なぜか最終回に限ってリアルタイムで見逃すジャム君です、こんにちは。
仕方がないので、録画しておいた幼女戦記を見ながら考察と解説していきましょう。
さてさて、前回は共和国の首都であるパリースィイを陥落させることに成功しました。
これは戦争終結も近いし、勝てる戦争だと思った将官たちが勝利の美シ西に酔っているのが今回の始まり。
一見何でもなさそうなシーンに隠されている秘密あり、あのキャラがまた登場したり、最終回らしくまとめて終わっていましたね。
2期も十分にありそうだったので、よくよく見ていきましょう!
スポンサーリンクレルゲンと密室での会話
100万円渡しました、渡していません、という時事的な学校にまつわるニュースではありません(笑)
パロディー要素満載のアニメならばそれもあり得たのですが、幼女戦記なのでそれはあり得ないです。
単純にゼートゥーアに会いに来たけれども不在で会えなかったターニャと、不在なのでその場からはおとなしく帰ろうとしていたターニャから真意を引き出そうとしたレルゲンで偶然出来上がった会話の機会でしょう。
ターニャがゼートゥーアに会いにこなければこれは起こりませんでしたし、レルゲンがターニャが会いに来て帰っていくところを目撃したりターニャがきたことを報告されたりしなければ起こらなかった、本当に偶然起こったものですね。
勝利の宴への苦言
ターニャは、将校たちが勝利の美シ西に酔いしれていることに対し、苦言を呈しています。
別に、勝利の美シ西が嫌いなわけではないですし、むしろ前線にいる兵に対してはしてもいいのではないかと肯定的意見です。
ただ、ですよ。
後ろで正確な判断を下し前線の兵員を動かさねばならない将校までもがそういったことをするのはまだ早いしよくない、とターニャは指摘しているのです。
そういえば、レルゲンは参加していませんでしたね。
彼も現在中佐ですので将校には間違いないのですが、なぜ参加していなかったのか。
それはターニャを見つける前、西方方面軍からの抗議文を持って頭を抱えていましたから、お仕事だったのでしょう。
参加したとしても、性格としてバカ騒ぎするような人物とは思えませんが、残業ご苦労さんとしか言えませんね……
人間は愚かな存在なのか
ターニャとして存在Xに転生させられ、サラリーマンであったおっさんが現在の生活をしているのは、合理性より感情を優先する愚かな存在が人間だから。
ターニャとして存在Xに転生させられたのは、合理主義に突き動かされるおっさんが、本来許されざるべき感情に任せたホームから突き飛ばすようなことをした部下が、そもそもの原因。
こんな感情を優先するような愚かな存在が人間であることを、ターニャは身をもって知っています。
もしもこのような感情を優先するような愚かな存在が人間にいないのであれば、ターニャが存在Xに出逢ってしまうとしてももっと月日がたってからのお話だったでしょう。
いや、おじいちゃんレベルになってなくなり存在Xによってやはりターニャに転生させられるとしても、知識や経験が増えている分、たちが悪いですけど(笑)
こんなことを思い出すことになったのも、ターニャが語っていたとおり前線に出てさまざまな経験をしてきたからですね。
子供が憎しみながら見てくる目、優秀なはずの部下が感情に任せ冷静さを失う場面、憎悪で動く復讐の連鎖。
ターニャがいう「かりそめの勝利」というのは現状のことであり、合理性より感情を優先する愚かな存在が人間だからこそ「完ぺきな勝利」を目指すべきだと進言したかったのです。
スポンサーリンク食事に隠された秘密
ルーデルドルフとゼートゥーアの食事シーンがありました。
ターニャ曰く、あまりおいしくないそうですが。
今回、味はどうでもいいんですよ。
味なんて、元日本人かつ現代人のターニャだから口に合わないだけで、現地人としては極上のお味なのかもしれないですからね。
見ていただきたいのは、ゼートゥーアのグラスです。
注がれているのは赤ワイソですね。
もちろん、ルーデルドルフも同じですよ。
ただ、ゼートゥーアは信条として、「勝利の時までシ西は控える」としていました。
もちろん、ターニャが会いに行っていなかった時には祝いの場ですので飲んでいたのですが、ここでも飲めるよう用意しています。
ちなみに、今までは水が置かれていました。
会議の席でもゼートゥーアだけ水です。
浮かない顔をしているとルーデルドルフに指摘され、「我々は、何かを間違っていないだろうか」と引っかかりを感じてはいますが、勝利は確信しているのでしょう。
そうでないならば、ルーデルドルフはともかくゼートゥーアが飲むよう置かれているグラスは水に戻っているはずです。
参戦国が増えようと、ダキア公国、協商連合、そして共和国の首都であるパリースィイまで落としたのですから大陸の大半は帝国の支配下。
引っかかった素振りは見せていますが、帝国が勝利が揺らぐことはないと考えているのがうかがえます。
メアリー再登場
アンソン大佐の娘であるメアリー・スーが再登場しました。
母とともに戦火を逃れるため、合衆国に逃げてきたはずです。
友好国に送り込む義勇派兵部隊を募集していた合衆国軍に志願してしまったのが、メアリー。
志願者の意思を確認するためか、メアリーが志願できる最低年齢であることやケガをすること、また母やアンソン大佐も平和な地で過ごすことを願っているのではないかと説明し、採用に消極的ですね。
自国防衛や侵略のために募集しているのではなく、あくまでも友好国へ派兵するための軍人ですからね。
もしこれがターニャの部隊であったような、祖国のために尽くしましょうというブラック求人であるのならば、やめておいた方がいいですよなんて親切な扱いはされません。
何らかのテストを受けさせられ、合格ラインに満たないなら即アウト、というターニャが行ったようなことはやるかもしれませんけどね。
存在Xの再干渉か?
父が駐屯していた地点が帝国に攻撃されてしまったことを知り、まだ命を落としたとも限らないのに涙するメアリーだったはずなのに。
ここまでの心境変化はどうして起こってしまったのかというと、やはりあいつ、存在Xが絡んでいそうですね。
アンソン大佐と同じく、神への信仰をした途端、演算宝珠をつけているわけでもないのに目がとんでもないことに。
アンソン大佐が命を落とした日、あるいはここに志願するよう申し出た前夜にでも存在Xから干渉を受け、復讐をするための力を与えられたのではないでしょうか。
ターニャ曰く、合理性より感情を優先する愚かな存在と言えるのがメアリーですね。
せっかく目の前の軍人が止めてくれているというのに……
スポンサーリンク幼女戦記12話(最終回)の感想
戦争も終結せず、この思わせぶりなところで最終回!
いや、これは本当に2期に期待できるんじゃないですか?
存在Xが何なのかも明らかにされませんでしたし、ルーシー連邦なんて空気でしたし……
ルーシー連邦って恐らく、史実でいうところのソ連あたりですよね。
とすると、結構広大な国土がありますし、軍事力としても弱くないはずなんですよね。
もし弱い国なら、ダキア公国同様にさっさと潰しにかかっているでしょう。
今後は、合衆国からの介入も本格的に始まりますし、今までの戦闘が生ぬるいくらい戦争が激化していくのかもしれませんね。
ただそれも、2期がないと見ることができない!
今年中にやってくれると、内容すっぽ抜けが少なそうで嬉しいんですけどね。
やって欲しいなぁ、と思いながら締めていきましょう。
ジャム君の幼女戦記考察と解説、最終回までおつきあいいただきありがとうございました。
2017年春アニメも担当させていただく作品があるかと思いますので、楽しみにしていただけると嬉しいです!
では、またお会いしましょう!
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