東京リベンジャーズ30話感想・考察・解説！カギは黒龍幹部2人？【聖夜決戦編】

こんにちは。東リベ2期担当の模造紙です。

アニメ初見ライターによる妄想メインの駄文を綴るこのシリーズも2期6話目。

在りし日の場地＆千冬の回想、最高過ぎませんでした……？！　千冬にとって場地は背中を追いかける存在だったけどタケミチは肩を並べて歩ける相棒で関係性は異なる隊長と副隊長の間柄でもいずれもかけがえのない信頼が築けているのがよくわかる展開でした。尊い。

わかってたけどキサキは想定内の裏切り、半間のクレイジー加減も健在。このどん底からタケミチがどう窮地を脱するのか今後の展開が見物です……！！

キサキの裏切りと暗躍

信じちゃいなかったけどもしかすると予想を裏切る展開があるかも……とドキドキしてたら案の定の裏切り。

タケミチ＆千冬への協力姿勢は振りでしたと。

キサキの最終的な狙いがマイキーを実働部隊の旗印として担ぎ上げ自身は軍師として組織を操る実権を握ることだとすると、彼の描くシナリオで思い通りに働かない役者は不要というわけで今はマイキーに近しい存在を遠ざける段階なのでしょう。

古参メンバーだけではなくキサキからすると不可解でイレギュラーな行動を起こすタケミチは邪魔者。それに付き従う千冬も同様であると。

柴家の騒動に乗じて邪魔者2人を一気に排除しちゃおうという魂胆なのでしょうね。

柚葉を巻き込んだキサキ

驚くことに柚葉をけしかけ大寿に刃を向けるよう仕向けたのもキサキでした。

2017年世界で“実兄を56して黒龍のトップを奪ったのは八戒”とされ2005年世界の状況を見ても八戒が事に及ぶ動機は十分。

しかしながら大寿に対する怨みや復讐心はもうひとりの兄弟である姉の柚葉も同じように抱えていて、彼女はそれを実行に移す気概も行動力も動機もあったと。

いやー単純なので気持ちよく騙されてしまいました（笑）

大寿56し真相と正史との差異

ヒナといい柚葉といい東京リベンジャーズに登場する女性キャラは精神がバッキバキに強いなというのを実感させられますね……！！

タケミチがトーマン最高幹部に成りあがっていた2017年世界の正史だと、前黒龍総長の実兄を56した八戒は闇落ちし過去とは別人のような人相になっていました。

ですがタケミチが推理したように実際は柚葉による大寿56しで八戒は姉の罪を被ったのが真相のようです。

柚葉の性格的に弟に庇ってもらうのは良しとしなかったでしょうから、それこそ正史では柚葉の意向はまるっと無視で八戒の独断と周囲が外堀を埋めてあれよあれよという間に、実兄をサツ害し黒龍トップに躍り出た英雄として祀り上げられたのではないでしょうか。

兄が居なくなればいいと同じ思いを抱いていた柚葉と八戒ですが現実に事が起こり結果的に大切な人にそれぞれの辛い思いを背負わせることになり、自責の念や鬱屈したやるせなさなどで闇落ちしていったのかなと思います。

ただ……まぁ大寿は本当に柴家にはいらんと思うんよ……。

二言目には「家族だから」と「お前のためを思って」を免罪符にDVとモラハラで相手に身動きさせず重く圧してくるとか典型的なモラハラDV旦那の所業じゃないかよ。

今回はタケミチの介入で柚葉に刺された瞬間に大寿が咄嗟に動いたため傷は浅くどうやら致命傷に至っていない様子

ということは痛手を負った大寿相手なら一発逆転も狙えそうですよね。

黒龍幹部の2人がカギ？

気になるのが大寿に寄り添う幹部の2人、九井と乾です。

今回のアバンの2人のやり取りも意味深で、乾に対して「お前についていく」と言う九井に「約束のためか」と返す乾と両者の間にも何らかの因果がありそうです。

ありふれた展開だとモラハラ独裁トップのやり方に反感を抱いた末の下剋上でしょうか。

ファミリーへの思いやり（）を大切にする大寿なので本当の家族に対してそうしていたように黒龍の構成員や幹部に対しても同様の振る舞いをしていたと考えるのは容易く理不尽で有無を言わせない抑圧を強いていたのでは。

圧倒的なカリスマと力の誇示で表面上は押さえ付けていたとしても実際は一枚岩ではなかったと睨んでいます。

柚葉に電話して来たのもキサキと考えるのが自然ですが、もしかすると九井か乾の可能性もあるのかなと。

もしくはキサキと結託していた線もありそう。

以前のカラオケボックスで“金さえ渡せば情報を売る”的なくだりもあったので互いに利用しあって大寿が１人きりになる聖夜の聖堂に八戒と柚葉を誘導して刺すように仕向けたのかもしれません。

敵の敵は味方と言うし……

ただ九井と乾の緊迫したやり取りから察するに根深い怨みや復讐心が見えるため想像以上に大寿から虐げられていた可能性も考えられます。

気になるのが乾の顔の火傷跡で大寿による制裁や服従を示すために負ったキズなのではないかと思っています。

もしくは身を挺して九井を庇った末にとか。

彼らの言う「約束」と乾の火傷跡は何かしら関連がありそうですね。

今後の展開として恐らく…多分……九井と乾が乱入してくると思われるので敵の敵は味方と古から言いますし、絶対絶命のタケミチを救う形で事態が好転するのではと期待しています。

ほんで囚われの千冬を助けてあげて。

大寿のキズは浅くとも負傷し全力を出さないことには変わりないので、頭数を増やせば何とかなるんじゃないかと……しかしながら溢れ出る屈強ラスボスを前にする絶望感からまだまだ油断はできません。

八戒の秘密

最後にもう一点ですが、大寿が言った“八戒の秘密”とは何でしょうか？

尋常じゃない怯え方と晒されたくない様子から察するに、仲間や友達に知らされると見限られる恥ずべき何かなのでしょうね。

倫理的、道徳的に反した何か。俗に言う人でなしの所業か。

有り体に言うとバレたらお縄につくような罪なのでしょうが、おそらくそれらも大寿が誘導してやらせたか、もしくは本人の理解が及ばない幼少の頃で成長してから罪深さを知らされたとか。

他に考えられるのは三ツ谷絡みでしょうか。

三ツ谷本人ではなく家族に対して何らかの非道な行いをして隠していたとか……三ツ谷を慕う八戒が嫉妬心と羨望から行動を起こした線もありそうですね。

東京リベンジャーズ30話感想

大寿の敬虔なキリスト教徒っていう設定は聖夜に１人きりにさせるための舞台装置なのかなんなのか……。

私個人は信者ではありませんが子がカトリック園に通っているため日々主の祈りをするんですね……。大寿も主の祈りをしてたじゃないですか。どうしようもなく引っかかってしまって（笑）

君のその振る舞いは主も神もお許しにはならないと思いますが如何様にお考えかと問いたい。主の教えと思想を信じる申し子として家族を内包する役割だから心を鬼にして的な超解釈なんでしょうね……！！

大寿が信者になった経緯が納得のできる形で語られると嬉しいです。いや切実に。

妹の顔面をグーパンする兄とか人でなし過ぎて嫌悪感しかなく、最終的にマイキーとドラケンが登場して滅多打ちにして欲しいです……！

女の子に手をあげる輩は本当に許せん。

それでは次回もお会いできますように！

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