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東京リベンジャーズ37話(最終回)感想・考察・解説!タケミチ以外に能力者がいる?【聖夜決戦編】

こんにちは。東リベ2期担当の模造紙です。

聖夜決戦編もとうとう最終話!されどまったくもって安堵出来ない緊迫必至なラスト……。

過去改変後の現代、初めてマイキーと対面したタケミチでしたが突き付けられたのは凄惨で直視し難い現実。

タケミチがトーマン幹部になるもキサキに銃口向けられバッドENDの前期最終回を超える最悪な2018年世界に震撼するほかありませんでした……! 

何が!どうして!!!そうなった!!!!(困惑)

最終回の今回は、マイキーの抱える闇とキサキタイムリープの可能性、今後の展開について考えていきたいと思います!

※当考察記事は、原作未読かつ予備知識ゼロ・アニメ初見がコンセプトとなります。原作履修済みの方は的外れな未読ライターの考察記事を温かく見守って下さいませ。
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マイキーの抱える闇

別次元の強さ、人間離れした身のこなし、猛者たちが束になってかかっても太刀打ちできない驚異の腕っぷしとカリスマ性から“無敵”を冠していたマイキー。

これまでタケミチが経験したいずれの現代でもマイキーは姿をくらまし行方を追えずにいましたが、聖夜決戦後に戻った2018年では見事タケミチとの再会を果たしました。

東京リベンジャーズ 37話 フィリピン マイキー

Ⓒ和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

しかしながら「12年でそこまで変わるなんて」とタケミチが驚愕するほどの惨たらしい変りよう――トーマン幹部の面々がマイキーの手にかかり帰らぬ存在になっていたことは本当に信じられない。仲間思いのマイキーがこれまで強調されていただけに尚更です。

そもそも、真一郎の事件、場地との別れを経て少しずつマイキーのメンタルは参っており精神的に追い詰められているのではという描写が今までも垣間見えていましたが、八戒の大寿56しの回避、キサキ追放のイベントクリアをもってしてもマイキーを不幸から救い上げる事は叶わず……という無慈悲な現実を突きつけられました。

トーマンは何故凶悪化してしまったのか?

タケミチがタイムリープし過去改変を行うに至るおさらいを兼ね一旦整理を。

元々、トーマンが関与した抗争に巻き込まれ絶命したヒナを救うためにトーマンの凶悪化阻止を目指すことから始まり、癌はキサキという結論に辿り着いたタケミチ。

さらにトーマン腐敗の一端であろう八戒の闇落ちを阻むことでより確実に良い方向へ改変されるに違いない!……との流れなのに強力が過ぎる歴史修正力と言うか定められた運命への道筋補正が半端なく絶望の感想しか浮かばないのは苦しい。

ということつまり。

タケミチと千冬の会話でも挙がっていたけれど、トーマン巨悪化の根源は実はキサキに非ずというわけです。

キサキがマイキーの片腕としてトーマンの中枢で実験を握っていた時もあくまでも参謀的立場で汚い仕事を請け負っていたのはキサキで、対するマイキーは旗印というか実働部隊としての役割が大きい印象でした。

それなのに今回はキサキ追放という巨悪化したであろう根源を排除しての12年後……にも関わらず、マイキーは次々に幹部である旧知の友を自ら排除し、「俺の人生は苦しみだけだった」と語る最凶最悪のシナリオ。

むしろキサキという影の存在が消えたことで太陽のようなマイキーの光が失われ心の闇が表面化してしまったと考えるとしっくりきます。

つまり、トーマンが凶悪な大犯罪組織に成長し悲しい結末に至る理由はマイキーに起因していたんですね。

そもそもマイキーは何に蝕まれているの?

↑ほんとこれ。何由来でおかしくなっちゃってるのっていう。

きっと物語の核だから終盤まで種明かしはされないんでしょうが。(身も蓋もない)

まぁめちゃくちゃ陰鬱とした闇を抱えていて、恐らくそれはタケミチと出会う前からマイキーの中でくすぶっていて、持ち前の気概で表には出さないよう自制するも2017~2018年のタイミングで抑制できず暴走といった具合なんだと認識しています。

東京リベンジャーズ 37話 マイキー 八戒

Ⓒ和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

世の中の邪魔なものを消せば、のくだりなんて特に限界を超えたマイキーの心を現していますね。

今ある情報だけだと、肉親を不幸な経緯で喪ったことから始まり、異次元の強さゆえに他者から線引きし接される虚無感。それらの精神疲労が積み重なり精神疾患を患っていると見受けられます。

