前半の穏やかな安堵から一転、後半の地獄絵図に素で「ファッ!?」となった、ケムリクサ担当の模造紙です。
上げて上げて落とす…なんという巧みな構成…!!(gkbr)
視聴後も興奮冷めやらぬ高揚感が続く…という表現がこれほどまで大袈裟ではない素晴らしい7話でしたね…!!!
今回もとにかく面白かったです!話の盛り上がり具合だとRPGラストダンジョン前の終盤クライマックスって感じですが、まだ7話なんですよね…これ今後どうなるんだろう(困惑)
というわけで、今回も気になったポイントについて綴って参りますね。
スポンサーリンク目次
立ちはだかる七島の壁
今回の見どころのひとつと言うと、木の根っこに導かれて辿り着いた七島の巨大な壁でしょう。
これまでも島と島を繋ぐ壁に遭遇して来ましたがすでに穴が空いていたため、今回のように高く大きく行く手を阻む感じではなかったんですよね。
わかばと出会う前は姉妹で力を合わせて壁を突破していたらしいですが、多くはりょくが割っていたという過去も明らかになりました。
勿論、今回の壁もここまで来て回れ右する選択肢はなく、この向こうに水があると考えられるなら尚更で、りんとりなちゃんズが渾身の正拳突きで壁を打ち破ろうと衝撃を与えます。
ピクリともしない壁を前に、りんは“本体を使う”ことを決意するのですが、これは彼女たちの心臓にあたる核となる本体の葉を使うという意味なんでしょうね。
ということは文字通り命を削る荒事なわけで、りつねぇの慌てっぷりも納得です…リスク高すぎ。
壁の「警」の字とムシの変化
前述した、りんが本体の葉を使い壁に攻撃を加えようとした瞬間、壁に「警」の字が羅列して表示され、周囲のムシも青く変化します。
最初見た時は、単純に壁を防衛するために攻撃的になったのかと思ってたんですけど、見返してみるとどうやらりんが体内の葉を使って体が発光(薄いピンク色?)したのに反応して、襲い掛かってきているようにも見えるんですよね。
以前に壁を壊した時には、今回のような防衛反応があったとは言っていませんでしたし、やはり「赤い何か」が壁を壊すことに対してやり返しているという捉え方がいいかもしれません。
壁をわかばが操作できたという事は…
前回りくにケムリクサの扱いを教示してもらった経験を経て、壁も青色でできていることからケムリクサ同様の操作が可能なのではと考えたわかば。
予想的中でケムリクサを操るのと同じ要領で、壁に一行が通れるほどの穴が開きました。
ここから導き出される解は、壁もケムリクサからできているということです。
以前登場した壁にも唐草模様が描かれていましたし、わかばの作るシールドにも唐草模様が浮かび上がることから、どちらも同質のケムリクサの性質を持っているのだと思います。
スポンサーリンク大量の水を発見する一行
壁の中は非常に美しい青い世界で、これまで赤をベースとした画面からはガラっと変わり、本当に穏やかで安寧の空間という表現がしっくり来るものでした。
まぁ、それが逆に不安を煽ってもいたわけですが…。
これまでの姉妹らの過酷な旅が報われたかと思うほっとしたひと時でした。
七島のもう一方の壁の向こうには…
貴重な水の確保に成功し、一同の心が安心と希望で満ち溢れたのも束の間、七島の反対側の壁の奥のとんでもない光景に直面することに。
あの真っ赤な光景はまさに地獄絵図といっても過言ではないでしょう。
見渡す限り圧倒的な赤いムシと霧。そしてアカムシを発生させる巨大な木の根。
縦横無尽そこら中が真っ赤に染まった世界は、壁を徐々に崩落させて、このままだとあの美しい青い世界まで汚染されてしまうのは目に見えています。
りつねぇ曰く、ミドリちゃんにも命の核となる枝があることから、アカムシを発生させる諸悪の木にも核の枝があるに違いないとのこと。
クライマックス感がひしひしと伝わる展開でしたが、今後の姉妹とわかばの旅の目的はアカムシと赤い霧を生み出す赤い枝を処理することに移り変わっていきそうですね。
反対側のアカムシも元々は青かったのでは?
