お疲れサマンサ~!『呪術廻戦』担当の坂田です。
虎杖の蘇生を手助けした宿儺ですが、どうやら思惑があるようで…!?
前回5話で繰り広げられた宿儺VS伏黒戦は虎杖の犠牲によって決着がつきました。
今回6話では宿儺と取引きをした虎杖が完全復活!呪力をコントロールするために始まった修業はまさかの映画鑑賞でした。
なんか思ってた修行と違うけど…笑
虎杖の生存を知らないまま交流戦に向けて修行に励む伏黒、野薔薇、パンダ先輩たちですが、そんななか五条は敵の急襲を受けます。
さっそく考察・解説を交えながら見どころを振り返っていきましょう。
原作未読者によるネタバレなし初見考察です。原作ファンの方は初見勢の考察にニヤニヤしながら読んで頂ければと思います。
※コメント欄でのネタバレは厳禁でお願いします!
目次
宿儺が取引きを持ち掛けてきたのは何故?
心臓を元通りにすれば復活できそうです。
考えられるのは、宿儺を取り込んだ影響で虎杖が反転術式を使い自己治癒できるようになる展開ですかね…。
もしくは宿儺と取引きをして治癒してもらうとか。
前回予想していた内の一つが当たりました。
まさか宿儺から提案してくるとは思いませんでしたが!
「事情が変わったのだ。近いうち面白い物が見れるぞ」
宿儺が虎杖と取引をする気になったのはこの「面白い物」の為で、伏黒の呪術に対する興味だと予想します。
「ふるべゆらゆらやつか…」も関係しているかもしれないですね。
もしそうなら宿儺の興味を引くほどの物、という事になりますから視聴者としても興味を抱かずにはいられません。
2つの条件
正直、宿儺が何を考えているのか全く分からないのですが、可能な範囲で真意を探っていきたいと思います。
まずは虎杖と宿儺の状況を整理してみましょう。
「面白い物」を見るために復活したい宿儺。
復活したいのは虎杖も同じです。
心臓を戻せるのは宿儺だけで、彼に負けた虎杖は復活するため宿儺の条件をのむことになりました。
利害の縛り、制約として宿儺が提示してきた条件は2つです。
条件1.宿儺が「契闊(けいかつ)」と唱えたら1分、体を明け渡す事
宿儺が得、虎杖が損をする条件。
素直に考えて1分の間に何かをやらかすつもりなのか1分あれば用は済むという事でしょうか?
1分おきに「契闊」と唱えれば半永久的に虎杖の体を乗っ取れるかもしれませんが、さすがにそんなギャグはかまさないと思います。
ちなみに「契闊」の一般的な意味は、長い間会わない事だそうです。
この場合の意味は、現時点ではピンと来ないですね…。
1の追加条件.そのあいだ誰も56さないし危害も加えない
宿儺が損、虎杖が得をする条件。
それを条件にする価値が面白い物にある、という事ではないでしょうか。
今の宿儺の興味は、何よりも面白い物を優先している?
条件2.この約束を忘れる事
宿儺が得、虎杖が損をする条件?
これについては約束を覚えられていると厄介な事があるのではないでしょうか。
実際、約束を忘れてしまった虎杖は条件を確認しようがないわけです。
つまり宿儺の縛りによって制約が結ばれたとき、宿儺が他の条件をこっそりねじ込んでいたとしても虎杖は気付けない。
それを隠すための条件2.だったのかもしれません。
なので宿儺は虎杖の寝首を掻くつもりなのかな、と予想します。
そうなると1.の追加条件も最初から守る気は無いし、虎杖の信用を得るためについた嘘だった可能性も捨てきれないでしょう。
虎杖が取引に乗るフリをした一瞬、宿儺の表情は意味深で悪だくみをしているようにも見えます(そういう顔つきなだけかもしれないでしょ)。
制約を破って罰を受けるのは宿儺、という足かせですが、仮に他の条件をねじ込んでいたとして、さらにその内容が宿儺にとって都合の良い物であれば無効になるかもしれません。
五条「心臓を治すにあたって条件とか契約を持ち掛けられなかった?」
虎杖「思い出せねーんだよな…」
五条「……そうか」
このやり取りも無意味だとは思えないんですよね…。
2.約束を忘れる条件は今後の展開に大きく影響してくるのではないでしょうか。
伏黒の影にヒントが?
