東京リベンジャーズ20話感想・考察・解説！バジ裏切りの理由

こんにちは。くらむBONです。

この記事は東京リベンジャーズのアニメ20話について、原作未読アニメ勢が考察していくシリーズです。

20話の血のハロウィン抗争ではキサキが温存していた3番隊が登場し、バジが登場してキサキの計画に待ったをかけます。

ウロチョロするタケミチはバジの真意が分からず戸惑うばかりで、事件の収束を見守るしかない模様。

今回はキサキの計画を出し抜いたバジの計画と、血のハロウィンでバジがバルハラに行った事情と気持ちを考えてみます。

原作既読の皆さんは未読ライターが前情報一切なしで考察する様子をお楽しみください。

バジ東風

タケミチの所感通りキサキの計画は、どのみち計画が成功するように組まれているフェイルセーフな計画だったので、行き当たりばったりなタケミチの行動では覆すことが出来ない構造になっていました。

タケミチや千冬はバジを理解できずに、行動を止めようとしたところを一虎にスキを与えてしまい刺されてしまいます。

バジは疑問を口にするタケミチや千冬を置いて、一人で3番隊50人を排除しようとしました。

まさに馬耳東風。

バジはなぜ一人でキサキを狙ったのでしょうか？

タケミチと千冬を巻き込みたくなかったのではないかと考えられます。

バジはキサキを56そうとしていたので自分が去った後のトーマンを託す、タケミチと千冬を共犯にしてしまうわけにいかなかったのでしょう。

また、シンイチロウの事件も関係しているのではないかと思います。

シンイチロウの事件でのバジの気持については過去記事で考察しています。

この記事はネット上の原作考察などを入れない形で、アニメ作品初見の所感のみで考察を進めますので、考察部分に関しては個人的な意見としてとらえていただければ幸いです。

フェイルセーフな計画

タケミチは血のハロウィンにおいてキサキの計画がどっちに転んでも、マイキーを連合の頭に据えることを可能にする計画がされていることに気付いて絶望しました。

キサキの計画は失敗することが前提で組まれている為、その計画の範疇にいるうちはシステムからは逃れられず、計画が止まらないように仕組まれているものです。

このような仕組みはフェイルセーフと呼ばれます。

フェイルセーフ
(fail-safe) 機械などで、一部に故障や誤操作があっても、安全なほうに作動する仕組み。

引用：デジタル大辞泉より

「プログラミング・機械設計・システム設計」などの考え方で、ヒューマンエラーや故障などが起こる事が前提で設計・計画される仕組みです。

用途として、社会的インフラやオンラインシステムなどに使われることがあります。

キサキはこれを悪用しているのでしょうね。

血のハロウィン計画の外側

キサキの設定した計画の中にいるうちは、何か行動を起こしても失敗することが前提なシステムが次の計画へと移行するようになっているので、計画が必ず遂行されてしまう仕組み。

ただし、想定外の事例には弱いところもあるため、完全ではありません。

バジがいつ血のハロウィンの計画に気付いたのかは不明ですが、何らかの計画の内側にいる事は察知していたものと考えられ、脱退時にマイキーから内輪もめをして集会に出入り禁止だったと語られています。

システム化された計画の中で設計者の予想通りの行動を取っているうちは次の計画を阻止できないことを知ってか知らずか計画の外側に行くしかないと、バジは直感的にそう考えたのではないでしょうか。

トーマン内部にはキサキと3番隊がいるために、トーマンに所属している隊員の情報は筒抜けで、計画前に動いてもキサキに潰される。

そのためバルハラへマイキーとの確執をよそおって、マイキーを狙う一虎のツテで侵入。

計画の外側から一気にバルハラを壊滅させるつもりだったと推測します。

東京リベンジャーズ第20話感想まとめ

あと少しで収束するかに見えた血のハロウィン事件は、バジが一虎に刺されてしまったことで展開は暗転します。

あと数話で終わることを考えると、伏線や設定などが未回収なものもあるので続編が期待されますね。

そんなことを考えながら不良少年ものアクション回なのでのんびり観戦モードで視聴。

狂言回しのタケミチの思考に引きずられてしまうと混乱するので、バジの視点を考えながら見てみたところ、いろいろな考え方や性格などが発見出来た回です。

キサキについても計画の作り方に性格が出ていて、失敗することが前提の計画というのは意外でした。

私はキサキの事をいろんなことに執着して拘るタイプだと考えていたのです。

まだまだいろいろ考えながら視聴できそうで、次回も楽しんでいきたいと思います。

ではまた次回で。

ばいばい。

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