止まる歩み。
どうも~、ロシアスキーでございます!
今回『デカダンス』はついに10話目の放送でございましたが……。
まぁ~今回も凄かったと言わざるを得ない展開でしたねー!
本当に、デカダンスには毎回毎回驚かされてばかりなんですけどね……。
とりあえず、毎回予想を外していることを大いに反省しつつ……。
今回も語っていくといたしましょ~う!
デカダンス 第10話 あらすじ
しかし、カブラギから世界の真実を聞いたナツメはショックを隠せず。
ガドルがいなくなり、勝利に賑わう仲間たちの輪にも入れなくなっていく。
そんなナツメを気にかけ、アドバイスを送るクレナイ。
一方カブラギたちはバグ矯正施設を脱出することに成功。
新たなるアジトへの移動を開始する。
しかしその途中、システムのネットワークにナツメがバグ認定された情報が流れることになり。
カブラギは再度デカダンスへとアクセスしようと試みる。
ナツメに迫る危機、すれ違ってしまったナツメとカブラギの関係。
さらに、デカダンスには新たなる危険の気配まで近づき……。
といった感じで……。
まさにクライマックス渦中でありながら、物語の展開がスピーディかつ二転三転。
あぁ、これこそデカダンスだなぁ、という様相をごった煮したかのようなエピソードでございましたね!
……考えるとデカダンスって、展開速度は常に速い作品だった気が……?
ではでは、今回の要点を語ってまいりましょう!
大型ガドルについて
まず語りたいのはこちら。
『今回登場した大型ガドルについて』語っていきたいと思います。
いや~……なんというかビックリしましたねぇ……。
いや、物語の締めくくりにはそりゃあラスボスが必要なのは当然なのですが。
それがまさかこのタイミングで新登場のキャラだとは思いませんでしたね。
さて今回登場したこの大型ガドルについてなのですが……。
まぁ割と丁寧に描写されていたので不要かとは思うのですが。
ちょっと私なりに考えたり思ったりしたことをまとめておきたいと思います。
まず生態……といいますか、性質といいますかですが。
ガドルはジルの説明によれば、そもそも『水中で生まれる棘皮動物』ということで。
本来はガドルは水中で誕生するものなんですよね。
しかし今回の大型ガドルは水中で誕生したわけではなく、ガドル生産工場の責任者(なのかな?)の体内から誕生しました。
(このあたりはエイリアンリスペクトなのかなぁ、やっぱり)
更に言うのであれば、この大型ガドルはGGSの影響を受けなかったわけでございますが……。
この辺りのからくりはまぁ、SFあるあるネタってやつですよね。
そもそもがまず、ガドル生産工場にいた小型ガドル。
こいつが責任者さんの体内に……。
……卵なのか幼体なのかはちょっと不明ですが。
まぁそういったものを植えつけておくことによりGGSの影響を回避。
あとはソイツが成長して外に出れば、普通の動物のように成長を続けていける、と。
これに関してはGGSの仕組みが詳しいところが分からないのであれですが。
私の前回の記事での予想が的中しており、ガドルにはあらかじめGGSが効く様なセーフティを噛ませた上で生産している、とすれば。
その生産手順を踏まなかった今回の大型ガドルに関しては、GGSが効かなくても不思議ではないんですよね。
いわばデカダンスにおけるNPC、あるいはモンスターの役目の外にいる存在なので。
そもそもがGGSによるセーフティがかかっていない存在、とでも言いましょうか。
さながら今回の大型ガドルは『生産品であったガドルが生命体としてのガドルへと進化を遂げた』ということの象徴そのもの。
他の生命体の中で成長し、進化していくという……。
まさに、今回の話でもってガドルは『1話で語られていた、ミスリードのための存在』であるところのガドルへと成り上がったとも考えられますねぇ。
そしてそれは逆に言うと、ソリッドクエイク社の管理できる範疇を超えた存在でもあるってことだと思うんですよ。
だってGGSで緊急停止ができないわけですし……。
それ以外の手法での緊急停止だって、組み込まれて生まれてきてないわけですから。
想定された機能から外れてしまっているこの大型ガドルを、暴走状態にあると評するのならそれはまさに暴走なのでしょう。
つまるところ、カブラギが目的としているデカダンスを終わらせる、という目的。
それは皮肉にもこの大型ガドルが果たしそうな勢いですよねぇ。
まぁこの大型ガドルがこの後どう動くか、っていうのは未知数ですが。
少なくとも、対抗できるのはデカダンスくらいでしょうから。
ミナトの指示の下、デカダンスが対峙するのは間違いないでしょうね。
あるいは、この大型ガドルの存在に気づいたシステムからの命令になるでしょうが……。
奇しくも、この大型ガドルが登場したことにより。
人間とサイボーグが否応なしに手を取り合うっていう展開はあるかもしれません。
なんにせよ、この大型ガドルはラスボスポジションなのは間違いないでしょうから。
どれだけ暴れてくれるか。そしてどのように倒されるのか。
この辺りは期待しながら見ていいんではないかと思います!