「お前あの時、なぜ逃げた?宝の持ち腐れだな」
伏黒が思い出した宿儺の発言。
私も特級に勝てる可能性があった~、だと解釈しましたが、もっと言えば影の中に避難するか自分が優位になれる影の中に敵を引きずり込めばいいのに、の意味だったのかなと思いました。
そもそも伏黒の式神は影を媒体にしています。
伏黒が得意とする呪術も影を用いたもので、これを利用すれば術や戦い方のバリエーションが広がるのではないでしょうか。
今回、伏黒が気づいたのは自分が絶対支配権を持てる影の空間の存在とか。
二つ以上の武具を持ち歩く問題が「何とかなりそう」なのも、影の空間を利用することを思いついたからじゃないかな、と思いました。
五条の目的
呪術界の変革。
そのために五条は柄でもない教師をして将来の呪術界を担う呪術師たちの育成に取り組んでいました。
五条が上層部に嫌われている理由はこれだったんですね。
先の任務で1年生が4んでいたら、五条への嫌がらせと人材の損失、二重の意味での被害だったのでしょう。
場当たり的な解決法ではなく時間をかけて土台を作り、人材に投資している辺りからしても、五条は呪術界の未来を真剣に考えているのが伝わってきます。
同時に彼が呪術師の育成に本気で取り組み始めたキッカケとなる出来事が過去にあったんじゃないだろうか、と思いました。
今の呪術界上層部は肩書だけは立派な無能の集まりだったようで(才能はあっても使い方や考え方が残念なパターンもありそう)、そんな人たちからすれば自分たちの立場を脅かす五条も彼の考え方も目障りなのは当然ですよね。
五条を封印するための特級呪物
56すのは難しい、封印したほうが勝機がある。
そんな五条の強さを改めて感じたわけですが。
ラストで急襲した漏瑚(じょうご)たちは夏油から貰い受けた特級呪物・獄門疆(ごくもんきょう)を持っていると思われます。
両面宿儺の指以外の特級呪物が出てきたのはこれが初めてですね。
漏瑚の発言から察するに、五条を封印・身動きできない状態にしてからトドメを刺すつもりなのかな、と。
来週あたりこれに対抗する五条の本気や、あわよくば領域展開が見れるんじゃないかなーと期待します。
それにしても夏油はなぜこんな物を持っているのでしょうか…。
自ら回収したのか、どこからかくすねたんですかね?
急襲した漏瑚(じょうご)の強さは?
夏油(げとう)曰く「甘く見積もって宿儺の指8~9本分の強さ」を持つ漏瑚。
ですがイコール宿儺の指を取り込んで強くなったわけではないと私は解釈しました。
取り込んで強くなっているならわざわざ「指何本分?」と聞く必要は無いですしね。
単純な指計算をすれば漏瑚は今の宿儺(虎杖)より強い事になります。
見た目そんなに強キャラじゃないと思っていたのにとんだ誤算でしたわ(人体発火?の惨劇を見るに説得力には足りますね…)。
頭の蒸気は火山とかマグマの類だったのかな。
一連のシーンでは夏油の精神的な異質さや強さも表現されていました。
人体発火を見ても怖がらなかったのは漏瑚が敵ではないのもあると思いますが、仮に発火されても4なずに済む対抗策や力を持っているからだと思います。
よって夏油の実力は宿儺の指8~9本分を余裕で凌ぐと考えて良いでしょう。
肝心の五条ですが以前、「完全体の宿儺と戦っても勝つさ」と言っていたので漏瑚相手でも余裕そう。
しかし特級呪物・獄門疆や現場に現れるかもしれない夏油がどのくらい厄介かによっても戦況は変わるでしょうね。
バイトくん何者だよ!
多分モブだと思うのですが、言及せずにはいられませんでした。
(昔から責任感は強い方だった…。給料も全部4人の義妹を大学に行かせるため貯金してる…。そんな俺でも抗えない生存本能!あのテーブルに近づけば4ぬ!)
