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大事なのは友情? それともお金?
どうも、初めましての人もそうでない人もЗдравствуйте(ズドラーストヴィチェ)!
ロシアスキーでございます!
今期、私担当作品としまして……。
累計発行部数370万部突破、極限の心理ゲームと銘打たれた大人気コミック。
『トモダチゲーム』を担当させていただくことになりました!
ジャンルは、いわゆる『デスゲーム』物に近い雰囲気こそあれど。
そういったわかりやすいジャンルともまた一味違ったテイストの作品。
いったいどんな風に展開していくのか、楽しみな作品なのですが……。
なにはともあれ第1話が放送されましたので!
語っていくといたしましょう!
既読の方は初見の考察にニヤニヤしながら読んでいただければと思います。
トモダチゲーム 第1話 あらすじ
貧しい暮らしながらも、友を大事にすることを信条とする友一。
その大切な友に誘われたため、友一は修学旅行の費用をなんとか貯めていた。
しかし、その集められた修学旅行の費用は、クラス内で盗難にあってしまう。
友一のクラスに広がる不穏な空気。
友人である『沢良宜 志法』と『四部 誠』は委員長であったため、犯人ではないか、と噂されるようになる。
そんな中、友一はとある夜、志法と誠の連名の手紙により呼び出され、夜の学校へと向かった。
そこには、志法、誠の他、友人である『美笠 天智』と『心木 ゆとり』もいた。
次の瞬間、突如何者かに襲われ意識を失う友一たち。
目が覚めると、そこは白く無機質な部屋。
突如現れた謎のマスコット『マナブくん』は友一たちに告げる。
借金総額2000万を返済するためのゲームに参加してもらう、と。
5人はこの異常な事態に戸惑いながらも、『友情』と『金』を賭けたゲームへと挑むことになる。
……と、いうことで。
まず第1話は各キャラについて軽く触れつつ……。
一気に舞台の中へと登場人物を引き込み、早速第1のゲームを開始、と。
実に速度の早い展開でなかなか楽しめましたねぇ。
では、早速細部について語っていくといたしましょう!
友一はなぜ口を開いたのか
まず語りますはこちら。

© 山口ミコト・佐藤友生・講談社/「トモダチゲーム」製作委員会
『友一はなぜ最後のシーンで口を開いたのか』という点ですが。
まぁ、これは理由自体は簡単に想像ができるんですよね。
この第1ゲームである『コックリさんゲーム』においては。
そもそも『言葉による情報伝達』を制限されているのが厄介な点なんですよね。
逆に言えば、ペナルティ覚悟で発言してしまえば、意思疎通などは簡単にできてしまうんですよね。
なので、友一が口を開いた理由というのはもちろん……。
『意思疎通』もしくは『情報伝達』の為だ、というのは予想できるんですが。
問題は、その発言内容なんですよね。
まったくもってゲームに関係なさそうな発言を最初にした友一。
その狙いは、ってことなんですが……。
……ハッキリ言って、今の私にはちょっとコレっ! ていう予想はできませんが。
まぁ、最終問題に到達してる時点で、すでに四問ミスをしているわけで。
五人の間には、疑心暗鬼や不安といった空気が広がってると思うんですよね。
な~の~で。友一はそこで、まったく予想外のことを口にすることにより。

© 山口ミコト・佐藤友生・講談社/「トモダチゲーム」製作委員会
他の四人の意識を一度問題から反らし、冷静にさせようとした。
いわゆる、『間を外す』というのを狙ったのではないでしょうか?
……ただまぁ、それにしたって、とも思うのですがw
少なくとも、混乱している状況で問題に挑んでも正解(とされる方)を選ぶのは難しいでしょうからね。
そのために、友一はペナルティ覚悟で口を開いたのではないか、と。
私は、今のところはそう予想しております。
ただ、問題はそこからどうやって五人全員の意思を統一するか、なのですがねぇ……。
コックリさんゲームについて
次に語りますはこちら。
『コックリさんゲームの謎』について、ということで。
まず、最初に一つ言いたいのは上でも語ったペナルティの部分なのですが。

© 山口ミコト・佐藤友生・講談社/「トモダチゲーム」製作委員会
『出題時以外の発言は禁止』なんですよね。
……これ、表記をそのまま適用するのなら。
『出題者以外の発言』に関しては、禁止されていないとも取れるんですよね。
出題から、はいorいいえの選択までの間。
そこまでを『出題時』と見るのであれば。
友一はペナルティを食らわない可能性もあるのではないか、と思ったんですが。
さぁ、そこはどうでしょうかねぇ。
そして、次の疑問点としては。
『五人の選択が割れた場合、少数派の答えが適用される』ということなのですが。
そもそもこの『コックリさん』。西洋で言うところの『テーブル・ターニング』ですが。
これって、超常現象でもなんでもないんですよね。
今では科学的には、『意識に関係なく体が動く現象』として定義されていて。
まぁ、潜在意識やら筋肉疲労やらによって10円が動く、なんて言われているわけなのですが。
さて、このコックリさんゲームにおいては10円が非常に大きいです。

© 山口ミコト・佐藤友生・講談社/「トモダチゲーム」製作委員会
おそらく、重量もそれなりにあるでしょう。
つまり、誰か一人(もしくは二人)が間違いの選択肢を選ぼうとしても。
そう簡単に、そちらへは動かないのではないか、と考えられます。
なのに、ゲームのルール上。
『少数派が存在した場合、その少数派の回答が適用される』ということになっています。
これが、どういう仕組みなのかはわかりませんが。
説明を信じるのであれば、何らかの仕組みでそれぞれの選択を感知し、それにより10円が自動で動いているのかもしれないのですが。
……その仕組みどうやってんの?
そして、その仕組みというか、10円の動き方に。
『システム(運営側)の意思というか、イカサマは入ってないの?』
っていう部分が疑問になりますよねぇ。
まぁ、そういう風に疑えばキリはないのですが。
さらに言うのであれば。
友一が見た出題用紙には……。

