みなさまこんにちは。
『Re:ゼロから始める異世界生活』2期担当、エキドナの本性に恐怖した坂田です。
前回36話ではベアトリスとエキドナの関係などが明されエルザ&メイリィの襲撃を逃れたスバルですが、彼を待っていたのは精神崩壊したエミリアとロズワールの狂気、そして4の味に満ちた悲惨な結末でした。
今回37話、第2の試練で再現されたスバルが4んだ後の世界は非現実世界なのか、それとも……。
3度目の茶会にてスバルに契約を持ち掛けるエキドナ。
そこに待ったをかけるミネルヴァたちに加えて、色欲の魔女カーミラ、怠惰の魔女セクメト、果ては嫉妬の魔女サテラまでもが姿を現しました。
前代未聞、魔女たちのお茶会が幕を開ける!
1クールも最終回ですが見逃せない展開が続きますよ。
さっそく考察・解説を交えながら見どころを振り返っていきましょう!
原作未読者によるネタバレなし初見考察です。原作ファンの方は初見勢の考察にニヤニヤしながら読んで頂ければと思います。
※コメント欄でのネタバレも厳禁でお願いします!
当サイトでは、男女2人のライターが各々リゼロ2期の記事を書いています。
是非、それぞれの思考の違いをお楽しみ下さい!
男性視点担当のタカシさんの記事は、当記事の最後に貼ってあるリンクから読むことができます。
目次
死に戻りは並行世界に上書きされている?
墓所へ向かったスバルを待ち受けていた第2の試練。
そこで見せられたのはスバルが4んだ後の世界でした。
そもそも試練はスバルの記憶から再現された非現実世界ですが、死に戻りが嫉妬の魔女の権能であるために現実に起きていた可能性も捨てきれないのが何より恐ろしかったですね。
気が滅入るのであまり考えないようにしていたのですが、スバルが4んだ後について2つの説を述べていきたいと思います。
1.スバルが4んだ後の世界はやり直せる
スバルが息絶えた時点で世界は途切れ、セーブポイントまで遡って同じ世界線に記録を上書きしている。
2.スバルが4んだ後も世界は続く
スバルがやり直しているのは並行世界(パラレルワールド)で犠牲にしてきた人や世界は救われていない。
私は前者だと予想しますが、それにはスバルを失って苦しみ続けている人が居なければいいな、という希望があるだけで説得力は皆無です。
現段階では確かめようがないんですけれど、死に戻りの権能を与えた嫉妬の魔女ならあるいは知っているのかもしれませんね。
自分の傷は受け入れても他の傷は黙って見ていられない、スバルはそういう人間だと思います。
前ループのスバルが「死に戻りを利用してやる」と割り切っていたのは、自分は何度でもやり直せる、周りの犠牲も無かったことになるという考えがあってこそでした。
不確かでありながらスバルの4後も続く世界の存在、もとい第2の試練はそんなスバルの意識を改めるキッカケになったのではないでしょうか。
エキドナの本性
第35話の「次に会ったら話したいことがある」は契約についてだったようです。
エキドナの真の姿は感情が理解できない魔女でした(そしてこの顔である)
もしくは人知を超えた知識を有するが故に、感情すら超越してしまったのかもしれません。
感情が分からない、という事は人から自分がどう思われるかも認識できないし、自分の考え方がスバルに反感を抱かせる物だと気づくこともできない。
だから「愛の誓い」が逆効果だと気づけずにアピールをしてしまったのでしょう。
スバルに肩入れしたのは、唯一無二の死に戻りを利用して未知を探求するためだったんですね。
分かりやすく言えば、自分が死に戻りできないならスバルを利用して無限に知識を得たい、といった感じでしょうか。
是が非でも彼と契約を結びたい彼女の気持ちも分からなくはないです。
死に戻りという特異な事象とそれがもたらす結果について対等に語らえる相手としてもスバルを求めていたのかもしれませんね。
エキドナにとって感情は理解できないけれど、情報に変換することで知識として蓄えることができると私は解釈しました。
しかし結局、エキドナの根本にあるのは知識欲、好奇心のみです。
スバルに向けた優しさの中に、哀れみや同情、善意などは1ミリもありませんでした。
あのまま契約していたらすべての分岐を辿るように仕向けられるハメになっていたのではないだろうか、と思うほどに。
ロズワールとの共通点
