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デビルマンcrybaby考察!原作の美樹との違い【DEVILMAN crybaby】

どうも、夏本番を前に買ったミニ扇風機がもう壊れて絶望する男、ロシアスキーです!

やっぱり100円ショップのはダメだな!(使い方が雑なだけ

今回は『DEVILMAN crybaby』の考察編記事となります。

先にアップした解説・感想編も併せて見ていただければ、と思いますので! どうぞ宜しくお願いいたします!

デビルマンcrybaby感想・解説!最終回ラストシーンの意味【DEVILMAN crybaby】
日本漫画史に名を残す、その作品の系譜に刮目せよ! どうも、ロシアスキーでございます! 今回は前回のA.I.C.O同様...

↑解説・感想編はこちらになります。見ていただけると嬉しいですー!

解説・感想編はcrybabyというよりは『デビルマン』そのものの解説に寄っちゃった部分があったのですが。

考察編に関しては『crybabyだからこそ』の部分についてガツッ、と考察していこうと思います!

ではでは、早速本題いきましょう!

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デビルマンになる条件

作中で明言されていない謎の一つ。『人間がデビルマンになるための条件』。まずはこれについて考察いたします。

まず最初に原作(漫画)版での設定ですが。『善良で純粋な心を持ち正義を愛する若者』である必要があるという設定があります。

まぁこれも後半微妙にウヤムヤっぽいんですが。そこはスルー致しまして。

さて、crybaby版のデビルマンについて考えて見ましょう。

crybaby版明は原作版の条件に当てはまるか

まずcrybaby版の明が原作版のデビルマンになる条件に当てはまるかですが。

『善良で純粋な心を持つ』という部分に関しましては間違いなく当てはまるでしょう。

作中でも明言されていますが明は他人のために泣くことができ、親友の頼みを二つ返事で聞くほどの優しい男です。

善良、善人、お人よし。そんな言葉がふさわしい人間ですね。

『正義を愛する』という部分に関してはどうでしょうか?

第1話にて、美樹ちゃんがワムくんたちにナンパされていたとき、明は何も考えずに助けようとしていました。

これ、実は微妙に原作とは違う点ですねー。

知人を助けるという行為がイコール正義を愛するであるか、という点には疑問も残りますが。

少なくとも明に正義の心があるのは間違いないでしょう。

『若者である』という部分に関しては言わずもがなですが。

原作版のデビルマンの条件はcrybaby版明は間違いなく満たしています。

ですが私はcrybabyにおけるデビルマン。そのデビルマンになる条件は他にもあるのではないかと思っています。

強い想い

デビルマンになる他の条件。それは『何かしらの強い想いがあること』なのではないかと私は予想しています。

作中、名前有りのキャラクターでデビルマンになった人物たちには共通してこの条件があると思うのです。

ミーコであれば『美樹へのコンプレックス』『美樹に負けたくないという想い』が。

幸田くんであれば『親友であり(恐らく)恋仲であった純一くんへの想い』。

明に関しては状況が状況でしたからちょっと断言しにくいんですが『生きたいという想い』かな、と思います。

若者であり、正義を愛し、善良であり、かつ強い思いがある。

これらの条件を満たした場合デビルマンになることができるのではないか。私はそう考えています。

え? 後半のデビルマンの多さと条件を満たしているのかに関して? いや、そこは気にしちゃいけないです。

原作でも後半はデビルマン軍団結成されてましたしw そういうこともある! くらいに思っておきましょうよw

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悪魔に心は本当に無いのか?

crybebyにおいて了は『悪魔には心が無い』と言いました。

もっと正確に言うなら『良心が無い』という意味での言葉でしたが。

私はこの言葉に対して疑問があります。

本当にそうだろうか。悪魔には真の意味で心・良心がないのだろうか? と。

カイムの行動

その疑問が一番強く浮かび上がったのは、カイムがシレーヌを助けようとしたときのやりとりを目にしたときでした。

デビル 02 カイム

©Go Nagai-Devilman Crybaby Project

↑このカイムがシレーヌを勝たせようとするシーンはデビルマン内でも屈指の名シーンです! でもcrybabyよ……画面が暗すぎるぞっ!(泣)

自分の命を投げ打ってでもシレーヌを救おうとするカイム。それはまさに献身そのものと言っていいでしょう。

更にカイムはシレーヌに対して『君は美しい』と口にしています。

つまりカイムは『美』というものを理解しているということになります。

良心のない存在が美を理解し、他者を助けようと身を捧げるでしょうか?

