「TRIGUN STAMPEDE」の記事を毎話更新していきます。(1話の記事を読みたい方は下にスクロール)
熱砂の大地にて
どうも、ロシアスキーでございます!
今回、私は累計発行部数500万部を突破し、世界中で人気を博している、内藤泰弘先生の『TRIGUN』の新版アニメ。『TRIGUN STAMPEDE』の記事を担当させていただくことになりました!
私は原作コミックの他、いわゆる『無印版アニメ』や『劇場版』も視聴しておりまして。
今回のいわゆる『リブート版』ともいえる『STAMPEDE』。すごい楽しみにしてたんですよねー!
この『TRIGUN STAMPEDE』の記事では、前作アニメや原作との違いについて語りつつ。
今作アニメのオリジナル要素などあれば、それについても語っていきたいと思います!
ではでは、まずは語っていくといたしましょう!
原作コミック・前作アニメなどのネタバレが含まれている可能性があります。
あらかじめご了承くださいませ。
目次
TRIGUN STAMPEDE 第1話 あらすじ
人類が生きるには、あまりのも過酷な環境であるその星に、一人の男がいた。
賞金600万$$、人間台風という異名を持つトラブルメーカー、『ヴァッシュ・ザ・スタンピード』。
新聞記者の『メリル・ストライフ』と『ロベルト・デニーロ』は、そんなヴァッシュを追っていた。
ひょんなことからヴァッシュを助けることになるメリルとロベルト。
だが、ヴァッシュは災厄の種と言われている噂とはまったくかけ離れた人物像であった。
三人はジェネオラロックという街に立ち寄るが、そこはとある危機に瀕していた。
街の窮地を救おうとするヴァッシュに更なる危機が迫る。
ヴァッシュは懸命に街を救おうとするのだが……。
といった感じで、第1話は実にTRIGUNらしい1話だったわけなのですが……。
この1話の時点でも、かなり前作アニメとの違いなどが描かれておりましたね!
では、ここからは詳しく語っていきたいと思います!
前作アニメとの違い キャラクター編
まず語りますはこちら。
『キャラクターから見る前作アニメとの違い』ということで。
今回登場した主要キャラごとに、前作アニメとの変更点を語っていきましょう。
ヴァッシュ
主人公であるヴァッシュについてですが……。
まず大きな変更点としては、デザイン面ですね。
原作コミックや、前作アニメでは『トンガリ』と呼ばれたりすることのあったツンツンヘアーは。
やや落ち着いたものに変わっています。
ヴァッシュの髪型は、かなりわかりやすいキャラデザインのアイコンなので。
結構大きな変化ですね。
(個人的には、このシーンはヴァッシュをわざと逆さ吊りにすることで。
原作ファンに対して『トンガリヘアー』のヴァッシュを見せるというファンサービスをおこなったのかな、と見ています)
あとは、左腕の義手部分に関しても、原作などでは『ベルトを纏った皮手袋に隠されている』というようなものだったのですが。
今回は、青緑を基調とした物にデザイン変更されており、義手であることもあっさり判明しております。
このヴァッシュの義手という要素に関しては、原作などでは序盤の山場で明らかになるギミックだったので。
おそらく、そこに関するエピソードはカットされるか、別の形でのアプローチになるのではないか、と思われますね。
後は、これも特徴的な赤いコートなのですが。
原作などと違い、右腕袖部分に『プロジェクト シーズ』のワッペンが入っております。
これもなかなか興味深い変更点ですね~。
このプロジェクト シーズも、重要なキーワードなので。
今後、詳しく語られることもあるかとは思いますが。
そうなってくると、ヴァッシュのコートについてのエピソードも変更されてきそうなんですよね~。
後は、性格などは今のところは、大きな変更はないのではないか、とは思いますが。
原作などより、軽薄さがやや薄れ、優しい・線が細い、という面が強調されているように見えますね。
メリル
新人新聞記者であるメリルですが。
原作などでは、記者ではなく保険関係の仕事をしていました。
具体的には、ヴァッシュが巻き起こす災害を査定する『ベルナルデリ保険協会』の『災害調査員』という役回りでした。
(今作では、ベルナルデリ保険協会はベルナルデリ通信社、と姿を変えていますね)
また、原作などでは仕事のできるキャリアウーマンという様子を見せ。
ヴァッシュを支えるヒロイン、かつ友人としての側面が強かったのですが。
今作では新人記者ということで。どこか、子供っぽい、若々しいデザイン。
そして、危険慣れしていない、初々しさのある性格になっていますね。
原作などではメリル自身も荒事に飛び込むことがあったのですが。
今作では、そういった面は見れるのかどうか、というのはちょっと注目ですね。
ある意味では、メリル自身の成長物語、という側面もあるのかもしれません。
ロベルト
メリルの先輩であるロベルトですが。
前作には登場しない、今作オリジナルのキャラクターでございます。
原作などでは、メリルのパートナーはミリィ・トンプソンという女性キャラクターで。
少し子供っぽくも優しく、巨大なスタンガン(電気を放つものではなく、4.1キロの三脚じみた金属製フレームを初速98キロで打ち出す巨大な銃)を操る。
荒事慣れしつつも、メリルに付き従う良い後輩キャラ、という感じのキャラだったのですが。
今回は逆に、メリルが新人の立ち位置になったため、パートナー役として、ロベルトが据えられた、という感じでしょうか。
結構ロベルトも、屈強な印象があるので。
もしかすると、荒事に飛び込む姿があったり。
あるいは、ヴァッシュをサポートする場面があったりするのか、という部分は。
新キャラ故に、注目ですね!
