ごきげんよう。模造紙です。
明けましておめでとうござい松!今年もよろしくお願いいたし松!
というわけで、2018年一発目のおそ松さんは次回予告でもあった「チョロ松事変」とUMAネタ、そして実松さんの再来です。
1期でも新年初放送で別アニメが始まったのかと視聴者を困惑させた実松さんですが、2期も同じフォーマットを辿るとか意味深!
1期と2期は話数毎にネタが対応している?と噂されていますが、またしてもその色が濃くなりましたね。
それでは、今回は実松さんの世界観および6つ子たちの位置づけに焦点を当てて考察を進めて参ります。
もう…ね……考えるほど闇の深い結論にしか達しなくて頭おかしくなりそう(震え)
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今回は実松さん考察のみで!
物語の構成的には1期実松さんと同じ
新年初のおそ松さんを待ち望んでいた視聴者に震撼をもたらした実松さん。
話の大筋としては、挙動不審で仕事が出来ないコミュ障の男が、社会に適応できず闇を抱えているどこかホラーを感じさせるストーリー。
1期も今回も、同僚の女性の叫び声で終焉という、ベタベタのホラー作品の引きという感じで、そこにオチはなくて、ただただ見た人の心に突き刺さる印象。
小説や漫画で言うところの、何故かもやもやして読後感が悪く表現しがたい感覚と似ています。う…うわぁ……てやつ。
投げっぱなし感が強くて、制作側的には視聴者に色々と議論して欲しいんだろうけど、考えれば考える程、ドツボにハマってしまうというかなりヤバ目の世界観だと思います。
1期の実松さんも散々ネットでは闇深いコメントが飛び交っていましたが、今回、6つ子とクロスオーバーすることで益々わからなくなる一方です。
スポンサーリンク実松さんの世界観とは
舞台はそれなりの都会で、実松さんは仕事の出来ない会社のお荷物的な存在。
おそ松ワールドとは別の世界観ですが、同じ6つ子の兄弟であり実松は長男という設定でした(ただしこれは実松の妄想)
実松さんの世界観のほうが私たちの良く知る社会に近いような気がしますし、面白くもなんともない退屈で繰り返される日々は、日常と表現するのがしっくりきます。
いつものダラダラした6つ子の世界は、仕事をしたり学校に行ったりと人並みに生活している目線で見ると非日常に属すると言えるでしょう。
だからこそ、親のすねをかじり働かず楽して生きること。
同じ境遇の兄弟がいる安心感。ひとりじゃない、誰かを必要とし、必要とされる充実感。
そういったものに実松さんは憧れを抱き、社会のはみ出し者として他人からさげすまれ精神的に追い込まれた結果が、1期の妄想でつくりあげた兄弟、そして、今回の不思議な臨タヒ体験に繋がったのではないでしょうか。
おそ松本編の6つ子 ≠ 実松さんが仲間入りした6つ子
おそ松兄さんが妙に弟たちに優しかったり、兄貴らしい部分が目立つ点。
一松が「カラ松兄さん」発言をしたり、素直な「ありがとう」を言ったり。
チョロ松はしっかり者というより、お調子者な印象を受けたりと、どこか普段のクズニートとは違う少し性格にずれがある別の人間に思われます。
クズさが確立されていない過去の6つ子なのか、並行世界の別の人生を歩んだ6つ子なのか、はたまた異世界なのか?
優しい兄弟に囲まれて過ごす、穏やかな世界。
生タヒの狭間の実松さんが見た走馬灯が、彼の歩んできた人生での幸せな記憶ではなく、おそらく住む世界の異なる妄想の兄弟との幸せで嫌な事がない日々というのが何とも皮肉だと感じました。
▲実松さん次回予告を見ると(むしろ次回予告が本編っぽいw)、無事に彼は生還したようですが、それが彼にとって幸せかどうかは果たして疑問ですね。
6つ子は実松さんが作り出した妄想の産物なのか?
