みなさまこんにちは。
『Re:ゼロから始める異世界生活』2期担当、32話からオットーが大好きになってしまった坂田です(笑)
前回31話(6話)ではスバルとラムが聖域を後にしロズワール邸へ帰還。
無事にペトラ、フレデリカと合流を果たすも、なぜかスバルの行動を把握していたエルザ・魔獣・メイリィに襲撃されてしまいました。
ロズワールの胡散臭さは増す一方です。
今回32話(7話)ではスバルの窮地を救ったベアトリスですが、その手にはなんと福音書が…!
監禁されてしまったスバルとガーフィールの対立は激化。
心が折れそうになるスバルを救ったのはユージンでした!
さっそく考察・解説を交えながら見どころを振り返っていきましょう!
原作未読者によるネタバレなし初見考察です。原作ファンの方は初見勢の考察にニヤニヤしながら読んで頂ければと思います。
※コメント欄でのネタバレも厳禁でお願いします!
当サイトでは、男女2人のライターが各々リゼロ2期の記事を書いています。
是非、それぞれの思考の違いをお楽しみ下さい!
男性視点担当のタカシさんの記事は、当記事の最後に貼ってあるリンクから読むことができます。
福音書を持っていたベアトリス
ベアトリスの言動はすべて福音書に従って行われたものでした。
八方ふさがりだった時に唯一味方してくれたのも、彼女の意思ではなかったと…。
個人的にはレムやエミリアと同じくらい信用していただけにショックでした。
スバルとの関係も何者かによって仕組まれたもの、という事ですよね。
二人の間に芽生えた絆は嘘だったのでしょうか?
否、最初こそ福音書の指示に従っていただけかもしれませんが、スバルと時間を共にし窮地を乗り越えるなかで生まれた信頼関係は本物だと私は思います。
じゃないとこんな顔しないですよ!
スバルを親しみとは程遠い「人間」呼ばわりしたのもスバルは特別じゃないと自分に言い聞かせたかったから。
自分が先に拒絶することでスバルに拒絶されることを未然に防いだ一種の自己防衛に見えました。
その間も罪悪感や孤独に苛まれていた…のかもしれません。
ベアトリスがこんなに感情的なのは初めて見たし、口を開くたび辛そうでした。
自ら命を絶とうとしたスバルを止めたのは、福音書に書かれていた事なのか、スバルに4んでほしくないと彼女が願ったからなのか、今の段階では分かりません。
ベアトリスの言葉を鵜呑みにするなら前者ですが、希望も込めて後者だと予想させてください。
禁書庫にスバルを連れ込み一時的に助けたのは、口ぶりから察するにベアトリス自身の意思で、福音書には書かれていなかったことだと思います。
「ベティに誰かを助ける理由は無い」と言いながらしかし「無様で見ていられなかった」という理由でスバルを助けるなど、冒頭から矛盾もありました。
ここに彼女が抑え込んでいる本心が隠れているのではないでしょうか。
一方、裏切られ「嫌い」と言われてもなお傷だらけの体を引きずってベアトリスに歩み寄ったスバル。
ベアトリスはスバルを払いのけてしまいましたが、あの時スバルは震える彼女を優しく抱きしめようとしたように見えました。
エルザの脚を掴んで引き留めたのも、ベアトリスが56されると思い、守ろうとしたからで。
その後「ベアトリスの声が聴きたい」と漏らしたスバルからはベアトリスへの愛情を感じました。
裏切られようと、何を言われようと、大切な存在になった彼女を見放せないのだと思います。
お母様は何者?
またまた気になるワードが出てきましたよ。
「お母様」とは…!?
