神的に「人間」としてのプライドを取り戻した蕾さんが主役だったなと思います。

それにしても、「大人しくてかよわい女の子をいじめる粗暴な大男を、美少女二人がやっつける」なんて、実は今回すごく王道の展開だったんですね。

ベタですが、それだけにカタルシスのあるお話でした。

めありなんて、やってる事は第1話とそんなに変わらないのに、相手が違うだけでこうも印象が違うとは。

悪役の存在あってこそ、ヒーローは輝くもの。「戦う相手」を選ぶって大切ですね。

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コメント

  1. 白昼夢 より:

    どうも、失礼致します。素晴らしい考察ありがとうございます。
    今回は、まんま騙されましたよー。最高の出来です。木渡が唾を飛ばして我鳴る演出も良かった。楳図かずおの顔芸の蕾ちゃんは恐かったです。是非、闇芝居にも出演してください!。もちろん、木渡が被害者で!。
    …ただ、解らなかったのが10turn目。各自の色のチップを払い、蕾からベットしていくのだが、夢子がコール赤チップ×1、次に芽亜里がレイズ赤チップ×3、木渡がフォールド(実は、ここで木渡が降りる理由が上手いんだよな作りが。)、蕾の番だが木渡が蕾を降ろすのが変と言う人もいるだろう。蕾がトップを取ろうと、フォールドしようと、木渡の目算では彼は二位なのだから、あんなにムキのなって蕾を降ろす(なんかやらしい…。)のはおかしいと。でも、木渡が理由を喋ってたんだよね、「俺に勝つなんてゼッテー許さない~。」、私の理解では「家畜が主人に勝つなんてゼッテー許さない。」と言う「兄より優れた弟なぞ居ねー。」理論のプライド持ち主なんだと。…話がずれた、元に戻します。蕾、2回目のベットだが、このとき芽亜里チップ×1枚しかコールしてないよね、ここが解らない。この時点で蕾が持ちチップが足りないのに賭けに参加してる。この手の賭けは、相手のチップと釣り合いが取れて成り立つ。芽亜里がチップを1+3枚賭けた時点で蕾が自動的にフォールドになると思うのだが、どうだろうか?。(長文の割にチッチャイことをグダグダとすいません。)
    m(_ _)m

    それにしても木渡、ポチミケの家畜が自分の物と勘違いしている。これが間違い。家畜は全て生徒会の物。生徒会が許す範囲で使役する事が許されるのだろう。木渡はそれを逸脱した。家畜は商品であり生徒会の所有物、レiプしたり身体損壊(髪切り)など一般生徒に許されるものでは無い。だから木渡は生徒会に目を付けられたんだろうね。(そうで無いと安心してポチミケをみてられないわー。)

    ふうぅ、「また、つまらぬ長文を書いてしまった。」本当に申し訳ない。と言いつつ次回を楽しみに待つのであった。(もちろん、こちらの記事もですぞ。)

    おしまい!

    • Uroko より:

      白昼夢さんこんにちは。コメントありがとうございます。
      木渡くんは悪役として、いい仕事をしましたね。
      ポチ・ミケは一般の生徒に対しても「彼らを家畜として扱っていい」というお墨付きを与えるものだと思われます。それに加えて木渡は腕力も親の財力もあったため、ああいう振る舞いができていたのでしょう。
      生徒会にしてみれば、「知事の息子」である木渡が賭けに負けて家畜になる(そして生徒会の支配下に入る)今回のようなチャンスを狙っていたのではないでしょうか。彼が架空の借金を申告して本来参加資格のないゲームに参加し、生徒会のお金を掠め取っていたのも、分かっている上で泳がせていたんじゃないか…などと想像しています。

      第10ターンについてですが、作中では説明がなかったのですが、ポーカーの一般的なルールに「オール・イン」というものがあるようです。
      コールするにはチップが足りない時、手持ちのチップすべてを賭けることで勝負に参加できるというもので、これが適応されたんじゃないかと解釈したのですが、どうでしょう。

  2. 名無し より:

    「1位のめありと再開の木渡の順位は変わらず。」

    最下位の間違いかな?
    よく理解できずこのサイトにたどり着きました。わかりやすかったです。

    • Uroko より:

      名無しさんこんにちは。
      再開→最下位は変換ミスでしたので、訂正させて頂きます。
      ご感想ありがとうございました。
      電卓片手に頑張った甲斐がありました。

  3. 蒼井 夢見 より:

    はじめまして。
    どうしても、わからないことがあります。このギャンブル、借金が入れ替わるはずなのに、2位と3位は入れ替わっていない。
    2位の蕾は本来、3位の夢子の五千万に入れ替わるはずなのに、なぜ入れ替わらなかったのかの説明が漫画にはありませんでした。
    勝負に勝って結果は負け、というのはありえないのはわかりますが、原理としてはそうなるはずで、そうなった場合のルールはギャンブル開始前にも後にも説明がなかったですよね?