「望む未来のためならその道中の犠牲を許容する」と言ったエキドナに強烈な既視感を覚えました。
大事なたった一つのものの為にすべてを犠牲にするロズワールとよく似ているな、と。
いや、ロズワールがエキドナに似ていると言った方が正しいのかもしれません。
嘘はついていないけど全ては話さない、ここもロズワールと同じです。
直前でロズワールのようにはならない、と決意したスバルがエキドナと手を組むはずがないのに……、と思いながら見ていたのですが、しかしスバルがそう考えるようになったのは前回のループでロズワールとの会話や4の味を経たからこそではないでしょうか。
なので前回のお茶会の時に契約を持ち掛けられていたら、スバルはエキドナの手を取ったしロズワール化していたんじゃないかなと考えたりもしました。
べアトリスへの残酷な仕打ち
エキドナとの契約によって金書庫を守り「その人」が来るのを400年ものあいだ待ち続けたベアトリス。
しかし、「その人」はどこにも居ませんでした。
エキドナの真の目的はベアトリスが誰を選ぶのか、選ばないのか、他に何を選択するのか観察し情報として得ることにあったようです。
叡智の書が書き足されなかったのも、400年放置したのも、そういう理由でした。
まるで実験じゃないですか、あまりにも酷い、そしてベアトリスが不憫すぎます。
エキドナは最初からベアトリスを助ける気が無かったんですね。
普通なら可哀想、酷い事をした、申し訳ない、助けてあげたい、と思う所ですがエキドナは「素晴らしい」とベアトリスが導き出した結末を褒め称えます。
これらの仕打ちを少しの悪意も無く純粋な知識欲のみでやれてしまうエキドナは魔女としか言いようがないし、だからこそスバルは魔女という言葉を使って非難せずにはいられなかったのだと思います。
「叡智の書」は未来を予言していなかった可能性
エキドナの本性が暴かれたことで叡智の書が持つという未来を予言する力にも疑惑の念を抱かずにはいられません。
叡智の書に記述したのはエキドナでほぼ確定。
さらにその中身は未来を予言しているのではなく、デタラメな内容だったのではないか?と思いました。
仮に、自分を信仰してくれる者を、自分に心酔する者たちを利用してエキドナが望む結果に誘導するためのアイテムに過ぎないのだとしたら。
エキドナの非情さは底知れませんね……。
魔女たちの茶会
なんと6人+嫉妬の魔女が集結しました!
エキドナと入れ替わらなければ他の魔女は出て来られない……、というのはスバルを取られたくない気持ちが吐かせたエキドナの嘘。
今回、エキドナへの好感度&信頼度が凄まじい勢いで下がっていきます!
ちなみにお茶会へは彼女に招かれないと参加できないと思っていたのですが、魔女であれば乱入できるのかもしれませんね。
自分にとって不利益な存在や毛嫌いする嫉妬の魔女をエキドナが自ら招くとは思えないですし。
ミネルヴァの妨害、他の魔女の横やりが無ければスバルはエキドナと契約していたでしょう。
色欲の魔女・カーミラ(cv.石見舞菜香さん)
色欲って言われるとセクシーな女性を想像しがちですが違いましたね。
おどおどして気が弱そうな感じでした。
普通に「可愛い」という感想しか出て来ないんですが!
権能は無貌の女神。
相対していると呼吸を忘れ、いずれ4んでしまうとの事でスバルの呼吸が乱れたのもそのせいだと思われます。
見た者が求めている人や言葉を与えることもできるようですね。
魔女の権能なのに「女神」の文字が入っているのも興味深いな、と思いました。
怠惰の魔女・セクメト(cv.中原麻衣さん)
寝そべっての登場!説明されるまでもない怠惰の風格!
自称お目付け役、という事で魔女の中でもお姉さん的存在なのかなと予想します。
「あの子への義理は果たす」
公平な視点から、ではありますが、セクメトは結果的にエキドナの不当な契約からスバルを守ってくれました。
「あの子」への義理立てがスバルとエキドナの契約への介入になるなら、「あの子」はセクメトとスバルに浅からぬ繋がりがあるのかなと思ったり。
私は「あの子」=嫉妬の魔女かな?と予想したのですが、直後に現れた嫉妬の魔女に対して「面倒な子」と言っているので「あの子」と嫉妬の魔女が別人の可能性は高いですよね。
一体誰の事なんだろう?魔女に義理を感じさせるってすごくないですか?!
