暴走する意思
どうも、ロシアスキーでございます!
今回、『TRIGUN STAMPEDE』の第7話が放送されましたが……。
なるほど、こうしたか~……!
と、思わず画面の前で大きくうなずいてしまいましたねぇ。
今回はシナリオの構成に唸らされた回でした……。
ではでは、まずは語っていくといたしましょう!
原作コミック・前作アニメなどのネタバレが含まれている可能性があります。
あらかじめご了承くださいませ。
目次
TRIGUN STAMPEDE 第7話 あらすじ
さらに、戦闘を続行しようとするリヴィオという、窮地に追い込まれたヴァッシュとウルフウッド。
サンドスチームを停止させないと、ウルフウッドが育った孤児院のあるホープランドの街に衝突してしまう。
タイムリミットが迫る中、ヴァッシュはウルフウッドと共闘する。
事態が加速度的に悪化していく中、ウルフウッドはリヴィオを救おうとする。
更にはサンドスチームが砲撃を開始しようとする中、ヴァッシュは状況を打破する作戦を実行に移すが……。
といった感じで、今回は前回に続いてサンドスチームを舞台としたジェットコースター回。
目まぐるしい展開にまさに翻弄される回だったわけですが……。
いやぁ、時間があっという間に過ぎてしまいました。
では、ここから詳しく語ってまいりましょう。
前作アニメとの違い キャラクター編
まず語りますはこちら。
『キャラクターから見る前作アニメとの違い』ということなのですが。
今回、新キャラは出てこなかったので。
前作アニメや原作で出てきていたけれど、今回出てこなかったキャラ、について語りたいと思います。
カイト
サンドスチーム編での重要キャラの一人、『カイト』なのですが。
残念ながら今回は登場しませんでした。
カイトはサンドスチームの技師を父に持っていたのですが。
その父を失い、バド・ラド団に協力することになるという背景があるのですが。
そこで、バド・ラド団が襲撃したサンドスチームが、父の設計したものであった、ということから。
ヴァッシュと一緒にサンドスチームの暴走を止める、という。
物語のキーとなるキャラだったのですが、出番はカットとなりました。
正直非常に残念ではあるのですが。
その、カイトの出自からなるエピソードはかなり長めなので。
尺を考えるとしかたないのかなぁ、っていう感じですね……。
ブリリアント・ダイナマイツ・ネオン
バド・ラド団のボスにして、美学を持つ悪党でもある男、『ブリリアント・ダイナマイツ・ネオン』。
通称『B・D・ネオン』ですが、カイト同様出番はカットされてしまいました。
ネオン自体は、サンドスチーム編以降の出番は無いキャラではあるのですが。
ヴァッシュとのやり取りや、決闘シーンなど、見どころが非常に多いキャラだったので……。
出番はあってほしかったのですが、残念ですねぇ。
ネオンに関しても。登場していたとすれば、カイトとのやり取り。
ヴァッシュとの会話や、決闘。最後のサンドスチーム暴走を止めるシーンでの活躍など。
かなり尺を使ってしまう部分があるので、カットされるのも仕方ないとは思うんですけれどもね。
いやぁ、ただネオンは出番ほしかったなぁ……。
シナリオ全体の構成について
続いて語りますはこちら。
『今回のシナリオの構成について』ということで……。
今回のお話全編を通して、思ったことを語っていきたいと思います。
今回も、前回同様。サンドスチーム編と、ウルフウッドVSリヴィオという2エピソードの複合シナリオなのですが。
前回と違って、どちらかといえばサンドスチームの暴走を止めるという方を主軸とされていました。
暴走サンドスチームを止める流れについては、かなり原作などとは違っているのですが。
要所要所の流れは原作を踏襲しているものになっていました。
例えば、ウルフウッドが扉を開けるこのシーン。
これは原作では、カイトが機関部の圧力を下げるために、似たことをしていました。
その際、持ち手(原作ではレバー)が熱せられているにもかかわらず、無理やり手で開ける、という部分が共通しています。
そして、今回のキーであるヴァッシュがプラントと接触するシーン。
これは原作でもあったシーンであり。
今回明らかになった部分でもありますが。ヴァッシュの正体について関係してくる重要なシーンでした。
ただ、原作ではまだこの時点で、ヴァッシュの正体については深く掘り下げられることはなかったのですが。
おそらく、今作では残りの話数などを踏まえて、この時点でそこを一気に語るつもりなのではないか、と思われます。
そうなってくると、次回か、次々回あたりに、激重い話がくると思うのですが……。
それと、ウルフウッド対リヴィオの結末についてなのですが。
これは原作とはかなり違う展開になっていましたね……。
本来だと、ウルフウッドはリヴィオ戦はかなりの連戦となるのですが……。
今回は、リヴィオがあっさりと退場してしまいました。
ただ、そんなリヴィオがレガートたちによって回収されていたので。
その連戦部分については、今後描かれていくのではないか、とは思いますが。
いやぁ……この結末にはすごいびっくりしたもんなぁ……。
まさかこんな幕引きだったとは……。
正直なところ、こういうエピソードの重さはかなり原作に匹敵してる感じなので。
今後も、シリアスな空気というのはかなり続いていくんじゃあないかと私は予想しております!
ヴァッシュの正体と行動について
続いて語りますはこちら。
『ヴァッシュの正体と行動について』ということで……。
今回、サンドスチームを止めるためにプラントに触れたヴァッシュなのですが。
その正体に関しても今回、軽く触れられることとなりました。
とはいえ、まだ明確に描写されてはいないところなので、ここではヴァッシュの正体は。
『純粋な人間ではない』と、いうことだけ言わせていただきます。
そして、ヴァッシュの行っていたこの行為なのですが……。
これはまぁ、要するにプラントと『会話』のようなことをしていた、と思っていただければ。
ある程度、話が分かりやすいかな、と思います。
例えば、1話でジェネオラロックの街をヴァッシュが1度救ったことがある、という話は。
おそらくは、今回と同じように、ヴァッシュがプラント技師としてではなく。
こういった能力でもってプラントを調整したのではないか、と推測することができます。
なぜヴァッシュがそんなことができるのか。これこそが重要なポイントなのですが。
おそらく、それは次回語られるかと思いますので。
次回は必見でしょうね……!
TRIGUN STAMPEDE 第7話 感想
ここまで語ってきた『TRIGUN STAMPEDE』第7話の個人的な感想なのですが……。
いや、頑張ったなぁ~……!
前回今回のエピソード、かなりいろいろな要素が組み込まれているわけなのですが。
それをかなり頑張ってまとめてきたな、ってのがわかりましたね~。
やはり昨今のアニメ業界、話数っていうのはかなり厳しい縛りになる部分もあるのですが。
その中でも、きっちりと話を仕上げてきた、ってのは素晴らしいポイントですねぇ。
要素について、取捨選択をしっかりして。
その上で、カバーできる要素は残した要素でカバーする。
製作サイドの努力が垣間見える、非常に良い回でございました。
もちろん、カットされた要素やキャラについて、残念だ、っていう思いはあるにはあるのですが。
ただ、出来が良いので、そこについてはやむなし、と納得できる部分が大きいですね。
そして、この引き方と、次回から想像される展開へのワクワク感。
いやぁ……堪能させていただきました……。
ヴァッシュとウルフウッドが共闘する、っていうのはやはり個人的に非常に見てて楽しい、っていう。
その部分もありましたしねぇ……。
と、いうことで。今回はこの辺りにしておきましょう。
ではまた次の記事でお会いいたしましょう!
お付き合いありがとうございました! ロシアスキーでした!
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