疑心暗鬼爆発、全員が怪しく見えて仕方ない……!!
こんにちは! サマータイムレンダ担当、和歌山出身の模造紙です。
目の前の良く知る人物は100%本物と言い切れるのか?……これ周回重ねるごとに周囲の人間誰も信じられなくなって詰むパターンでは。
今回は序盤の情報整理しつつ捜査回な内容でしたがラストの引きが最高でしたねー!
澪のヒロイン力が大炸裂しながらも予期せぬ正ヒロインの登場によりまたもや波乱の予感。
想い人の妹だから澪を守るっていう単純なストーリーに留まりそうじゃなく、潮と澪、2人のヒロインの因果が交錯する重苦しく不穏な展開になりそうで震えています……。
今回も気になったポイントについて考えていきたいと思います!
目次
サマータイムレンダ3話おさらい
今回は前話に続きループ3周目で物語は進行します。
これまで大きく違うのは、影の病が単なる眉唾な伝承ではなく、まさに今現在、暗躍中の影の存在の確証を得たこと。
そして、その情報を近しい人物と共有した点にあるでしょう。
秘密を共有する仲間を獲得し心に余裕を持てたのかと言うと決してそうではなく、目の前の人物は本物か、それとも騙った偽物なのか探りつつの交流となるため気が休まるわけではないという、何とも世知辛く胃がキリキリ傷む状況です。
何とか打開策を見つけたい慎平らは、島の神社の“ヒルコ様”からヒントを得るため(初めてタヒなずに)7月24日の夏祭りに参加。
賑わう夏祭りの境内で、慎平は居るはずのない人物の姿を見つけるのでした。
正ヒロイン、潮の登場
夏祭りパートといい雨宿りのシーンいい、やたらと澪ルートを強調するので澪生存ハッピーENDの着地点だと見誤ってしまうけど、公式が謳っているヒロインは潮なので澪は負け確という理不尽さ……。
澪視点で見ると大切な姉と幼馴染が両片想いだから身を引いたけど、姉がなくなったことで隠していた好意と欲が頭をもたげて来ちゃったってところか。
ラストの潮の正体が影にしろ、本物にしろ、物語の大きな転換点となるのは確実でしょう。
ラストの潮は本物?それとも?
3話が全体通して捜査回だったこと、しおり(影)との対峙、小早川一家の失踪の流れから見ても、“ラストに登場したスク水潮は影”だと考えます。
そもそも境内で慎平が目撃した潮は慎平にしか見えていない空目で、潮の件を考え過ぎて幻覚が見えたオチだと睨んでいます。
あんな特徴的な髪色なのに、主人公以外は認識できていないのは解せぬ。
それに境内で見た潮は浴衣を着ており、
その後の海辺ではスク水なので生身の人間が早脱ぎしたとすると相当ミラクルじゃなかろうか。
無くはないけど現実的じゃないかな。
ひとまず境内の潮は幻、追いかけて行った先で遭遇したスク水の潮は影説を唱えておきます。
オリジナルの潮&澪に目撃されていたので潮の影が存在したのは確かな事実。
ちなみに潮は本物が公になくなっているため入れ替わりが叶わず影が潮の姿でいる必要はありません。
なのに何故今も潮の姿を保っているのかも気になるところ。
単純に慎平をおびき出す目的と見てよさそうだけどどうなんでしょう……うーん。
そして満を持して姿を見せるエンディングの入りは鳥肌物。敢えてエンディングをカットした技法に見事引き込まれました。
話の流れ的に潮(影)の手にかかり3周目終了になりそうですが、それに伴い謎を紐解く新たなヒントを得られると思います。
ワンチャン本物だって可能性もゼロじゃない
前回記事でもちょっと触れているのですが、潮はタヒ体発見のタイミングにより影が入れ替われなかったと見るのが妥当なところです。
これ見方を変えると、タヒんだのは影のほうでオリジナルが生存って可能性も無きにしも非ず……なんですよね。
慎平のタイムリープ能力は潮の瞳から授けられた説を唱えて来ましたが、そもそも潮にも時を遡る力があったとすると(今は慎平に分け与えたか譲ったことで制限がかかっている?)バッドエンド回避のために、しおり(影)に潮(影)を始末するよう誘導したってのもあながち無い話じゃない。
潮は父譲りの日本人離れした風貌に始まりどことなく浮世離れした印象です。ただの女子高生と見るには違和感を覚えます。
漫画やアニメの特徴やキャラ付けの一環との判断も可能ですが、それにしては妹の澪とはビジュアル的に差異があるため何らかの秘密があるのではと考えてしまいます。澪は澪で可愛いし天真爛漫な愛らしさがあるけど、潮は整った美人タイプ。姉妹間でのコンプレックスとかありそう……
託されたスマホ
潮も時間遡行している根拠としては、今回、凸村から慎平の手に渡ったスマホの存在。
「自分に何かあったら渡しておいて」との言伝つきということは、すなわち身の危険(影に狙われていた)を予期していたということ。
慎平に託すことで突破口になると考え預けたのでしょう。
残念ながらパスコードが外せずスマホに残された秘密はわからずじまいでしたが、重大な謎を解くカギが隠されているのは確か。
もしかすると3話ラストで邂逅した潮からパスコードの手がかりとなる何かが語られるかもしれません。
キーパーソンとなりそうな謎の女性
今回、慎平も船内で出会った謎の女性の存在に思い至り、彼女の動向を探っていました。
作中内では名前は登場していませんが、公式のキャラクター紹介やEDクレジットでは「南方ひづる」と紹介されています。
慎平も知らない影の病の秘密や島の謎を知っていそうな人物なので、彼女と対面し心の内を語られることで事態が大きく動きそうな気がします。
また、小説「沼男」の作者である南雲氏と苗字が似ている点から、2人か血縁やもしくは同一人物という線も考えられますね。
実体験を元に島の風土病をテーマに小説を書いた可能性もありそうです。
1周目のアレは何だったのか?