何気にキーパーソンじゃないかと思うのですが。
この場に集結している魔女以外なのは確かでしょうね……。
嫉妬の魔女・サテラが現れた理由
結論から言うと彼女が現れたのはエキドナにスバルを取られそうになったからだと思います。
透り名通り、嫉妬が原因。
おぞましいまでの「愛してる」コールが当たり前だったので今回無言なのは逆に違和感がありますね……(笑)
彼女の登場と同時に辺りが影に覆われて、やっぱり異質な魔女だな~と思わせられます。
もうひとつ注目したいのが、嫉妬の魔女が現れた時の各魔女の反応について。
無言で睨みつけるエキドナ。
面倒くさそうなセクメト。
比較的冷静に待ち構えるミネルヴァ。
これ以上、騒動に巻き込まれたくない様子のカーミラ。
匂いで食欲を刺激されるダフネ。
親し気に「テラ」と呼ぶテュフォンは久々の再会を喜んでいる様子です。
てっきり自分たちを滅ぼした嫉妬の魔女を憎んでいるものだとばかり思っていたので、それぞれ違う反応を見せたのが意外でした。
リアクションが違うのはなぜなのかなのか、答えは現段階では分かりませんが、元々の親密度も影響しているのではないでしょうか。
エキドナに関してはスバルを巡ってお互いに敵対心が高まっているのかな、と思いました。
リゼロ2期37話 感想
スバルにとって悪夢の終わりと新たな希望になる「死に戻り」が、別の人にとっては永遠の地獄の幕開けかもしれない。
第2の試練はそんな可能性を考えさせられる恐ろしい物でした。
試練はスバルが目を背けていた問題と向き合うものみたいですしスバルの戦いはこれからも続く!のでしょうね。
第1の試練が過去、第2の試練が現在なので第3の試練は未来かな。
最善の結果に導くけど最善の道を通るわけではない、でなぜかスバル母の言葉「大事なのは最初でも途中でもなくて最後なんだから(※29話参照)」が頭をよぎりました。
(関係ないかもしれませんが)
始まりと途中があって最後を迎えるのだから、その道中に無意味な事なんてない、大切にしないといけない、という意味だったのかもしれませんね、やっぱり。
何気にパックVSラインハルトの凄いシーンもあり(コメント欄で教えて頂いたのはこれですか!)、「英雄にしかなれない」は嫌味の類と受け取りましたよ。
久々のレム登場は幻覚だと分かっていても嬉しいものですね。
優しいだけじゃなくてスバルに一番厳しいのがレムの愛なのだと改めて実感!
彼女に貰った愛を大事にしているからこそスバルは甘言に惑わされず偽者だと見破ることが出来たのでしょう。
こんなこと言ったらエミリア派の怒りを買いそうですが、意識不明になってもなおスバルを支えてくれるレムはやっぱりヒロインなんじゃないだろうか。
そして2期に入ってからスバルに寄り添い支えてくれた(ように見えた)エキドナですがやはり魔女だった。
口元が歪になっていく演出は本当に不気味でした。
あれが全てを剥き出しにした時の本当のエキドナの姿なのでしょうね。
エキドナの考え方を認められなかったのはもちろんだけど、死に戻りを共有してくれる貴重な存在を捨ててまでベアトリスを選んだスバルの強さと優しさには拍手を送りたいです。
ベアトリスはスバルを「その人」に認めてくれるのだろうか?
とまぁ、色々気になることが山積みですが次回が2期1クール目の最終回!
お茶会は嫉妬の魔女も乱入して盛り上がってきたところ(?)ですが果たしてどうなるのか。
楽しみにしています。
リゼロを正しく楽しむためにも、重大な解釈違いなどありましたらコメント欄よりご指摘いただけると嬉しいです。(ただし、ネタバレに繋がる内容や初見考察の面白さが薄れてしまうようなコメントはNGでお願いします。)
もう一人のリゼロ担当者の方、タカシさんの記事も更新中!
男性視点から見たタカシさんの感想・考察・解説記事もぜひご覧ください!
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コメント
「死に戻り」は嫉妬の魔女が「スバルを死なせない」ための権能なので、
それが正しいなら「時間の巻き戻し」の可能性が高いと思います
平行世界に意識や記憶が飛んでも、元の世界で4んでるのでは意味が無いと思いますし
コメントありがとうございます。
>「スバルを死なせない」ための権能
>平行世界に意識や記憶が飛んでも、元の世界で4んでるのでは意味が無い
たしかに、おっしゃる通りですね!
