伝えるもの。
どうも、ロシアスキーでございます!
今回『デカダンス』は7話目の放送となりましたねー。
折り返し地点を超えて、物語は後半戦へ、という話数でございますが。
実際今回のお話は今までとはちょっと雰囲気も変わってきたものでございましたね。
今回も重要な部分が見受けられましたの。
その辺り、バッチリ語ってまいりましょう!
デカダンス 第7話 あらすじ
ナツメを探し出し、声をかけようとするのだが丁度そのタイミングでガドルがデカダンスを襲撃する。
なんとデカダンスの外壁は一部破損し、ガドルたちはデカダンス内部へと侵入を果たしていたのだ。
かの力の面々が戦闘しているところに飛び込むカブラギ。
なんとかガドルは撃退できたものの、カブラギはナツメと会話する機会を逃してしまう。
一方のナツメは、目下の問題点であるデカダンス装甲外壁の穴についての対策会議に出ていた。
現状、穴自体をどうしようもない、という結論ありきの停滞状態。
しかしナツメはそれをどうにかする作戦を思いつく。
デカダンスに住む人間。『タンカー』たちを取り巻く環境が変わる中。
カブラギは、ようやくナツメと会話する時間を確保することができ……。
といった感じで……。
今回からはまた展開が変わってきて。
『ガドルを撃破してどうこう』という段階を乗り越えた後のお話に入ってきた感じですね。
今までが第一部『ガドル攻略戦』編だとするのなら。
さながらここからは第二部『デカダンス攻略』編……。
つまりデカダンスそのものを攻略していく、というところなのでしょうかね。
ではでは、今回の要点を語ってまいりましょう!
ミナトの助力
まず語りますはこちら。
『カブラギがスクラップになるのを回避できた理由』であるところの『ミナトの助力』について、です。
これについては前回の記事でも予想していたのですが……。
私の予想は見事に外れておりましたねぇ。
ですけど、冷静になって考えればこの結論にはたどりつけていた可能性はあったんですよね。
っていうか、この結論に百点満点でたどり着いた人も結構多かったのではないか、と思います。
といってもあくまでも私の語る『考察・推理・予想』なんていうのは……。
所詮どこまで行っても推理の範疇を超えはしないんですけれどもねw
で、このミナトの助力についてですが……。
要するに『ミナトが進言したことからカブラギは助かった』のではなく。
『ミナトの進言をシステムが有意義と判断した』からこそ、カブラギが助かった……。
という風に考えるほうが正しいと思うんですよね。
結局のところ、デカダンスの運営においても最終決定はまず『システム』ありき。
つまりミナトはデカダンスの司令官のポジションにあるとはいえ……。
その権限は『デカダンスというゲーム内部においてのデカダンスの作戦行動全体』にしか影響を及ぼさないと思うんですよ。
そもそもカブラギのしでかしたことの重大さから考えるに……。
やっぱり、ミナトの口ぞえは補助で、最終判断はシステムがしてると思うんですよ。
……とはいえ、ミナトの口ぞえがあったからこそ、システムが最終判断でカブラギを救ったとは思えますが。
なんにせよ。ミナトもカブラギを助けようと思って動いてくれていた、ということが判明したわけですが。
……だからこそ、ミナトがタンカーたちに対して割と無慈悲なのが、ギャップがあって辛いなぁ、と思ったり。
まぁ、普通のサイボーグとしては、ミナトみたいな対応が普通なんでしょうけどね~……。
なんにせよ。今後カブラギの使用としていることを考えると……。
ミナトもまた、責任を取らされる可能性もありますね。
今後は、ミナトの立場などについても観察していきたいですね。
カブラギの狙いについて
さて、続いて語りますはこちら。
『カブラギの次なる狙いとは』ということで……。
カブラギが今回のラストシーンでドナテロに持ちかけた提案。
これはまぁ予想通りでしたねぇ……っていうかそこはもう誰もが予想していたことでしょう。
ずばりカブラギは『ガドル生産工場』への襲撃をドナテロに提案しておりました。
まぁぶっちゃけ、ガドルの生産さえ止めてしまえば、デカダンスの運営って不可能とも言えますもんねぇ。
ただ気になるのは、その作戦は決して楽な道のりではないと思うんですよね。
まずガドル生産工場への物理的道のりについて。
当然ですがその道だってすんなりと通れる訳はないでしょう。
そもそもガドル生産工場はバグ矯正施設の上にあるわけですから。
上に向かう、っていうのは下に向かうよりも断然キツいでしょうし。
ガドル生産工場自体も警備はしてあるでしょうから。そうそう簡単に攻略することは出来ないでしょう。
他には、無事にガドル工場を制圧したとしても。
恐らくはすぐにサイボーグの制圧部隊などがやってくるでしょうから。
それじゃあまったく意味がないんですよねぇ。
カブラギたちは、電撃的に制圧作戦を行い。
更にそこから連続して行動し続けていかないといけない、と。
おまけに他のサイボーグたちも敵に回るだろうし、システムという厄介な存在もいる。
……こう列挙すると分かりますが。
カブラギの最終目標が『どこまでのこと』に設定されているのか。ここがキーになってくると思うのですが。
……もしもカブラギが『デカダンスどころか、システムの統治によるサイボーグ社会の切り崩し』を目的としているのなら。
物語はここから一気に加速し続け、カブラギは止まることが出来ずに動き続けることになるかもしれません。
あるいは『とりあえずナツメさえ救えればいい』という考えであるのなら。
カブラギのガドル生産工場襲撃編は案外あっさり終わるかもしれないのですが……。
なんにせよ。ここからの展開のキーとしては、『カブラギの最終目的』がキーになってくるのは間違いないでしょうから。
このあたりに注目しつつ、次回以降のカブラギの行動を見ると、楽しめるかもしれませんね!
