皆々様こんにちは。
『SSSS.DYNAZENON(以下『ダイナゼノン』)』担当のgatoです。
前回はプールに水着とサービス満載に加え、蓬と夢芽のいじましいやり取りでニヤニヤしっぱなしの回でした。
しかしラストで香乃の事故が自害の可能性があると仄めかされるなど、不穏な気配も…。
そして今回はその不穏さがより鮮明になるだけでなく、蓬達の関係にも不協和音が鳴り響くようです。
一体何が起こったのか、蓬達はどうなってしまうのか、早速振り返ってみましょう。
目次
この切なさって、なに?
先に今回のエピソードの総括をしちゃいましょう。
今回は蓬達がそれぞれの人間関係にすれ違いを抱えたことにより、分裂の前兆が発生するエピソードでした。
蓬は夢芽(とシズム)、夢芽は香乃、暦は稲本さんとムジナとの間ですれ違ってしまい、それが不協和音につながっています。
この一連のトピックは「他人と関わることで不自由になり、苦悩する」という感じでまとめられそうですね。
関わりたい人がいるからこそ、関わってしまうからこそ苦悩してしまう…個人的にはこの有様を「切なさ」といいたいですね。
他方で不協和音が出始めた蓬達に対し、怪獣優生思想が、とりわけムジナが前進したような描写がなされた点は印象的でした。
ただ、これは怪獣優生思想…ひいては、怪獣が求められるような展開になったのと同調している印象です。
それこそ香乃のことで思い悩む夢芽のように「ラクになりたい」という声が、怪獣を求める情動の源泉かもしれませんね。
香乃は話さない
前回の衝撃的なラストから一気に香乃の自害説が急浮上しましたが、ここでは今回彼女についてわかったことをまとめてみました。
愛しの彼氏
いじめ疑惑が出てきた中で、そのきっかけと思われているのが、香乃が副部長で人気者のセンダフタバなる人物と付き合っていたという話。
定期演奏会の曲決めでフタバが香乃の提案を優先して採用していたなど、かなり親しい間柄であったことも窺えます。
そして、フタバとの関係が女子達の嫉妬を招き、冷やかしやいじりの範疇を超えていじめに発展したのではないか…。
いやぁ、よくある話ですが、結構ハードな事態になってきました。
おまけに後述する動画には金江が登場しており、彼女がいじめに加担していた説も出てきそうですね。
ただ、フタバと香乃の関係については色々気になる点が。
まず、第1話で登場した香乃のカレンダーにフタバの名前がなかったことです。
付き合っていたならデートの日程の一つや二つは書き込みそうなものですが…。
まぁ夢芽が知らなかったくらいですからフタバとのことは家族には秘密のようですし、カレンダーに彼を示唆するような事柄を書かなかったという可能性はありますけどね(プレゼント買うってところがフタバ絡みっぽい予感はします)。
後は、定期演奏会のくだり。
香乃がフタバに曲を採用してもらっていたあたり、二人が深い仲だったことを窺わせますが、それなら香乃は実質的に自分が曲を決めていた演奏会に夢芽を呼ぼうとしたことになります。
だとしたら、香乃は夢芽に聞かせたい曲があり、またフタバを通じて演奏会の曲を決めていたのは妹のための行為という可能性が出てきます。
つまり香乃は夢芽をかなり重視していたともいえるわけですね。
まぁ香乃とフタバの関係がもう少し明らかにならないとわからないですが…個人的に香乃は彼女なりに夢芽を想っていた可能性に高そうですね。
いじめの境界線
風馬から送られた、事故直後に削除された香乃の動画を見た夢芽ですが…その動画はなかなかのものでした。
内容は香乃が大切にしていると思しき知恵の輪(夢芽が持っているもの)をドッキリで隠されるというものですが、いじめを念頭に置くと結構アウトな動画です。
香乃のリアクションも楽しんでいる感じとは言いにくしですし、人のものを外に野ざらしにしておくというのも…。
おまけにドッキリは金江が中心でやっていた感じがあり、ここにきて彼女がいじめっ子の一人(むしろ主犯?)である可能性も浮上しました。
香乃のことを「明るいムードメーカー」といっていた金江の笑顔が怖くなりますね。
ただ、この動画にまつわるいじめ疑惑に関しても気になるポイントが。
まず、誰もいじめの存在を確信していないという点です。
いじめを証言した風馬はその存在を確信しておらず、曖昧な表現を使っていますし、瓜田もいじめに関しては何も言っていませんでした。
まぁ女子間の人間関係の問題のようなので(実際動画には女子しか映っていない)、男性陣が把握していなかった可能性はありそうですが、個人的に金江が夢芽と会っていることが気になるところです。
仮に金江が香乃をいじめていたとしたら、その妹に会おうとはしない気が。