気になるのが、1周目の2日目にコフネの客(民宿の主人)が「慎平が女性を探していた」と話していた件。
慎平がループを繰り返すことで、別の周回の出来事が影響を及ぼすパターンかと思っていたのですが、
慎平としおり(影)との今回のやり取りから判断するに潮の葬式でのフラッシュは慎平に向けられたものであり、
影の病にかかっている=すでに影の慎平がいると解釈できます。
とすると、1周目で南方さんを探していた慎平は影ということに。
3周目の今回、すでに自分がコピーされたことに気付いたため、次の周回の葬儀ではコピーされないように立ち回る展開になりそうですね。
影って異形集団かも……
前回、沼男のくだりが登場しスワンプマンの概念も紹介しました。
スワンプマンの逸話だと、同一同質形状レベルで全くの同じ人間で、それこそ誕生した瞬間から本人と同じ行動選択をとるわけですが、本作の影は根っこ部分に「本物をコピーした」概念が残っていて仲間を増やして島を乗っ取る侵略目的のように感じられます。
スワンプマンなら単純になくなった本人になるわけなので何も変わらない。
影には確かな意図があるのが気になるところ。
例えば影の一族(仮)的な人の意識と記憶、体を模して成り代わる異形集団がいたとして、それらが日都ヶ島の乗っ取り計画を立てている……という突飛な展開もあるのかもと思い始めています。
単純に澪の救出や全員の生還という着地点じゃなく、影自体の殲滅が最終目標になるなら異形バトル展開もあるのかと。
影のこれまでの動向を見ていると身体、肉体に宿る記憶、経験でいうと本人なんだけど、あくまでもベースにあるだけで、影としての目論見や陰謀的な何かがあるのは確かなので最終的には(物理的にしろ知能戦にしろ)全面対決になる線が濃厚かもしれません。
だとすると、時をかけるSFサスペンスと銘打つのとは違う方向にスケールがデカいし、ジャンルもズレちゃってる気がする(笑)
寄生獣みたいな展開もあるかも……との考えに至り良い意味で先が読めず楽しみです!
サマータイムレンダ3話感想
謎が謎を呼びまくるサマータイムレンダ……!!
まだ3話なのに恋のトライアングルが見事に形成されておる。
慎平はデリカシーのない男やなぁ……まだ高校生やしなぁ……
▲ このすれ違いシーン、めちゃめちゃ胸がざわつく……!!
姉妹を天秤にかけ(違う)颯爽と姉を選択し、負けヒロイン澪という可哀想な位置づけに色んな意味で今後の展開から目が離せません……!!
どの登場人物も怪しくてハラハラしますね。
そして次は宮司の登場なるか。ネイティブ小西さんの和歌山弁が早く聞きたいです。。。
大きな声では言えませんが、話が進むごとに方言の徐々に違和感は大きくなりますね。
経験と技術力で様になってはいるけど、関東出身の方が関西の言葉喋るとなると「ちょw」ってなっちゃう。
今回のお気に入りの地元ネタは「きしゅうくんの家」と玉林園の夜店です。
きしゅうくんは和歌山県警のマスコットで、きしゅうくんの家は子どもSOSのサポート活動をしている(不審者につけられたら逃げ込める等)店舗や一般のお家です。
協力する店や家にはステッカーが貼ってあります。
あとさ、玉林園の夜店って地域的にあるトコはあるの?
私の地域の夜店では出店してるの見たことなかったからうらやま! グリーンソフト大好き。(グリーンソフトは慎平が垂れ流してベタベタにしていたソフトクリームです)
次回、潮との出会いは偶然か必然か。彼女の口から紡がれる言葉とは一体……。
それでは次回もお会いできますように!
▼サマータイムレンダの記事はこちらにまとめてあります
▼当サイトでは他にも多数のアニメを考察しています!
最新情報をお届けします
Twitter で2017春夏秋冬アニメ考察・解説ブログをフォローしよう!
Follow @anideep11