上書きではなく時間の巻き戻しという表現がしっくりきました。
スバルが4んだ事実そのものを無かったことにしている…凄い能力だなと改めて痛感します。
という事はスバルの4後残された人たちが苦しむ世界は無いのでしょうね。良かった…!
スバルはエキドナと共に最善の道を模索する契約だと思っていましたが、エキドナとしては『最後に最善の道を通る』という契約を盾に自分が満足した後の最後以外は最善の道に行けないよう妨害や誘導を合法的にする為の契約でしたね
ベアトリスと契約すると決めたスバルですが、ベアトリスを一番にするのですかね……
ネタバレ配慮のコメントありがとうございます。
他魔女の乱入が無ければまんまとエキドナの罠(?)にハマっていましたね。
スバルにとってベアトリスは大切な存在ですが一番にはできないんじゃないかな、と。
この辺りどうやって折り合い絵を付けるのか気になります。
メモリースノーを最近見たのですが、この辺りの展開を知っているとスバワール様像が笑えないギャグになってしまいましたね。頼れる姉様がリアクション芸人と化してたのは面白かったですが。
ダフネの食欲が刺激されてるのは、魔獣が魔女の匂いを嗅ぎ分けてスバルを追ってくるのと関連があるんでしょうね。匂いがわかる奴全員ダフネの関係者、とは考えにくいですが。
あとあれです、ロズワールとベアトリスが持ってるのは「叡智の書に最も近しいもの2冊」であって、叡智の書ではないですよ。アニメでも、ユージンの次回だったかのロズワールのセリフの通りです。
ネタバレ配慮のコメントありがとうございます。
MemorySnowはまだチェックしきれておりませんでした。氷結の絆とは別のOVAでしたよね。
リアクション芸人と化した姉さまも気になるので時間が取れ次第見ようと思います(笑)
魔女のにおいを嗅ぎ分けられる人物の基準はいまだはっきりしませんよね。
この謎を引っ張るだけの意味が隠されているんだろうな、と疑っているのですが。
ロズワールとベアトリスの本は叡智の書(仮)という事で!
叡智の書(本物)もどこかにあり、誰かが持っている可能性は十分に考えられますね。
そもそもロズワールによれば、ロズワールとベアトリスが持たされた二冊の叡智の書も、「未来を記した本物の叡智の書に限りなく近い写本」のはずです
だからベアトリスの方は呼び名に困って自分の叡智の書を福音書と呼んでました
少なくともロズワールの叡智の書はスバルが異世界に召喚される以前から「やり直し」の権能を持つ存在を記していたので、ある程度は本当に未来のことが予言されてたのは間違いがありません
(ロズワールがいつ叡智の書を手に入れたにしろ、それがスバルが召喚される以前なのは叡智の書の記述に従ってエミリアを王選に参加させた事から確実)
そもそもロズワールやベアトリスもバカじゃないので、いくらエキドナを慕ったり心酔してても、実際に未来を言い当てる記述が無かったら信じてないでしょうし
ただ、その上で、エキドナが本物の未来予知に紛れ込ませる形で、自分に都合の良いことを書き込んだ可能性はあります
そもそも書かれてる通りに行動しないと予知が当たらない預言者って時点で怪しいですしね
ネタバレ配慮のコメントありがとうございます。
2人が持っている本については福音書と呼んでいいのか叡智の書と呼んでいいのか、どちらも正確ではないようで、仮ですが叡智の書で統一させて頂いております(汗
ご指摘いただき、叡智の書の予言への疑惑&勘違いが無くなりました!