顧問の紹介だから断れなかったといえばそれまでですが(怪しまれたくない説も)、そもそも香乃はカレンダーに「かなえ先パイHBD(恐らくハッピーバースデー)」と書き込んでいます。
いじめっ子の誕生日をプライベートなカレンダーに書き込むものだろうか…。
しかし、香乃の事故の直後のドッキリの映像を消したということは、合唱部の面々にそれなりにやましい気持ちはあったのでしょう。
どっちにも取れる描写が多いので断定はできませんが、個人的に香乃を高く評価していた金江の証言はあえて採用したいところ(もちろん上辺だけの可能性はあるけどね!)。
重視したいのは夢芽にとっての香乃と金江達にとっての香乃の人物像が異なっていた点です。
恐らく素の香乃は夢芽のイメージ像が一番近いのでしょうけど、香乃は学校では無理に明るいキャラクターを演じていたのかもしれません。
まぁ処世術としては一般的ですし、そうした方が人間関係も円滑ですしね。
しかし明るいキャラクターが浸透した結果、香乃はドッキリのようないじりなどを受ける羽目に。
それが香乃の心を摩耗させていったのではないでしょうか。
まぁこれが自害につながった…と結論づけるのもありですが、フタバとの関係がまだよくわからないのでちょっと様子見です。
ただ、香乃のエピソードの本質はそれこそ前回の記事に出てきたことだと思います。
つまり他人を流せず、他人に流されてしまったが故に香乃は命を落としたのではないか…。
これが今の所一番しっくりくる所感ですかね。
夢芽は揺らいでいく
香乃が自害、それもいじめが原因の可能性がある…と知ってから、夢芽は揺らぎっぱなしでしたね。
そんな夢芽ですが、蓬とシズムそれぞれと面白いやり取りをしていました。
蓬は尋ねてしまう
前回から段々と距離が近づいている印象の蓬と夢芽ですが、今回は夢芽が蓬を遠ざける描写がありました。
もちろん夢芽がツンケンしているのは香乃の事故が自害である可能性、彼女がいじめにあっていた可能性が浮上してきたことに由来しているでしょう。
疎遠だったとはいえ、身近な人間がいじめにあっていたと聞いて動揺しない人はいません。
おまけに夢芽は彼女なりに姉のことを知ろうとしていました。
知らなかった事実が出てきただけでなく、知らないところで香乃は苦しんでいたかもしれないとなれば、それなりの自責の念も入り混じっていたのかもしれません。
また、個人的に蓬の友人の金石やらんかとのイチャイチャ(笑)も引き金の一つだと思っています。
あの場面、よく見ると金石が何かに気づいて立ち位置を変えているんですよね。
前後の描写を踏まえると、恐らく夢芽が蓬を見ていたことに気づいて、視線を遮ったのではないでしょうか。
これだけ書くと金石が悪い奴みたいな感じになりますが、そもそも夢芽は約束を破る人間として悪評がありましたし、金石達はどちらかというと夢芽のことを快く思っていない側の人間でした。
友人である蓬に夢芽を近づけたくない…あの時の金石にはそんな気持ちが働いたのかもしれません。
一方、それを見た夢芽は香乃のことを連想していました。
この時点で夢芽は金石を香乃をいじめていたかもしれない金江達に重ねたのではないでしょうか。
いじめが一種の「疎外」であるなら、視線を遮ってきた金石はまさにその疎外を夢芽に対して行ったと取ることができます。
そして気付かなかったとはいえ、夢芽の目から見たら蓬は金石の側…つまりいじめっ子の側に見えたのでしょう。
もちろん蓬にそんな悪意はありませんし、金石の行為を招いたのも夢芽の自業自得といえる側面もあります。
しかし不幸にもあの状況が、夢芽の中の動揺と悪い意味で噛み合ってしまったのでしょうね。
ところで今回は久しぶりに蓬が母親と上条と食事をしていましたが、ここは相変わらずでしたね。
夢芽のこともあってちょっと前進したイメージの蓬ですが、彼の苦悩が解決するのはまだまだ先の話になりそうです。
シズムは寄り添う
夢芽に拒まれた蓬に対し、シズムは彼女と上手く会話できていました。
それどころか、動揺していた夢芽の本音を少し引き出せています。
この結果の違いは、蓬とシズムそれぞれのアプローチの違いによるものでしょう。
ドッキリ動画を見て動揺する夢芽に対し、蓬は基本的に質問ばかりしています(シズムと会っていた時もそうです)。
この蓬の行為にもちろん悪意はありません。
ドッキリ動画がいじめだったかどうかを検証するうえでも内容の確認は必要ですし、同級生とはいえ敵であるシズムと一対一接触していたとなれば、何があったかは気になるのは当然です。
ただ、蓬の行為は裏を返せば「自分の知りたいことを知ろうとしているだけ」とも取れます。
