こんにちは。くらむBONです。
「ひぐらしのなく頃に卒」アニメ「綿明し編・其之弐」のポイントを振り返りながら考察をしますので、ネタバレを踏みたくない方はご注意下さい。
綿明し編・其之弐で描かれたのは、前回考察で予想していた魅音ルートでの進行に近いものでした。
おおむね予想通りの展開でしたが、梨花の事件については細部の予想がガバガバで、コメント欄でご指摘を幾つか頂いています。
今回は魅音ルートを振り返り、前回記事のコメント欄で指摘のあった梨花の事件について考察します。
鍵となるキーワードは「猫騙し編」の梨花のセリフです。
では、「ひぐらしのなく頃に卒」の惨劇について考察してみましょう。
「綿明し編」は魅音ルート?
今回の綿明し編で考察していた魅音ルートは、ほぼ前回の予想通りの展開となっているので割愛したいと思います。
これまでの考察で私は、魅音主体の展開になると予想して、魅音ルートに関して考察を進めてきました。
魅音ルートに関しての記事はこちらです。
また、詩音と魅音の入れ替わりに対して、おもちゃ屋での発言を軸に考察も進めてまいりました。
詩音と魅音の入れ替わりに対する記事はこちらです。
綿明し編が解答編ということもあって、考察と解答に微妙な差異こそあれ、前回まででおおむね書きつくしてしまったので、今回は次のような考察テーマを立てました。
コメント欄でご指摘があったのですが、次回で描かれそうな梨花が4んでしまった原因と状況について「猫騙し編」の梨花のセリフから事件を掘り下げてみたいと思います。
梨花の発言と事件
「猫騙し編」は冒頭で梨花と羽入の会話から始まり、「鬼騙し編」と「綿騙し編」について、梨花の言及があります。
梨花のセリフから、正確には「圭一が疑心暗鬼にとらわれる世界では・・・惨劇が起きてしまった・・・詩音が暴走する世界では・・・私は56されてしまった」ですね。
この発言なのですが、梨花の認識が微妙にずれている点があることに気が付く人は鋭いと思います。
重要なのは梨花の認識では「綿騙し編=綿明し編」を通ってきた梨花は、「詩音が暴走して56されたと思い込んでいる」ということです。
「鬼騙し編=鬼明し編」はレナの犯行で圭一が生き残ったという事実がありますが「圭一が疑心暗鬼にとらわれる世界」と梨花は語っています。
これまでの展開から「鬼明し編」でのLV5発症者はレナであり、「綿明し編」では魅音ということが描かれました。
梨花はまだ沙都子の暗躍に気付いていないため「誤解したまま視聴者をミスリード」していると私は考えています。
猫騙し編1話(業14話)に関する別ライター様の記事はこちらです。
梨花の事件に関する魅音のセリフ
梨花が4んでしまう原因については想像の域を出ないので、ハッキリとはわかりません。
しかし、魅音によるものでないことは「綿騙し編」のセリフから予想できます。
それは、梨花の姿が見えなくなり行方不明になった後、梯子に上った圭一が聞いた魅音のセリフ「オワラセナイトイケナイ」です。
梨花がこの時点で魅音に56されていたら魅音の目的はもう終わっているはずで、「梨花が56そうとしている」と言う筈がない。
そこで私の提唱するのは新たな容疑者として現場に現れたとある人物のLV5発症です。
その人物は、圭一と魅音の様子を遠くから見つめていた人物です。
新たな容疑者の乱入説
綿明し2話には心に深い闇を背負い、ある物事に執着する人物が登場していました。
その人物とはカレーに関しての執着から鬼となり、魔人ともなりうる知恵留美子先生の存在です。
圭一のカレーを冒涜した発言に、調理器具を某作品の異端審問官達の使う「黒鍵」のように扱い、にこやかな笑みを浮かべる知恵留美子。
きっと別世界のカケラ「ひぐらしデイブレイク」の記憶が累積したのではないでしょうか。
カレーを授業中に粗末に扱った部活メンバーに対する怒りからLV5雛見沢症候群を発症。
そして部活メンバーをつけ狙い、一人また一人とカレーに対する背教者たちを異端審問官のように封印していく・・・。
そんなわけないですね。
ひぐらしのなく頃に卒5話(綿明し編2話)感想まとめ
綿明し編の今後の展開を猫騙し編の梨花のセリフから考察してみました。
今回はおおむね前回で予想していた展開だったので、どこかで予想以外の展開が欲しいという気持ち半分で視聴していました。
