こんにちは。yuuです。
はてさて、有頂天家族2もいよいよ最終回となりました。
前話では怒涛の展開で「本当に次回最終回なのか?!」と思ったほどでした。
まあ結論から言うと
「大満足の終わり」
だったんですけどね。
ハラハラドキドキ
にやにやほっこり
もう感情が追いついていかない!
でも最後は「見てよかったな」って心の底から思えるお話でした。
よかったですよ。ほんとうに。
さて「有頂天家族2」、最終話となりましたが、今回も最後までお付き合いください。
スポンサーリンク最後の戦い
とにかく着陸しなければと思っていた矢三郎の提案で電車は2代目の屋敷へ。
そこには早雲の姿が。
全てを察する矢三郎。
眠っているかいせいをみて驚く早雲。
この期に及んでたぬき鍋目当ての寿老人と天満屋。
激昂した早雲が天満屋に掴みかかっていると、電車から赤鬼の手が。
飛ばされる寿老人。
地獄に連れていかれる天満屋と早雲。
屏風のそばにいたのは弁天だった。
怒涛の勢いで片付いてしまった……。
寿老人、飛ばされた(笑)
天満屋の地獄行きはわかるとして、早雲が地獄に連れていかれたのは、天満屋のそばにいたからなのか、地獄に行くべき悪行をしたからなのか。
地獄に連れていかれたのを見ても不運だと思わなかったので、やっぱり早雲は然るべき場所に連れていかれたのだな、と。
スポンサーリンク2代目と赤玉先生、2代目と弁天
「あなたは本当にそっくりだ」
2代目はかつて弁天そっくりの女性に想いを寄せていた。
修行の身ながら恋をしていた2代目をよく思っていなかった赤玉先生。
叶わなかったかつての想いが恨みに変わったのか。
自分を見る目は自分を見ていないことに気づいていたのか。
2代目と弁天が本気でぶつかりあう。
そして弁天は髪を燃やされ落ちた。
2代目は弁天のことを想っていたと思っていたけど、2代目は違う女性のことを想っていたんですねー。弁天そっくりの。
弁天が気に食わないのはそこじゃないかな、と。
2代目は自分(弁天)を見ているようで全く見ていなかった。
赤玉先生といい矢三郎といい金曜倶楽部のメンバーといい天満屋といい、常に自分が中心、お姫様、高嶺の花、としての扱いしか受けていなかった彼女にとって2代目の行動はプライドをズタズタにするものだったのかな、と。
にしても2代目。
やり方が汚い。
キスすると見せかけて髪の毛を燃やす。
女としては「最低」の一言に尽きます。
燃えてしまった家
地上に戻ってきた2代目が見たものは燃え盛る我が家だった。
「英国紳士」をつくりあげるものが燃えていく様を見て呆然とする2代目。
突然天気が変わり、風が吹き、火が消え、現れたのは風神雷神の扇子をもった赤玉先生だった。
赤玉先生は扇子を捨て2代目に近づき、泣く2代目に
「強うなれ」
といった。
自らの炎で自らの家を燃やしてしまった2代目。
怒り、呆然としたのは燃えてしまったのは家だけではなく今の「2代目」をつくりあげていた英国の思い出たちも燃えてしまったからでしょうね。
赤玉先生が扇子を捨てたのは丸腰アピールで、2代目が泣いたのは燃えた家、丸腰の赤玉先生をみて己の器の小ささ、未熟さを実感したからかな、と。
「強うなれ」と言ったのは赤玉先生の弟子への愛ですよね。
弁天
騒動が一段落し、矢三郎が向かったのは弁天のところであった。
髪を燃やされベリーショートになり顔を見せずベットでふさぎ込む弁天を慰める矢三郎。
「必要なのは狸じゃない」
落ち込む弁天様……。
2代目に2回も負けてプライドが傷ついたのか。
髪の毛が短くなってしまったのがショックなのか。
私的に負けたことより負け方がプライドを傷つけたのかな、と。
キスされると思って怯んだ一瞬に髪を燃やされてしまった弁天様……。
キスされると思ってしまったこと、女の命と言われる髪を燃やされてしまったこと、これらによって「女」のプライドがズタズタになってしまったのかな、と。
その傷を癒すことが出来るのは狸(矢三郎)ではない。
じゃあ誰なのか。
それは例え人間であっても天狗であっても、弁天様と対等な立場にたてるものなんでしょうね。
弁天「様」と呼んでる時点で矢三郎と弁天様の立ち位置は対等ではない。
その事に気づいている矢三郎。
矢三郎の弁天への想いが恋心ならばこれほど切ないことはないですね。
金閣銀閣、呉一郎
檻に入れられてる金閣銀閣。
正月中ずっと呉一郎にしごかれていたらしい。
早雲の行いを謝る呉一郎。
訳が分からない!と怒る海星。
「早雲は地獄の屋台で天満屋とラーメンでもゆがいているさ」
金閣銀閣は相変わらず。(笑)
本物呉一郎はいい感じ。
海星ちゃん、多分早雲のことそんなに好きじゃないんだろうけど、やっぱり実の父だから複雑な心境なんだろうね。
早雲も海星が撃たれたと知った時おこっていたし、それなりに娘への愛情はあったんだろうし。
そしてそういうこと全部をわかって矢三郎は「早雲は生きている」と言ったんだろう。
天満屋とラーメン屋……割とビジュアル的にいい感じと思ってしまった(笑)
矢一郎と玉蘭
ついに祝言をあげる矢一郎と玉蘭。
ガッチガチに緊張している矢一郎。
和装がとても似合う美しい玉蘭。
思わず矢一郎の尻尾も出る。
はいはい。きれいきれい。(笑)
まだ結婚してなかったんかい!ってぐらい玉蘭は終始いい嫁できた嫁でした。
矢一郎が1期よりしっかりして見えたのも玉蘭のおかげ……?