そこには香乃のことで思い悩む夢芽の気持ちは入っていません。
当然、夢芽も香乃の真相を知りたいと思っていますが、少なくとも今回の彼女は「いじめの可能性があった」ことへの衝撃の方が大きくて不安定になっています。
本当はいの一番に夢芽の気持ちに寄り添ってあげないといけないシチュエーションにも関わらず、蓬は事実の探究の方を優先してしまった。
そこが彼の最大の失敗でしょう。
それに対し、シズムは深い事情は聴かず、相槌を返しながら彼女の言葉をただ聞いていくようなアプローチでした。
短いやり取りでしたが、さりげなく彼女を肯定するワードも入れています。
つまり夢芽のペースで喋らせることで、彼女が話しやすい状況を作っていたんですよね。
悩んでいる人には無理に問い詰めるより、相手のペースで話させた方がコミュニケーションを取りやすいものですからね(カウンセラーがよく使うやり方です)
そんなシズムのアプローチは蓬を問い詰めなかったガウマに近いものを連想しますね。
暦は苦悶する
毎回稲本さんに悶々とする暦ですが、今回は彼にとってちょっと辛い展開がありました。
稲本さんは見せつける(中学編)
前回の暦の回想で稲本さんは「いいものを見せてあげる」といっていましたが、そのエピソードの続きが今回明らかになりました。
稲本さんのいう「いいもの」とは朽ち果てた校舎(?)の男子便所にあったバッグに入った「何か」。
制作陣がもったいぶるもんだから中身は不明でしたが、作中の描写を見ると「それなりに重い」「暦が逃げ出すくらいヤバい」もののようです。
なんか四角いモノが見えたのと、酔いつぶれた暦が「金はあるんすよ…ギッシリあったんすよ…」とぼやいていたことから、お金説が今の所濃厚ですね。
そして稲本さんからそれを見せつけられた暦は思わずその場から逃げてしまいますが、暦が稲本さんに対して抱くネックはここにありそうです。
辛いことに向き合おうとしている夢芽を見て自省してしまうのも、稲本さんと向き合わずに逃げた自分を思い返しているからでしょう。
稲本さんは見せつける(現在編)
回想を終えた後、登場したのは稲本さんの夫のタチバナアラタ(稲本さんの本当の名字はタチバナだとわかります)。
これまでの稲本さんの描写から、どれだけヤバい奴が来るかと思ったら、想像以上に普通の人が来ましたね。
まぁ普通といっても、ワイン飲み始めたり、フットサルやってたり、身なりも良かったりと、それなりに「デキる男」の雰囲気は漂わせています。
そこまで悪い印象はないですが、怪しい点がチラホラ。
その最たるものが終始暦の名前を間違え続けた点でしょう(稲本さんが一度訂正しているにも関わらず)。
悪意はなさそうですけど、なんかこの段階で彼が暦にさして興味を持っていないと感じちゃいますね。
おまけに「稲本さんから何度も聞いていた」にも関わらず名前を間違えている辺り、稲本さんの話すらちゃんと聞いていない可能性すら考えられます。
稲本さんが結婚生活に不満があるとしたら、この辺りだろうか…。
ただ、暦が危惧するように稲本さんが思わせぶりなだけという説もありそうですね。
これまでの振る舞いも一般的な愚痴の範疇を出ないものであり、暦と食事するのもただ旧友が懐かしかっただけ。
そもそも稲本さんが暦のことを平気でアラタに話しているのは過去の経緯はもう彼女の中では済んだことになっているから…。
うーん、この説が当たったら結構暦にとって辛い展開ですよね(笑)
「夫に苦しむ人妻を救うヒーロー」になる可能性が断たれるわけですし。
この展開を察したからこそ暦はあんなに荒れていたのでしょう。
まぁ、まだどっちつかずな描写なので、今回は結論を先送りにします(笑)
意外な二人の乾杯
稲本さんに夫を見せつけられた暦は意気消沈しますが、コンビニでなんとムジナと遭遇。
おまけに金がないのに彼女から全部おごってもらい、元々へべれけだったのに完全に酔いつぶれ、まんまとムジナにダイナストライカーをパクられるという情けない展開に。
ただ、この二人のやり取りは意外ながらも興味深いものがありました。
ムジナについては後述しますが、彼女はひとまず「何もない」ことを気にしていたことがわかります。
そして暦もまた職がなく、おまけにこの時点では稲本さんにフラれた(と思い込んでいる)状態で、ある意味「何もない」状態。
恐らくこの時点で二人はある種のシンパシーを得ていたのかもしれませんね。
少なくとも暦はさりげなくムジナの左手を確認するなど、下心を覗かせているような感じがします。
まぁほぼほぼ初対面なのにへべれけに付き合ってくれるだけでなく、「暦君」って呼んでくれるなんて普通にちょっと惚れるかも(笑)(しかも稲本さんと同じ呼び方!)