マイキーも異能持ちなのかもしれない

単に精神を患った末の不幸な結果とか…タケミチが何度も何度もループして尽力したのに太刀打ちできずは流石に腑に落ちません。

けれどそもそもの作品のテイストが不良少年×タイムリープですから主人公のループ能力以外に異能力や人ならざる何かの干渉があっても不思議ではないのでは。

マイキーの闇も人智を超えた何らかの力が影響したものとは考えられないでしょうか。

マイキー自身が能力者で代償として精神が蝕まれているとか。

この仮説でいくと、マイキーの無敵感とか人間離れした身体能力、カリスマ性なんかも説得力が出てきます。

“不良の時代を作る”という夢を叶えるため何事にも揺るがず仲間に頼られるリーダーになる代償と引き換えに“別次元”の“無敵”を手に入れたのかもしれません。

タケミチという能力者が存在しているだけに別の能力者がいる可能性は高いでしょう。

幾度に渡る過去改変で変えられない事象があるとすると別の何らかの強い力が働いていると考えられます。

マイキーの「タヒにたかった」発言も引っかかるし想像以上の重たい荷物が課せられている気がします。

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キサキもタイムリープしている可能性

マイキーに捨てられたキサキは今度はハマの天竺の一員に加わります。

“過去にはいなかったはず”とのタケミチの発言から、キサキ追放によって新たに生まれたルートという認識で良さそう。

東京リベンジャーズ 37話 キサキ

Ⓒ和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

天竺構成員としてタケミチの前に現れたキサキですが気になるセリフを発します。

何がなんだかわかんねーだろ

よう ヒーロー

関東事変を始めようか

出典:東京リベンジャーズ聖夜決戦編37話

「何がなんだか」のくだりは横浜を拠点とした組織が急に押し寄せて来てびっくりしたろ?ってことかなと解釈できますが、妙に訳知り顔なのが気になるところ。

そして前期最終回でも混乱させられたタケミチに対する「ヒーロー」発言が今期ラストも飛び出しました……!

キサキがなぜタケミチをヒーローと呼ぶのかは以前にも考察しており▼

東京リベンジャーズ29話感想・考察・解説!稀咲片想いリベンジ説【聖夜決戦編】
こんにちは。東リベ2期担当の模造紙です。 アニメ初見ライターによる妄想垂れ流しツッコミ多めな駄文を綴るこのシリーズも2...

キサキが小学生の時に片想いしていた相手(ヒナ)を助けたヒーロー(タケミチ)を指していると考えられます。

好きだった彼女が中学になってあの日のヒーローと付き合いだして憧れを抱き嫉妬に狂ったと。

天竺を巻き込んでの抗争発展は、恋愛拗らせの怨恨の末のリベンジと見るのが自然ですが、あえて深読みするならばキサキも過去をやり直している故の行動転換との見方もできます。

つまりタケミチ同様にキサキもタイムリープしている可能性があるのでは……!(何それややこしい)

何度も飛び出すヒーロー発言は過去をやり直し、何度も倒れては立ち上がり強さを増すタケミチに対して放った言葉とも思えるし、「何がなんだか」はキサキを追放したことでミッションコンプリートをして浮かれたであろうタケミチに想定外の敵をぶつけて意表を突き嘲笑しているように感じます。

せっかく未来が変わったと思ったろうに残念だったな的な。

幾度のループで過去の出来事は変わっては消えを繰り返していますが、少なくともタケミチは天竺を覚えていないことから元々の歴史ではトーマン対天竺の抗争は存在しなかったのでは。

あとは「関東事変」という抗争の名称を知っている点も奇妙ですよね。

まだ大きく諍いに発展するかどうかも微妙な時点での固有名詞は不可解です。

とすると、これかの展開を知る立場だから発せた言葉なのかもしれません。

キサキはタイムリープする理由がない

ただキサキのタイムリープを仄めかす描写はあるものの、実際には彼が過去改変するメリットがあまりありません。

そもそも正史の時点ではトーマンとマイキーを操って巨大犯罪組織に成長させたわけですから過去への未練や後悔はないはずです。

タケミチのケースではヒナを救いたい想い、つまり過去を変えたい強く深い願いが能力の発現条件と考えるとキサキには当てはまらないよなと。

それでもやはりキサキの言動は引っかかる点が多いため、タケミチがタイムリープを繰り返して過去を変えているのではと怪しんでいるって感じかな。

切れ者で非科学的な超常現象とか信じそうにないタイプだし相当疑ってかかっているのは間違いないでしょうが、綿密に練られた用意周到な自分の計画をタケミチが破たんさせていることから理由の一つとして思い至った線も考えられますね。

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続編3期の可能性

聖夜決戦編の続きがアニメ化されるかに関しては、番組最後に告知がありましたねー!!

続編アニメ化決定ありがとうございますーーー!!!!

放送時期は現時点では未定ですが天竺との抗争、関東事変がメインシナリオになるようです。

最終話でもキサキの寄生先としてハマの天竺と総長の黒川イザナが登場しめちゃくちゃ期待が高まります!

天竺の人たち個性的な面子が多そう。なんか癖が強そうなメンバーですね。

トーマン傘下にくだった黒龍メンバーや大寿も関東事変での活躍が予想でき楽しみです……!

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東京リベンジャーズ37話(最終回)感想

聖夜決戦編、めちゃくちゃ面白かったです……!!!

ヒナに柚葉、とにかく女の子が強くて勇敢で闘っている姿が魅力的でした。

東リベはキャラの掘り下げというか作り込みが丁寧で上辺を取り繕ってキレイに見せるんじゃなく人間性の魅せ方、内面の弱さや脆さをフォーカスし、そこから気持ちを震わせる力に変換する巧みさがとても見事で関心します。

三ツ谷も完全無欠の妹思いのお兄ちゃんとしながらも実は妹たち放り出して家出した時期もあるとか、兄貴分として八戒にはカッコいい自分だけ見せたい気持ちがあったりと人間臭すぎて本当そういうとこ好き。

正直、不良漫画はそれほど好きじゃなかったのですが東リベの子たちはしっかり芯が通ってるしファンに支持されるのも納得です。

特にタケミチが格好悪く地道に愚直に這いつくばって成長しているのが良すぎます……!

マイキーも言ってたけどタケミチは心が強い。ヒナは見る目あるわ。

東京リベンジャーズ 37話 タケミチ 千冬

Ⓒ和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

個人的には松野千冬がいい男すぎて悶絶しています。えぐい破壊力でした……!!

まだまだ前途多難で危機的状況ですが一層強くなったタケミチなら打開策を見出すことでしょう。

続編が今から待ち遠しいです…!はよ……!!

それではお読みいただきありがとうございました。

また別記事でお会いできますように!

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