前作アニメとの違い 世界観編
続いて語りますはこちら。
『世界観から見る前作アニメとの違い』ということで。
今回の話で出てきた部分で、前作アニメとの違いがあった部分について語っていきたいと思います!
冒頭のシーンについて
まず最初に語りたいのは、冒頭のシーン。
実は原作などでは、SF要素があるのは最初はあまりクローズアップされてなかったんですね。
更に言うと、このシーンに登場したレムについても、かなり情報は絞られていました。
なので、今回第1話の冒頭でこの要素をいきなり描くのには驚きましたね。
おそらく、今作はかなり無駄などを省いて作っていく感じなのかもしれないので。
原作などで中盤~終盤まで明らかにならなかった情報は、序盤から伏線としてバンバン描かれるかもしれませんね。
ジェネオラ・ロックという街
今回の舞台となったジェネオラ・ロックという街ですが。
原作などでも同名の街が登場する部分があります。
ただ、今回とは描かれた事件が結構違くてですね。
原作では、強敵とのバトルの舞台となったのですが……。
今回は、むしろ原作1話や前作アニメ5話に近いエピソードの舞台として描かれていました。
もしかすると、今作は原作などの舞台も、名前は変えずに新たな形で描いていくつもりなのかもしれませんね。
星の名前について
今回、早い段階で明らかになった作中の舞台である惑星。
その『ノーマンズランド』という名前ですが。
これも、実は原作ではラスト直前で明らかになる要素でした。
この星の名前にも、実は意味があったりするのですが……。
もしかしたら、その辺も早い段階で明らかになってくるかもしれません。
そうなってくると、このTRIGUN STAMPEDE。
どこまで、どのように描かれるのか、っていうのが非常に気になる点なんですよねぇ。
まさか、原作『マキシマム』版のラストまできっちり描くつもりなのか……?
ヴァッシュの情けない振る舞いについて
続いて語りますはこちら。
今回の決闘シーンにおける『ヴァッシュの振る舞いについて』ということで……。
ある意味今回の見せ場のシーンなのですが。決闘のシーンにおいて、ヴァッシュは弾切れに気づいた後。
ものすご~く情けない様子で、街の住人たちに弾を要求していたのですが。
このヴァッシュの振る舞いにどういった意味があるのか、ということなのですが。
ラストシーンを見た皆様もお気づきかと思いますが。
ヴァッシュのガンマンとしての腕は超一流です。
そして、決闘中に敵であるチャック・リーは銃をヴァッシュの傍に投げていました。
つまり、最悪ヴァッシュはそれを拾ってミサイルを打ち落とすことも可能だったわけです。
じゃあヴァッシュはなぜそれをしなかったのか。
これは完全に私の予想なのですが。ヴァッシュはわざとチャックの銃を拾わないことで。
チャックに、自身への妨害をさせ、街に向かって攻撃をさせないようにする、という狙いがあったのではないでしょうか。
いわゆる、タゲ取り、ではないのですが。
自身にヘイトを向けさせることで、チャックを無力化し。最小限の労力で街を守ろうとしたのではないか、と私は見ています。
もちろん、素で泣きわめいていた可能性もあるのですがw
(ヴァッシュは割と感情豊かなキャラではあるので)
その辺の、ヴァッシュの内面と振る舞いの差というのは。
いずれ明らかになってくると思うので。
このSTAMPEDE版ヴァッシュのキャラクター性についても。
今後、注目していきたいポイントですね!
TRIGUN STAMPEDE 第1話 感想
さて、ここまで語ってきたTRIGUN STAMPEDEの第1話に関しての個人的感想なのですが……。
いやぁ……いいっすね……。
結構、大幅なリファインが成されていながら、基礎としてのTRIGUN性がしっかりと活きているこの感じ。
自分も放送前は、結構懸念する部分が多かったのですが……。
実際の放送を見たら、そんなのは吹き飛んで、非常に楽しめましたねぇ。
一つ思ったのは、オレンジさんのCGのクオリティがやはり素晴らしく。
それにより、スッ、とこの新TRIGUNを受け入れられるような状態になっている、っていうのはあるのかなぁ、と思いましたね。
なんといいましょうか、嫌味を感じないCGのテイストなんですよねぇ。
私が個人的に観測した範囲では、国内外問わず、評判がかなり良い感じでした。
正直、それも納得の出来って感じでしたねー。
内藤先生の作風はアメコミの影響をかなり受けているため、海外での評価も高く……。
このTRIGUNの人気もかなりのものなので、今作が受け入れられている、っていうのはやはりうれしいですね。
次回以降、さらにいろんなことが描かれていくとは思いますので。
それがどれだけ我々視聴者を惹きつけてくれるか、っていうのは。やはり期待大ですね!
ということで、今回はこの辺でお別れ、ということで。
また次の記事でお会いいたしましょう!
お付き合いありがとうございました! ロシアスキーでした!
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