福音書を宝物のように抱えるベアトリスですが、彼女にとって本当に大切なのはそれを授けてくれた(と思われる)お母様とのつながりなのではないでしょうか。
お母様が全てであり絶対の存在。
福音書の導きに従う事が自分の生きる意味で、そうするために自分は居る、という言い方はまるでベアトリスがお母様の道具みたいじゃないですか。
そんな考えを正してくれる存在がベア子の周りにはこれまでいなかったのかな…と想いを馳せてみたり…。
お母様の正体ですが、福音書絡みとなると魔女か魔女教徒の可能性が高そうですよね。
ベアトリスが持っていた福音書の中身を書いた張本人なのか?福音書を授けただけなのか?その両方なのか?という疑問も残ります。
とにかくベアトリスにとってお母様は大切な存在であるとともに、自由意思を縛る鎖のような存在なのではないでしょうか。
ガーフィールとの対立
3度目の死に戻りをしたスバルはリューズビルマとガーフィールによって監禁されてしまいます。
スバルが試練を受ける資格・覚悟がある事、第1の試練を突破したことを知るとやはり豹変したガーフィールです。
もともと魔女の残り香とロズワール陣営という事で警戒されていたらしいスバルですが、ガーフィールがこれまでとは比べ物にならない激しい感情を見せたのは死に戻りによってスバルの魔女の残り香が濃くなっていたからでした。
以前、同じ理由でレムにも警戒されましたね…。
死に戻りは一見すると弱点が無いチートスキルなのに、多用しすぎると周囲の警戒を強めて攻略の難易度を上げてしまう事もあるから面白いです…!
そんなわけで魔女の残り香が濃くなるスバルが魔女教徒と判断され、魔女の墓場で行動を起こそうとすればガーフィールの警戒が敵対心に変わるのは当然でした。
ガーフィールの口から出た「テスラ砦の陥落」も気になるのですが、過去に大きな事件があったのかな?
魔女教徒が起こした事件とか。
今のスバルがロズワールとそっくりな目をしているというのもあながち的を射た発言だったのかも、しれませんがロズワールたちがそろいもそろって頭おかしいと有名だとは酷い言われようですね!
しかしロズワール(たち)のこれまでの行いが周囲にそう言わせるのでしょうね…。
終盤でスバルの脱獄に気付いたガーフィールは獣化した様子で、スバルの前に再び立ちはだかりそうな予感です。
フレデリカだけ聖域から出られた理由
結界に囚われる条件は混血とされていました。
ですが厳密には人間と亜人の血が同等である事だったんですね。
ガーフィール・ティンゼルとフレデリカ・バウマン、姓からも分かりますが二人は父親が違ってガーフィールはハーフ、フレデリカはクォーターでした。
この辺りもかなり入り組んだ事情がありそう…。
一度も戻ってこない姉に腹を立てるガーフィールの口ぶりからは、信じていた姉に裏切られた、という気持ちが見え隠れします。
フレデリカは自由に出入りできるはずなのに、なぜ聖域に戻ってこないのか?という疑問が生まれるわけですが。
その理由は戻らないのではなく誓約のせいで戻れないんじゃないかなと。
前回(31話)を思い出すと、スバルとラムに聖域へ連行されそうになっても抵抗するどころかそれを望んでいたようですし、ガーフの輝石を手にして感慨深そうにしていたのは10年以上会っていないからだと思われます。
しかしフレデリカが戻れない理由をガーフィールは知らない。
だから姉弟の信頼関係はあるのにガーフィールだけがフレデリカをあまりよく思っていない状況になっていたのではないでしょうか。
オットーはスバルの○○だった!
32話サブタイ「ユージン」はユージンさんじゃなかったんですね。
ガーフィールに買収された…!と見せかけてからのあの登場は好感度爆上がりでした。
商人・オットーは魔石で買収できてもスバルの友人・オットーは買収できないんだと(ドヤ
助けに来てくれただけじゃなくて情報を大量に携えているあたりとても有能だし、目先の金より友情を大切にできるオットーは信用せざるを得ません!
スバルの笑いは、「友人」と言ってくれたオットー相手に警戒していた自分が滑稽で堪らなくなってしまったからこその笑いでした。
ベアトリスやガーフィールに裏切られた後の出来事ですし、突如現れたユージンはスバルにとって何よりも嬉しく、輝いて見えたのではないでしょうか。
「助けに来てくれてありがとう」
スバルのこんな穏やかな声、初めて聞いたかもしれません。
オットーはスバルの身も心を救いました。
2期の真ヒロインってオットーなのでは?