ロズワールとベアトリスは叡智の書(仮)に従っているのはこれまでにもある程度記述が現実になったからですよね。
>エキドナが本物の未来予知に紛れ込ませる形で、自分に都合の良いことを書き込んだ可能性はあります
「未来を記した本物の叡智の書に限りなく近い写本」から察するに若干の違いがあるようですし、だとすればここに「エキドナが紛れ込ませた都合の良い事」が入っているのかもしれないな、と思いました。
ベアトリスは「叡智の書が新しい記述を記さなくなった」みたいな事を言ってたので、叡智の書は「目的に対して道を示す類いの預言者」の可能性もあります
「その人」という実在しない人間を待つのが目的になったベアトリスの叡智の書は、だから何も記さなくなったのかも知れません
エキドナは「嘘はつかない」ので、少なくとも叡智の書の未来予知が完全にデタラメって事は無いと思います
ただエキドナは「嘘はつかないけど隠し事はするし誤解を誘導する事も詭弁と欺瞞で他人を操る事もする」ので、ただの預言者じゃない、もしくは自分の目的や実験のために叡智の書を用意した可能性は少なからずあります
ネタバレ配慮のコメントありがとうございます。
ベアトリスは自分がここで終わるから云々言っていましたが彼女の役目がそこで終わりなら、あながち間違ってなかったのかな、と悲しい気持ちになりますね。
ただ、そこから先どうするかはベアトリスの自由なので、その希望をスバルが「あの人」になることで繋いでいってほしいです。
>エキドナは「嘘はつかない」ので、少なくとも叡智の書の未来予知が完全にデタラメって事は無いと思います
今回のエピソードで「エキドナは嘘はつかない」が印象付けられていたので、おっしゃる通りだなと思いました。
よって叡智の書の未来予知は確かなものだと。
>「隠し事はするし誤解を誘導する事も詭弁と欺瞞で他人を操る事もする」
ココが本当に厄介ですね。
嘘をつかない長所が相殺、もしくはマイナスに転じるほどの短所とでもいうのか。
信用した瞬間、足元をすくわれそうな感じがするんですよね…。
実際に叡智の書(仮)を使ってベアトリスに実験まがいの事をしていたので、未来予知は確かだけど彼女の意思も多少はねじ込まれているのかなと思いました。
>「英雄にしかなれない」は嫌味の類と受け取りましたよ
まあ、パックにしたらエミリアが死んで全てが手遅れになってから現れて聖人じみた事を言ってきたわけで(しかもパックは自分が確実に倒されるのを理解してる)
嫌味の一つも言いたくなりますね
ちなみにラインハルトの竜剣レイドは相応の敵が相手でないと抜けない剣で
エルザ相手には抜けなかったので、それが抜けただけでもあの姿のパックは相当なもんです
白鯨に勝てるくらい強いです
それをレイドの力もあるとはいえ一撃で倒すラインハルトがチート過ぎます
あとラインハルトはエキドナとは違う意味で他人の感情を理解するのが苦手です
14話でユリウスの意図もスバルの気持ちも全く理解せずに空回りして逆にスバルを傷つけてます
コメントと情報ありがとうございます。
ラインハルトには勝てないと分かっていてあのセリフですから複雑さが増しますね。
竜剣レイドを抜いた時に凄まじい閃光が放たれましたがまさかたった一撃で決着がつくなんて……。
竜って言うと誓約を交わした竜を思い出しますけれど、何か縁のある剣なのでしょうか。
>ラインハルトはエキドナとは違う意味で他人の感情を理解するのが苦手
ラインハルトには情も優しさも思いやりもあるみたいなので天才に凡人の気持ちは分からない、の類かと思っています。
まだ登場が少ないせいもあると思いますがスバルやユリウスのような「人間臭さが無いな」という印象はありますね。
ここで仮にエキドナと契約していた場合、エキドナは全ての選択肢の結果が知りたいのでバッドエンドは疎か些細な違いも回収させようとしてきます。その結果、原作者の長月先生曰く「スバルは三章で5回4んだがエキドナの手を借りれば1万回以上4ぬ」ことになるそうです。
またweb版の「ゼロカラカサネルイセカイセイカツ」はここでエキドナの手を取っていたら、というifルートのお話で記憶が確かなら四章以降の大きなネタバレはなかったように思うのでアニメ二期終了後にでも読んでみることをお勧めします。
このルートのスバルは死に戻ることになんの抵抗も抱かなくなった結果、朝買い出しに行くペトラにその日の天気を教えるためだけに4んだりするようになってます。
また完全に余談ですがエキドナの長台詞は、原作より多少短くなっていた(書籍版では見開き2ページ丸々ぎっしり、これでもwebより短い)とはいえ1発OKだったそうで坂本さん流石すぎますね。
コメントと貴重な情報ありがとうございます。
>エキドナは全ての選択肢の結果が知りたいのでバッドエンドは疎か些細な違いも回収させようとしてきます
やっぱりこうなってしまうのですね…うわぁ………
>エキドナの手を借りれば1万回以上4ぬ
知識欲も度が過ぎると残酷でしかありませんね。
契約を妨害してくれた他の魔女に感謝の念が止まりません!