カブラギ激昂の理由
続いて語りますはこちら。
『カブラギがなぜ激昂したのか』についてですが……。
コレに関しては単純に『えー、ナツメが泣いたからじゃないの? つまりラブ』とか。
そんな底の浅いこっちゃねぇと私は読んでいるんですよね。
確かにナツメの涙は今回重要なキーではあるんですよ。
ただそれだけがキーなのではないんですよね。
まずそもそも。ナツメの状況なのですが。
カブラギの教えもあり、かの力の一員としてかなりの活躍をしているようですね。
それだけではなく、デカダンスの装甲修理のために協力者を募るなど……。
なんというか、本当に成長してるなぁ、ってのが感じられるんですよね。
そしてそんなナツメだからこそ。流した涙に意味があったんですよね。
カブラギもそんなナツメのことを見ていたからこそ、激昂するに至ったのでしょうが。
つまるところ。ナツメという少女はカブラギも視聴者も『心強く、前向きで、行動派の少女』と見ていたわけなのですが。
実際のところは『歳相応の少女であり、戦いが終わらないことに不安を覚えることもある』という部分。
そして『だからこそカブラギの存在を大きく思いつつ、それゆえにカブラギの代役を務めようと努力する』少女であるということ。
そういう要素が、しっかりとあったということなんですよね。
そして、それが今回描かれたわけなんですよ。
総じて言うのなら『今のナツメは不安と絶望を隠してとにかくがむしゃらに進んでいる』状態であり。
それが涙として発露してしまったのを見て、カブラギは自身のナツメ評が誤っていたということに気づいた、と。
そしてだからこそ、ナツメを絶望させているデカダンスの現状に対して怒りを覚えた、ということなんでしょうねぇ。
まぁそりゃあそうなんですよね……実際カブラギも忠告していた部分ではあるのですが。
ナツメたちタンカーは、ガドルの巣を襲撃して勝てば、戦いが終わると思っていたわけなので。
それが覆されたら、心折れても仕方ない、と。
そんで、カブラギとしてはデカダンスの真実を知ってるし、昔は運営側の存在だったわけで。
だからこそ、ナツメと触れ合ったカブラギとしては、もう見て見ぬフリはできないということなんでしょう。
……と、いうのが私の予想なわけなのですが。
気になるのは、カブラギの想いはナツメだけにかかるのか、それともタンカー全員にかかっているのか。
それによってはちょっと展開に変化がありそうかなぁ、とも思うんですよね~。
なので、その辺りも含めて、カブラギの感情については注目でしょうな!
デカダンス 第7話 感想
さて、ここまで7話について語ってまいりましたが。
その7話の個人的感想といたしましては……。
いやぁぁぁぁ……中だるみしねぇわぁ……。
なんというか、今回みたいな静かな回でも面白いんですよね。
ほんと、これは凄いことだと思います。
……ただまぁ、個人的にはもう少し、バトル描写……っていうか。
カブラギの大活躍が見たいかなー! っていう思いもあるのですが。
それも今後増えてくるでしょうから。今はまぁガマン、って感じで。
なんとか耐えられてるって感じですかねw
後はもうこれは本当に好みの問題なんですけど。
やっぱりカブラギは、前の見た目のほうがいいなぁー!
素体が変わっちゃって、ちょっとなんか、しっくり来ない感じ……。
ただコレに関しても、いずれ元に戻る可能性もあるとは思いますので!
総じて、現状としては『次なる面白さのための溜め状況なのが理解できるが故、そこまでの不満は無い』ってことで。
後はもうベースの面白さがバリバリ出てるので、私としては大満足ですね!
と、なってくると次回以降の展開が気になるところではありますが……。
果たしてカブラギの計画は成功するのかどうか! ここがキーなのは間違いないでしょうね!
コレに関しては次回必見! というところでしょうか!
以上、ロシアスキーでした! 次回もよろしくお願い致します!
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