更に言えばカイムは原作から通してシレーヌを愛し続ける真の男です。そう、愛なんです。

カイムは愛を持っていたのですよ。間違いなく。

つまりこれは悪魔にも心があるということに他ならないという証拠であると私は思っています。

まぁ、今作の了は無意識でサタン的行動を取っていたので、心が無い発言も明を丸め込むための方便だったっていうのが自然な考えですけどねー。

なんにせよ悪魔には間違いなく心があると思っていいでしょう。

作中世界における「アニメ版デビルマン」

crybaby世界において、いわゆる昭和アニメ版デビルマンは作中作品として存在しています。

みなさんにもおなじみのあのデザインのまま、crybaby世界でも放送されていたようですね。

デビル 02 作中作品

©Go Nagai-Devilman Crybaby Project

さてさて、これは単なるファンサービス要素だったのでしょうか?

いやいや、私はそうは思いません。

デビルマンレディからの輸入要素

実はこれ、原作版デビルマンレディから輸入した要素なのではないかと私は考えています。

原作版デビルマンレディにおいては、デビルマンは作品として存在する、ということになっております。

(これに関しては深くは説明いたしません。なぜかは次の項目にて……)

これと同じで、crybabyにおいてデビルマンは作品として登場している、と。

ここまでだったら重要な要素ではないんですが。もしもデビルマンレディからのしっかりとしたネタ抽出だった場合意味が変わってきます。

ただ単に小道具として出したのではなく……重要な意味を持ってくるのです

crybaby版デビルマンレディの可能性

ということで続けての考察なのですが。『crybabyに関して、原作同様デビルマンレディという続編は出るか否か』について考えたいと思います。

デビルマンの続編、デビルマンレディ。その中でデビルマンが作中作品として登場したのには重要な意味があります。

これ、かなり重大なことでありネタバレになるかもなので気にする人は読み飛ばしてくださいね!

上の項目で説明しなかったのもこの部分が理由なので!

実はデビルマンレディの世界はデビルマンラストにおいて再誕生した世界の物語であり。

その前の世界でのデビルマンの戦いは娯楽作品としてしか残っていなかったのです! 明の凄まじい戦いも!!

この事実が明らかになった後デビルマンレディの物語はとんでもない方向へと加速していくのですが……それ自体に関しては皆様の目でご確認いただければ、と思います。

さてここで考えるのはいわゆる『デビルマンレディ crybaby』がありえるかどうか、という点です。

単純に言えば、可能性は全然あると思います!

そもそも原作の完全映像化というのなら、あのラストシーンの後人類はまた繁栄をするのが約束されているのですから。

(まぁ、下手するとまた46億年くらいかかるかもですがw)

そしてデビルマンの戦いはデビルマンレディまで描いてこそ一つの区切りであると私は思っています。

だからこそ、デビルマンレディに当たるパートが作成される可能性も十分にあるのではないか、と私は思っています!

まぁ正直に言ってしまえば『ぜひともレディ編をやってくれ、頼む!』という個人的希望が強いんですけどねーw

いや、レディ編も面白いんです、本当に。ぜひとも見ていただきたいほどに。

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美樹ちゃんの変化

個人的に語りたくて仕方なかった! 私が一番原典と変わったと思うキャラ!

美樹ちゃんの変化についてのあれやこれでございます!