>坂本さん流石すぎますね
計ったところ約2分ありましたが(長い)エキドナの思考に引きずりこまれるような錯覚に陥りました。
好奇心、欲望、狂気と目まぐるしく雰囲気が変化して後半の畳みかけもすさまじく鳥肌ものですよね。
あと見開き2ページ丸々とそれ以上のWeb版が気になりました…。
「ゼロカラカサネルイセカイセイカツ」のスバルは完全に壊れてしまったような。
天気予報のために1度4ぬって理解しがたい!
エキドナと契約ルートも興味深いのでぜひ読んでみようとおみます。
スバルはエキドナの本性を知っても、彼女と契約するが迷っていました
そのくらいエキドナの知識と何より死に戻りの秘密を共有してる相談役というのは大きかったです
それにエキドナは本性と目的は隠してましたが、明確な嘘をついてないので、全面的な信用はできなくても、やり方次第では上手く付き合っていけるんじゃないかという淡い希望を捨てきれませんでした
だからベアトリスに関する質問の答えに、少しでもベアトリスを思いやる情が含まれてたら、スバルは契約を結んでいたかも知れません
ちなみにエキドナと契約すると最短なら5回の死に戻りで解決できる事件に1万回の死に戻りを誘導させられます
その上で最期には約束通り「誰も犠牲にならない最善の未来」まで到達させます
ただ、ここにも落とし穴があって、エキドナは確かに「スバルが望む全員の命が救われる未来」に導きますが、そこに心の救いは含まれません
そもそも他人の感情を理解できないエキドナと命を優先するあまり心を蔑ろにするエキドナに依存することを選んでしまったスバルには他人の心を救うことができません
ちなみに原作のWeb版のIFルートの一つ『ゼロカラカサネルイセカイセイカツ』ではエキドナと契約した場合の具体的な結果が描かれてます
無料で読めるので興味があったらご一読ください
先の展開のネタバレはほとんどありません
聖域の問題が解決したら、また魔女教との壮絶など戦いになるという当然の流れが明かされるのと少し新しい単語が出てくる程度です
(聖域の問題の解決の仕方が本編と全く違うので、そこはネタバレになってません)
ネタバレ配慮のコメントと貴重な情報ありがとうございます。
やはりベアトリスへの情の無さが決定打だったんですね。
そこは感情を理解できないエキドナのミスだったのかなと。スバルの感情が理解できていればベアトリスに情がある演技もできたでしょうし…。
>「スバルが望む全員の命が救われる未来」に導きますが、そこに心の救いは含まれません
感情が理解できないエキドナには「心の救い」の重要性・必要性も分からないのでしょうね…。
価値観の違いは命取りになりますからエキドナとの契約を断って良かったと、改めて思いました。
>『ゼロカラカサネルイセカイセイカツ』
スバルがロズワール化している(?)と噂の!!
とても興味を引かれるのでぜひチェックしたいと思います!
>あのまま契約していたらすべての分岐を辿るように仕向けられるハメになっていたのではないだろうか
もし、スバルがエキドナと契約をしていたら、スバルは三章クリアに5回4にましたが、エキドナが力を貸してくれた場合は1万回くらい死ぬと長月先生が仰っていました。
また、アニメでは描かれなかったのですが、エキドナの一人称は「ボク」ですが、本当の一人称は「ワタシ」です。原作では、スバルが契約をしないとエキドナを拒絶したシーンから一人称が「ワタシ」に変わります。これまでは、スバルの気を引くためにわざと「ボク」と言っており、本当の一人称は「ワタシ」です。最初からスバルに対して好意的に接していていたのは、すべてが契約を結んで自分の知識欲のためにスバルの死に戻りを利用するためのものだったのです。
コメントとありがとうございます。
アニメではカットせざるを得なかった設定情報、とてもありがたいです。
>スバルの気を引くためにわざと「ボク」と言っており
性別の不一致で興味を引こうとしたのか、ボクっ娘需要で気を引こうとしたのか、どっちなんだろうと思ってしまいました。
制服の件もありますし後者かな…。
>最初からスバルに対して好意的に接していていたのは、すべてが契約を結んで自分の知識欲のためにスバルの死に戻りを利用するためのもの
