『神様になった日』の記事をこちらにまとめておきます。(9話の記事は下にスクロール!)
こんばんは。毎度お馴染み流浪の売文屋、雨琴です。『神様になった日』を担当させていただきます。
とりたてて麻枝准作品を履修してきたわけでもないのでリテラシー低めですが平にご容赦。
全知の神オーディンを自称する少女ひなと出会った成神陽太のひと夏を描いている本作品。
陽太たちが充実した夏休みを過ごしている一方で、鈴木央人らの暗躍もあり、物語は後半に向けて動き始めました。
9話はついに陽太たちと央人につながりができました。今まで伏せられていた謎が次々と暴かれていく。
この機会に気づいたこと、感じたこと、思ったこと考えたことを整理してみようと思います。
世界の終わる日
第1話からくり返し「世界は終わる」と明言されておりました。劇中のカレンダーによると8/31に終わるのかな。
とは言うものの、何をもって世界が終わったとするのか、終わりをどう定義づけるのかが疑問でした。
たとえば陽太の言うように「核ミサイノレのボタンを一斉に押すこと」が世界の終わりだったとして、ボタンを押した瞬間が8/31なのか。
ミサイルが着弾した瞬間なのか。全人類が絶滅した瞬間か、はたまたすべての生命の絶滅とするのか、地球という惑星自体が砕け散るのか、と。
一言で終わりと言ってもいろいろあるわけでしたが。
9話によると真相はひなの生命の終わりとのことでした。
ひなの発言によると「愚かな人類の選択によって終わる」とのことでしたが。
残り日数からして放っておいても8/31に命が尽きるほど具合の悪いようには思えません。
やはり拐われた先で危害を加えられる可能性が高いと予想します。
興梠博士の目的
鈴木央人たちが追っていた興梠博士についてですが。
広範囲の分野の研究成果を注いで、ひなのロゴス症候群を治療し、育てたということなのでしょう。
その最たるものが常温動作可能なチップ型量子コンピュータだったようです。
しかし脳や神経の萎縮はともかく全身の筋肉の萎縮もロゴス症候群の説明の中にあった気がするので、コンピュータだけで寛解させているわけではないのかもしれませんね。
愛を数値化する研究をしていたとの情報もありました。
意思の疎通さえできない状態だったというひなのために、愛というものを可視化し計量できるものにしようと思ったのでしょうか。
CEOの反応から見ても鈴木央人たちは常温動作可能なチップ型量子コンピュータが完成しているというところまでは予想外だったようです。
研究成果に何かしらお金になるすごいものがあるとは思っていたようですが、対応をみると一企業には手に負えないと判断した模様。
全知の神の正体
ひなの持つ全知の力の正体も判明しました。
量子コンピュータの計算による確度の高い予測とは。さすがに量子コンピュータってところは予想外でした。
でも単純な予知とは思えないほど、状況を意のままにコントロールできていたり、逆に冷凍車に閉じ込められたりするなど、迂闊な振る舞いもあるので、本当に量子コンピュータだけなのか気にはなりますが。
誰が神様になったのか
ひなが神様になった日は331日前と明言されております。ではこの作品のタイトルの『神様になった日』とは、誰が神様になった日のことを指しているのでしょう。
ひな曰く興梠博士は神様みたいな人だったそうですし、量子コンピュータを開発し、人体に埋め込んでロゴス症候群を寛解させる偉業は神といって良さそうですが。
今後時系列を遡って興梠博士やひなが神様になった日が描かれるのか。はたまたこの二人以外の誰かがこれから神様になるのか。
タイトルの副題は英文で書かれていますが、その主語は”I”なんですよね。
ここから先は誰がどのようにして、どんな神様になるのかがこの作品の謎になると予想します。
神様になった日9話感想
央人が電脳空間らしきところにダイブしたり、彼の過去が描かれたり、掘り下げられた回でもありました。
科学技術は現実世界より発達しているように見受けられますが、使う人間側の問題は相変わらずなのだなあ、なんて。
陽太とひながお互いの気持ちを伝えられたことは喜ぶべきことだけれど、平凡な高校生にひなの救出劇が務まるのか。
ここからの展開に期待したいです。
拙過去記事もよろしければお読みください。
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