素敵な夫婦
2代目
何もかもなくし、ホテル住まいになってしまったがどこかつきものが落ちたような2代目。
「天狗にはならないよ」
自分の未熟さを思い知ったのか。
それともやはり天狗に恨みがあるのか。
「天狗にはなれないよ」ではなく「天狗にはならないよ」と言っているということは自分の意思で天狗にはならない道を選んだということで。
矢三郎と海星
背中合わせに座るツチノコ探検隊の二匹の元に狸谷不動のおばあちゃんが現れた。
夫婦なの?
おばあちゃんいわく2匹は赤い毛でぐるぐるらしい。
おばあちゃんの問いに
「夫婦になるよ」
と答えた矢三郎。
おばあちゃんを元の場所に返しに行こうとする矢三郎。
服の裾を持ち後ろを共に歩き出す海星。
素敵な夫婦(予定)がもう1組。
矢三郎の言葉はもうプロポーズじゃないのか!
矢三郎の両親の出会いのきっかけにもなったツチノコ探検隊を引き継ぐ?あたりいい夫婦になるのは想像容易。
夫婦なの?と聞かれて
夫婦じゃないわと答えた寂しそうな海星ちゃん。
そのあと「夫婦になるよ」と矢三郎が言ったときの驚く海星ちゃん。
最後に矢三郎の後ろを服の裾を持って歩く海星ちゃん。
海星ちゃんがとにかく可愛かった……。
赤い毛でぐるぐるなんだから波風立てずにいい夫婦になってくれ。(補足参照)
補足
弁天様が寿老人(元は早雲)からもらった龍石を飲み込んだのは、これが天狗にとっての増強剤的なものだかららしい。
それを飲んでも負けてしまった弁天様……。
たしかにあのときの矢三郎は弁天にまだ何かしらの気持ちがあるように感じる……。
おばあちゃんが「波風立てて面白くするのよ」といったのは 弁天との関係に繋がるのかな、と。
アニメでは矢三郎と海星でいい感じに終わりましたけどね。
三期が未定な今はまだこの終わり方がベストか……。
有頂天家族2期12話の感想
終わったー!
怒涛の勢いだったけれどもまとまるとこはまとまって、いい感じに終わりました。
最初から最後までいろいろあったけど
結論=良いお話でした。
本当にこれに尽きる。
調べると全体的に原作とちょこっと違う部分や省かれている部分があるそうで。
アニメが終わった今、原作を読んでみるというのも新たな発見ができていいかもしれません。
三期は原作もまだなのでもちろん未定。
でも弁天様の件、矢二郎と四国の狸、金曜倶楽部、まだまだネタは残っているので期待して待ちましょう。
矢三郎と海星ちゃんがくっついた感じで終わってくれて私は満足です。
三期では是非矢二郎に嫁を。
個人的に有頂天家族2大満足でした。
そしてそんな個人的な意見、考察満載の記事を見てくださってありがとうございました。
面白きことは良きことなり。
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コメント
二代目のあの「天狗にはならないよ」は色んな意味がありそうですよね。
読者、アニメ視聴者サイドの天狗に対する考え方で解釈が分かれそうなものです。
私は、かつて恋慕した彼女、それに似た弁天、父との確執、捨てきれない天狗への矜持、これら全てを嘘で塗り固めていた自分の未熟さに対して”自惚れない”という意味を込めての「天狗にはならないよ」も含まれてるのかなぁ…なんて考えたり。
素敵な感想、全て拝見いたしました。
三期があることを願って。