最初から計算で…それを突きつけられたからこそスバルのあの反応だったのでしょうね。
しかし予想から外れる行動をとるスバルへの好意もあるみたいですが、それだって根本は好奇心と知識欲ですから準類な好意とは言い難いのかな…。
>意識不明になってもなおスバルを支えてくれるレムはやっぱりヒロインなんじゃないだろうか。
実際、カーミラがレムに見えたという事は、あの状況でスバルが最も会いたかったのはレムって事ですしね
スバルはエミリアの前では格好をつけていたいので、素直に弱味を晒す事が出来るのはレムだけなのかもしれません
そんなレムもスバルを不意打ちで撲殺したループも描かれて、まさにスバルにしたら『懐かしい悪夢』
ちなみにラムに対して「スバルくんは呪術で瀕死で助かる見込みが無かったから介錯した」と言い訳してるレムですが、スバルが呪術に侵されてるのに気づいたのは撲殺してしまってからです
(そもそも安楽死させるならトゲ付き鉄球で撲殺するより素手で首の骨でも折ってやった方がいいです 実際、あのループのスバルは全然楽に死ねてませんし)
本当は魔女の残り香がする怪しい人物であるスバルが夜中に部屋を出てエミリアの部屋に向かってた(エミリアを心配して)ので咄嗟に攻撃したのが真相です
また当時のレムは魔女の残り香がのするスバルとラムが仲良くしてることに危機感を抱いてたので、それも早まった行動を後押ししてました
ネタバレ配慮のコメントと情報ありがとうございます。
エミリアとレムを比べるのはナンセンスだと分かっていますが、二人に見せるスバルの態度にはやっぱり違いがありますよね。
弱みを見せられる、というのはかなり大切な事だと思いますし。
>「スバルくんは呪術で瀕死で助かる見込みが無かったから介錯した」
この言い訳がいまいちピンと来なかったのですが、なるほどですね。
スバルへの攻撃は大切な人、ラムやエミリアを守りたい一心だったのか…。
スバル視点では優しくなったり残酷になったりしたけどレムの根っこはいつも変わっていなかった…。
試練や魔女関係で頭がいっぱいになっていますがレムも心配なんですよね。早く目覚めてほしいです。
エキドナは自分の想定を超える行動やリアクションをする人間、自分の好奇心を刺激する人間が好きなので、死に戻りを抜きにしてもスバルに好意があるというのは全くの嘘ではないです
ただ好意があるから今までのスバルへの対応に善意や同情があったかといえばNOで、スバルに対する優しげな態度は経験と知識からスバルに合せてただけで、スバルが死に戻りの告白をした時に泣いてた理由も理屈での推察はできても実感としては理解してません
多兎に食われた直後のスバルの精神を回復させたのも、今回カーミラにレムに変身させてスバルを慰めさせたのも、「あそこでスバルに精神的に潰れられたら、彼のこの先が見れなくなる」と好奇心と知識欲からスバルの存在を惜しんだからです
エキドナにとっては、それも『好意』の一部かも知れませんが
30話で第一の試練を突破したスバルに「殴られても仕方が無い事をした」と殴られる覚悟をしてたのも作者によると「以前にも殴られたことがあるので、自分の試練が殴られても仕方がないモノ」だと知識としては理解してたとのこと
あと恋愛にも興味はある模様
なので好意のあるスバルと恋愛を経験してみたかったようです
恋に恋してると言うには実験めいてますが
コメントと貴重な情報ありがとうございます。
>自分の想定を超える行動やリアクションをする人間、自分の好奇心を刺激する人間が好き
戸惑う姿や可愛らしい一面は素なところもあったんですね。すこし安心しました!
>善意や同情があったかといえばNO、推察はできても実感としては理解してません
エキドナさん、空気を読むぶんにはプロですね。
演技ができるから余計に厄介だな、と個人的には思います。
>あそこでスバルに精神的に潰れられたら、彼のこの先が見れなくなる
素直な好意とは受け取りがたいですし「歪な好意」と言った方がしっくりきますね。
>以前にも殴られたことがあるので、自分の試練が殴られても仕方がないモノ
スバルの他にお茶会に招かれた人、試練を受けた人に殴られたんですかね……。
エキドナにそんな振る舞いが出来るなんてどんな人なんでしょう。
恋愛に興味があるなんてやっぱり乙女!
