運命の始まり
どうも、ロシアスキーでございます!
今回、『TRIGUN STAMPEDE』の第8話が放送されましたが……。
いやぁ、衝撃……。
話の持っていき方に驚きっぱなしでしたねぇ……。
ではでは、まずは語っていくといたしましょう!
原作コミック・前作アニメなどのネタバレが含まれている可能性があります。
あらかじめご了承くださいませ。
目次
TRIGUN STAMPEDE 第8話 あらすじ
ナイヴズにより引き起こされた事故。
その現場から逃亡したヴァッシュは、砂漠をさまよい、意識を失ってしまう。
ルイーダとブラドという二人に保護されたヴァッシュは、とある事件をきっかけに、閉ざしていた心を綻ばせていく。
流れる日々の中、プラント技師としての生活を手にしたヴァッシュ。
成長したヴァッシュは、仲間たちとの生活を謳歌する。
だが、大墜落事件の記録が明らかになり、ヴァッシュは自らその生活を手放すことを選択し……
といった感じで、今回はいわゆる過去回だったわけですが。
なんというか、全体的に重いお話でしたねぇ……。
では、ここから詳しく語ってまいりましょう。
前作アニメとの違い キャラクター編
まず語りますはこちら。
『キャラクターから見る前作アニメとの違い』ということで。
これまでの記事同様、今回登場した主要キャラごとに、前作アニメとの変更点を語っていきましょう。
ブラド
ヴァッシュを保護した、三番艦のメンバーの一人である『ブラド』ですが……。
デザイン面に関しては、やはり原作などを踏まえつつも、ちょっと雰囲気が柔らかくなっていますね。
原作などでは、『シップ』の住人で、ヴァッシュに対して尊敬と嫉妬の入り混じったような複雑な感情を抱いていました。
最終的に、ヴァッシュやウルフウッドに力を貸す良き協力者となっていったのですが……。
今作では、そういった面が反映されているのか。
当初はヴァッシュを疑うものの、次第にヴァッシュを認めていく、というような描写がされていました。
そんなブラドですが、個人的にはまさか出番があるとは思っていなかったので。かなり驚きましたね。
しかも、まさか過去編に登場するとは……。
ブラドはかなり名脇役なので、単純に出番があったことは嬉しいのですが。
……過去編での登場ということで、ここから先、出番があるのか。
というか、生存しているのか、という点については若干の不安がありますね……。
その辺りは、注目ですね。
ルイーダ
ブラド同様、三番艦の生き残りとして登場した『ルイーダ』ですが。
原作からはかなりデザイン変更が行われていますね。
原作では、『先生』と呼ばれる『シップ』の指導者の妻だったのですが。
今回はその『先生』の出番が無く、なおかつ、かなり若い姿で登場しました。
なお、ルイーダは無印アニメでは出番はなかったのですが。
原作では今作とは違い、冷静沈着、かつカリスマに溢れた人物として描かれていました。
今作では若いということもあり、どちらかというと、原作でのレムの役目を引き継いでいるような描写がされていましたね。
原作では、クライマックスに至るまでかなり重要な役どころを担っていたルイーダなのですが。
ブラド同様、今作では過去編に、若い姿での登場ということで……。
やはり、今後の出番があるのかが不安なところ……。
ブラド同様、そこについては注目していきたいですね!
シナリオ全体の構成について
続いて語りますはこちら。
『今回のシナリオの構成について』ということで……。
今回のお話全編を通して、思ったことを語っていきたいと思います。
今回は、全面的にヴァッシュの過去が描かれる過去回ということで。
基本的には、原作でのヴァッシュの過去回をベースとしているのですが。
その内容については、かなり差異が見られました。
例えば、ヴァッシュの心を解きほぐす役目は、原作ではレムが担っていました。
具体的には、原作ではヴァッシュとナイヴズは、レムと暮らす中でとある秘密を知り。
その後、心を閉ざすものの、レムによってヴァッシュは心を解きほぐされることになるも。
ナイヴズは、一見その秘密を受け入れたものの、心の内には怒りをため込み。
最終的に、大墜落事件を引き起こす、という流れになっています。
今作では、その『秘密を知る』という部分と、ナイヴズが大墜落を引き起こすに至った理由がいまだに描写されていないため。
そこに該当するエピソードがどのように変わっているのかが不明ではあります。
おそらく、そこについては次回辺り描かれるとは思うのですが……。
そのエピソードがもし原作のままなら、このTRIGUNという作品において、最大級に重いエピソードなんですよね……。
正直、次回がかなりドキドキワクワクなわけですが……。
それはさておき、原作では、ヴァッシュは大墜落後は、世界をめぐりながら、ガンマンとして、ナイヴズを止めるために行動することになります。
今作では、時系列的にはその時代に該当するわけですが……。
その間、ルイーダやブラド、三番艦の面々と行動する部分は、原作では『シップ』と呼ばれる場所の住人と交流する部分が該当します。
シップ関連のエピソードは、かなり細かい説明などがあるため。
今作では、早いうちに舞台を整えるためにその辺りに変更を加えた、という感じでしょうか。
正直なところ、このヴァッシュの過去というのは。
TRIGUNにおけるキー。ヴァッシュとナイヴズの決別のその根源となるエピソードなので。
そこを整理し、変更を加えるのはある程度納得できるポイントなんですよね。
ただ個人的には、レム関連のエピソードに関しては、そのままレムに担当してほしかった部分ではあるのですが……。
その辺りも、次回で描写される可能性があるので。
まずはそこに期待というところでしょうか。
後は、ヴァッシュとナイヴズが目の当たりにする『秘密』というのが。
かなりのインパクトなので、先に出すよりも、後に回したのかな、という感じですね……。
なんにせよ、このヴァッシュの過去はかなり複雑、かつ重いエピソードなので。
それをどうまとめきるか。次回が楽しみなポイントですね!
