皆々様こんにちは。
『メタリックルージュ』担当のgatoです。
ちょっとお休みしていたので少々ペースを上げていきましょう(笑)
さて、前回は人形遣い師から奇妙なアプローチを受けながら、ルジュは無事にナオミと合流を果たしました。
一方で、何かと〈コード・イヴ〉に触れられたり、エヴァが不思議な登場をしたり、エデンが〈ネアン〉だったりと、印象的な描写が盛り沢山でしたね。
今回は地球行の連絡船を舞台に、事件が起こるようです。
何が起こったのか、じっくり振り返りましょう。
目次
〈来訪者の〉の元で
冒頭ではジーンが上司のチャウと語り合う場面が描かれました。
個人的に気になったのは、そこで〈来訪者〉について語られていた点です。
チャウはゼ・ノアと呼ばれる巨大な衛星(それとも〈来訪者〉を指す言葉?)を指し、「天空から見透かされている」と語っており、ジーンもそれに同意していました。
第2話の記事でも触れましたが、〈来訪者〉は人類の味方として〈簒奪者〉と戦った経緯はあるものの、人類との関係は必ずしも親密という感じではなさそうですね。
むしろ、人類を見透かす=監視している、上位種的な存在として君臨しているような印象を受けます。
まぁ対立しているほどではなさそうですが…よくよく考えると人類が及ばないオーバーテクノロジーを持つ存在と、フェアに共生できるとも思えません。
〈来訪者〉は人類の味方ではなく、人類を利用して何かをしようとしている(それこそ〈コード・イヴ〉?)存在である可能性もありそうですね。
ところで、チャウはジーンに対し、「あなたが隠れて何をしていようが、あなたを信じます」と告げていました。
あえて見逃してはいるものの、ジーンの独断行動自体は認知しているとアピールしているんでしょうね。
となると、ルジュに実行させている〈インモータルナイン〉のサツ害は、真理部ではなく、ジーンの独断で行っていることになりそうです。
ルジュはもちろん、〈コード・イヴ〉の存在も秘匿されている予感がしますね…。
ある双子
地球行の連絡船では、ルジュとナオミが双子のアエスとアリスに出会っていました。
温和な性格で紙の本を好むアエスと、口が悪くて冷たい雰囲気を漂わせているアリス。
見た目はそっくりですが、性格は対照的な双子です。
…うん、お前ら〈インモータルナイン〉だな!(笑)
何の確証もないですけど!
強いて言うなら、ルジュに敗れて落下するジャロンを、アリスが「汚い流れ星が地獄に落ちていく」と吐き捨てたシーンくらいですけど!
これまで出てきた〈インモータルナイン〉は全員ジャロンを好いてなかったですし、そもそもルジュとジャロンの戦いを傍観していたような素振りを見せていたので、十分可能性はあるでしょう。
ただ、個人的に気になったのが、2人は本当に双子の姉弟なのかという点です。
今回のエピソードでアエスとアリスは一度も同時に登場していませんでした。
どちらかが出てきたら、必ずどちらかがいないという場面ばかりです。
恐らくアエスとアリスは双子ではなく、一人二役…つまりは二重人格の可能性が高いでしょう。
なぜわざわざ双子を演じてるかは不明ですが…。
ところで、アエスは紙の本にこだわっているような一面を見せていましたが、思えば〈インモータルナイン〉は誰もが何かしらのこだわりを持っているイメージがありますね。
サラは歌と少女、アフダルは〈ネアン〉の治療…といった具合に。
ある意味、ジャロンもルジュや「欲望の解放」にこだわっているといえるでしょう。
どこか偏執的な、「屈折したこだわり」を持っていることが、〈インモータルナイン〉全般に見られる傾向ではないでしょうか。
夢から醒めても
冒頭では、ルジュが前回の人形遣い師に見せられた夢について語る場面が見られました。
そこでルジュは、夢に出てきたエヴァを「よく知っているようで知らない人」と「思い出せない」と語っていました。
前回の記事でも、ルジュがエヴァについてあまり触れない点を指摘していましたが…やはりエヴァの存在をルジュはうまく認知できていないようです。
前回の記事では、ルジュがエヴァに関する記憶を消されている可能性に触れていましたが、もしかして当たりなのかな…。
でも、公式サイトによるエヴァが命を落としたのは17年前。
さすがにルジュと面識がある、あったとしても記憶に残っているとは思えないんですよね…。
それにルジュは見た目は17歳でも実年齢は10歳だから、時系列も微妙に合いませんしね。
となると、逆にエヴァの記憶を埋め込まれている可能性もあるのかな…。
地球行連絡船連続サツ人事件
今回はジャロンによって連絡船に乗った人間が次々と命を奪われていくエピソードが描かれていました。
事件について振り返ってみましょう。
入れ替わり立ち代わり
ジャロンの手口は持ち前の変身能力をフル活用し、別人になりすましながら次々と命を奪うというものでした。
狙う相手は完全に無差別。
ただルジュを誘い出すための挑発兼攪乱だったのでしょうね。
いやー、登場時からエグさが目立っていたジャロンですが、今回はとびきりでしたね。
おまけに人の命を躊躇なく、それも遊び半分で奪えるという時点で、ジャロンが〈ネアン〉の仕様を逸脱していることも窺えます。
ところで、ジャロンを見つけるためにルジュとナオミが取った手段は笑えましたね(笑)
ナオミはルジュに化けたジャロンを見抜くためにクイズを出し、答えた方をすぐに攻撃するというもの。