最初に冷静すぎるスバルの危うさを指摘したのも友人の立場から純粋に心配してたんだと思うと、萌えますね!
前回まで「オットーは戦力外」認識だったのですが彼を同行させることが現状突破の鍵になるのではと思うほどでした。
リゼロ2期 32話感想
今週も怒涛の展開でしたね!
大きな成果としてはベアトリスと福音書の関係&お母様の存在、フレデリカが聖域を出入り可能な理由が判明したのと、オットーが名実ともに友人になったことの3つかな。
セーブポイントが変わってなくて安心しましたよ。
みんな4んだままなんて耐えられなかったので(汗
死に戻り3回目はロズワールとの話し合いが無いまま進むのでしょうか。
ベアトリスや福音書、お母様との関係について彼なら詳しく知ってそう。
スバルと他愛のない会話をしていたベアトリスは口こそ悪いけど楽しそうでしたし福音書に指示された通りやってあんな絶妙なコントできるわけないでしょう!
二人の絆は確かに芽生えていたと私は信じていますよ!
禁書庫に入ってこれたエルザとはどういう関係なんですかね。
お互いに面識があるのか、あの反応は初対面じゃなさそうです。
スバルを責め立てるガーフィールの気迫にも圧倒されましたよ。
ダイジェスト会議では落ち葉茶をまた飲まされた様子にクスッときたり(笑)
監禁されたスバルを3日に渡って世話していた小さな人影の正体も気になります。
子供っぽいけどリューズビルマじゃなさそうだし、他に心当たりも無くて謎だ…。
監禁されたスバルを見つけてくれたのは、心強い協力者のラム(ドヤ顔)なのかな。
2期の姉様、本当に優秀ですわ。
獣化したガーフィールの追手が来た場合、ラムが相手を買って出るのか、スバルが逃げ切るのか、それともオットーが更なる活躍を見せてくれるのか…!?
ではまた来週、33話でお会いしましょう!
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男性視点から見たタカシさんの感想・考察・解説記事もぜひご覧ください!
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コメント
多分、アニメでは説明されないので書きますが、スバルの監禁場所を見つけたのはオットーです
彼は1期でも活躍した言霊の加護で動物や虫の言葉が理解できるので仲良くなった動物や虫に偵察してもらい情報が集められるんです
1期で、証拠が無い、実績が無い、などの理由で信用されず、
さらにベアトリスに今までの絆を否定され、ガーフィールとリューズまで敵に回り、
疑心暗鬼になってたスバルには打算抜きのオットーの友情が本当に救いでした
振り返るとはベアトリスのスバルへの対応は一貫してません
4話ではスバルが呪術をかけられてる事に気づきながらも「ベティーには関係ないのよ」と少し寂しげな顔をしながらも見捨ててます
しかし7話ではスバルに「助けてくれ」と懇願され、その手を振り払えずに仮契約してます
スバルとベアトリスの仲良しぶりに関してはMemory Snowを視聴すると、さらに実感できます
割と本編への伏線が多いですよ
テスラ砦の陥落はガーフィールの謎慣用句の一つです
偉人や史実を元にして適当に組み立ててるだけなので、魔女教が関係してる出来事かは微妙なところです
貴重な情報とコメントありがとうございます!
アニメ組なのでとてもありがたいです。
スバルを見つけたのもオットーだったなんて益々好きになってしまいます!
「戦力にならない」と勝手に思い込んでいましたが、かなり有能な人材ですね。
ここへきてオットーのありがたさを身に染みて感じ始めました。
精神的な支えという意味でも、2期オットーは1期のレムみたいな存在になるのかな…?と思ったり(大げさ?)
ベアトリスの一貫性の無さについては言われてみれば確かに!