稲本さんとの可能性を失くした暦にとっては、ムジナは都合の良い代替だった…といえそうです(もちろん無意識的にそうしただけですけど)
ただ、ダイナストライカーを取り返す際にガウマに「責任とれよ」と詰められた結果、暦はムジナを思い浮かべつつも怪獣優生思想の気を引くために突撃、あろうことかムジナにタックルをかましてしまいます。
おまけに、ムジナが残してくれた傘を投げつけてガラスを割っているんですよね。
もちろんダイナストライカーを盗んだムジナが悪いですけど、稲本さんと上手くいかなかった自分の相手をしてもらったのに(おまけにおごってもらった笑)、結局の自分の失態の挽回に全振りしちゃっている感じがなんとも(笑)
まぁ一直線にムジナにタックルをしたのは、ムジナと自分の失態の間で色々葛藤していたことが影響していたのでしょうけどね。
いずれにせよ、今回は暦のヘタレっぷりが描かれていた印象です。
ちせは睨みつける
これまでも暦の女性関係にやきもきしているようだったちせですが、今回は一層顕著でした。
稲本さんとの食事の翌日に二日酔いになっている彼に不満げだったことに加え、ダイナストライカー奪還の際はものすごい冷たい目で暦を見ていました。
多分あれは暦がムジナにタックルをかました場面を見たからでしょうね。
もしかしたらちせは暦に対して結構強い独占欲を持っているのかもしれません。
今回はあまり出番がなかったですが、ちせがだんだん不安定になっているような気がするな…。
おまけにちせがラッキョウみたいなもの(筆者主観)を見つけていましたが、あれって拾った怪獣を産むと思しき真珠のようなものですよね?
あの様子を見ると、怪獣が育っている…?
シズムのいうように情動が怪獣の餌なら、確かに今のちせは情動がたくさんありそうだし…。
やっぱりちせが怪獣を産み出す展開になるのだろうか…。
怪獣優生思想は考える
今回は怪獣優生思想の面々の描写も印象的でした。
ムジナは理解する
今回一番意外な立ち回りを見せたのはムジナでしょう。
というか、前半と後半でやっていることが全然違っていて結構アベコベなイメージが(笑)
暦と食事をした際、ムジナは「自分には何もない」的なことを口にしていましたが、これはジュウガ達のように明確な目的がないことを指していた感じですね。
ジュウガ達はそれぞれスタンスは違うものの、怪獣が導く、怪獣のための世界を実現しようというビジョンは一致しています。
ただ、ムジナがそういうビジョンを口にする描写はほとんどない印象。
あのやる気のなさは単純に怪獣使いとしての目的がなかったからなんでしょうね。
ムジナはムジナでそれを気にしており、だから暦の前で本音を口にし、彼にシンパシーを抱いていたのでしょう。
そんな彼女ですが、暦のダイナストライカーを盗んでしまいます。
なんでやねん!と思っちゃいましたが、例え目的がなくてもひとまず怪獣優生思想の一員として活動するしかない…ある意味ムジナにまだ「他人に流されてしまう」一面があるのかもしれません。
つまり「特に目的はないけど、怪獣優生思想の一員らしいことはやっとこう」みたいな感じですね。
実際、ダイナストライカーの扱いを巡ってジュウガとオニジャが揉めた際は「盗まなきゃよかった」と口にしていましたしね(結構勝手だけど笑)。
ただ、怪獣優生思想の一員として目的を見つけようとする彼女なりの努力もあったのでしょう。
一方で暦にシンパシーを感じたのは嘘ではなく、傘を置いて行ったのは彼への思いやりの表れでしょうね。
しかし暦がまさかのタックルを仕掛けてきたことでムジナは完全にブチ切れ。
挙句にシズムの言葉に押されてキャラクターまで変貌してしまいます。
まぁ暦にタックルにキレたのは、シンプルにシンパシーを感じた暦が真っ先に自分を狙ってきたからなのかもしれませんが…。
ダイナストライカー盗んでおいてそれはないですよね(笑)
でも、もし暦が急にタックルせず、ムジナとまずコミュニケーションを取れば何か変わったかも…。