デビル 02 作中作品

©Go Nagai-Devilman Crybaby Project

↑この優しい表情……。何気に基本のキャラデザは原作版をしっかり受け継いでいるすばらしいデザインでございます。

原作の美樹ちゃんは何と言いますか……今風に言うとカッコイイ女性でございます。

不良に絡まれても負けじと言い返す(場合によっては戦ったりしちゃう)。

明の優しさを認めつつも、デビルマンになった後のワイルドさも認めちゃう。

牧村邸が襲われたときも果敢に戦う覚悟と勇気があります。

さてcrybaby版の美樹ちゃんですが……原典をしっかりと継承しつつもそのキャラクター性は大幅に変わっています。

一言で言うなら聖母、あるいは女神。

優しく大らか。明がデビルマンであろうと受け入れ信じ続けることが出来る女性です。

原典と違い牧村邸襲撃時はミーコの手助けにより戦うのではなく脱出・逃走することを選んでいます。

というか基本こっちの美樹ちゃんは荒事に身を投じません。

ワムくんたちが警察とトラブルを起こしているときも実に冷静に、場の混乱を収めようとしました。

この違い。なぜ美樹ちゃんがこうなったかという点ですが。

護るべき存在・精神的支えとして

ちょっとメタ的な予想なのですが、近作の美樹ちゃんは明が護るべき・護らなくてはいけない存在として。

さらには精神的な支えとして非常に大きな役目を背負ったからこそのキャラクター性なのではないかと思います。

戦いに身を投じ、悩み傷つきそして正体がばれてしまう明。

そんな明を家族を失っていながら受け入れることが出来るその精神。

友人に憎まれていようと、愛しい人がデビルマンであろうと、人々が狂気に囚われようと。

どこまでも人間を信じ善性を信じ続け、人々に信じることを語りかけ続けたその姿。

それはまさしく献身の具現化であり作中随一の優しさの持ち主であると私は思います。

だからこそ牧村邸襲撃の悲劇が強調されるし、明の慟哭が刺さるんですよ本当に。

もうね、見てて心が痛い痛い……

ちなみにこの美樹ちゃんの改変は個人的に悪いとは思いませんが……。

もしも美樹ちゃんが元のままのかっこよく強い女性だったとしても物語の魅力は損なわれなかったと思います。

だって原作版はそんな美樹ちゃんでもあ~なっちゃってすっげぇトラウマだったもん……。

ただまぁcrybabyがデビルマン初見の人にしてみれば正統派ヒロインである今作の美樹ちゃんを見ていると。

恐らくあのシーンの時の衝撃と怒りはまさしく明に同調できるほどのレベルなのは間違いないと思います。えぇ。

(正直言えば原作よりの美樹ちゃんでのcrybabyも見てみたいですけどねー)

そんな優しい彼女も無慈悲な結末を迎えてしまうんだ、という……いや、優しいからこそ運命から逃げられなかったんだと。

そんな哀しさを視聴者に伝えるためには美樹ちゃんはこういったキャラにするべきだったんだろーなー、と私は思います。

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一連の考察を終えて

と、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

正直crybabyに関しての考察は……もうちょっと語りたい部分もあるのですが。

ただベースとして原作版デビルマンという凄まじい作品があり。

その完全映像化という文句にほぼほぼ偽りなしと思えるこのcrybaby。

やっぱり実際に語るとなると、なかなか難しい部分もあったりしますw

基本的にはcrybaby初見の人の思う疑問は原作デビルマンでは答えが明示されてたりするので。

今回はあくまでもcrybabyという作品においての考察を前面に押し出させていただきました。

感想編でも書いたんですけど、自分はデビルマンが好きすぎるのでw

ある程度制御しないと取りとめなく分量も恐ろしく肥大化しかねないんですよねぇ……。

結論としては感想編でも書いたのですが、本当に面白い作品でした。えぇ。

見てよかった、と思えたのは原作で対ショック耐性が出来ていたからだろうとは思いますが。

と、ここで宣伝を!

サイト管理人の小鳥遊さんがYoutubeにて設立なされましたこちらのチャンネル。

自分や他のライターさんを呼んでの配信とかも企画されておりまして。

もしも機会があればこのcrybabyについてもトークさせていただけるかもしれませんので!

(どうなるかは小鳥遊さんの計画と予定しだいですがw)

あくまでもメインは視聴者様とのことですけれどもね!

サイトで記事が書かれている作品に対してのトークとか。ディープなアニメについてのトークとか。

とにかくアニメ好きの方にも納得していただける配信になると思いますので!

ぜひぜひ登録をよろしくお願いいたします!!

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どーも、当サイトの運営をしている小鳥遊です。 今宵も始まります、不定期連載のアニメコラム"アニ盛"の第20回目! 今...

さてここまで解説・感想編と考察編。二回に分けて記事を書かせていただいたDEVILMAN crybabyですが。

本当に面白いので……すけれどもねぇw オススメしにくいという弱点がw

興味のある方は、とりあえず1話だけでも見るといいんじゃないかな……。

そしてハマったなら最終話まで見るといい……。

と、ちょっと弱腰にオススメしつつw

今回もお付き合いいただきありがとうございました! ロシアスキーでした!

また次の記事でお会いいたしましょうー!

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コメント

  1. たま より:

    自分も気になるところはあるけれど、駄作 失敗作には感じられません。ジンメン編の改変は特にお気に入りです

    • rosiasuki より:

      たまさん

      コメントありがとうございます。

      ホント、気になるところはあるんですよね。探そうと躍起にならなくても見つけられるんです。
      でも、評価すべき点もたくさんあると思うんですよね~。

      っていうか、これを駄作って言うなら他にも……。
      といっても、感性、受け取り方は人それぞれですからね。難しいです。

      ジンメン編に関しては自分も唸ってしまいましたね。
      原作よりも悲哀が増していましたよねー!