ラブコメ主人公みたいな設定を背負ってますね
あの場で唯一、呪霊と命の危険を察知した男性です。
呪霊を目視できる一般人はこれまでにも居ましたが、脅威を回避するのはなかなか凄い事だと思います。
六本木の少年は人質にされたし、呪胎を目撃した人は「なんだあれ?」という具合だったので…。
バイトくんの今後も気になってしょうがないです。
義妹たちのためにも強く生きてくれることを願います…。何の感想だ
呪術廻戦 6話 感想
五条VS漏瑚戦の行方も気になる所ですがひとまず虎杖が復活してくれてよかった~!
呪術廻戦はテンポが良いと思います。
尺の引き延ばし感も無いしストレスなく楽しめますね。
交流会あたりで「虎杖生きてましたネタバレ」も予定されていますが、伏黒や野薔薇の反応やいかに。
泣いて喜ぶパターン、幽霊だと怖がるパターン、ぶん殴って来るパターンの3つを予想しておきます。
宿儺が提示した条件、やっぱり引っかかるんですよねー。
五条も気にしてたから絶対何かあると思うんですが。
敵の急襲を察知して車を先に行かせたのは伊地知さんを巻き込まないためだろうな、と思いました。
なのに伊地知さん、五条を疑うし「僕性格悪いんだよね」発言まで全肯定してて笑う。
伏黒が犠牲者の形見を持ち帰ったのは心境の変化なのか、虎杖の信念を尊重した結果なのか、どっちなんだろう。(理解力乏しくてすみません
五条と並ぶ術師になるであろう秤(はかり)先輩と乙骨先輩の登場も楽しみですね。
この並びに虎杖の名前も入ってて、嬉しさのあまりニヤニヤしちゃいました。
後天的に宿儺の術式が刻まれる予定の虎杖。
その時は超強力な術が使えるようになるのかな~。
霊丸とか卍解とか螺旋丸とかどどん波が使えるかは不明ですが。笑
そういえばOPのピクニックシーン、人数が増えてる!と話題になっておりました。
本編の進行状況に合わせて追加されるみたいですね。
今更ですが虎杖の隣にいる黒髪の少年、1年組でもないし未登場ですが、虎杖とやけに親しげなのでキーキャラクターになるんじゃないかなと思ってます。
顔は乙骨先輩にも似てる?けど髪型が違うので別人ですかね(イメチェンした乙骨先輩の可能性もある
五条急襲の件を含めて交流会の前にもう一波乱ありそうな予感。
次週も見逃せない展開になりそうですよ。
ではまた7話記事でお会いしましょう。
「呪術廻戦」を正しく楽しむためにも、重大な解釈違いなどありましたらコメント欄よりご指摘いただけると嬉しいです。(※ネタバレにつながる内容は伏せて頂けると幸いです)
▼これまでの記事はこちらから読めます
最新情報をお届けします
Twitter で2017春夏秋冬アニメ考察・解説ブログをフォローしよう!
Follow @anideep11
コメント
毎回丁寧な考察と感想楽しませてもらってます。今回は特に次の話への期待を煽る回でしたよね!個人的に漏瑚、夏油は作中でも1、2を争うくらい好きなキャラクターなのでようやく出てきてくれて嬉しいです。
夏油に関してですが、彼も物凄く強いのは確実なのですが、流石に漏瑚相手に余裕を持って勝つというのは難しいと思います。ネタバレになるので詳しくは言えませんが夏油の術式は事前の準備が重要で、時間をかけて戦いに備えれば勝つことも可能だとは思いますが、それでもかなりの接戦になるのではないかなと考えています。漏瑚より強いと自信を持って言えるキャラは作中でも片手で数えられる程しかいないので。
そんな呪霊としては最上級に位置する漏瑚とそれと戦う五条の強さを来週は是非体感してもらいたいです。
ネタバレ配慮のコメントと貴重な情報ありがとうございます。
夏油の件につきまして情報提供頂きとても助かります!
私が思っている以上に漏瑚は強いみたいですね…!
次回が益々楽しみです。
あわよくば夏油の戦い方や呪術もアニメで見れたら嬉しいなー、と期待しております。