「本物のルジュは賢くない」という理論はさすがに失礼すぎる(笑)
そしてルジュは、ジャロンと同じ体重の乗客を片っ端から殴って正体を確かめるというもの。
男はもちろん、女でも犬でも躊躇なく殴っていくところは…脳筋過ぎてむしろかわいい(笑)
共同捜査
ジャロンがナオミに変身して事件を起こしたことをきっかけに、ルジュとナオミはアッシュ、ノイド262と共同戦線を張ることになりました。
これまで真理部を毛嫌いする態度を見せてきたアッシュですが、自身がジャロンによって負傷した際は、ナオミの拘束を解除するなど、彼女にジャロンの追跡を託す姿を見せていました。
犯人逮捕のためなら、個人的な蟠りを捨てて使命を果たそうとするアッシュの男気が感じられますね。
結局ナオミにあっさり銃を奪われて苦虫を嚙み潰していましたが(笑)
それに、アッシュは〈ネアン〉を嫌っている素振りを見せていますが、部下の〈ネアン〉に対して辛辣な態度を取っているわけではありませんでした。
ノイド262に対しても、皮肉をいいつつも、機械的な対応をする彼をやんわりと諫めるなど、年上らしくリードしている一面を見せています。
こういうところを見ていると、アッシュはあくまで〈ネアン〉が苦手なだけであって、差別するほど嫌悪しているわけではないことがわかりますね。
そんなアッシュですが、終盤ではルジュの正体が、自身が追っていた紅いグラディエーターだと知ります。
ここから先、アッシュが一気に物語の核心に触れていく展開になりそうですね。
相棒のためなら
今回のエピソードで印象的だったのが、逮捕されたナオミを助けるためにルジュが奮起する場面でした。
第4話以降、互いに「やるべきことを、やりたいようにやろう」という風に盛り上がっていましたが、それがきっかけで一段と絆が深まったようです。
あそこまで真っすぐとナオミを助けるために動ける点は、年相応なひた向きさの表れでしょうか。
ジャロンに一本取られたことの悔しさもありつつも、第2話時点でナオミのやり方に文句を垂れていた頃と比べると、ルジュはかなりナオミを信頼していることが窺えます。
ただ、それが最後で裏切られることになりますが…。
黄泉のジャロン
正体を現したジャロンはグラディエーターに変身し、連絡船の外でルジュと戦うことになります。
そこでジャロンは衝撃の事実を口にしていました。
ルジュの生みの親であるロイの命を奪ったのは、彼女に変身したジャロンであると。
第2話の記事で真犯人は別にいると触れていますが、どうやらその通りだったようで…。
というか、そもそもジャロンはルジュに変身していた場面もありました、普通に考えたらそうでしょうね(笑)
ロイの命を奪った理由までは口にはしていませんでしたが…〈アルター〉の目的と関係あるんでしょうか。
この辺りは現時点ではまだ何とも言えませんが…少なくとも〈アルター〉は〈コード・イヴ〉の発動には興味がない、あるいは〈コード・イヴ〉について何も知らない、あるいは〈コード・イヴ〉の発動に避けているという可能性はありそうですね。
何はともあれ、さんざんルジュを苦しめたジャロンですが、彼女の反撃で両足を切断されて落下…そのまま地球に落ちていきました。
ですが、あの様子だと…絶対生きていますね(笑)
というか、イド回収できていないし(これはルジュのミスっぽい)、また出てくるでしょう。
裏切りのナオミ
無事にジャロンを追っ払って事件を解決…かと思いきや、突如現れた守護局の人造種監査部(漢字合ってるかな?)によってルジュが拘束される展開に。
おまけに拘束を指示したのは、他ならぬナオミでした。
冒頭でチャウが真理部にいるスパイについて触れていましたが、まさかナオミだったとは…。
これまで相棒として強く信頼始めていたルジュの気持ちを考えると、やりきれないですね…。
でも、これが第4話でジャロンが触れたナオミの秘密の正体だとしたら…ちょっとあっけない印象が。
別に真理部に属していようが人造種監査部に属していようが、ジャロンにとってはあまり大した問題じゃない気がしますし、「面倒」と評して手を引くにたり得る相手になるとも思えない。
ジャロンが気づいたナオミの秘密は、もう少し別の事柄のように思いますね。
それにオペラが指摘した「同じ匂い」と絡むとも思えませんしね。
むしろナオミが〈ネアン〉の類だった場合、彼女が人造種=〈ネアン〉の監査を行う部署に属している方が、なかなか意味深な感じがします。
『メタリックルージュ』第6話感想
ルジュとナオミがジャロンに振り回されるエピソードでしたが、ラストのどんでん返しが衝撃でしたね。
いい感じにバディになってきたルジュとナオミですが、いきなりコンビ解消の危機に陥るとは…。
次回以降が急展開になりそうです。
ところで、第2話に出てきた夫婦と〈ネアン〉がまた出てきたのはちょっと面白かったですね。
特に〈ネアン〉の方!
あの人CFNの一員のようだったのに、無事に帰ってきたんですね。
あのおじさんも口や態度はでかいですが、そんな悪い人じゃない感じがします。
奥さんも奥さんでちょっとしたたかで、いいキャラをしていましたね。
さて、余談が過ぎましたが、次回からは一気に物語が加速しそうな予感がします。
第7話も注目ですね。
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