© 山口ミコト・佐藤友生・講談社/「トモダチゲーム」製作委員会
『問題は出題者が考えろ』と書いてあり。
『10円玉がはいに行けばゲームクリア』と『10円玉がいいえに行けば出題者のみ借金が半額になる』
と追記がされていました。

© 山口ミコト・佐藤友生・講談社/「トモダチゲーム」製作委員会
……さて、ここで問題が生じます。
『もしも出題者が《いいえ》が正解の問題を口にした場合』……。
『はいに行ってもゲームはクリアなのか?』
『いいえに行ったらゲームクリアにならないのか?』
そう。このコックリさんゲーム。
この出題用紙の時点で、穴があるんですよ。
つまるところ、このコックリさんゲーム。
まっとうに立ち向かう必要の無いゲームである、と断じることができるのではないでしょうか?
もしかすると、このあたりの穴が……。
5問目でのゲーム突破成功に関わってくるかもしれないですね。
もしくは、私が見落としている何かがあるのかもしれませんが……。
さてさて、その辺りは次回に明らかになるでしょうねぇ。
5人の中に裏切り者はいるのか?
続いて語りますはこちら。
『5人の中に、裏切り者はいるのか?』という点についてですが。
ここで言う裏切り者、というのはどういった定義になるか、と言いますと。
『修学旅行費200万を盗み、借金2000万を返済するため友人を巻き込んだ人間』ということにしますが。
まず、そもそもの200万円の盗難ですが。
それが、ゲーム参加の費用に使われた、っていうのはまだ確定はしきっていません。
なにせ、そこに関してはマナブくんがそれっぽいことを言っただけですからね。

© 山口ミコト・佐藤友生・講談社/「トモダチゲーム」製作委員会
ぶっちゃけ、『200万の盗難事件』という情報さえ知っていれば、それをでっち上げることができるわけですよね。
続いて、『友一より前の三人は、出題用紙を見て《いいえ》に入れて借金を半額にしようとしたのか』ですが。
これだって、そうであると断じることはできません。
そもそもが、友一と同じ出題用紙だったか、というのも確実ではないですし。
友一の出題である四問目では、友一は狙っていないのにいいえに10円が動きました。
ここから考えると、四問目では友一以外の誰か一人もしくは二人が、いいえを選んだ、ということになります。
もしかすると、友一より前の3人の内誰かが、友一の借金を半額にする、というのを狙ったのかもしれませんが。
もっと深読みするなら、『やはりそもそも運営サイドの意思によるイカサマがあった』のではないか、とも思えます。
逆に言うなら、1~4人目までがまったく同じ出題用紙だとしたら。
『自分がいいえに入れて借金半額を狙った』のがバレるんですよ。本当にやっちゃったら。
そんな雑なプレイする人間がいるでしょうか?
あるいは、この状況が全て計算の上だったとしたら。
『1~4問目までは半額』『5問目は正解してゲームクリア』を選んだ場合。
『そもそもの借金は2000万』であり、それが今5人で等分なので、一人当たりは『400万』の借金。
1~4人目までが半額になるので200万×4、5人目は400万のまま。
さらにそこからゲームクリアで一人当たり40万が引かれるので……。
『160万×4+360万』で、ゲームクリア時点では総額が1000万円。
もしもそれを5等分するのなら、借金は一人頭200万。
……そう。5問目まで粘れば、借金は単純に『半額』になるんですよね。
さらに言えば、友一が声を出したペナルティも、すでに半額になった借金が倍になるだけなので。
実質、元の額に戻るだけ、という風に考えることも出来ます。
それに対して、1問目でゲームクリアをした場合は200万しか借金が減らないので。
一人頭の借金は360万。総額1800万が残るんですよね。
……もしかすると、友一より前の3人は。
その『クリア手法による借金の差』を計算し、ギリギリまでクリアをしないでいたのではないでしょうか?

© 山口ミコト・佐藤友生・講談社/「トモダチゲーム」製作委員会
そう考えると、今のところこのメンバーの中には
裏切り者はいないのではないか? と考えることもできると思います。
……もちろん、そう思わせておいて最後に裏切る、なんて人間もいるかもしれませんが。
現時点では、黒幕的ポジションの人間を決め打ちするのはちょっと現実的ではないかもしれませんね。
トモダチゲーム 第1話 感想
さて、ここまで語ってきたトモダチゲームの第1話の感想なのですが……。
ほ~むほむほむ……まぁ、イイ滑り出しなんではない?
ぶっちゃけ、この手のデスゲーム……。
いや、これデスゲーム系ではないのかな、今のところ。
えーと、ギャンブルゲーム系作品? でいいのかなw
このジャンルだと、偉大なる先達として。
ライアーゲームとか、カイジとか、賭ケグルイとかがあるわけなので。
その辺りの作品に負けないくらいの、頭脳を使うゲームの登場。
そして、それに伴う駆け引きや極限の人間心理の描写。
これがどれほど上手く描かれるのか!?
これによって、今後評価は大きく変わってくるのではないか、と思いますね。
ただ、現状は割と楽しく見れてる感じなので。
と~りあえず次回の『コックリさんゲーム』のクリア。
そして、次のゲームの内容について期待、ってところですかね。
あとは、五人の人間関係についても少しずつ掘り下げていってほしいですね~。
ってなところで!
また次回の記事でお会いいたしましょう!
お付き合いありがとうございました! ロシアスキーでした!
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