そしてムジナのキャラが変貌したのは「怪獣に必要とされている」というシズムの言葉がきっかけのようですね。
正直ムジナの心中に何があったのかはまだ掴み切れていないのですが(笑)、目的を持てなかった彼女にとって「必要とされること」はかなり魅力的に感じたのかもしれません。
何をすればいいかわからないけど、とんでもなく大きな力に求められているなら、それに応えよう…みたいな具合でしょうか。
ムジナからしたら求められたことが素直に嬉しかったのかもしれませんが。
良い方向へ
前半の怪獣優生思想のやり取りで、シズムが「世の中は良い方向へ進んでいる」という旨の発言がありました。
前回の話も踏まえるなら、これは怪獣の餌となる情動が活性化していることを意味している気がしますね。
実際ちせの持っていた真珠のようなものも変化していましたし。
さらに今回は怪獣使い二人で操作する怪獣が出現しました。
ここにも因果関係がありそうな予感がします。
自由を奪う「不自由」に対する人々の情動が活性化すれば、怪獣もそれに応じて強化され、同時に制御を担う怪獣使いも求められる…。
シズムが語る「良い方向」とはこのことでしょうかね。
一方で、シズムが「怪獣の出現はダイナゼノンの恩恵」みたいなことをいっていましたが…。
確かにダイナゼノンも怪獣使いが絡む存在ですし、怪獣との因果関係はあっても不思議じゃない…。
ただ、今回の苦悩を抱えていた蓬達が操縦するダイナゼノンは本来の力を発揮できていませんでした。
これを見る限り、ダイナゼノンが求める情動は怪獣のそれとは別のものかもしれませんね。
???は降り立つ
いやぁ今回の怪獣との戦いは厳しいものになりそうだな…と思った矢先、なんと空から乱入者が登場!
それも…ググググググリッドナイト?!
アアアアアアアアアアアンチ?!
いきなしの前作のキャラクター登場にきっと誰もが喚き立ったでしょう(笑)
グリッドナイトが何かする前に終わっちゃったので結局アンチなのかどうかは不明ですが、これは第1話の記事から触れてきた「作中の世界が現実かコンピュータ・ワールドか」に大きく影響しそうですね。
後、あの様子を見ると怪獣使いはグリッドナイトのことを知らないのかな…?
まぁこの辺は次回次第ですね。
『ダイナゼノン』第6話感想
いやー長くなりましたね。
こんな長く書くつもりはなかったんですけどね。
だって盛り沢山だったからなぁ…(笑)
もう文字数がすごいので、感想はこれくらいで!(笑)
▼ダイナゼノンの記事はこちらにまとめてあります
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コメント
自害ってなに?
時代劇ですか。
コメントありがとうございます!
時代錯誤な表現なのは重々承知していますが…記事を作成するルールの都合でタヒやコロすの漢字表記は使えないので…。
変換が手間なので一回でできる「自害」や「自ら命を絶つ」を使っています。
違和感があるかもしれませんが、ご理解いただけるとありがたいです!
ちせがダイナソルジャーに乗れたのは怪獣を生み出す資質があったからかも・・・・・・
ガウマの「誰でもいいのかよ」はミスリードで、ちゃんと理由はあったとか
名無しさんコメントありがとうございます!
>ガウマの「誰でもいいのかよ」はミスリードで、ちゃんと理由はあったとか
ガウマ自身、ダイナゼノンの特性を理解しているわけではないので、ミスリードの可能性は高そうですね。
ちせもちせで闇を抱えてそうな気配ムンムンですし。
ただ、名無しさんのご指摘を受けて個人的に思ったのが、逆にガウマの言葉が正解のパターン。
フジヨキ台の人々の誰も彼もが怪獣を出現させられるくらいの情動を抱えているパターンです。
それこそ「誰でもいい」くらいに。
誰も彼もが怪獣使いの素養を持ち、怪獣を産み出す情動を抱えているからこそ、あれだけコンスタンスに怪獣が出現している…ってなったら、結構ヤバいですよね。
まぁカオスすぎるので本当にそうなるかはわからないですけど(笑)