ジルについて
続いて語りますはこちら。
『ジルの正体について』ということで……。
現在カブラギたちの仲間として共に行動しているジルなのですが……。
かなり有能な……っていうかちょいと有能すぎるくらいのキャラなんですよねぇ。
ハッキングやら情報収集やら作戦立案やら……。
正直、カブラギの目標達成において最大の功労者であると言ってもいいかもしれません。
そんなジルですが……よくよく考えると、ちょっと素性が怪しい部分があると思うんですよ。
バグ矯正施設の他の面々に比べると、表立っての荒事慣れしていなさそうな雰囲気。
ゲーム警察側と渡り合えるほどのハッキング能力。
さらにはGGSの存在含め、情報を恐ろしく蓄えているという部分……。
これらから考えると、どうにもジルちゃんには不審、というか……。
不思議だと思う部分が多いんですよねぇ。
で、私色々と考えてみたのですが。
もしかするとジルちゃんは『システム側の重要なポジションの存在だった』もしくは『重要なポジションの存在である』。
という立場のサイボーグなのではないでしょうか?
よくよく考えてみると、カブラギたちに対して攻撃してきているゲーム警察サイドって。
『それがシステムの命令である』っていう描写まではないんですよね。
もっと言っちゃえば、『デカダンス運営を円滑に進めるためのソリッドクエイク社』の思惑で動いている可能性はあれど。
その更に上の存在であるシステムってのはここまで一度も『意思』とか『命令』ってのは見えてなかったと思うんですよ。
(ただその辺は演出とか、ムダなシーンのカットという理由で描かれていないという可能性はありますが)
そう考えると、システムがイコールカブラギたちの敵、っていうのも断定することはできないのかなぁ、とか。
そんな風に私は考えたのですが。
もしかすると、もしかするとですよ?
ジルちゃんはシステムの特別な端末としての役目を持っていて。
カブラギとナツメの行動を見て、『人間とサイボーグの未来をどう導くべきか』という部分を観察しているのではないでしょうか。
今回ジルちゃんは『システムとの敵対まではお付き合いしません』的なことも言っていましたし。
案外ものすごく重要な位置のキャラクターなんじゃないか、って気がするんですよねぇ。
……だって、ジルちゃんあまりにも不明な部分が多すぎるんですもの。
まぁこれはあくまでも私の予想でしかないので。
当たってればラッキー! くらいに思っていただいて。
次回以降のジルちゃんの言動にも注目していきたいですねぇ!
ナツメとカブラギ(真)の出会い?
続いて語りますはこちら。
『ナツメとカブラギ(サイボーグ体)が出会うんじゃないの?』という。
次回の展開についての考察をば。
今回後半にて、カブラギの素体は見事にフギンに倒されてしまいました。
(最初衝撃を受けすぎて『うそぉぉぉん!?』って叫んだけれど、素体は本体ではないのを思い出して安堵しましたw)
現在のカブラギチームは決して設備の潤沢な場所にいるわけでもありません。
更に言うと、カブラギの素体は倒されてしまった以上、即座に復活というのも難しいでしょう。
そうなってくると、ナツメのピンチを助けるための手段がかなり制限されている……。
つまるところナツメちゃん大ピンチって訳なんですよね。
そうした場合、カブラギが取れる手段として私が思いついたのが……。
『ジェットパックで飛んでって本体でフギンと戦う!』っていうのだったわけですよ。
もしもそうなった場合、クライマックスに向けて『人間とサイボーグが邂逅する』っていう演出もできますし。
そこからの協力・共闘なんて燃えますよね!
……っていうか、冷静に考えるとこれ以外の方法でのナツメ救出がかなり難しい気がするんですよね。
あるいはフギンが今回の大型ガドルの存在に気づけば、ナツメへの攻撃を一時中断する可能性はありますが……。
でもフギンの性格から考えるにそういう場面で一時撤退はしないような気もするし……。
と、ここでうだうだ色々考えていても仕方ないので!
私としては、次回あたりで『ナツメとカブラギ(サイボーグ体)が出会う』という予想を立てておきましょう!
……もしそうなったら、ナツメ。『組長可愛い~www』とか言いそうだなぁw
デカダンス 第10話 感想
さて、ここまで10話について語ってまいりましたが。
その10話の個人的感想といたしましては……。
いやぁぁぁ……ほんと毎回毎回手を変え品を変え楽しませてくれるわ……。
なんていうか、改めて言うことでもないんですけど。
ほんとデカダンスは中だるみをしないんですよねー。
確かに、地味な展開になるときはありましたが。
それもこれも、すべて物語の盛り上がりの起伏、山場をわかっているからこその作り、って感じですし。
そういう意味で、この10話でこういった形で盛り上げてくるってのは。
『あぁ、やっぱりわかってんなコンチキショウ!』って感じで、ニヤニヤが止まらないわけですわ。
ナツメとカブラギのすれ違いに関しても、展開速いなぁ! と思ってもいたのですが。
逆に言うとギスギスを長く見なくて済んだから、ストレスもかなり軽微だったわけで。
そういう意味ではデカダンスは『ストレスを感じにくい作品』だってことを、改めて再認識しましたね。
そんでもってシナリオはきっちり王道なこともやってくれるものだから。
ま~、見ていて面白い楽しい続きが気になる、のオンパレードですよね。
その上で一風変わった展開やらをぶち込まれるから、余計に惹き込まれてしまう……。
てか今回の引きは本当に、見事に盛り上げてきたなぁ! って感じですよね~!
正直、早く11話が見たいもんですわ……!
以上、ロシアスキーでした! 次回もよろしくお願い致します!
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