『デカダンス』の感想・考察・解説記事を毎話更新していきます。
どうも! ロシアスキーです!
この度、『デカダンス』の記事を担当させていただくことになりました!
こちらの記事では、デカダンスの各話について考察・解説をした記事をまとめていきます。
以降は放送開始に先駆け、現段階で出ている情報および、今後の展開により考察に重きを置く可能性がありそうなポイントについて綴っています。
当然ですが、ネタバレなどは含まれておりませんので安心してお楽しみください!
デカダンスのあらすじと制作スタッフ
アニメーションスタジオ『NUT』の最新作!
監督はモブサイコシリーズの立川 譲監督! 脚本にドロヘドロ、BANANAFISHの瀬古 浩司先生!
更に作画監督に喰霊 -零-のモンスターデザインを務めた栗田 新一先生!
音楽には多数の作品を演出してきた得田 真裕先生!
という超豪華スタッフで作られるデカダンス。
まずはあらすじの前にPVをどうぞ!
突如として姿を現した未知の生命体《ガドル》により、人類が滅亡の危機に陥ってから、長い年月が過ぎた。
生き残った人々は《ガドル》の脅威から身を護るため、全高3,000Mの巨大な移動要塞《デカダンス》を建造し、日々を暮らしていた。
《デカダンス》に住まうのは、日夜《ガドル》と戦う戦士たち《ギア》と、戦う力を持たない《タンカー》たち。
ガドルと戦う戦士《ギア》に憧れ、自らも《ギア》になることを夢見る《タンカー》の少女・ナツメは、ある日、無愛想なデカダンスの装甲修理人・カブラギと出会う。
夢を諦めない前向きな少女と夢を諦めたリアリストの男。
一見正反対のように見える二人の出会いは、やがてこの世界の未来を大きく揺るがすことになる。
出典:TVアニメ『デカダンス』公式サイト STORYより
ということで!
ではではこちらのあらすじを踏まえまして……。
本編放送開始前の段階での情報から。見所などなどについて語っていきましょう!
『デカダンス』の意味
まず私が注目したのはこちら。
作品タイトルでもあり、キーワードでもある『デカダンス』という言葉について。
私、この言葉どこかで聞いたことあるなぁ、と思って調べたんですよね。
それで検索してみますと、ぴったり同じ言葉がございまして。
フランス語の『decadence』が語源の『デカダンス』っていう単語があるんですよね。
で……その意味するところは『退廃的で虚無的な風潮や生活習慣のこと』とのこと……。
これがどのように意図されているのか、とちょっと考えてみたのですが。
まずやっぱり、人類が窮地に立たされている、っていうのが『退廃的』ってことですよね。
なにせあらすじを見ると、人類側はかなり不利な状態みたいですから。
そりゃあもう、人類の状況はきっとかなりの退廃的で虚無的なのでしょう。
あと考えられるのは、ちらちら見えてる移動要塞『デカダンス』自体も……。
なんといいますか、ちょっとスタイリッシュとはかけ離れているというか……。
『良く言えば無骨、悪く言えばとりあえずメチャクチャに作りました』という感じがw
それもまた、退廃的な雰囲気を醸し出してはおりますねぇ……。
……退廃的、っていうか。いつ故障してもおかしくないハラハラ感っていうかw
ある意味では『拡張性の無さ』とか感じちゃうので、それもまた虚無的でもあるとも言えるかもしれませんね。
なので私としては、『退廃的世界感と退廃的装置を示すため』の、わかりやすいネーミングなのではないか、と考えております。
そう考えると、なんか明るくないテーマの作風になりそうですねぇ……。
癖のあるキャラクターたちに注目
続いて語りたいのはこちら。
『一癖も二癖もありそうなキャラクターたち』について語っていきたいと思います。
まず気になるのはメインキャラであるカブラギとナツメの関係、そして掛け合いですよね!
もう私こういう『うらぶれた中年と元気溌剌な若者』っていうコンビ大好きなんですよ!
年齢のギャップがあるからこそ生じるであろう衝突やすれ違い!
前回記事を書いていたBNAでのみちる・士郎コンビもそうといえばそうでしたが。
今回のカブラギ・ナツメコンビだと、『共通の常識の世界で生きている』っていう共通点もありますし。
それ故にお互いの立場や考えのすれ違い幅がより大きかったりするんじゃあないかと思えます。
またその衝突などから、カブラギの心情にどんどん変化が生じると非常にグーですね!
若いナツメはカブラギからさまざまなことを学ぶのは当然なのですが。
そのナツメから逆にカブラギが学んだり、気持ちがよみがえったり……。
そういうのがね! そういうのが、オジサン大好きなんだなぁ!w
で、後はクレナイがちょっと気になるんですよね!
ナツメの憧れにして、最強の女戦士。
これは美味しい設定ですよねぇ!
ナツメの師匠になるかもしれないし、カブラギとも衝突したりするかもしれない。
後は単純に、最強の名を証明するバトルシーンの描写なんかにも期待できますしね!
個人的には褐色肌なのもポイント高いっすわぁ……。
現状公式サイトのキャラクター紹介のページには、それなりの人数の紹介しか載っておりませんが。
どのキャラクターもデザインや設定が本当に個性的なので。
人間ドラマや、個人個人の活躍などなどに期待が持てますね!