『インディペンデンツ』について
続いてはこちら。
今回登場した重要用語、『インディペンデンツ』についてということで……。
この単語なのですが。かなり重要なキーワードなので、ご説明をしたいと思います。
まず、今作でのインディペンデンツの定義についてですが。
プラントから生まれたプラント、ということで。原作とは少し変わっています。
今作ではヴァッシュたちの誕生前から、存在が確認されているらしく。
必要以上に驚かれる存在ではない、というような感じですね。
ですが、原作では違い、『フラスコ内でしか生存できない、プラント内部の天使体』の中。
『フラスコ外での生存が可能な存在』というのがインディペンデンツ……というか。
『自立種』と書かれ、インディペンデンツとルビがふられていました。
原作では、このインディペンデンツは、かなり稀有な存在であり。
ヴァッシュ、ナイヴズの他、全編を通して数人しか登場しませんでした。
(もしかすると、描写されていないだけで、ある程度の人数がいるのかもしれませんが)
その稀有さにより、とある悲劇が起きることとなってしまったのですが……。
ヴァッシュとナイヴズの正体についてですが。
前回のラスト、そして今回の冒頭で完全に明らかになりましたが。
このインディペンデンツという存在である、ということで。
それゆえに、ヴァッシュは暴走するサンドスチームのプラントと『交信』をすることができ。
その力で、サンドスチームの暴走を止められた、というところですね。
この『プラントと交信できる』という力があるおかげで、ヴァッシュはプラント技師としての仕事をこなせたわけですが……。
ただ、ブラドの反応を見る限り、インディペンデンツは、そこまで数が多いわけでもなさそうではあります。
そうなってくるとやはり……。
と、次回については考えがめぐりますが。
インディペンデンツに関しては、まだまだ様々な能力や秘密がありますので。
その辺り、ヴァッシュとナイヴズの戦いの中で明らかになるかと思います。
そこについては、期待してみていきたいですね!
TRIGUN STAMPEDE 第8話 感想
ここまで語ってきた『TRIGUN STAMPEDE』第8話の個人的な感想なのですが……。
う~ん……ジリジリする……!
このヴァッシュの過去っていうのは、絶対に必要な話ではあるのですが。
その分、シリアス度、そして衝撃がすさまじいエピソードなんですよね。
だからこそ、来るとわかっていても、やはり身構えてしまうエピソード……。
そこに、見事に再解釈、再編をして提供されたものを見ると。
なるほど! と納得する部分もありつつ、時代の変化についていろいろと考えたりしてしまう部分もあり、というところでしょうか。
ただ、個人的にはルイーダとブラドの出番があったのは本当に驚きでしたね。
話数的に、出番ないかもなー、って思っていましたので。
この二人については、ある種のクライマックスに対して重要なフックになってくると思うので。
その辺りの期待感も高まってしまいますね!
ただ、次回も過去編だとすると……。
ここからどうまとめてくるのか、っていう部分は気がかりな点。
ですがまぁ、その辺りはまずじっくり腰を据えて見ていきたいな、って思いますね!
おそらくもう物語も終盤ですので。
ここからは、すさまじい展開の連続になると思いますので!
改めて、じっくり堪能していきたいですね!
ということで、今回はこの辺りで!
また次の記事でお会いいたしましょう!
お付き合いありがとうございました! ロシアスキーでした!
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