厳しく辛い現実世界から逃げるための心の拠り所、そして自分の帰る場所として、1期では架空の兄弟を作り出しましたが、今回は交通事故を起こして生タヒの境を彷徨っている間の不思議な臨タヒ体験として、安心できる居場所に身を任すことにしたわけです。
実松さんと過ごした6つ子は、現実から逃げたい彼の深層心理が作り出した都合のいい設定とも考えられます。
つまり、このクズさが緩和された仲良し6つ子(笑)は実松さんの妄想から生まれた実在しない人間ということになりますよね。
とすると、私たちが知っているクズニートも同様に現実世界の住人である実松さんの妄想の産物という裏設定の可能性もありそう。
実松さんのCVが十四松役の小野Dなので、6つ子で最も闇が深いとされる狂人・十四松=実松なのでは?と1期の実松回のあとに話題になりました。
確かに、6つ子をリアルタッチに寄せたデザインが実松さんと見ることもできますし、彼が6つ子の兄弟に固執する理由も、ただひとり十四松が生き続けている未来=実松さんの世界であるなら納得です。
賑やかな兄弟に囲まれて育った実松さんは、何らかの理由でひとりぼっちになってしまい、空虚な心の穴を埋めるために自分だけに見える架空の兄弟を作り出し、楽しく幸せだった兄弟の日々を夢で見たり妄想して寂しさを紛らわせていたのかもしれません――。
スポンサーリンクおそ松さん2期14話の感想
なんてクソ真面目に考えましたが、おそらく実松さんに深い意味はないのでしょう 笑
単純に別次元や並行世界なのかなと。
ですが、十四松=実松説は1期の時に非常にネットで話題になって、しかも皆さんの深読みが凄くて闇深さにしんどくなった記憶があります 笑
おそ松さんのようなギャグアニメは何も考えずスカっと笑っておしまいが一番。
▲今季は同じギャグアニメ枠(と括っていいのか不明ですが)のポプテピピックに世間は盛り上がっていますが(悪い意味でw)、おそ松さんの面白さはネタによって向き不向きがあるものの、安定した安心感がありますよね。
ちなみに、ホラーネタをぶつけるのは1期と対になっているのもあるし、自局のホラー作品の宣伝も兼ねてたりしないのかな。
1期は闇芝居で2期は伊藤潤二に乗っかってるとかありそうですよね 笑
実松さんも救済のない引きじゃなく、個人的にはオチなしでいいから伊藤潤二みたくギャグホラーなやつが見たいです。
そして事変は相変わらず面白かった!
詰まるところ、長兄はデリカシーが皆無で次兄は天然で傷をえぐる、弟たちは意外と兄達に気を使っているってことか。
確かに似合っていない勘違いファッションに指摘はしにくいけど、外で他人にクスクスされて後ろ指さされるよりも、身内がズバッと教えてあげた方がいいと思うし、兄たちの対応も結果的には間違ってないんだよなぁ。
方向性は違うけど、みんなそれぞれ兄弟の心配をするいい子ってのがわかる味わい深い話でした。
無言でツッコませないオーラを醸し出しているチョロ松が一番クソだったwww
髪色どうこうってより、スタイリングと服装もいじればそこまで悪くないと思うよ!
それではまた次回!
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コメント
今回、臨死しておそ松さんの世界に行って、そこから帰る=現実に戻るって事は意識を取り戻す事。
一期の十四松が恋した子も自殺未遂から現実に帰ったような描写。
以前から噂されてたおそ松さんは死後の世界説に信憑性を持たせるのか、それを知った上で混乱させようとしてるのか(笑)
> 名無しさん
コメントありがとうございます!
タヒ後の世界説の信ぴょう性?わざと混乱を狙っているのか?
どちらも有りそうですよね(笑)
視聴者に想像を委ねるっていう体の、投げっぱなしとも解釈できますが(笑)
今後の展開が気になります。