りんたちが入って来たほうは防御壁と守り人(ムシですが)がいたにも関わらず、反対側は真っ赤な世界というのは不思議です。
おそらく元々は反対側もこちら側と同じ環境で、アカムシを発生させる根が張られたことでムシは汚染されたのではないでしょうか。
力の度合い的には赤>青ということになります。
以前、2話の考察記事でも、ケムリクサの葉の色はジャンケンの法則で優位性が違って来るのでは
と考えているのですが、これまで見た感じでも「緑>赤>青>緑…」の法則に基づいているように思われます。
つまり、やはり本来はムシは青いのが正常モードであり、赤は汚染されて危険度が増した状態と考えるのが良さそうですね。
ただし、青が赤に負けるとなるとわがばの青いケムリクサ由来のシールドと壁の仕組みがイマイチなんですよね…。
今回わかばがケムリクサのように壁を操作している点からも、ケムリクサと同質なのは間違いなさそうなのに、アカムシやアカギリに脅かされても単純にすぐにやられちゃうという訳でもない模様。
お互いに攻撃した場合だと圧倒的に赤に分があるけど、青が防御態勢に入ると赤の力を持っても陥落するまでに時間を要する…ということでしょうか。
スポンサーリンクいなくなった3姉妹と再会の伏線か?
個人的に今回ちょっぴり気になったのが、りつねぇの台詞で『これでりくねぇもりょうちゃんりょくちゃんも…きっと……』という部分。
これまでも、りんやりつねぇが居なくなった姉妹に対してそれ程失意の念を抱いていない点は気になっていたのですが、単に居なくなった3人も報われると言いたいのか、あるいはもしかして十分な水や安息の地が確保できれば姉妹の合流が夢ではない…という意味も込められていたのかも。
あと、これは私の願望に近いものがあるのですが(笑)、りくの言う“ぬくいの”がアカムシ大量発生の元である赤い木だとするなら、6話でりくが示していた梅田ダンジョンのエレベーターが七島の壁の反対側と繋がっていて、ピンチに陥ったりんとタヒんだはずの姉妹が合流するという胸アツ展開があったりしないでしょうか…!!
スポンサーリンクケムリクサ7話感想
毎度毎度引きの上手い作品ですよね…!!
安心感と緊張感と希望のメリハリが抜群に上手い。
そして最後、実はわかばの拘束具(逃げないように胴体に巻き付けてあったヤツ)が無くなっているのにホンワカしちゃいました。
ここに来て、やっと名実ともにわかばがりん達の仲間として認められたという印象的な場面でした。
ストーリーの浮き沈みは勿論、場面転換の魅せ方の上手さにも目を奪われがちですが、今回はりんの心にも大きな動きがあり前向きな成長が見られてとても良かったですね。
以前もわかばはりんに対して“やりたいこと”を聞いていて、その時は答えられなかった――
けれど、わかばと出逢って島の外に出て新しい体験をして知らない場所に行って、根本的な問題を解決してみんなで安全に暮らしたいという本心をわかばが真摯に汲んでくれたことにより、本当の意味で前向きな一歩が踏み出せたのだと思います。
本当にやりたいことと向き合って守るものが明確にある女の子はたくましいので、りんはこれからもっと強くなるに違いないですね!
それでは次回もお会いできますように!
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コメント
こんにちは ひろです。
壁の外はアカムシだらけの光景は衝撃でしたね。
関東はアカムシで全滅しているのでしょうか。
次回たのしみですが、わかばの動きがキーになるでしょうね。
壁は、ただの防御だけではなく、なんらかの武器にもなるのではと思っています。次回わかばがそれを偶然にも起動する展開あるのではと期待しています。
またりくたちの動きも気になります。
また次回よろしくお願いします。
>ひろさん
コメントありがとうございます!
本当にショッキングな光景でしたね。
わかばの行動が今までも一行に大きな影響を与えているので、なんとか奮起して対アカムシの対処法が発動することに大いに期待ですね。
壁が武器になるというのも興味深いですね。胸アツ展開が今から楽しみです。