個人的には、カブラギさんの疲れきった感じ、好みだわぁw
大いなる絶望
続いて私が注目したのは……。
『この作品世界の絶望度合い』という部分に注目していきたいですね。
というのもですね、やっぱりこういう……なんていうんでしょうか。
『人類ピンチからスタート系作品』とでも言うんでしょうか。
その手の作品っていうのは、絶望度が高ければ高いほど、物語の盛り上がりが期待できるんですよね。
これはもう単純に、山があれば谷の深さが。谷があれば山の高さが際立つという理論でして。
ずっと上り調子のままの展開ではハラハラ感がないですし。
かといって単純に絶望度が高いだけでもダメなんですけどね。
ガクーン、と落ちて落ちて、そこから浮上するからこそのカタルシスですから。
最後に救済あってこそ、絶望がそれを演出してくる、という訳ですね。
なので、このデカダンスに関しましてもやはり人類がかなりピンチの状態からスタートなので。
まぁ~やっぱり絶望は大きめなのが欲しいですよね~。
……いや、ある意味もうとっくに人類絶望しまくり、って気はしますけれどもねw
なにせ、全人口が1割まで減らされちゃってるってことですし……。
文字通りデカダンスは人類最後の希望である、という状況でありながら。
そのデカダンスの住人たちも、戦いの日々を送る羽目になっている、と……。
いや~、情報を整理するにかなりのクライマックスですなぁw
これが物語が進みどのような状況になっていくのか。
絶望と希望のバランスに関しても、やはり注目でしょうね!
豪華声優陣に注目
次に語りたいのはこちら。
『キャスティングされた豪華声優陣』について語っていきたいと思います。
まず個人的にうれしいのは、カブラギ役が小西 克幸さんだってことですね。
私は小西さんはボルフォッグの頃から好きな声優さんでして。
最近ですと、マクロスのオズマやヨルムンガンドのアール……。
ジョジョ5部のディアボロや歌舞伎町シャーロックのシャーロックなどなど……。
『さまざまな大人』を演じることに定評がある声優さんなんですよね。
なので、今回のカブラギについても見事に『夢をあきらめた男』を表現してくれることは間違いないでしょう。
(いやぁ、乱世乱世!w)
そしてナツメ役には楠木 ともりさんがキャスティングということで。
楠木さんはまだまだキャリアを見ると若手と思えるかもしれませんが……。
2019年に、声優アワードで新人女優賞を受賞した実力派声優さんなんですよね。
デビューした2017年以来、着々と主役級のお仕事も増えておりますし。
なによりもその若々しさは、ナツメを演じるに辺り最高のエッセンスだと私は思います。
まさに、カブラギとナツメの関係を描くに辺りこのお二人のキャスティングはバッチリハマっているという訳なのですが。
更に、実力に疑い無しの鳥海 浩輔さんや喜多村 英梨さんの名前も見ることができます。
正直なところ、私としては『内容も無いのに豪華声優を起用したことだけをアピールする作品』なんてのは嫌いなのですが。
このデカダンスに関して言えば、ストーリーから感じる世界観の深みや、アニメーションの出来に関してはかなりの期待度。
そこに、『世界を彩るために豪華声優が起用された』となれば、これはもう面白さもうなぎ登りといったところでしょう。
なので私としては、声優さんたちの見事な演技、についても注目していきたいと思いますね!
デカダンス 結末予想
さて、そんなデカダンスの放送前段階での結末についての予想なのですが。
ん~……どうなるんでしょうねぇ……。
結構事前の情報だとこのデカダンスは、話のスケールが大きいように見えるんですよね。
かなりの窮地に追い詰められた人類。それが二人の人間の働きによって急激に改善される。
……ってのはちょっと考えにくいと思うんですよ。
なので私の考える結末としては……。
『カブラギとナツメにより、人類はガドルに対抗する方法を手に入れる』のか。
あるいは『人類はガドルと対話する術を手に入れた』というところで終了、って感じになるのではないかと思うんですよね。
ただデカダンスについてはちょっと、まだ話数がわからないんですよね……。
なので、12話、13話だったら私の予想通りになる可能性もあるのですが。
もしも24話、26話とかだとすると、きっちりガドルとの戦いにケリをつけてくる可能性もあるんですよねぇ……。
ただ私としては、そこまで急加速をし続けるような感じではないのではないか、と。
そう予想しておきましょう!
……実際のところ、きっちりケリをつけてもらっても全然良いとは思うんですけどねーw
デカダンス 放送前感想
さて放送前ではありますがこのデカダンスについて語ってきたのですが。
放送前の感想といたしましては……。
いやぁ……好みだなぁ、これは。
なんといいましょうか。正直なところ、そこまで派手派手していない作品のほうが私としては好みなんですよねぇ。
というか、むしろ地味なほうが好き、まである。
そういう意味では、まずメインキャラにくたびれたオッサン据えるあたりは非常に私好み。
そしてデカダンスの無骨無骨っぷりもたまらないモノがありますねぇ。
古来より、メカメカしいメカ。謎機構で動く機械などが嫌いな男の子などいない!
というのは暴論ではあるかもしれませんが。まぁでもだいたい合ってると思う。
そして、謎の生命体とのバトル……。
こうしてみると、ホント男の子好みの要素が並んでいるんですよね。
そういう意味ではウケもかなりいいのではないか、と思えるのですが。
後は実際、動きのよさなど次第で評価は変わってくるでしょうからね。
ただ私としては、『わりと王道に出来が良い』って感じになるんではないか、と思っております。
後は、オリジナルアニメっていうのは『原作ストック』に対して気を使ったりしなくていいので。
その辺もストレスを感じずに見れる要因になってくるのではないかなぁ、とも考えつつ。
もしかすると、今期の中でも相当優秀、という評価に落ち着くのかもしれません。
まぁ、まずは評価とか気にせずに、楽しんで見るのがいいかもしれませんけれどもねw
以上、ロシアスキーでした。本放送開始後も、どうぞよろしくお願いいたします!
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