あの時から彼女の心では葛藤が繰り広げられていたのでしょうか。
仮契約はベアトリスの独断だったのか…。
ガーフィールの謎慣用句と魔女教の接点についてはミスリードの可能性が高そうですね(汗
テスラ砦の陥落ともう一つ慣用句が出てきましたが聞き取れず。
それほど注視しなくても良いのかな。
最後に、私事ですがMemory SnowはABEMATVで無料配信中らしいので近々見る予定です。
伏線も多いとの事で楽しみです!
ゼロから始めるブレイクタイムでは、本編では映しきれなかったシーンがオリジナルが含まれてるとはいえ、盛りだくさんでおすすめですよ。オットーばかり出てくるのでオットー好きにはたまりません。最新話ではガーフからの買収を断ったシーンがあってムネアツです。あとギャグメインなのに伏線含まれてたりして奥が深いです。それを含めて考察するのもまた面白いかもしれません。
情報とコメントありがとうございます。
「ゼロから始めるブレイクタイム」はYouTubeにUPされているミニアニメですよね。
チェックし損ねていたのですが、そんなにオススメなのですか!?
というかオットーも出てくるんですね…ガーフの買収を断ったシーンは気になりすぎます…絶対見なきゃ(使命感)
公式の短編アニメの「Re:ゼロから始める休憩時間」と「Re:ゼロから始める休憩時間 2nd season」は本編の設定をコメディを入れながら補足してるので視聴すると良いと思います
youtubeで無料で観れます
ちなみに「Re:プチから始める異世界生活」は本編と全く関係の無いおぶさけコメディです
貴重な情報とコメントありがとうございます。
「Re:ゼロから始める休憩時間」の存在は知っていたのですが、本編の補足要素もあるとは知りませんでした。
さっそく来週までに制覇予定です!
「Re:プチから始める異世界生活」は初耳で(恥
リゼロはミニアニメも充実しているのですね。
本編がシリアスだけにおふざけコメディは貴重なのでは。
機会がありましたらこちらも随時チェックします!
そろいもそろって頭おかしいってのはロズワールじゃなくて紅魔じゃなくて魔女教徒の事かと
コメントありがとうございます。
勘違いしたまま次話に進むところでした(汗
確かに、魔女教徒の事を指していたとすればしっくりきます。
訂正ありがとうございます!
しかし私の中で「頭おかしい=ロズワール」の認識が少なからずあったという事ですね…。
ロズワールさん、すみませんでした…。
30話で対面した黒いリューズ リューズ・ビルマ
32話に出てきた白いリューズ リューズ・シーマ
コメントありがとうございます。
情報頂いて見返して、違いにやっと気づきました!!
いや、鈍感でお恥ずかしい……。
服の色も名乗っている名前も違ったのですね。なぜ気づかなかったんだろう……。
という事は、リューズは二人居るのかもしれない?
双子or別人格、二つの可能性が思い浮かびました。
スバルを監禁する時に居たのが白いリューズであれば、スバルのお世話をしてくれていたのが黒いリューズ、というのもあり得そうですね。
最近1期を見直したんですがベアトリスって初めの頃もスバルを「人間」呼ばわりしてるんですよね
そして仲良くなってからも「お前」呼びで、かたくなにスバルの名前を呼ばない
スバルだけでなくエミリアも「半魔の娘」でレムとラムは「メイド姉妹の姉/妹の方」
フレデリカは「半獣の娘」
もしかしたらベアトリスは他人と仲良くなるのを恐れてたのかと思えてきました
何百年も叡智の書に従うだけの人生で仲良くなった人と別れることもあったでしょうし…
思い返せばベアトリスが笑顔を向けてるのは同じ精霊で「にーちゃ」と慕うパックだけです
コメントありがとうございます!
面白い見解に読み入ってしまったのですが
これまでベア子は「仲良くしたそう」なのに興味がないフリをしたリ素直じゃなかったりと、心と行動のギャップを伺わせるシーンがいくつもありました。
単なるツンデレじゃなくて、人間と仲良くして辛い別れを経験した過去があっての態度なのかもしれないですね。
その一人が「ジュース」だったり……?
時間の経過とともに自分が取り残される悲しみを体験しなくて済むパックになら素直な態度で接することが出来るんじゃないかと思いました。