と思いたい所ですが本当に恋愛感情を抱くまでには至らないんでしょうね…。
ちなみにエキドナも自分の本性が他人をドン引きさせるモノである自覚はあります
だからこそ、ずっとスバルに自分の本心と本性を隠してました
にもかかわらず、ああいう本性丸出しの「告白」をしたのは、他の魔女たちの登場でスバルが自分に対して決定的な疑惑を抱き、いつものように詭弁や欺瞞で誤魔化す事が出来なくなったのと、
なによりも「自分の本心と本性を知ったスバルがどんな答えを返すのか知りたい」という好奇心を、強欲を抑えられなくなったからです
エキドナがスバルの死に戻りを利用して、あらゆる未知を味わい尽くしたいのは間違いありませんが、自分を拒んだスバルがこれからどのような行動をし、どのような未来を紡ぐかにも興味があるという、めげない強欲な奴です
ネタバレ配慮のコメントと情報ありがとうございます。
ドン引きさせる自覚はあったのですね…(笑)
告白した理由の一つにも知識欲、強欲があったとは本当におそるべし。
スバルがベアトリスを選んだ直後、エキドナ声色が変わったのが気になっていました。
が、スバルへの興味は尽きない、という事で彼女は敵になるつもりは無いのかなと思ったり(スバルがどう受け取るかは別として)。
一度目を付けられたら満足してくれるまで、その観察の目から逃れられそうにないですね…。
>意識不明になってもなおスバルを支えてくれるレムはやっぱりヒロインなんじゃないだろうか。
そもそもエミリアは未だにスバルに恋愛感情を持ってません(信頼や親愛は相当ですが)
対して、レムはスバルに割と早期にスバルに恋愛感情を持って献身的に尽くしてますからね
18話を経てもスバルの中の一番がエミリアのまま揺らがないのは、やはりスバルとエミリアそっくりのサテラに何か関わりがあるからではという説もあります
奇しくも、この回の直後の9月25日に発売された書籍版の最新巻の24巻でもレムのスバルへの愛情と厳しさが炸裂してました
コメントと情報ありがとうございます。
エミリアはまだ精神的に幼いですし恋の感情も知らなさそうですよね。
>やはりスバルとエミリアそっくりのサテラに何か関わりがあるからではという説
二人の関係性も謎ですが明かされるのが楽しみですね。
その時、スバルはどんな反応を見せるのかも気になります。
最新刊情報もスルー出来ないですし、原作ではレムは目覚めているのか、眠る前の事なのか……。
レム復活も切望せずにはいられません。
嫉妬の魔女を封印した賢者と英雄と竜の内、「英雄」はラインハルトの祖先の初代剣聖です
また竜剣の「レイド」という名前は初代剣聖の名でもあります
それ以上の詳しい事は不明ですが、初代剣聖は嫉妬の魔女を封印する以前は風来坊だったようなので、竜に授けられた剣か、竜の力が宿ってる剣か、そんな感じだと思われます
ネタバレ配慮のコメントと情報ありがとうございます。
ラインハルトは凄い血筋を引いているのですね(驚
いずれにせよ竜に関連する剣でしょうし選ばれた人間にしか扱えないのだろうな…。
扱うだけでも本人の素質が大きく影響してきそうです。
嫉妬の魔女を封印した時の様子もいつかアニメで見たいですね。
>「英雄にしかなれない」
この言葉は覚えておくといいです
割と重要かも知れない言葉なので
また書籍版では変更されましたがWeb版ではユリウスもほぼ同じ事をラインハルトに言ってます
もちろん状況も言葉に込めた感情も全く違いますが
また、この言葉を口にする前後でパックの口調が変わったのにも注目です
単に激昂しただけとも取れますが、エミリアが4んで世界を滅ぼす決意をしてすらあの口調だったのがラインハルトを前にしたら激昂したのはただ事じゃないように思えます
そもそもパックのラインハルトへの言葉はまるで既知の人物に対するモノであるかのようです
コメントと貴重な情報ありがとうございます。
「英雄」と呼ばれる自分についてラインハルトがどう思っているのかも気になるところです。
天才にしか分からない天才ならではの悩みや苦労があるんですかね。
世界は守るけど一人の少女、僕の娘は守れないんだな、と言う皮肉も込められているのかな思ったり(もしそうだとしてもラインハルトがわざわざエミリアを助ける理由は無いのでパックの八つ当たりになりますが)。
パックとラインハルトは前々から面識があるのか。