考察記事を書いていると展開などを予想してみるものの、どこかで裏切ってほしいと考えてしまうのは視聴者としての傲慢でしょうか。
梨花が4んでしまう原因については不明なものの、魅音によるものだとするとつじつまが合わない部分があって、少なくとも魅音ではなさそうです。
沙都子だとしたら園崎邸に出向く理由がありません。
知恵留美子先生の乱入はあくまでもネタですので笑って許してほしいのですが、第3者の介入があってもおかしくないと思います。
おそらく梨花の遺体は扉に寄りかかっていて、扉を破った際に便槽へ転落とかそんなオチが付きそうな予感。
もう予想は前回で完結しているので、あとは次回を楽しみたいと思います。
ではまた次回で。
ばいばい。
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コメント
魅音の「あの子が殺してるんだ」は「梨花が村の誰かに指示を出して祟りを起こしてる」という誤解から出た言葉だと思います
つまり「梨花は殺したけど、梨花の意志を受けた誰かが祟りを起こす」という考えから出た言葉だと判断しました
目明かし編で詩音も似たような事を考えており、御三家を潰した後も祟りの実行犯を捜してます
それに詩音が死に、鷹野の改心も確定してたこの世界で、この期に及んで第三者の犯行があるとは思えません
なので「魅音は梨花を殺したけど、梨花の意志を殺せてないと思い込んでる説」を推します
魅音が梨花から祟りの実行犯を聞く前に殺してしまったのは今回の詩音やおりょう殺害と同じでL5の攻撃性の高さから手加減ができなかったのだと思います
名無し1号さん。
毎回コメントありがとうございます。
記事の補完になり、非常に助かります。
詩音にしてみれば、悟史が4んでいると思い込んでいるので実行犯を見つけるまでは止まらないでしょうね。魅音の場合、守りたい圭一は4んでいないので、まだ自分が保護できると考えて監禁はあり得ます。(以前のコメント欄にも書いてたと思います。)綿騙しでのLV5発症の魅音が梨花の影響力を考慮して、どこまでを56す対象にしていたのかは不明ですが、村人全員を魅音が56そうとしないと圭一を守れないと考えていたとすると、魅音のらしさが無くなってしまうのかなと思っています。これが正解かも知れませんがファンとしてはそうあってほしくないという私の願望が記事に出ているのかもしれません。
>魅音の「あの子が56してるんだ」は「梨花が村の誰かに指示を出して祟りを起こしてる」という誤解から出た言葉だと思います
つまり「梨花は56したけど、梨花の意志を受けた誰かが祟りを起こす」という考えから出た言葉だと判断しました
目明かし編で詩音も似たような事を考えており、御三家を潰した後も祟りの実行犯を捜してます
第三者、知恵先生のくだりは完全にネタですので、食いついていただき感謝です。若いファンにはなじみがない作品なので注釈入れたほうが良いかなとも思いましたが、ネタ記事を本文中で解説するのは避けたかったので、機会をいただき感謝します。
私はお笑い芸人が舞台でネタの解説始めるのはどうかと思います。コメント欄は楽屋話みたいなものと考えているので、ここでは少し書かせていただきます。
<注1>「ひぐらしデイブレイク」はある同人サークルから出た「ひぐらし」の対戦格闘ゲームで、後にコンシューマーゲームとしても発売されていて、知恵先生も参戦しています。また、OVAひぐらしのなく頃に礼「昼壊し編」のフワラズの勾玉はこの作品で登場します。「昼(Day)壊し(Break)」です。
<注2>知恵先生の元ネタは型月の同人作品「月姫」のヒロイン「シエル」で、「黒鍵」は「シエル」が使う武器です。「シエル」はカレーが好きなキャラクターで、ひぐらしのなく頃にEDクレジットに型月の名が入っているのはここに由来します。
>それに詩音が4に、鷹野の改心も確定してたこの世界で、この期に及んで第三者の犯行があるとは思えません
なので「魅音は梨花を56したけど、梨花の意志を56せてないと思い込んでる説」を推します
魅音の戦闘力の高さは小此木も認めていましたし、それはそうでしょうね。
>魅音が梨花から祟りの実行犯を聞く前に56してしまったのは今回の詩音やおりょう56害と同じでL5の攻撃性の高さから手加減ができなかったのだと思います
では。